« ワールドユース5日目 | トップページ | お薦めマッチ_0506 »

ワールドユース最終日

050505-184653

最終日の決勝戦で、オーストラリアのサウスポートスクールを下して優勝したのは、NZのクライストチャーチボーイズだった。

初戦の怪我から復帰したキャプテンのCTBベイトマンが大活躍した。この選手は、17歳にして南アフリカで行われたU19世界大会のNZ代表に選出され、決勝戦にも出場した。将来、大物になるかもしれない。ステップも切れるし、スピードもある。男前だし(僕は男前好きである)、プロになったら人気もでるだろう。まずは、クルセイダーズを目指すみたいだ。

クライストチャーチボーイズは、元日本代表キャプテンのマコーミックも卒業していて、オールブラックスのダニエル・カーターや、アーロン・メイジャーもOB。ほんとによく整えられたチームだった。スクラムは強い、パスワークはいい、個々に突破するのではなく、ボールをうまく動かしてオーバーラップを作っていく。日本で言えば、啓光学園みたいなチームだった。コーチングがいいんだと思うなぁ。

050505-184517

2位グループの決勝で伏見工を破ったアイルランドのブラックロック・カレッジは、僕の中でのベストチーム。体は小さいんだけど、とにかく骨惜しみせず走り回るし、気合いの入り方が桁外れ。アイルランドのチームって、こうなんだよね。その中でも出色の活躍をしたのが、キャプテンのフィッツジェラルド(写真は、小林深緑郎さんがインタビューしているところです)。CTB、FB両方こなすけど、すでにアイルランドのU18には選ばれていて、おそらく順調にシニアレベルでも代表になると思う。アグレッシブな突進と、一対一で絶対抜かれない防御能力に感心した。

日本ですごかったのは、やっぱり啓光だった。3位グループの決勝は、東福岡との対戦で、観客がもっとも注目したカードだったのだが、前半0-14とリードされながら試合終了間際には逆転PGで勝った。啓光がすばらしいのは、冒険的に攻め続けるところ。前半はミスばかりで劣勢だったけど、後半は結局それが生きて逆転できた。手堅くならないところが、勝ち続ける要因なんだと思う。東福岡のCTB宮本選手のスピードは魅力がある。いい選手に成長するだろう。

日本勢のことで、ちょっと気になったのは、モールのトライが多かったこと。あと、攻めあぐねてのキックも多かった。バックスに回すと、孤立してターンオーバーされるから、近場勝負になる。日本がこれでいいのか? って疑問を感じた。素早いパス回しの点でも、日本勢は遅れをとってる。ジャパンが手本を示さないといけないんだと思う。

というわけで、サニックス・ワールドユース交流大会のレポートは終了です。僕自身も楽しめました。この大会は、会場のグローバルアリーナに、宿泊施設はじめ、すべてが整っている。こんなに見事に組織化された大会は世界でも珍しいようだ。各国協会の役員も招待されており、これはW杯開催を後押しすると思う。そういえば、この大会中もさかんに、W杯招致の署名活動が行われたのだけど、南アフリカのサポーターの人も署名してくれたらしい。「サッカーと2年続けては、いらないよ」って。嬉しいね。

この大会の様子は、JSPORTSにて、5月21日、22日の両日、午後7時から8時までパート1、パート2に分けてハイライトで放送される予定。

|

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • « ワールドユース5日目 | トップページ | お薦めマッチ_0506 »

    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    サニックス・ワールドユースようやく、観ました。

    一番思ったのが、ラグビー先進国の高校生達は、もう既に先を、しかも、はっきりと見据えていると言う点でした。
    地元のクラブチーム、州のチームへ行ってラグビーをする、大学へ進んで代表になりたい、など選択肢の多さに、先進国ラグビーの未来に明るさを感じました。
    日本の現状では、大学でプレイする(しかも数校の有力校)以外、その先の道はほとんど無い。これは悲しいし、夢がない。
    はやく、日本の高校生にも、そういう選択の余地が生まれたら良いなと、つくづく思いました。
    また、先を見据えてると言うことは、コーチ陣も一緒で、高校時代には、一定のラインまでを教え込む、何処のカテゴリーへ行っても恥ずかしくないよう、最低限のところまで教えると言うことで、統一しているのではないのでしょうか?どこかのコーチが仰ってた『高校のコーチは、毎年同じ事を教えるだけだよ』と言う言葉に集約されているように思います。ここに、先進国の強化体制の一端が見て取れるような気がしました。(啓光、東福岡のDNAも同様なのでしょうが・・・)

    次に思ったのは、短期間でも、こうした交流は、きっと、参加した全ての高校生を急速に成長させるのでは?と言うことです。こればかりは、ダイジェストでは分からないので、来年、観に行くまで結論を待つか、どこかで村上さんに触れてもらえるまで待つか・・・待ってますので、菅平取材の辺りで、触れて頂けることを期待してます。

    最後に余談ですが、ハカに対抗した大工大の部歌も観たかったです。
    ラグビー独特のイベントであり、プレイヤーの高ぶり、結束、闘争心を奮い立たせるの必要、かつ、観てる方も熱くなるイベントですから。

    これだけいろいろ感じさせてくれて、サニックス、JSPORTS、そしてこのブログありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

    長々とスミマセンでした。

    投稿: J.デービス | 2005年5月30日 17:52

    いつも更新ご苦労様です。そして、情報ありがとうございます。

    今回の大会は国内高校ルールの30分ハーフで、1.5メートルルール等だったのでしょうか?
    野暮ったい質問だとは思いますが、お答え頂けたらと思います。

    投稿: J.デービス | 2005年5月 7日 01:44

    コメントを書く



    (ウェブ上には掲載しません)


    コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



    トラックバック

    この記事のトラックバックURL:
    http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86642/3999608

    この記事へのトラックバック一覧です: ワールドユース最終日:

    » サニックス ワールドラグビーユース [りんどうヤングラガーズ]
    りんどうYRのOB、厨くんも出場してました。 [続きを読む]

    受信: 2005年5月 6日 10:28

    « ワールドユース5日目 | トップページ | お薦めマッチ_0506 »