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85㎏未満ラグビー

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自宅の門柱に蝉の抜け殻を発見。こんなところから飛び立ったのかぁ。木から行きたかったね。僕は、大音量の蝉の声が好きである。木槿も咲いてます。

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8月4日は、高校日本代表が関西空港から豪州ブリスベンに飛び立つ。最近は、ユースチームが、大阪体育大学のセミナーハウスで直前合宿をし、関西空港から出発することが多くなってきた。大学が関西空港に至近なのと、セミナーハウスだから経費が削減できるということなのだろうけど、母校がそういうふうに利用されているのは嬉しい。とはいえ、僕が在学中は、学校は大阪の茨木市にあったので、今の施設のことはよく分かっていないんだけれど。8月4日の北クインズランド高校代表戦から、18日の豪州高校代表戦まで全4試合。いい経験を積んで欲しい。

数日前、オーストラリア協会のホームページを見ていたら、今月タイで開催される「85㎏未満ラグビー」の代表メンバーが発表されていた。そして8月3日、日本協会のプレスリリースで、タイ・ラグビー協会主催の「第1回80-80国際大会」への日本協会チーム派遣が発表された。急に85㎏未満のチームを作れと言われても難しく、今回は、流通経済大学がJAPAN15として派遣されることになった。大会は、8月6日~14日まで、タイ、日本の他にNZオークランド地区代表、豪州NSW地区代表が参加する。リリースによると、この大会は豪州協会が中心になり「体格のハンディーのあるアジア地域のラグビー発展」のために考案されたという。本来は日本が主導で考えなければいけない大会だった気がするけど、日本は体格のハンディを克服することを目標に戦ってきたから、そういう発想にはなりにくいのだろう。

京都大学ラグビー部の市口監督は、新日鐵釜石7連覇の基礎作りの理論的支柱だった人だが、市口さんは京都大学を指導するようになってから、体の小さなチームで85㎏未満ラグビーをやったらどうかと提案されていた。2002年5月に京都大学ラグビー部80周年記念シンポジウムが開かれた。僕は進行役として参加したのだが、市口さんは、ここでも85㎏未満ラグビーについて発表されていた。

市口さんの論旨は、おおよそこんな感じだった。「社会人と大学の差は体重の部分が大きい。高校や、ラグビースクールを見ていても、ぶつかる練習ばかりしている。これは190㎝、100㎏の人と同じプレーをスクールで教えていることになる。ラグビーの基本はパス。体重制を導入することで日本の風土にあった独特のラグビーが生まれるのではないか」。

このシンポジウムには、上田昭夫さんや宿澤広朗さんも参加していて論戦になった。上田さんや宿澤さんは自身が小さいながらも工夫して大きな選手と戦ってきたタイプなので、そこがラグビーの面白さであり、魅力であるという論調になる。市口さんは、体格差でなかなか勝つのが難しいチームを指導しているので、その実感から語る。

話は平行線だったし、反対意見も納得できる。でも僕は、無差別級と85㎏未満級の両方が存在するのなら、それは面白いと思っている。新しい戦い方や、異常に走り回る選手が生まれそうな気がするのだ。85㎏未満の日本代表を作ったら、けっこう走り回るFWが編成できそうだ。小さな選手の夢も膨らむかもしれない。85㎏未満同士でイングランドあたりを倒して、「君たちの優位性は体重だけだ」と言いたい気もする。逆に負けたら、体格差は言い訳にならなくなるけど、それも、コーチングの腕が試されて、面白いんじゃないかな。

85㎏未満で40歳以上というカテゴリーを作ってくれたら、僕もリミットぎりぎりいっぱいの体重で異常に走るプロップを目指してみたくなるなぁ。

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    コメント

    村上さん、ご無沙汰しています。
    京都大学OBの白石です。当校のシンポジウムではたいへんお世話になりました。
    85Kgラグビー大会のこと、村上さんがブログにそのことを取り上げていらっしゃることを、昨日市口監督から聞きました。
    80周年記念シンポジウムの内容は、クラブのサイトに公開しています。ご参考まで。
    http://www.kiurfc.com/anniversary/index.html

    投稿: しらいし | 2005年9月12日 09:43

    はじめまして、体重73kgで39才でラグビーをしてるものです。
    記事をみて、85kg未満のラグビーの世界大会はありだと思います。記事にもあったように、そこで日本が上位になったら、今のラグビー上位国は体格で勝ってるだけと言えるという意見は大賛成です。
    7人制のようなシステムの大会でも面白いかも・・・

    投稿: yamazaru39 | 2005年8月 8日 22:19

    ほぼNZでラグビーを始めた私は、まさにこのグレードでした。NZでは 多分オークランドとノースハーバーだけにあるんじゃないかな(?)、
    レストリクティド というグレードでした。NZでも 20過ぎから ラグビーを始める人や、シニアレベルだと ちょっときついという人たちがやる レベルだと思います。
    一度 ウォルター、リトル(元三洋、オールブラックス)が教えにきてくれた事がありましたが、その時 彼は70キロ代だったと思いますが オールブラックスでした。
    このレベルで強化を考えるより、
    高いレベルで 出来る人は 高いレベルでプレーし、 ラグビーを楽しみたい人が このレベルでやればいいと 私は思います。

    投稿: さんぼ | 2005年8月 4日 12:32

    体重別ラグビーあってもえーよ!アジアンラグビー発展にはセブンズより効果的かも?ただソコだけで盛り上がるとW杯勝利は遠~い所にいってしまうけど・・。

    投稿: THIRD ROW | 2005年8月 4日 03:58

    >85㎏未満で40歳以上というカテゴリーを作ってくれたら、僕もリミットぎりぎりいっぱいの体重で異常に走るプロップを目指してみたくなるなぁ。

    ↑異常に走るプロップ、見てみたいなぁ。「不惑」どうです? そしてインタビューされたら、「プロップも走るんです!」ですよね(笑)。

    投稿: サファイヤ | 2005年8月 4日 02:09

    トライネイションズ初戦、やっと見ました。なかなか見る時間がとれなかったので、こちらのブログにも来られず(結果を知りたくなかったので)5日振りとなりました。毎日楽しみに見ていたのでなんだか物足りないというか寂しかったです・・・。
    ところで、どこかにオールブラックスの初戦にマッコウが出られないというコメントがありましたが、本当ですか?ワラビーズ、ボックス共にいいチーム状態だったので、オールブラックスにとっては厳しい戦いとなりそうで、マッコウがいないのは痛いです。
    その他のメンバーについても何か情報あったら教えてください。

    投稿: ちぃ | 2005年8月 4日 01:31

     85kg以下の大会と言うのは魅力的ですね。
    体格のいい訳なしに技術の勝負になりそうです。
     でも、体のばねや腕力といった基本的身体能力の
    克服にはまだまだ課題があるかもしれないですね。
     さて、WC誘致のカウントダウンが盛り上がって
    きましたが、いっそのこと毎日カウントダウンしたいと
    思ってTBしました。いかがでしょうか?

    投稿: 瑞穂 | 2005年8月 4日 01:02

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    » カウントダウン開始+今年の注目チームpart1 [瑞穂のラグビー好き]
    「2011年WC開催地決定まであと 106日」{/face_fight/} 今日のブログからカウントダウン開始します。みなさん良かったらご一緒に  さて本題、私の一押しは当然「瑞穂」をホームにするトヨタですが、 他にも結構気になるチームがいますね。  一番気になっているのがクボタ、昨年のケフーに続いて ジョーロフの参入。BKにも本物のワラビーズが入ることで 大きくブレークする予感がします。�... [続きを読む]

    受信: 2005年8月 4日 00:52

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