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トライネイションズ最終戦

9月4日の夕方、無事成田空港に到着。帰りの飛行機は遅れることなく順調だった。トライネイションズの結果を書きますので、録画で見ようとしている人は、読まないでください。

スティーブ(小林深緑郎さん)がオークランド空港の税関で、なかなか出てこられなかったことは、すでに書いた。実は1日遅れでオークランドにやってきたプロデューサーの室口さんも足留めをくらった。2人とも、荷物をくまなく検査されるなど、同じように調べられたらしい。一緒に調べられた人たちは、いかにも怪しい雰囲気だったらしく、スティーブも「あの人たちと同じように見られたとは…」とかなり悔しそうだった。なんとなく、止められる人の傾向が分かった気がした???。

さて、トライネイションズ最終戦である。オールブラックスの400試合目のテストマッチ、トライネイションズの優勝がかかった一戦とあって、イーデンパークは超満員だったが、実はチケットが売り切れたのは前日だったらしい。当時の朝も、新聞に300枚のチケットが販売されると掲載されていた。どうやら、南アに最初に負けたことで売れ行きが悪かったらしい。つまり、前週に南アに勝ち、優勝決定戦となって初めて売り切れたということ。NZの人たちも、なんでも見に来てくれるわけではないということだ。

opening

僕とスティーブは、メインスタンドの上段にある放送ブースから試合を見た。隣のブースには、フランク・バンス、その隣にはティム・ホランと、各国の解説者が見える。

haka

試合は、新しいハカではなく、いつものハカで始まった。本当にチャレンジする試合以外は、あのハカは使わないようだ。ハカのあとで不思議なことがあった。ワラビーズのキャプテンで、114キャップの世界最多キャップ記録に並ぶグレーガンがロッカールームに帰って行ったのだ。てっきり、ハカで盛り上がる会場の雰囲気を沈めるために間をとったのかと思った。試合後の記者会見でも質問があったが、本人は「単なるミスです。試合用のジャージーを着るのを忘れていた」とのこと。確かにウォームアップ・スーツは上に着ていたけど、そんなことある? 

キックオフ直後のオールブラックスの勢いは凄まじかった。特にブレイクダウン(ボール争奪局面)へ参加する選手の、しつこく、激しいコンタクトは驚かされた。スタンドの上段から見たので、WTBがタッチラインに立つほど広くスペースを使いながら、ブレイクダウンにはしつこく絡んでいくオールブラックスの動きの幅の広さを実感できた。展開は、NZのヘンリー監督が「前半と、最後の10分は非常に良かった」と言うとおりの内容。前半は、FLマコウの先制トライ、LOウイリアムズのオープンパントでのWTBハウレットのトライなどで、20-5とリードしながら、ワラビーズの反撃に遭い、最後は相手のミスを誘ってのトライでなんとか逃げ切り。

両者にミスの多い試合だったが、NZのスクラム、ラインアウトの強さは際だっていた。ラインアウトは15本ミス無し。スクラムも常にプレッシャーをかけていた。大活躍のFLマコウは、チーム全体の126回のタックル中、20回。タックルだけでなく、トライも奪うなど、世界最高のオープンサイドFLの一人であることを証明した。試合後の記者会見、オールブラックスの首脳陣は冷静に試合を振り返った。

umaga

ワラビーズは、SOに入ったマット・ロジャースが抜群のセンスを見せた。彼はどのポジションでも一流だ。キック力もあり、ディフェンダーとの間合いの取り方が抜群である。ジョージ・スミスとのコンビでディフェンスラインを突破したシーンは鳥肌が立った。グレーガンは、翌日の地元紙の評価で、たった一人10点満点の評価。オーストラリアでベストのSHであることを見せつけた。これが最後のテストマッチになるなら、コーチの目は節穴だと思う。写真は、左からロジャース、ジョーンズ監督、グレーガン。グレーガンの顔はものすごく整っている。

guregan

試合後、両チームのアフターマッチファンクションが行われたのは、なんとJSPORTSのツアーのみなさんが宿泊したホテルだった。会場入りする選手達を、みなさん拍手で迎え、ヘンリー監督や選手と握手していた。幸せそうな表情だったなぁ、ファンのみなさんも選手達も。

もう少し書きたいことがあったのだが、それは月曜の朝までにアップしておきます。

◎トライネイションズ最終戦(NZ代表6度目の優勝)
9月3日 オークランド・イーデンパーク
NZ代表オールブラックス○34-24●豪州代表ワラビーズ


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    コメント

    最近のハカについて疑問があります。
    ハカのリードはマオリの血を引いた人がすると思ったのですがウマガが数試合リードしていました。
    ソーン主将の時は先発15人でやっていたのがウマガ主将になって全員になりました。
    主将によってリードする人、人数が決められるのでしょうか?

    投稿: ハリケーンズファン | 2005年9月 5日 08:36

    いっつも気になっているのですが、
    試合が切れたときに、両手を頭に当てている選手の姿をよく見かけます。
    なにかそういう教えがあったりするのでしょうか?
    (常識だったらごめんなさい)
    Richieのプレーを追いかけて試合を見ている私は、
    単なる彼の癖なのかと思っていたのですが、
    この試合で注意してまわりも見ていたら、
    ウィリアムズやチザムが頭に手を添えている姿も目撃。
    Richieはしょっちゅう脳震盪をやっているから、そのせいなのかな、
    とも思っていたのですが。
    頭に手を添えるより、先制トライの時にはすでに外してしまっていたヘッドギア、
    ちゃんと試合終了までつけていてほしい…

    長くなってしまってごめんなさい。

    投稿: ami-amie | 2005年9月 4日 23:45

    お帰りなさい。お疲れ様でした。
    私個人的にはハウレットの復活が嬉しかった。今回はロコゾコと共に一度外れた組が活躍しましたね。オールブラックスも層が厚いということでしょうか。
    ツアーのこぼれ話などあったら教えてください。

    投稿: ちぃ | 2005年9月 4日 23:29

     無事の帰国お疲れ様でした。
    black kiwiさんのブログで新聞に選手の評価が
    載っているのを知りました。
    それほど国民的行事なんですね。
    かなり酷評もされるそうですが、SOマクドナルドは
    やはり辛い点数でしたか?

    投稿: 瑞穂 | 2005年9月 4日 22:30

    無事にご帰国、なによりです。
    この記事で、一番反応してしまったのは、「ティム・ホラン」の文字でした(笑)。

    投稿: サファイヤ | 2005年9月 4日 22:24

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    » 優勝のゆくえは?! オールブラックス V.S. ワラビーズ-結果 [ココロミ]
    さて、トライネーションズ最終戦。オールブラックスが勝って優勝を手にするか、ワラビーズが意地を見せるか。 結果を書いてありますからね。 【結果】 ○ NZ 34 - 24  豪州 ● (NZ  オークランド)   1位 NZ     :  勝ち点 14 (3勝 1敗)  2位 南ア :  勝ち点 13 (3勝 1敗) 3位 豪州   :  勝ち点  ... [続きを読む]

    受信: 2005年9月 4日 22:21

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