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新潟は晴れ

東京駅から新幹線で約2時間10分。新潟は快晴だった。前日から降り続いた雨でピッチは湿っていたが、ランニングラグビーに悪影響を与えるようなものではなかったようだ。観客は、4,872名。前日の神戸製鋼対サントリー戦を少し上回っていた。

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9日の新潟スタジアムは、中越大震災復興支援チャリティーマッチと題され、「東京ドクターズ対新潟ドクトルカンタ」、関東三部リーグ公式戦「三洋半導体製造新潟対STEEDS(伊勢丹ラグビー部がクラブチーム化した)」も行われていた。

トップリーグ第4節の三洋電機ワイルドナイツとクボタスピアーズの試合は、お互いに攻め合う観ていて面白い展開になった。新潟のラグビーファンの方も楽しめたのでは。

開始4分、三洋電機WTB三宅が、左コーナーにトライ寸前(まさに飛び込む瞬間だった)、クボタのFBマクイナリが思わずハイタックル。これがペナルティトライとなり、マクイナリはシンビン。三洋電機は、6分にもWTB吉田が自らのパントを拾って連続トライ。14-0とする。しかし、これが三洋電機の緩みを生む。「前に出てプレッシャーをかけなくなってしまった」(宮本監督)というように、クボタの反撃を許す。

それにしても、クボタN08ケフは凄かった。もちろん、他の選手がお膳立てはしているわけだが、12分にゴール前のモールから抜け出して強引にトライすると、19分にも2人、3人とタックルを振り切ってトライ。マクイナリのカウンターアタックからのトライの後は、SH西田がモールのサイドにボールを持ち出し、内側に返してケフが、3本目のトライ。一時は、クボタが、26-17とリードした。

流れを変えたのは、三洋の選手交代だった。前半終了間際のゴール前のピンチで、SOブラウンを下げ、FLオライリーを投入してクボタFWの勢いを防いだ。後半も、NO8ヴァハフォラウとオライリーが大活躍。組織ディフェンスも全体によく前に出るようになり、徐々に流れをつかんでいった。

後半、クボタも踏ん張って、27分には、LO赤塚のトライで33-36と3点差まで迫ったが、残り時間は三洋電機が走力で上回った。粘りのディフェンスの中で、プロフェッショナルファウル(反則で相手の攻撃を断つモノ)など、あと2人シンビンを出してしまったのは、クボタにとって痛かったが、上位陣にとって怖い攻撃力を秘めているのは間違いない。

三洋電機はほんとうに層が厚くなった。オライリーだけでなく、SO中村、WTB角濱ら交代選手がみんな活躍していた。

クボタのベテランSH西田も素晴らしいパスさばきだった。雑な部分も多かったけど、いい試合でした。取材に行けて良かったです。

◎三洋電機ワイルドナイツ○48-33●クボタスピアーズ

この試合を見ていた記者席で、他会場の経過、東芝とリコーが前半12-10と情報が流れ、驚く。夜、家に戻って映像を見た。モールの対処など、リコーがしっかりディフェンスしている。タフな攻防は見応えがあった。リコーも強くなってきたね。コンタクトプレーも激しいし、東芝も思うようにはいかなかった。それでも勝ち点5をゲットしたところは地力がある。東芝と三洋の対決は、今月22日(太田)。東芝は第5節はお休みだから、三洋が次のサニックスブルース戦を乗り越えれば全勝対決になる。この試合は、JSPORTSで放送あります。

◎東芝府中ブレイブルーパス○31-10●リコーブラックラムズ

第4節を終えて、首位は東芝府中(勝点20)、2位は三洋電機(勝点13)、3位トヨタ、4位ヤマハと続く。やはり三洋の充実ぶりが際立つ。

連休最終日は、ラグビークリニックの取材があるので、試合は見に行けない。っていうか、僕は最近、ラグビークリニックの取材が多いなぁ。でも、名選手達の技術の細部に触れるのはほんとうに勉強になる。自分のプレーに悩んでいる選手達には特に読んでほしい内容です。10月25日発売。


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    コメント

    ラグビー人気について当サイトでも熱い議論がなされていますが、ほんと深刻な問題である。昨日の東芝vsリコー戦も目を覆いたくなるような空席だらけでした。秩父宮の立地条件や東京の人口からみても信じられない数字です。なぜこうなってしまったのか感じることを書きます。私が一番に思うのはJAPANが弱いのも一因ですがラグビーの質自体の問題でないでしょうか?いつからか(super12が始まってくらいからか?)どのチームもやっているラグビーが同じになってしまっている気がする。極端な攻撃型ラグビーを発展させるためか、一言で言えないが密集サイドへの立て突破、ジャッカル、ゴール前Pは必ずラインアウトからモール狙い・・・ 昔はそれぞれチームに特徴があり、決め事のない華麗なオープン攻撃の神鋼、バックスはいまいちだがフォワードは極端に強い三洋・大体大、縦の明治、横の早稲田、タックルの慶応・・・どっちが勝つための理論にあっているのか戦略を見ながら試合を楽しめた。
    しかし現代ラグビーは戦略の基本はどこも同じでちょっとした個人技やフィットネスの差だけで勝つか負けるかが決まっているだけで、戦略的な差を楽しめない。早明戦も縦vs横といった図式があったからあれほどの人気があったはずなのに今じゃ当日券も余っている始末。今はプロップでもパスやキックができウイングでもモールやラックプレーを求められる時代だが、私個人的にはプロップはスクラムの、ウイングは足のスペシャリストでいいと思う。
    世界的な流れから日本のチームが画一的なチーム作りをするのは自然な流れかもしれないが、ラグビー人気が落ちている重大な原因だと思う。
    村上さんこういう流れはやはり日本独自では止められないのでしょうか?

    投稿: ラグ馬鹿 | 2005年10月10日 11:44

    三洋が強くなってくれて嬉しいです
    何年か前 神戸製鋼が1位でどうしても勝てなくて万年2位が続いていた頃から応援しています
    その後なりを潜めていてちょっと残念でしたが 今年の三洋は期待しています
    東芝とどんな試合をしてくれるのか凄く楽しみです

    投稿: アラレ | 2005年10月10日 05:11

    新潟の情報がわりに少なくて困っていました。いい試合だったようですね。
    次次節の直接対決は楽しみですね。ラグビーでも、「ホーム・アドヴァンテージ」というのがあるというところを、三洋がみせてくれると、もっと盛り上がると思います。
    でも、先を見すぎたらあかんのがラグビーですから、まずは次節ですね。

    投稿: 李白 | 2005年10月10日 03:19

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    » [Rugby] トップリーグ 東芝府中vsリコー 秩父宮ラグビー場 テレビ観戦 [k@tu hatena blog]
    前半一時は7-10とリードを奪われた東芝だが、37分にモールから出たボールを立川が強引に持ち込んでトライして逆転した。いろいろと問題の多い立川だが、こういった腕力は頼りになる。 後半はもう完全に東芝ペース。モールの横からタックルに入ってくるリコーに苦しめられたがw、結局はモールでトライを重ねた。42分には途中出場のバツベイがとどめのトライ。馬力が違うよな。 ヤマハをノートライに抑えたリコーを相手に、怪我で主力を欠いても勝ち点5をゲットするあたりやはり東芝の強さは抜きんでてるな。次の三洋戦が非常に楽... [続きを読む]

    受信: 2005年10月10日 23:31

    » トップリーグの観客数について思うこと [やまけんのひとりごと]
    9月17日に開幕した3年目の社会人ラグビーのトップリーグ。第3節まで観戦してきて思うこと…それはトップリーグの試合会場の観客数が少ないということです。 なぜトップリーグの観客数が増えないのでしょうか。... [続きを読む]

    受信: 2005年10月11日 16:01

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