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2005年3月6日 - 2005年3月12日

現役時代はこんな感じ

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初公開! ではありませんが、現役時代の写真です。鈍足、不器用なフルバックでした。藤島大さん的に言うと「きわめて才能の制限された選手」だったので、努力を怠るとすぐダメになりました。現役時代は177cm、75㎏くらいだから、今思えばサイズも大したことないよね。あえて言えば、キックに対するフィールディングと、タックルは良かったなぁ。ちなみにこの写真は写真立てに入れたらガラス面に貼り付いてしまい、抜け出せなくなっちゃった可愛そうなヤツなんです。怖くて引っ張れない……。

神戸製鋼に来るショーン・ウェブについて、少し情報があるので、紹介したい。ウェブは正確なプレースキックを誇るSO(本人はFBを好む)で、一昨年はカンタベリー代表で2試合出場、昨年はオタゴ代表のSOとなる。今季はスーパー12のハイランダーズ入りを狙っていたが、日本へ。カンタベリーから、キャメロン・マッキンタイヤ、ベン・ブレアが移籍してきたため契約が難しくなったことも要因か。この経歴は、アンドリュー・ミラーにそっくり。ミラーも、スーパー12の地元チーフスになかなか選ばれず、クルセーダーズへ動き、クルセーダーズにはNZ代表マーテンズがいて出場機会に恵まれず、そのあと日本に来た。ウェブはまだ23歳と若いのだが、NZでは、この世代にはいいファイブエイス(SO、インサイドCTB)が多い。前述のマッキンタイヤ、ハイランダーズのニック・エヴァンス、ブルースのルーク・マカリスターなどだ。ウェブが、このあたりの選手と同等の力を持つなら、日本のディフェンダーを翻弄する走力があるはず。プレースキックも正確となると間違いなく活躍するだろう。

あれ? なんか、普通の記事みたいに書いちゃった。ということで、僕のことは写真の通り、現役時代はやせております。先日、ラグビープラネットのゲストに、東芝の冨岡鉄平キャプテンが来てくれたときのこと。
「村上さん、けっこうデカイですね。大型FBだったんじゃないですか」
 かなり嬉しいコメントだったのだが、大きくなったのは会社入ってからなんだよねえ。

 フルバックのことを2回続けて書いたら、選手時代のことをたくさん思い出した。ライン参加のやり方も人それぞれで、大きく弧を描くように長い距離を走って行くタイプと、CTBの後ろに隠れていて、入る瞬間に顔を出して短い距離で加速するタイプがいる。いずれにしてもディフェンダーに入ってくる位置を読まれないように入るのがコツだった。そういえば、高校生の頃、FBにパスする側のCTBの動き方を元日本代表FBの萬谷さんに習ったことがある。オールブラックス・ジュニアを破った時のFBだ。要するに「FBの走るスペースを作ろうとし過ぎるな」ということだった。マークの選手を自分に引きつけようとして鋭く向かっていくとかえって流されてしまう。それより、フラフラと横走りして、相手に捕まえるチャンスだと思わせてタックルされたと同時くらいにパスを浮かすと、ライン参加の選手がものの見事に抜け出せる。つい先日のシックスネイションズでも、ウエールズ代表CTBのヘンソンがやっていた。
 
 ダメだ。またいつまでも書き続けちゃう。きょうは、このあたりで。
 瑞穂のタックラーさん。矢野さんが、ガメラに出ていたのを知っているなんて、ただ者ではありませんな。

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好きなフルバック・その2

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脂っこいもの食べたいなあ。写真は大好きな沖縄料理屋さんにて、数日前、あまりに旨かったので写真に撮った「ラフテー」。表題とはまったく関係ないね。

きのう書いたフルバックについて、もう少し加筆したくなった。僕が好きだった綾城選手は、同期で同志社と大体大で戦った仲だ。実は京都の高校時代も対戦していた。といっても、僕は憧れの目で彼を見ていた。綾城選手は、東山高校出身だが、同時まだ全国大会に出場していなかった同高から高校日本代表のSOに選ばれている。当時から、SOからWTBまで一気に飛ばすロングパスを使うなど、技術的には高校生離れしていた。大学、神戸製鋼ではFBの印象が強いが、とにかくフィールド全体が見える選手だった。彼は自分が立つ位置によって、相手SOを牽制する。

たとえば、右タッチライン際に寄って立ち、左オープン側を大きく開けておく。すると相手SOはそこに戦略的なキックを蹴りたくなる。そして、SOがボールを蹴ろうとした刹那、綾城は、左のタッチラインに向かって走るのだ。SOは蹴る瞬間は、絶対にボールを見るので、相手の動きは見えない。そして、蹴ったあと顔を上げると、綾城が落下地点にいるというわけだ。それが、きのうきちんと書きたかったことだった。そういう駆け引きを見せてくれるFBがいなくなったのがちょっと寂しいわけである。

もちろん、上には上がいるので、それを逆手に取るSOもいるし、わざとキャッチしにくいボールを蹴るSHやSOもいる。僕は大学選手権で慶応と試合したことがあるが、慶応のSH生田さんのハイパントのキャッチしにくかったことといったらない。風船みたいに落下してくるので、キャッチするだけで精一杯だった。見ている側はボールを落とすと「下手くそ!」と思うだろうし、それでいいのだが、キックに対するノックオンのほとんどは、キックの軌道が原因である。だから上手い選手でも時々イージーミスをする。風もあるし、回転のかかり方もある、ラグビーボールは空中でも一定の飛び方はしないわけだ。

キャッチしやすいボールだと、やれることはいっぱいある。ハイパントなら、わざと落下地点とずれた場所に立っておいて、キャッチする瞬間に移動する。するとドンピシャのタイミングで走り込んできたディフェンダーのタックルポイントをずらすことができる。これの上手いFBは日本にいっぱいいた。谷藤さんなんかもそうだった。わざわざ狙われる位置で待っていなくても、動きながらキャッチすればいいわけだ。こういうの、こまごま書いてると、永遠に書いてしまいそうだ。

きょうは、これくらいにしてボチボチ出すね。


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◎アイルランド対フランス(シックスネイションズ第4節)

JSPORTS3で、12日、22:15~初回放送

優勝を占う大一番だよ。現在、シックスネイションズは3戦全勝のアイルランドとウエールズが首位に立っている。
3位のフランスが、ここでアイルランドに勝ち、ウエールズが13日にスコットランドに勝てば、ウエールズの優勝が大きく近づく。ただし、大会前から優勝候補だったアイルランドは、そうはさせじと、ホーム・ダブリンでフランスを下し、勢いをつけて19日、敵地カーディフでウエールズと優勝を賭けて戦いたい。まだシックスネイションズを見たことない人がいたら、この試合から見るのはいいと思う。ダブリンの熱狂は伝わるだろうし、両チームともボールがよく動くから。アイルランドのCTBオドリスコル主将は、女性から見るとセクシーなんだそうだ。僕はフランスのCTBジョジオンのほうが好きだけどね。それと、最近、僕が気に入っているレフリー、スプレットバリーさんも登場する。愛嬌ある笛にも注目を。さすがに大一番だから、スプレットバリーさんも固くなるかなあ。

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好きなフルバック

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仕事部屋の壁に貼ってあるポスター。2000年にワラビーズとオールブラックスが続けて来日した時のもの。もちろん、マシュー・バークだからいまだに貼ってある。

神戸ファンさんの質問、全然初歩的じゃないですよ!(笑)。でも、正直に書くと、神戸製鋼に入るショーン・ウェブのプレーを見た記憶がないんです。そういう名前の選手がいたということは憶えているんですけどね。ただし、経歴的にはアンドリュー・ミラーに似ているし(ミラーのことも来日するまでは知りませんでした)、日本で大活躍する可能性はあります。だから、これはなんとも言えないんです。ごめんなさい。

No15さんのコメントにあった、好きなフルバック(FB)について少し書きたい。冒頭の写真を通り、元オーストラリア代表マシュー・バークが好きだ。実際にプレーを見て、一番上手いと思った。1999年夏、トライネイションズの取材でNZとオーストラリアを回ったとき、ブリスベンでオーストラリア対南ア戦を見た。バークは確か怪我あけで復帰してきたのだが、その守備範囲の広さに驚いた。どこに蹴られてもバークがいて、ノーバウンドでキャッチしては大きく蹴り返し、あるときはカウンターアタックを仕掛ける。フィールドすべてを支配しているような印象を受けた。チームメイトから絶大な信頼を勝ち取る正確なフィールディングと狂いのない判断。そして、パススキル、ランニングスキルに優れる。圧倒されて、「これだよな~」と感心したものだ。

日本のFBで僕がいいと思っていたのは、新日鐵釜石の谷藤選手、神戸製鋼の綾城選手あたり。わざとスペースを作って、相手SOにキックを使わせ、蹴った瞬間に移動して、凡ミスのようなキックに見せる綾城の頭脳的プレーは大好きだった。フルバックは、受け持つ範囲が広いからこそ、頭脳的プレーが求められる。相手チームの選手達全員を相手に、つねに駆け引きを続けなければならないのだ。日本にはこういうタイプのFBがいなくなっている。攻撃面が強調されるからだろう。そして、足の速いFBほど、ボールの落下地点に行くのが遅い。ボールをノーバウンドでキャッチするのが、FBの大切なスキルだと思うのだが。

そういう観点から言えば、僕は、かつてフランス代表だったブランコや、NZ代表のカレン、現イングランド代表のロビンソンのように、圧倒的に身体能力の優れた選手より、バークのようなゲームの読みのいい堅実派が好きだ。95年W杯の南ア代表ジュベールもいいFBだった。91年W杯時のスコットランド代表ヘイスティングスのプレーぶりに感動したこともある。だけど、バークがやはり一番だ。実を言うと顔も好きなのだ。

FBはやっぱり男前じゃないとね。現在、スーパー12のワラタスで活躍するマット・ロジャースなんかは、僕の中では有望株で、もし、何かの試合でFBとして僕が驚くようなプレーをしてくれたら、バークより好きになってしまうかもしれない。

あの~、好き、好きとか言ってると変な感じだけど、あくまでFBとしてね。

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再び熱上昇

なんかコメントに知り合いが多いかも。嬉しいです。でも、知り合いじゃない人もコメント書いていただいて大丈夫ですからね。本名でなくてもいいし。

もう治ったと思っていたら、また熱が出た。結局、仕事復帰は見送り、JSPORTSのスーパー12の収録を小林深緑郎さんに急きょ代わってもらったり、水曜日の収録(2回分の特別版ラグビープラネットを収録することになってた)も休ませてもらうことになった。疲れがたまっていたのか病気をやっつける元気がなくなっているように感じる。こんなに寝込むのは、ラグマガ時代に水疱瘡で倒れて以来だ。会社入って3年目くらいだったか、クラブチームの試合で膝を痛めて、検査入院することがあった。それが入院当日に水疱瘡が判明し、約4時間くらいで強制退院させられた。病室の主みたいなおじさんに、かなり笑われた。「あんたみたいな人、初めてだよ」。恥ずかしかったなあ。

というわけで、当然、日本代表の記者会見にも行けなかった。この件に関しては、今後、ラグマガやJSPORTSで発信していくので、深く触れないけど、ミラーが入っていて驚いた。ただ、よく考えてみれば、プレーできる元日本代表で国に帰ってしまった選手を除外する必要もないわけだ。それだけ日本人SOが不足しているということなのかもしれないけれど。

僕がジャパンに望むのは一点だけ。一つ一つの試合に準備を整え、全力で勝ちに行くこと。長期計画が必要なのは分かっているが、日本代表にそんな余裕はない。格下に対しても大事に確実に、いい勝ち方をしていく。それしか世界の評価を高め、世界ランクを上げる方法はない。

早期の仕事復帰はあきらめて、病気を完全に治すことに専念することにした。10日ほど、JSPORTSの画面から消えますね。リピートとかでは登場するかな? ブログ始めていて良かった~。とりあえず、無事をみんなに報告できるもんね。 

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生き方

神戸ファンさんのコメントへのお答え。ものすごく初歩的な質問こそ歓迎です。恥ずかしくて人に聞けないようなことってきっとありますからね。もちろん、すべてに答えられませんけど、できる範囲で。難しいのは僕は分からないことがよくあるので(笑)、あくまで初歩的なのでお願いします。

きのうは家でゆっくりしていたので、いろんな雑誌を読んでいた。現在発売されているラグマガ4月号の巻末インタビューを読んでいたら、泣けてきた。青年海外協力隊員でサモアに赴任している田辺登さんの話しだ。実は、僕と彼は同い年で、今から18年前、僕はラグマガ、彼はラグビーワールドと、競合誌に同期入社した間柄である。職場がライバル関係だけに、ちょっと微妙な立場だったが、当人同士はけっこう仲が良く、現場ではよく話した。向こうの編集長には、「どっちが長持ちするかなんて、話してるんだよ」とか言われたりもした。結果的には彼はその後、職を転々としたが農業の専門学校に学びサモアに渡った。そして、もちろんラグビーも教えている。サモアでラグビーを教えている日本人がいるだけで嬉しくなるし、好成績を残していると聞くと、彼とサモアの選手達の交流を想像するだけで泣けてくる。

十数年前だが、スリランカでラグビーを指導している日本人を取材したことがある。満足な練習着もなく、子供達は裸足でラグビーをしていた。一緒に走ったら、すぐに仲良くなった。上手いとか下手とか関係なく、楽しげにみんなでボールを追っている姿に心打たれた。世界中、いたるところにラグビーに関わって生きている日本人がいる。ありがたい。

僕は結局、最初に志した職業をそのまま続けているわけだが、生き方は人それぞれであり、田辺君の生き方は立派で素晴らしいと思った。それにしても、紹介されている写真の田辺君は、はっきり言って老けていた。そっかあ、田辺君もこんな感じになっちゃったんだって思っていたら、数年ぶりに、従兄弟から携帯メールが着信。

「テレビ見たよ。老けた?」

うわっ、人にはそう見えるんだ。自分のことって気付かないものなのね。

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◎ハイランダーズ対ストーマーズ(スーパー12第2節)

ストーマーズの巨大CTBデヴィリアスの突破力。WTBシャバンガの俊足など個人技は魅力いっぱい。しかもストーマーズの両LOって、206cmと208cmコンビ。南アフリカの人材って底なしだね。ハイランダーズ頑張ってる。

◎シャークス対ワラタス(スーパー12第2節 8日22:00~初回放送)

開幕節から一番面白いプレーを見せてくれているのがワラタスだ。何をやっても絵になる男マット・ロジャースの個人技に酔いしれたい。ワラタスBKの大きさには目を見張るものがある。先発15人の平均体重が103㎏なんだよ。なんか、違う世界に入ってきたゾ。

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やっぱり歳か…

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ラグマガの編集者・桜間さんがスイミングマガジンに異動になった。丁度5年いたのかな。僕よりずいぶん年下なのに、しっかり者で、一緒に仕事していると安心できた。寂しいなあ。ちなみに、写真はお店の中で写したのでよく分からないかもしれないけど、となりで微笑んでいるのは深緑郎さんです。

汐入小学校ホワイトベアーズ、やったね、日本一! 監督の鈴木雅夫さんが、小学校近くの公園で時間をもてあましていた子供達にタグラグビーのセットを貸してあげたところから火がついた、汐入のタグ・ブーム。ついに日本一まで行ったなんて凄すぎる。みんな、取材に行けなくて、ほんとごめんね。

さて、ご心配おかけしました。身体の具合はかなり楽になりました。僕は一言もインフルエンザと書かなかったのに、インフルエンザだったんだって? と言ってくる人が多くて、なんで? と思っていたら、お休みさせてもらった「ラグビー・プラネット」で報告されてたんだね。番組関係者のみなさんには、ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。はい。インフルエンザでした。自分が高熱にものすごく弱い人間だって、よく分かりました。うなりまくってたからね。ずっと。

それから、コメントに「会長へ」というのがあってビックリ。こんなところで中学、高校時代の友達の名前をフルネームで見たら、びっくりするわ。ほんま、歳かもね。確かに、高校のラグビー部の先生は「38度5分までは走ったら治る」って根拠なく言い切ってて、その通り走ったら治ってたもんね。あんなことは、もう絶対にできないなあ。

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発熱

みなさん、たくさんのコメントありがとうございます。そっか、僕は深緑郎さんにならなくて、いいんだね。それから、まさしさん、お薦めマッチのところ間違いの指摘ありがとうございます。思いこんでました。訂正しておきますね。

さて、タイトルの通り、土曜の朝、39度を超える熱が出た。日曜日の朝にようやく下がったのだが、苦しかった~。数年に一度、3日ほど寝込む風邪を引いたりするのだが、きまってラグビーシーズン終了後である。シーズン中は緊張してるってことなんだろうけど、今回は不覚だった。本当は、この土・日は、秩父宮ラグビー場でタグラグビーの全国大会を取材する予定だった。汐入小学校ホワイトベアーズの子供たちは取材で何度か会ったことがあるので、活躍ぶりを見たかったんだけどなぁ。初日は順調に勝ち進んだようだ。あの子たちのランニングスキルは並じゃない。大学や社会人のトップ選手でも彼らのステップワークとか、ボールもらうときのスピードとか見ると驚くからね。子供がタグラグビーやって、将来ラグビーに移行すると、面白いプレースタイルのチームができると思う。日本人はいかに相手のタックルポイントを外すかっていうラグビーをやっていかないと世界と戦えないから。身体を大きくして、コンタクトプレーを強くするのは、高校生くらいからでいいもんね。


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