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ドキドキ読書

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月曜日(7月25日)に発売される「ラグビークリニック」が届いたので、ちょっと読み始めたら引き込まれた。僕みたいなラグビー好きには、たまらん内容である。

僕は早大の清宮監督の巻頭インタビューをしているのだが、自分で書いたのに改めて感心して読んだ。「シークエンスよりセオリーが大事」という言葉は至言だ。つまりは、パターン化された連続攻撃より、状況に応じたセオリーが大切だということ。相手のWTBがタックルしてきたら、どう攻めるか。WTBが大幅ゲインした時は、どう展開するか。早稲田のセオリーの考え方はとても勉強になる。

天理高校で18年間監督を務めた田中克己さんの話も深い。「攻撃だけの練習はひとつも作らなかった」という具体的な練習の話から、子供達を大人にするためにあえて上下関係を厳しくするなど、教育論的な話まで。96年頃にはすでに、ピラーディフェンスを独自に採用し、ポスト、フローターといった今なら当たり前の用語も作っていたそうだ。伝統校のなかでは、めちゃくちゃ進んだ指導が施されていたわけである。

新日鐵釜石の黄金時代の仕掛け人の一人である市口順亮さん(現・京都大学ラグビー部監督)は、チーム作りの順番を語り、釜石には「ラグビーは球技である、という信念があった」と言い切る。だから、釜石はFW選手までパスが上手かったのである。ドキドキしながら読み進んだ。

多くの指導者や元日本代表選手が語っているのは、結局、自分たちにできることをシンプルに徹底するということだ。現場の指導者の方には、ぜひ読んでもらいたい内容だ。箕内選手と辻選手のサイドアタックの解説や、下井レフリーの分かりやすいルールの解説もあるので、観戦者にもお勧め。ラグビーへの理解が深まります。

「ラグビークリニック」と同時に紹介しておきたいのが、株式会社ロッキング・オンから発行されている「月刊カット(Cut)」8月号だ。V6の岡田准一さんのロングインタビューが掲載されているのだが、その中にラグビーに関するコメントがある。これがいい感じなのだ。男前好きの僕は、こういうインタビューもときどき読んでいる。岡田少年は中学時代にラグビー部に入るのだが、それが、サッカー部や野球部は勧誘が凄かったのに、ラグビー部だけは何も言わず、タックルマシーンに手を骨折した先輩が座っていたと、他の部とは全然違う空気に惹かれたと書いてある。素晴らしく熱い監督のこともあるけど、僕がここであんまり書くのはいけないですね。興味ある方は買って読んでみてください。岡田くんは、かっこいい。超ロング・インタビュー、面白いよ。

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    コメント

    岡田准一君が通っていた中学校は私の母校でもあります。私の在籍当時はラグビー部のラの字もありませんでしたが・・・
    私と近い世代での同校のOBはハイヒール・リンゴ、ミスターちん、森脇健司などがいます。(お笑いばっかりかい!)

    投稿: マスターK | 2005年7月25日 01:07

    こんばんは~。
    テーマとは関係ない話になってしまうのですが、
    先日、映画版「スクールウォーズ」見ました。
    最後のエンドロールの中に「村上晃一」という名前があったのですが、
    あれは村上さんのことなんですか~?
    もしそうであれば、幅広いところで活躍されてるんですね(>_<)

    投稿: toshipon | 2005年7月24日 23:37

    村上さん
    毎日楽しく愛好日記を読ませて頂いています。
    ちょっと話がずれてしまいますが、ずっと気になってることがあるので、ご存知でしたら教えて下さい。
    世界最古のスタジアムであるアイルランドのランズダウンロードが改修されるという情報がありますよね?
    そこで知りたいのは、いつまで現在のスタジアムを利用するのでしょうか?
    出来れば改修前に一度見に行ってみたいので、教えて頂けると幸いです。
    今のところ、来年のシックス・ネーションズもランズダウンロードで予定されてるみたいですが…。
    もしかしたら、それが最後のチャンスなのでしょうか?
    村上さんか小林深緑郎さんなら、きっと知ってますよね??
    よろしくお願いいたします。

    投稿: マイ | 2005年7月24日 16:48

    ラグビークリニックは、どのテーマも興味深いですね。清宮早稲田のセオリー、天理高校のピラーディフェンスの採用、釜石のFWまでもがパスが上手かったなど、さわりを読んだだけでも、すでに「ドキドキ読書」です。それに箕内、辻両選手のサイドアタック解説、下井レフリーのルール解説は、プレイヤーでない私にとっては勉強になり、ありがたいです。あした本屋に走りますね。

    ところで、きのうの新聞の夕刊に、NHK朝の連ドラ「ファイト」に出ている、太郎役の瀬川亮のことが掲載させていました。なぜこの記事に気づいたかというと、「ラグビー」という文字が目に入ってきたからです(笑)。私はこのドラマは見ていないのですが、この方、高校の時に神奈川代表で全国大会にも出たそうです。ご存知でしたか? あ、村上さんにとって、瀬川亮は男前の部類に入るんですか(笑)?
    http://www.thirdstage.com/segawa/profile.html

    投稿: サファイヤ | 2005年7月24日 12:42

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    » なぜ、ラグビーが好きなの? [ココロミ]
    えー、もう再開? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、はい、もう再開です(笑)。 「コベルコラグビーフェスタ」だよ~ん - 3」は、後日アップ予定です。待っててね。 さて、今回はブログ再開記念(?)として、ラグビーファンにお尋ねします。       あなたはどうして      ラグビーが好きなの?      ラグビーの魅力って何? なぜこんな質問をするかというと、ブログをお休みしている間も、他の方のブログは読んでいたのですが、そうしたら、THIRDROWさんの「ラグビーって」という... [続きを読む]

    受信: 2005年7月26日 23:09

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