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神戸で勇気を思い出す

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神戸です。僕は最近、京都、神戸、東京、網走を行ったり来たりしている気がする。神戸もめちゃくちゃ暑かった。新神戸駅からフラワーロードをホテルに向かって歩いているだけで、干からびそうだった。暑い、暑い、暑い。心の中で何度もつぶやいたとき、ある言葉を思い出した。大学時代のラグビー部コーチ灘さんの言葉だ。

「しんどい、きつい、と言うな。そういう時こそ、『頑張ろう』って言おう」

灘さんは、コーチを辞めるとき、我々に『勇気』と大書したヤカンを置いていった。試合中に選手が倒れると、その魔法のヤカンが出てくる。勇気という文字は、グラウンドに倒れた選手を奮い立たせた。苦しいときこそ、勇気を出して頑張らなきゃ。大事なこと思い出した。ポジティブに行こう。明日から、「暑い、暑い」と言うのやめます。

神戸に来たのは、大学時代の同期の志賀くんが経営するバーの10周年パーティーがあるからだ。震災後の神戸で10年。よく頑張ったなぁ。その様子は、明日の日記にでも書きたい。

土曜日のトライネイションズについて、コメントありがとうございます。神戸ファンさんの、7点差以内の負け、と、4トライ以上のボーナス点について、短く言う言葉はないのかという質問でしたが、僕は簡潔に言う言葉を知りません。もしかしたらあるのかもしれないので断言できないのですが、いずれにしても説明しないと分からないので、海外の記事でもたいてい説明してある気がします。これ、深緑郎さんとも話したのですが、「負けボーナス」「トライ・ボーナス」とでも言う? なんて考えてます。

それと、かなり前に、タックル後に倒れた相手からボールを奪う「ジャッカル」という言い方は、イングランドあたりでもするのか? という質問があったと思いますが、サラセンズに所属する岩渕選手に聞いてみたところ、プレミアシップではそういう言い方はしなくて、代わって使う言葉もないようです。

きのうの日記でも少し書いたのだが、オールブラックスのケラハーが、パスした直後に南アのレイト気味のタックルで結局退場してしまうシーンがあった。今のところ問題になっていないようだが、明らかにショルダーチャージだったので、僕はあれはやりすぎだと思っている。防御側はパスの前にタックルに入りたいし、攻撃側はぎりぎりのタイミングでパスしたいわけだから、当然パスの後の接触は起きるわけだ。だが、パスした後は無防備なので、非常に危険である。レフリーは当然ボールを追って行くから、タッチジャッジあたりが危険なタックルについてはよく見ておいてほしいと思う。

ただし、選手は、それに恐怖心をおぼえたら負けだ。第1戦の時に、僕はワラビーズのラーカムがパスしたあと必ずタックルされていることを賞賛した。つまり、確実に相手を引きつけて周囲を生かしていることと、そのレイトタックルを怖れずに相手に向かっていく姿勢をほめたわけだ。実際、タックルのあとに激しいタックルに入られると、だんだん相手に接近してプレーするのが怖くなって早めにパスしてしまい、結局は相手の思うつぼにはまることがある。日本代表がサモア代表とやる時に、選手からよくそんな声を聞く。毎回どうしても恐怖心が出てしまうらしい。そこで体を張って正確なプレーをするからラーカムは評価が高いのであり、土曜日のカーターは、プレッシャーに、ちょっと狂わされていた。まだ本物ではないってことかな。

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    コメント

    今回の記事とは関係がなくて申し訳ないのですが、質問をよろしいでしょうか?
    毎年夏に行われている西日本医学生のラグビー大会でハイタックルの定義が「両脇のラインから上にはいるタックル」と定義され、スマザーの多くがハイタックルと見なされ、多くの選手が困惑していました。説明を受けたときに「9月から大々的に施行される」といわれたのですが本当なのでしょうか?
    正直そんなことになってしまうと紙一重のプレーの多くが犯則になってしまい、つまらなくなってしまうとおもうので・・・。

    投稿: 学生 | 2005年8月 8日 14:53

    あすの日記、期待してます。

    投稿: サファイヤ | 2005年8月 8日 09:52

    村上さん、こんにちは。
    先日の質問の回答ありがとうございました。
    冬の京都見物を早く実現したいと思います。

    南ア対NZ見ました。
    南アは最後までタックルし続けましたね。今までなら後半から失速していたのに・・・。
    バーガー対コリンズはとても面白かった。
    後半コリンズが少しおとなしくなったように思いましたが、それにしても二人ともタフですね。
    NZは特別悪くなかったように思うんですが、やはり最後はプレッシャーに負けたんでしょうかね。
    あとライオンズ戦でもあったと思うのですが、
    ウマンガが攻めている時にちょこんとキックするのが勿体なく思うのですが攻め手が無くなくやっているんでしょうか?

    今週からは豪州、NZともホーム戦ですね、どう立て直してくるか試合が楽しみです。
    ベン・チューン代表復帰して欲しいー。

    投稿: チロ | 2005年8月 8日 09:07

    村上さん、今晩は。村上さんの「日本代表がサモア代表とやる時に、選手からよくそんな声を聞く」というコメントを読んで、『第4回ラグビーW杯』の「サモア戦」を思い出しました。開始早々「FBの松田選手がサモア選手のタックルで、負傷退場して『日本のBKのDFが崩壊した』のこと&7TH日本代表で、守備が1番ウマいのに『足が遅い』という理由で、FBミルン選手がW杯メンバーに選ばれなかった」という2つの事も思い出しました。PS~日本代表のFBは怪我が多いので、来年のW杯・アジア地区予選までには、現在の日本代表FB「立川選手クラスの実力者」を最低・3人くらいは出て来て欲しいものです。

    投稿: こう | 2005年8月 8日 03:10

    つまらない質問にお答えいただきありがとうございます。村上さんがご存知ないということは万が一表現があったとしても一般的ではないということですね。個人的には「4トライ以上」と1種類目のボーナス点として「B1」、「7点差以内の負け」を2種類目として「B2」と表現するのが一番無難ではないかと思います。
    いきなり話は変わりますけど、暑かったですね。昨日、ハーバーランドに行ってきたのですがあそこらへんは海風があったからまだましでしたけど、それでも歩いていて汗がふきだしましたからね。風が無いと「干からびそう」というのは分かる気がします。電車の冷房で一息つきながら「地球温暖化ひどいな。このままやったら日本も温帯からそのうち亜熱帯になって、これまでなかった病気がはやったりしたらえらいこっちゃな」とか脳が暴走していた昨日の一日でした。

    投稿: 神戸ファン | 2005年8月 8日 01:05

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