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常にベストを尽くす

きのうの日記には、1986年大阪体育大学のNZ遠征にまつわる思い出について書いた。あの遠征では痛感したことが山のようにあった。まずは、遠征準備だ。基本的に遠征費は自己負担だから、オフに必死でバイトした。記念ネクタイやセーターを作って、OBや親戚、関係者のみなさんに買ってもらって遠征費を低く抑えた。サポートしてくれる人たちの温かさを感じた。手作り感漂う遠征だった。

NZでは4試合して2勝2敗。最終戦は、我らが監督坂田好弘さんもプレーした、カンタベリー大学クラブだった。数名、カンタベリー州代表の選手もいて、めちゃくちゃ強かった。試合後、一歩も動けなくなった。体力を使い果たした試合は、あれが初めてだった。芝生の上に大の字になって空を見上げた。最高の気分だった。スポーツをやっていて、たぶん一番気持ちのいい瞬間だろうなぁ。

その試合で、カンタベリーのFLを務めていたのが、ダラス・シーモアという選手だった。たしかあの時は、NZ・U19に選ばれていたはずだ。彼とは練習も一緒にやったのだが、まったく手を抜かない姿勢に驚かされた。ゴールラインから22mラインの間を走る練習なら、かならずゴールラインを切るまで全力で走る。僕ら日本人選手はラインの手前でスピードを緩める。でもダラスはぜったいに緩めない。コイツ、凄いなぁ~、って思っていたら、その後、オールブラックスにも選ばれ、7人制のNZ代表の中心選手になった。

試合でベストを尽くすためには、練習からベストを尽くす。そういう選手が伸びていくし、そういう選手にしか本当の達成感は得られない。それを実感する体験だった。僕が大の字になったのは、単に体力がないだけだったかもなぁ。そうやって考えると、ずいぶんいい加減な練習をしていた気がする。だから、今現役の選手のみなさんには言いたい。後悔しなくていいように、精一杯練習をしてくださいね。

さて、今週末の12日、オールブラックスはアイルランドと対戦する。

アイルランドのオドリスコルは、まだ怪我が治らないようだ。NZはウマンガ主将はお休み。SOニック・エヴァンス。キャプテンは、リッチー・マコウ。きのうの日記に書いたロビー・ディーンズさんに「お手本にしていい選手は誰ですか?」と聞いたら、「リッチー・マコウ」と言っていた。残念ながら、アイルランド戦はJSPORTSでは放送されないけど、19日のイングランド戦は放送されるので、視聴可能の方はじっくり見てみてください。

◎ミュージカル【リトルショップ・オブ・ホラーズ】観ました。
青山劇場にて。主演の山本耕史くんは器用だ。上原多香子さんは可愛い。3人のガールズは歌が上手い。しかしだ。声だけで出演の和田アキ子さんが、一番存在感があるのは凄すぎる。なんだろう、あの声のパワーは。食べられそうだ。

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    コメント

    初めまして。毎日楽しく読ませてもらってます。アイルランド戦にウマンガが欠場するのはもしかして報復を避けるためでは?ライオンズ遠征でオドリスコルを故意に踏みつけて怪我させたように見えたのは錯覚でしょうか?何度もスロー再生して見ましたが、どうもすっきりしません。

    投稿: パスワード | 2005年11月13日 02:05

    なんだか感慨深いいい記事に、あまり関係のない、ゆる~い記事をTBを送ってしまいました。スミマセン。

    それにしても、遠征費が自己負担だったとは、驚きました。大変だったんですね。でも、そうやって苦労をして遠征し、体力を使い果たした試合を経験したことは人生の財産ですね。
    『常にベストを尽くす』 
    どこかのチームにも言いたいです。

    さて、きょう放送のイングランドとオーストラリア戦も楽しみですが、ニージーランドとアイルランド戦、NZのこのメンバー、とっても観たい!あ~、残念だ。マコウはいいプレイヤーですよね。

    投稿: サファイヤ | 2005年11月12日 23:08

    メディアにおけるラグビーの露出度の低さが、このブログでもしばしば話題になりますが、関西ではABCラジオの「元気イチバン!芹沢誠です」という番組で毎週金曜、「ムキムキ!ノーサイド劇場」というコーナーがあり、ラグビー関係者が登場しラグビーの話題がとりあげられます。今週は大八木元選手。先週はアンドリュー・ミラー選手(前神戸製鋼、現NTTドコモ関西)でした。今なら下記URでミラー選手の放送分を聴くことが出来ます。
    http://abc1008.com/genki/frame.html

    ところで村上さんにお聞きしたいことがあります。スポーツ雑誌「Number」でラグビーの特集が組まれなくなってから随分たちます。前回のW杯の時ですらそうでした。以前は大学選手権の特集など、ラグビーもよく取り上げられていたのに。単に人気の翳りのせいだけとは思われません。
    例えば協会と文芸春秋社との間に何かあったのでしょうか?(お立場上お答えにくければ、もちろん結構です)

    投稿: Jスポーツワッチャー | 2005年11月12日 10:39

    山本耕史君は昨年の大河ドラマの土方歳三役がむちゃくちゃハマってました。山南さんが自決したときの泣きはこちらもつられてしまいました。わりとストイックな役柄でしたが実際のご本人は休憩中に手品で共演者を和ます器用さがあったとのこと。これからも注目の役者さんですね。

    投稿: ひなP | 2005年11月12日 00:51

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