« ラガッツが熱い | トップページ | ドキドキ読書 »

緊張の金曜日

暑いのは苦手である。僕の仕事場は自宅の二階なのだが、太陽に照らされた屋根の熱気がそのまま伝わる感じで、思いっきり汗をかきながらパソコンに向かっている。クーラーはあまり好きではないので時々入れて涼んでいる。ふ~っ。

さて、金曜日の午後、日本ラグビー協会の新しい副会長に就任された和田文男さんにインタビューした。これは8月に発行される協会機関誌に掲載されるものだ。和田さんは京都大学ラグビー部のOBで住友商事では副社長を務められ、今は人材派遣の株式会社パソナの特別顧問をされている。大手町のオフィスに伺ったのだが、ドラマに出てきそうなオフィスで緊張した。僕はフリーになって8年目、適当に生きているからきちんとした会社は緊張しまくりである。話はとても面白かった。僕が興味をひかれたのは、和田さんが京都大学4年生でキャプテンを務めたとき、星名秦さんが監督だったという話だ。星名さんといえば、66年(昭和41年)、日本協会が代表チームの本格強化を始めた時の最初の技術委員長であり、大西鐵之祐さんと一緒に68年(昭和43年)オールブラックス・ジュニアを破った日本代表の礎を作った人だ。海外の最新の技術書を翻訳し、日本ラグビーに伝えた伝説的な人物でもある。その星名さんに、和田さんはCTBとしてのテクニックを仕込まれたそうだ。ボールを受ける前に動いて相手を翻弄するプレーは、面白いように抜けたという。ボールを受ける前に、スライドするように外に走り、いったん止まってまたずれる。そしてボールを受ける瞬間に縦を突くと簡単に抜けたそうだ。そういう動きのできるCTBは今は少ない。継承されていないのは残念な気がした。しかし、とても興味深い話だった。またゆっくり聞きたいなぁ。副会長としても、マーケティングの面などでかなり行動派として頑張ってもらえるように感じた。

きのうのコメントに「なぜ日本には南半球の選手が多く、北半球の選手は来ないのか」という主旨の質問があったが、これはプロ化のシステムの違いによるところが大きい。南半球のプロ選手は、各協会と契約している。たとえば、スーパー12のクルセーダーズはカンタベリー協会との契約という具合に。つまり、南半球のプロ化は基本が地域代表選手以上であり、かなり活躍の場が限定されている。クラブレベルでは報酬を得てもそれで生活できるレベルではない。一方の、フランス、イングランドは、クラブがプロ化しているので、プロ選手の活躍の場が広い。NZや南アの選手もイングランドやフランスに渡るワケである。もちろん経済の問題もある。日本の企業ラグビーの外国人選手への報酬は世界的に見ても高額で、その上、比較的試合数が少なく肉体的負担は軽い。南半球の選手にとっては、スーパー12クラスでも日本に来たい選手が大勢いる。

簡単に説明しましたが、きょうは、こんなところです。って筑紫テツヤちゃうねんから。

|

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • « ラガッツが熱い | トップページ | ドキドキ読書 »

    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    こんにちは。
    毎日楽しく拝見してます。

    個人的なことで申し訳ないですが、
    HP作ったので見に来ていただけたらうれしいです。
    ブログのところで、
    日本ラグビーについても書かせてもらってます。(まだまだ拙い文章ですが…)
    みんなで語り合えたらいいなと思います。
    ぜひ一度見に来てください。

    ※もし、不適切な書込みだったら削除してください(>_<)

    投稿: toshipon | 2005年7月23日 18:56

    和田さんのCTBの話なるほどですね。村上さんの想定している場面とはちょっと違うと思うのですが、ライオンズ戦のウマンガ選手は、シビバツ選手へのロングパストライのときとか、自らのトライなんかのときも、スペースには最短距離で走りこんで来ますが、ボールを捕る瞬間には縦(ゴールラインに対して垂直)にコース変えてましたね。私もCTBやってたので、また、このような話題を楽しみにしています。

    投稿: まじん | 2005年7月23日 11:18

    村上さん、こんにちは。
    早速の返答有り難うございます。
    同じプロ化でも南と北では違うんですね。
    勉強になりました。

    来週からいよいよトライネーションズですね。3チームとも調子が良さそうなので今から楽しみです。
    あっ、今日は豪州対南アですね。見られないのが残念です。

    投稿: チロ | 2005年7月23日 10:03

     テーマとは関係ないですが、’88-89年の思い出話TBしました。
    個人的にはラグビーが一番盛り上がっていた時期だった気がします。
    良かったらその頃の感想を聞かせて下さい。

    投稿: 瑞穂 | 2005年7月23日 05:35

    コメントを書く



    (ウェブ上には掲載しません)


    コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



    トラックバック

    この記事のトラックバックURL:
    http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86642/5096363

    この記事へのトラックバック一覧です: 緊張の金曜日:

    » ’88−89年 [瑞穂のラグビー好き]
     昨年の早稲田がその勢いを続けるかと思いましたが大学選手権には、紫紺と深緑の決勝と なった。(私の記憶が確かであればこの年以降関西勢は決勝への切符を手にしていない) トンガの怪物と明治FWの攻防は{/v/}見所があったが結果は13:13の両校優勝 しかしながらトライ数で日本選手権へは大東大が向かうことになった。  神鋼は3年目の平尾が主将となるが、関西リーグでは2敗を記す苦闘の連続であった。 (蛇�... [続きを読む]

    受信: 2005年7月23日 05:31

    « ラガッツが熱い | トップページ | ドキドキ読書 »