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熱き3試合

6月25日、注目の3試合。とりあえず全部観た。どれも熱かった。簡単に感想を。

◎NZ代表オールブラックス○21-3●ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ

オールブラックスの快勝。雨、雹が降りしきる厳しい条件だったけど、ボールを動かすスピード、FW第三列の運動量などかなり違っていた。NZのウィリアムスとジャックの両LOは凄いね。よく働く。ライオンズのほうは、いったい何をしたかったのか、よく見えなかった。4年前のチームのほうが意図が見えた気がする。開始早々にキャプテンのオドリスコルが肩を脱臼したのは確かに痛かった。これについては、ライオンズ側はウマンガとメアラムの危険なタックルを主張しているが、さてどうなるか。主張が認められれば、2人とも出場停止の可能性もある。ただし、オドリスコルの退場だけが敗因とは思えない。ウッドワード監督、このままいったら3連敗もあるぞ。頑張れ。

◎南アフリカ代表○27-13●フランス代表

南アの強いタックルが炸裂した。特に、CTBデヴェット・バリーのタックルは凄かった。相手の手も足も一度に殺すタックルはフランスのチャンスをつぶした。フランスは、前半こそボールを意図的に動かしたが、ミスが多く次第にリズムを失った。それも、南アの選手達が、フランスの頭脳であるSHヤシュビリにプレッシャーをかけ続けたからだと思う。一緒に解説した辻高志選手もしきりに言っていたが、南アの選手はほんとにサボらない。そして「目を開けてタックルしている」と。タックルして、ボール奪って、また走り出す。次を見ていないと反応できないもんね。だけど、フランスも悪くない気がする。2テストで多くの選手に経験を積ませることができたし、ミスも果敢にボールを動かす中でのことだった。ターンオーバーから一気に持って行かれたアンラッキーなトライもあったが、苦しい流れの中で集中力は最後まで保った。つくづくフランス・ラグビーは難しい。強いタックルの前でラックを作らずにパスをつなぐのは並大抵のスキルでは無理だ。でも、それにチャレンジし続けている。2007年のW杯優勝に向けて着々と準備を整えている感じがした。

◎早稲田大学○19-7●関東学院大学

早稲田が春の大一番を制した。FW強いね。さすが清宮監督である。セットプレーで上回ったのは直接の勝因だろう。NO8佐々木キャプテン抜きでの快勝には意味がある。今年の早稲田の課題は、HB団のところだと思っていたが、FWが押し勝てれば、SH矢富、SO久木元の攻撃力が生きる。関東学院は、ラインアウトの修正が必要。全般的に反応が遅れていたね。この差が夏の練習試合までに開くのか縮まるのか注目である。

◎劇団民藝の『山猫理髪店』観ました。
主演の大滝秀治さんを観たくて行ったのだが、客席には人生の大先輩が多かった。勉強不足でほのぼの系の芝居だと思っていたら、本筋に流れる物語はかなりシリアスだった。もちろん、笑えるところはたくさんある。作者の別役実さん、尊敬します。セリフで故郷に帰る女性に娘が言う。
「もう何もないのに、なぜ帰らなきゃならないの?」
「何もなくても帰らなきゃならないのよ」
正確なセリフではないけど、こんな趣旨だった。もの凄く感動してしまった。

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    コメント

    こんにちは。見明です。
    別役さんの芝居を見られたとか。
    藤島大さんも昔、見ていた
    東京タイムズ運動面連載の
    「越境シンドローム」に別役さんが
    ラグビーについてコラムを載せてました。この連載は、後日「越境スポーツ大コラム」(TBSブリタニカ刊)で本になりましたが初版で絶版になりました。私もこのコラムは東京タイムズ運動部記者時代に著者を何人かおねがいして書いてもらいました。
    ラグビー関係ですと仏文学者・豊田さんなど何人か寄稿されています。
    ご興味あれば手元にある本、お貸しします。私がお願いしたのへ白夜書房・末井さんや、アートディレクター・浅葉克己さんなどでしたが、、。

    投稿: 韓国ラグビー見明(みあけ) | 2005年6月27日 12:33

    村上さん。いつも拝読しています。ラグビー以外のお芝居の話をいつも感心しています。小生もラグビー観戦派ですが、映画とお芝居を楽しみにしています。やっぱり、いろんなものに触れるっておもしろいですよね・・・早稲田・関東戦を観戦しました。早稲田でFLで出場していた新人・豊田選手の動きにはまってしまいました!!このままLOからのコンバートもおもしろいかも・・・

    投稿: たかし | 2005年6月27日 10:43

    関東学院と早稲田の試合を拝見
    いたしましたが、藤島大さんが
    おっしゃっていたように、審判に対するリスペクトが足りないのでは
    ないでしょうか?ジャッジには
    不平不満はあっても、下したことに
    冷静な対応をしてもらわないと
    試合自体がコントロールできずに
    ラフプレイが増長されますから。

    投稿: はちべい | 2005年6月27日 09:47

     シマッタ(泣)
     昨日からちょっと出ていたので、録画した分をさあこれから見ようと思ったらいつもの日課でココを覗いてしまった。
    せっかくの楽しみが(自分が悪いのですが)大失敗です。推理小説を読み前にトリックと犯人を知ってしまったようなものです。あーん。
     もし希望を聞いていただけるならこれから結果は下のほうに書いていただけませんか?
    そしたら次回からは結果見るのを思いとどまることができると思いますので。
     あと霜村さん、次期ジャパン招集時には桜の元に集まってきて下さいね。

    投稿: 瑞穂 | 2005年6月26日 15:51

    こんにちわ!霜村です。いつも愛好日記、楽しく読ませてもらっています。僕は今、NZのクライストチャーチにいます。昨日のALL BLACKS VS BRITISH & IRISH LIONS のゲームをJADE STADIUMに観に行ってきました。ハカ、すごかったです。いつもTVで観ている何倍も迫力がありました。試合は途中、雨、ヒョウが降ってきて、さすがにあのレベルでもミスはありましたね。出来れば、晴れていて、いいコンディションでの試合が観てみたかったです。
    先週はALL BLACKS の公開練習がありそれも観にいきました。やっぱり、違いますね。公開練習だっていうのに、そして月曜日の3時なのに観にきていた人の数は、トップリーグの試合、もしくはそれ以上いたかもしれません。それくらいこの国の人は“ラグビー”なんだなと感じました。もちろん、昨日のSTADIUMも街もすごい人でした。
    日本では、早稲田対関東もあって、そっちも気になっていました。結果は、僕は残念でしたけど、これからに期待します。


    投稿: 霜村 誠一 | 2005年6月26日 10:21

    村上さんの言うとおり!、南ア
    CTBバリーのタックルは世界最強
    ですね。そして彼は壊れないす、凄
    い!。
    早稲田対関東学院は早稲田のFW
    は成熟してます。強い!。関東の
    PRの選手はラガーマンとしてちょっと
    ・・・と感じましたね。

    投稿: 91卒ジャガー | 2005年6月26日 09:43

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    » 大学2強対決! [RIKIMARUBLOG]
    昨日、横浜で関東学院大学vs早稲田大学の 春のオープン戦が行われた。 ここ4年、 [続きを読む]

    受信: 2005年6月26日 19:42

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