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スラムダンク

きのう本屋さんで雑誌SWITCH(株式会社スイッチ・パブリッシング)を買った。「井上雄彦 スラムダンク、あれから10日後――」という見出しに惹き付けられたのだ。

実は、日曜日に神戸に向かう東京駅構内の本屋さんで、その本を見つけたのだが、重いから東京に帰ってから買おうと思った。ところが月曜日にいくつかの本屋さんを回ってみると、ない。うわっ、売り切れた。さすがスラムダンクとか、勝手に思いこんでいた。

そしたら、なんとそれは今年の2月号で6月に増刷されたものだった。よく見ると、8刷と書いてある。そんな雑誌、僕も一度は作ってみたかった。定期刊行の雑誌が増刷されることは凄いことだ。ラグマガ時代、僕は増刷を経験できなかった。新日鐵釜石が強い時代には、別冊を増刷したことがあったらしいけれど。僕が関わった本では、87年、早稲田の日本選手権優勝号、89年、日本代表がスコットランド代表を破った号は完売に近かったと記憶している。雑誌がよく売れるというのは、スポーツ人気のバロメーターだ。だってね、僕が大学生の頃は、ラグビーのシーズン前に写真名鑑をつける雑誌が5つあったのだ。今では考えられませんよ、これは。

さて、スラムダンクである。10日後の桜木花道は、リハビリ王になっていた。僕はこの漫画世代ではないのだけれど、2年前の冬に一気読みした。今、日本ジャーナリスト専門学校というところで非常勤講師をしているのだが、授業で「感動したスポーツ漫画」というアンケートをとったことがある。150名くらいが答えてくれたが、7割近くがスラムダンクをあげた。18、19歳くらいの学生たちだ。なぜ、その漫画が彼らの心をとらえたのか興味深くなって、単行本24冊を買い込んだ。僕はここ7年、花園ラグビー場の全国高校大会を1回戦から決勝までずっと現地で見ていて、京都の実家から通うのが恒例になっている。僕の実家から花園までは1時間半くらいかかる。2年前の年末年始、電車に揺られながらスラムダンクを読み続けた。24巻読み終えるのに決勝戦までの時間は必要なかった。おもろいやん、これ。

友情、努力、勝利。スポーツ漫画ヒットの必須条件をおさえつつ、汗くささを感じないさわやかな描き方は新鮮だった。基本を大切にすることも書かれているし、安西先生の「あきらめたら、試合終了」という言葉は、きっと多くの若者の心をつかんだのだろう。汗くさくないのがいいんだと思う。安西先生がいいのかもしれないなぁ。人気の理由に納得できた気がした。そして、今の若者がこういう純粋な内容に心を奪われたことが、なんだか嬉しかった。僕が一番好きな漫画はキャプテンだけど。

ラグビーは泥臭いイメージだから、今ひとつ若者に受けないのかな。今はそういう時代なのかな。そんなことも考えた。汗くささを感じさせないラグビーのプロモーションか。難しいなぁ。

そのSWITCHには、マッチのインタビューに、映画パッチギ!の特集もあった。僕が好きなテーマが3つも並んでいるのに、なんで気づかなかったんだろう。パッチギ!は、京都が舞台になっているが、思いっきり地元だし僕が経験したのとまったく同じシーンもあったりして、感覚がよく分かるのだ。いい映画だ。

◎どうでもいいこと
フジテレビのドラマ「がんばっていきまっしょい」の女子ボート部員は可愛い過ぎないか?きょうは新入部員が2名入ってきたけど、また可愛かったやん。

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    コメント

    こんにちは。
    ちょっと時間差のコメントで失礼いたします。

    ラグビーの泥臭いイメージは、それはそれで大切にしてほしいと思います。

    私が気になるのは、ラグビーが男性の視点だけで捉えられていることです。
    ラグビーの報道に携わる方に女性もいらっしゃるはず。女性ファンも、いるところにはいます。

    私は私なりの方法で(blog以外で)、いつか女性の視点で捉えたラグビーというものを伝えたいと思っています。

    投稿: Keiko | 2005年8月14日 18:03

    村上さん、こんにちは。
    汗くささを感じないラグビーのプロモーションって、難しいですよね。またアイスホッケーの『Pride』みたいに、ラグビードラマを作ったらいいのではないでしょうか!しかも女の子受けする男前揃いで(^^)
    さて、トラックバックさせて頂いたものについてですが、是非たくさんの方に応募してほしいものがあります。記事の最後の募集を読んで下さい。
    8月20日(土)に国立競技場で開催される、「GTF CUP 2005 NECグリーンロケッツ VS ニューカッスル・ファルコンズ戦」で、選手入場の際に、GTFフラッグ、ニューカッスル・ファルコンズフラッグ、W杯招致委員会旗のいずれかを持って選手たちと一緒に入場してくれる小学生(3年生~小学6年生の男女)を大募集しています。是非応募して下さい! 応募申込は8月15日(月)までです。

    投稿: やまけん | 2005年8月11日 13:09

    ハイタックルの件、答えていただきありがとうございました。
    参加者も現地入りしてから聞かされたルールで、相当戸惑いました。しかしそれ以上に笛を吹いた審判が一番戸惑ったのではないでしょうか。
    脇上のタックルがだめではスマザーが全て無効になるので競技の性質にも関わると思います。
    その医学生大会ですが、本日決勝が行われる予定です。毎年上位チームはすばらしいラグビーをしてくれます。この先機会があったらぜひ医学生ラグビーをみてくださーい。
    今回はありがとうございました。

    投稿: 学生 | 2005年8月10日 16:43

    数日前にブログを始めたばかりで勉強中です。これからも参考にさせて頂きます!頑張って下さいね。

    投稿: sayaka | 2005年8月10日 14:51

    私もキャプテン大好きです!
    小学生のときにちょうどアニメでやってました。内容に加えて主題歌、終わりの歌も最高で初めて買ったレコードがこれでした。残念ながらアニメはイガラシ主将の地区予選で終わってしまいましたが。
    中学生ながら監督もいないのに並み居る強豪を倒して全国制覇って無茶な話ですが、必殺技に頼らず、人間味のある内容に初めて感動というものを知りました。
    いっつもフェンスに激突してた島田君は後遺症は残らなかったのかな?

    ラグビーではスポーツマンガで定評のある「なかいま強」さんが「ゲイン」という作品を書いてましたが、内容はバツグンに面白かったにも関わらず途中打ち切りに。村上さんはご覧になったことはありますか?ラグマガで続編やってもらいたいなぁ。

    投稿: ひなP | 2005年8月10日 10:31

     ラグビーはサッカーよりも面白いスポーツだと思います。
     でもラグビーの人気が今ひとつなのはプロモートの仕方が上手くないんだと思います。ラグビーの完全プロ化も重要ですね。(難しいでしょうけど・・・)
     後漫画から受ける影響って間違いなくでかいと思います。
     サッカーやバスケ人気に火をつけたのもキャプテン翼やスラムダンクなどがあげられますね。後野球だったらドカベンとか・・・。
    ラグビー漫画もジャンプやマガジンで
    取りあげられれば今よりは人気がでると思います。
    後はユニフォームを・・・・。

    投稿: issa | 2005年8月10日 07:47

    スラムダンク大好きです。
    最近月9でも安西先生のセリフ使われてましたね。あれはスポーツに限らず人生の教訓です。

    投稿: ちぃ | 2005年8月10日 00:36

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    受信: 2005年8月10日 13:17

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    受信: 2005年8月11日 00:09

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