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現役時代はこんな感じ

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初公開! ではありませんが、現役時代の写真です。鈍足、不器用なフルバックでした。藤島大さん的に言うと「きわめて才能の制限された選手」だったので、努力を怠るとすぐダメになりました。現役時代は177cm、75㎏くらいだから、今思えばサイズも大したことないよね。あえて言えば、キックに対するフィールディングと、タックルは良かったなぁ。ちなみにこの写真は写真立てに入れたらガラス面に貼り付いてしまい、抜け出せなくなっちゃった可愛そうなヤツなんです。怖くて引っ張れない……。

神戸製鋼に来るショーン・ウェブについて、少し情報があるので、紹介したい。ウェブは正確なプレースキックを誇るSO(本人はFBを好む)で、一昨年はカンタベリー代表で2試合出場、昨年はオタゴ代表のSOとなる。今季はスーパー12のハイランダーズ入りを狙っていたが、日本へ。カンタベリーから、キャメロン・マッキンタイヤ、ベン・ブレアが移籍してきたため契約が難しくなったことも要因か。この経歴は、アンドリュー・ミラーにそっくり。ミラーも、スーパー12の地元チーフスになかなか選ばれず、クルセーダーズへ動き、クルセーダーズにはNZ代表マーテンズがいて出場機会に恵まれず、そのあと日本に来た。ウェブはまだ23歳と若いのだが、NZでは、この世代にはいいファイブエイス(SO、インサイドCTB)が多い。前述のマッキンタイヤ、ハイランダーズのニック・エヴァンス、ブルースのルーク・マカリスターなどだ。ウェブが、このあたりの選手と同等の力を持つなら、日本のディフェンダーを翻弄する走力があるはず。プレースキックも正確となると間違いなく活躍するだろう。

あれ? なんか、普通の記事みたいに書いちゃった。ということで、僕のことは写真の通り、現役時代はやせております。先日、ラグビープラネットのゲストに、東芝の冨岡鉄平キャプテンが来てくれたときのこと。
「村上さん、けっこうデカイですね。大型FBだったんじゃないですか」
 かなり嬉しいコメントだったのだが、大きくなったのは会社入ってからなんだよねえ。

 フルバックのことを2回続けて書いたら、選手時代のことをたくさん思い出した。ライン参加のやり方も人それぞれで、大きく弧を描くように長い距離を走って行くタイプと、CTBの後ろに隠れていて、入る瞬間に顔を出して短い距離で加速するタイプがいる。いずれにしてもディフェンダーに入ってくる位置を読まれないように入るのがコツだった。そういえば、高校生の頃、FBにパスする側のCTBの動き方を元日本代表FBの萬谷さんに習ったことがある。オールブラックス・ジュニアを破った時のFBだ。要するに「FBの走るスペースを作ろうとし過ぎるな」ということだった。マークの選手を自分に引きつけようとして鋭く向かっていくとかえって流されてしまう。それより、フラフラと横走りして、相手に捕まえるチャンスだと思わせてタックルされたと同時くらいにパスを浮かすと、ライン参加の選手がものの見事に抜け出せる。つい先日のシックスネイションズでも、ウエールズ代表CTBのヘンソンがやっていた。
 
 ダメだ。またいつまでも書き続けちゃう。きょうは、このあたりで。
 瑞穂のタックラーさん。矢野さんが、ガメラに出ていたのを知っているなんて、ただ者ではありませんな。

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    コメント

    矢野さんについて。かなり前にキョンキョンと緒方直人主演のドラマ「愛するということ」で、緒方直人の同僚役やってましたよね?先日スカパーの再放送で発見しました!あまり変わりませんねぇ。

    投稿: ちぃ | 2005年3月14日 01:24

    村上さんの現役時代、フィールディングとタックルに加えてボールをもらう際の瞬発力も結構あったと思います。練習で良くても試合で力を出せない選手が多かった中、逆のタイプだった様な気がします。

    投稿: 金丸健介 | 2005年3月13日 17:30

    ウェブの情報、ありがとうございました。ミラーに経歴が似ているってことは、かなり期待しますね。何がなんでも、活躍してもらわなくちゃ。

    ところで、現役時代は細かったんですね。
    >鈍足、不器用なフルバックでした。
    またまた、ご謙遜を。いいプレイヤーだったって、聞いたことがありますよ。
    それにしても、革のボールが“時代”を感じさせますね(笑)。

    投稿: サファイヤ | 2005年3月12日 21:47

    こんばんは。詳しいウェブ情報ありがとうございます。確かに現在のNZのSO・FBはクルセーダーズのカーターを頂点に層が厚いですもんね。NZで控えに甘んじるのなら別の国でコンスタントに試合に出たい、という気持ちが7人制代表選出を辞退してまでの日本行きにつなかったのですね。クボタがとったロフみたいにメジャーな選手じゃないけどファンとして期待します。
    FB論に続いてはCTB論ですか。実は私、一番好きな選手が神戸の元木選手のくせに恥ずかしいことに12番と13番がどう違うのか(求められる役割や適性など)すらいまいちよく分かっていない超ド素人なので難しい理論に入る前に軽く基礎に触れていただけるとありがたいです。

    投稿: 神戸ファン | 2005年3月12日 18:39

    こんばんは。いつも村上さんの解説を楽しみにしています。FBの話しは大変興味深いものでした。
     突然ですが、近代ラグビーではディフェンスが組織化され、限られたスペースをいかに効果的に使うかが重要だと思うのです。そういう意味で、朽木さん、平尾さんのように、縦横のスペース感覚に優れていて、長短のパスを自在に放れるCTBの選手が日本代表にも必要かと思うのでが・・・。
     そこで、村上さんお薦めのCTBの選手、または、理想のCTBについて、お話を聞かせて頂きたいのですが。お願いします。

    投稿: 秋田のラガー | 2005年3月12日 18:14

    村上様
    現役時代の写真かっこいいですね!
    私は今はフランカーですがFBあこがれたんですよねー。
    個人的にはマイクキャットが好きです。
    なんかMI6のエージェントぽいでしょスーツ似合いそうで。
    それと病み上がりでしょうからお体お気をつけてくださいね。

    投稿: takacyonbo | 2005年3月12日 16:42

    村上さん、リクエストに答えていただきありがとうございます。写真を見ると、首から肩にかけての筋肉が隆々としてますよね。相当、ウェイトトレーニングを積んだのでしょうね。ヘラクレス軍団ですし。
    せんえつながら、私もFBで長年プレーした経験があり、私の粗末なプレーでチームメイトに大きな不安を与えたこと、逆に、好プレーでチームが奮い立つこともありました。FBというポジションのおかげでいろいろな経験をさせてもらえました。私も現役引退し10年になりますが、今でも、試合のことを思い出さない日はありませんし、ときどき夢にも出てきます。村上さんにも、一生の思い出になる試合もあったことだとも思います。
    ところで、村上さんの体の中で、ラグビー熱は、体調不良をふっとばしたのでしょうか?

    投稿: No.15 | 2005年3月12日 13:55

     村上さん名指しのお褒めの言葉ありがとうございます。いままで矢野さんは1アナウンサーと思ってましたが、映画ローレライに関する樋口監督特集でガメラ見たとき似た人いると思ったらクレジットに「矢野」さんの名前があったので、ピンときました。矢野さんっていったい何者ですか?プラネットで教えてもらえたら嬉しいですね。ではまた

    投稿: 瑞穂のタックラー | 2005年3月12日 12:56

    村上さん、こんにちは。
    現役時代の勇姿の公開ありがとうございます。
    僕も富岡キャプテンと同様に大型FBだったと
    思っていたのでシャープで驚きました!

    連日のFBの話題、とても面白いです。
    僕の一番好きな選手はクリスチャン・カレン(愛蘭に
    行ってから未見ですが、怪我したそうで心配です)
    と村上さんと好みは違いますが、ラグビーで一番
    憧れるポジションはFBですね。

    投稿: 軍曹 | 2005年3月12日 11:57

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