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TO RUGBY

コメントで、ラグビーはサッカーから生まれたのではないのですか? というご質問がありました。すでに同じくコメントでお答えいただいているのですが、愛好日記的に簡単にお答えします。

結論から言うと、ラグビーはサッカーから生まれたのではありません。

1823年、ラグビー校のウィリアム・ウェブ・エリスが、フットボールの試合中に、当時のルールを破って、ボールを持って走った。これがラグビーの起源とされている。この「フットボール」が日本では「サッカー」と訳されたために混乱が起きた。当時はまだサッカーは存在していなかった。

ラグビー校というのはパブリックスクールと言われる、日本で言えば中高一貫教育の私学校である。1800年代前半は、各学校が独自のルールで、ひとつのボールを大人数で奪い合い、蹴り合う原始的フットボールを楽しんでいた。事実、当時のラグビー校のルールでは、キック主体ではあったけど、ボールを手で扱うことは許されていて、ボールを持って走ることがダメだったらしい。サッカーとラグビーは、原始的フットボールが、統一ルールを作る段階で枝分かれしたと考えるのが妥当のようである。

エリス少年についてはその存在すらウソだと言われたこともあったのだけど、その後の調べて実在したことが確認されている。彼が本当に起源となるエピソードの人物なのかは謎なのだが、ラグビー校の校庭の煉瓦の壁には、このエピソードを書いた銘板があり、ラグビー校のOBがそう認定して発祥エピソードとしたことで世界に広まったわけだ。このあたりのことは、小林深緑郎さん著「世界ラグビー基礎知識」に詳しく書かれています。小林さんは、エリスのお墓にも行っているし、ラグビー校の関係者にも取材していて、今現在分かっていることを余すところなく書いる。勉強になりますよ~。

ラグビー市は、イングランドのウォーリックシャー州にあり、ロンドンのユーストン駅から列車で1時間ほどのところにある。駅名も「RUGBY」。僕もこの場所を2度訪れた。もちろん、列車の切符は駅員さんにお願いして手に入れ、今も僕の財布の中に入っている。初めて行ったのは1991年だから、もう15年くらい入っているんだなぁ。「TO RUGBY」の切符は、いつでも僕をラグビーの世界に連れて行ってくれる魔法のチケットである。今思えば、スイカとかパスネットじゃあ、こうはいかなかった。便利になるというのは、なんだか味気ないことも多いね。

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    コメント

    「TO RUGBY」の切符は僕も大事に持っています。街の名前なので当たり前ですが、街中に「RUGBY」の表記があって感激しました。あまりに興奮して写真を撮った枚数が少なくて後悔しています。ラグビー校のツアーには時間の関係で参加出来なかったので、またラグビーの街に行ってみたいですね。

    投稿: 軍曹 | 2005年12月17日 12:36

    ファイブエイスさん同様『トリビアの泉』を観ました。
    高校時代に、『嘘』を知っていましたが、ラグビー市の人が、ラグビーをそこまでして愛おしむのを、意地らしく感じました。それを考えると、サッカー(フットボール)からの、起源でもいい気がしてきます。
     本当に可愛く、意地らしく、愛おしい、その地域の『伝説』を大事にして欲しいと思いました。
     全く話変わりますが、今年度、J-SORTSが放映してくださる、各地区の全国高校選手権出場を掛けた戦いを放映する企画は、多くの意味で『極上』だと思います。来年度もよろしくお願いします。
    長文でスミマセンでした。

    投稿: J.デービス | 2005年12月16日 22:11

    RUGBYが都市名とは驚き。イギリスは3回行ったことがあるが、そんな都市名が有るとは知らなかった。参考になりました。

    投稿: Y | 2005年12月16日 21:07

    ラグビー校。
    以前「巡礼の旅」に出たことがあるので
    懐かしさのあまり
    TBさせていただきました。
    小さな町ですが
    ラグビーファンにとっては
    たまらなく魅力的なところですね。

    ところで鬼が笑うような話ですが
    来年のオールブラックスの
    試合日程が発表されましたね。
    Jスポーツのツアーは
    どの試合になるのでしょうか。
    今からワクワクしています。
    (催行されなかったら自力で行く気満々)

    投稿: 香梓 | 2005年12月16日 13:24

    ラグビーU19アジア大会、3日目結果 韓国は3連勝。優勝は日韓対決!!

    12月15日、パキスタンで開催中のラグビー、U19アジア大会はリーグ戦3日目の試合を行った。
    D1A組の韓国は、カザフスタンに40-3で勝ち、1位となった。

    A組 タイ25-10スリランカ
    順位 1:韓国3勝(勝ち点15) 2:タイ1勝2敗(5) 3:スリランカ1勝2敗(4) 4:カザフスタン1勝2敗(4)  

    B組 日本74-0アラビアンガルフ
        台湾27-5マレーシア
    順位 1:日本3勝(15) 2:台湾2勝1敗(10) 3:マレーシア1勝2敗(4) 4:アラビアンガルフ3敗(0)

    D2 インド73-8ブルネイ 1:インド2勝(10) 2:ブルネイ1勝1敗(4) 3:パキスタン2敗(0)

    12月17日(土)最終日組み合わせ
    7-8位決定戦 カザフスタンVSアラビアンガルフ
    5-6位決定戦 スリランカVSマレーシア
    3-4位決定戦 タイVS台湾
    1-2決定戦  韓国VS日本

    投稿: 韓国情報 見明(みあけ) | 2005年12月16日 10:31

    近代スポーツの発祥の地の凄いところは、各施設にはツアーがあるところです。スコットランドのマレーフィールドではなかったと記憶していますが、ウェールズの昔のアームズパークやイングランドのトゥイッケナムでもスタジアムを案内してくれるツアーがありました。ラグビー校では、夏期休暇中でも、在校生がブレザーを着て、各施設を案内してくれました。銅像の紹介、ラグビー伝説が始まったとされる芝の校庭の紹介、学校内にある協会の紹介、歴代の校長であり「筋肉的キリスト教と」を育成することに多大な活動を行なったトーマス・アーノルド校長の石碑、もちろん、村上さんのいうラグビー起源を書いた石碑の案内もしてくれます。
    花園も、秩父宮もラグビー歴史・記念館として期間限定でも一般向けのツアーを行なうことを提案します。トゥイッケナムには、綺麗なレストラン、併設してホールがあり、メジャーリーグなどでは、多くの収入源を頼っているスカイボックス(一般客とは差別化した枡席のようなもので、年間数千万単位などで使用権を所得する。企業の接待用として所有することがある)のようなバーカウンター併設のボックスもありました。貴賓室や会長室は、大きなラグビーに関する画家がおかれており、気品あるれる空間がスタジアム内にありました。それに代表グッズを扱うショップも大きな床面積をとっていました。これらすべてが、スタジアム内にありました。
    ラグビーファンを大切にするというよりも、ラグビー文化を上手く伝承しようとか、ラグビー仲間を大切にしようとか、奥深いものを感じました。「品格は高く、敷居は低く!」日本の場合は、「品格は低く、敷居は高く!」ですから、発祥の地とは大違いです。
    ゲーム開催期間日、だけでもツアーを行ない、ラグビーのことを、施設のことを伝えればどうでしょうか?近鉄ラグビー場は、皇族方の発案により建設されたとか、建設当時は、周りが田んぼばかりで、お百姓さんも、転がっているボールを投げ合って遊んで仕事にならなかったというエピソードは、聞きたい!是非、村上さんご提案をお願いします。

    投稿: dragon | 2005年12月16日 09:30

    トレビアの泉で取上げられていましたね。あの時解説に小林さんが出てくるのではと(そんな訳無い)一瞬ドキドキしました。ラグビー博士として登場してほしかった。

    投稿: ファイブエイス | 2005年12月16日 08:56

    昔夜中にラグビーに車で行きました。
    市の入り口にはH型のポールの真中に楕円の球に似せた標記があり「RUGBY」と書かれています。
    そこの前で「これがラグビーの入り口だ~」っておおはしゃぎで友人と記念撮影をして帰りました。
    写真を現像すると、ぴっかぴっかに光って何が書かれているか分からない標記の前で思いっきり笑顔の僕たちが写っていました。

    投稿: tsugu | 2005年12月16日 08:34

    そうだったんですか、
    サッカーの試合で ボールを持って走ったんだと ばっかり思ってました。
    なんか 少し嬉しい

    投稿: さんぼ | 2005年12月16日 07:18

    RUGBY校はボクも10年前に行きました。グラウンドの芝の青さと広さがいまでも脳裏に焼きついてます。
    高校の目の前にあるGILBERT博物館(無料)は小さいながらも、昔のラグビーボールや各国の記事の展示があって見ごたえありました。

    TO RUGBYの切符いいですね~。ボクもやりたかったな。近鉄にお願いして「東花園」行き切符で我慢します。

    投稿: ひなP | 2005年12月16日 07:14

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