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2005年4月10日 - 2005年4月16日

慶應義塾大学の新監督

matsunaga

慶應義塾大学ラグビー部の新監督、松永敏宏さんをインタビューした。松永さんといえば、我々40歳前後の世代には、慶応の名CTB、そしてキャプテンとして有名である。このインタビューは、ラグビーマガジン6月号(4月25日発売)に掲載される。写真はラグマガ提供です。カメラマン高見君ありがと。

松永さんは、大阪の天王寺高校時代に高校日本代表に選出され、1984年度上田昭夫監督率いる慶応大のキャプテンとなり、関東大学対抗戦で全勝優勝。大学選手権決勝戦では、連覇中の同志社大学を6-10と追いつめた闘将である。松永さんから放たれた同点トライへのパスが、スローフォワードと判定された幻のトライは、オールドファンにはあまりにも有名だ。あの微妙な判定がなかったら、同志社のV3は達成されていなかった。

松永さんのインタビューは、CTBとしてのプレー同様、実にきびきびした切れのいいものだった。「今年は、打倒・早稲田、それだけです」などなど、言葉が簡潔で整理されている。おまけに自信にあふれている。これって、W大の監督に感じるのと同じものだ。しかも、慶応の監督では初めてのフルタイムだ。覚悟のほどは、10年勤めた保険会社を辞め、大学の職員になったことに表れている。推測だが、どう考えても収入ダウンである。もっと言うと、監督の任期は2年、内規ではラグビー部の監督は2期までしかできない。つまり、4年後には確実に辞めることになっている。あとのことは考えず、ラグビー部を強くすることだけが使命の監督就任。タイガー軍団は、間違いなく気合いの入ったチームになる。

実は、取材に行った日は、FW勢をつれて大相撲の高砂部屋(朝青龍がいるところだよ)に稽古に出向いていた。僕も見せてもらったのだが、ぶつかり稽古はかなり激しかった。力士の大きさというのは想像を超えている。僕はわりと相撲好きで何度か国技館で本場所を見ているのだが、何度見ても驚く。懸命にぶつかる学生たちも軽く吹っ飛ばされていた。股関節の固さも課題だろう。股割りできないもんね。体が固いのは日本のラグビー選手全般に言えることだけど。こんな試みも松永監督の発案。今後もいろんな話題を提供してくれそうだ。

早稲田と関東学院のマッチレースに、法政、同志社に続いて慶応が待ったをかけるのは面白い。活性化するね。

ちなみに、慶応の日吉のグラウンドも、夏には人工芝になる。人工芝の勢い、恐るべしである。

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W杯招致、国内プロモ開始!

imaizumi

今泉清さんとは上井草の早大グラウンド近くで会った。早稲田大学大隈記念大学院・公共経営研究科(長いっ)の授業が終わり、サントリーフーズの練習までの合間を縫ってインタビューに応えてくれた。会社を辞めてもコーチは続けてくれと、上司に言われたらしい。彼らしいね。収入なしの学生生活を送れているのは、カミさんが気持ちよく送り出してくれるからだ、とも言ってた。カミさんって涼風真世さんだけど、いい人見つけたね。なんの勉強しているかは長くなってしまうので割愛っ!。でも、きっと日本のスポーツ界に役立つことやってくれるはずだ。

この取材は、15日からいよいよスタートするW杯招致サイト「チャレンジ2011サポーターズ ウェブサイト」にアップするものだ(記事が出るのは来週かな?)。これから11月まで、元日本代表選手、W杯を経験した裏方さんなどに話を聞いていく予定になっている。これまで、W杯の招致活動は、もっぱら海外向けに行われてきたが、ようやく日本国内のプロモーションも始まったというわけだ。遅ればせながら、というところはあるけど、それでも一刻も早くやらないとね。これを契機に、日本のラグビー人気を回復していかなければ。ウェブサイトには、署名欄もあり、多くの声が招致を後押しすることになるので、みなさん是非協力してください。もちろん、強制はできないので、賛成の人は積極的に、ということで。

僕は、W杯招致には賛成である。世界のトップ選手がやってきてマジの試合を見せてくれることが、日本ラグビーのマイナスになるわけがない。これまでは閉鎖的なイメージがあったラグビー協会が、情報をどんどんオープンにして多くのファンを獲得し、競技人口を増加させる絶好のチャンスなのだ。って、なんか演説みたいになってるなぁ。

今泉さんは、世界のトップ選手は素晴らしい人間性を持っており、それは必ず日本のスポーツ界にいい影響を与えるとも言った。彼は、何度も「ノーブレス・オブリージュ」という言葉を使った。これはフランス語だが、スポーツ界で時折使われる言葉だ。辞書には、「高い地位に伴う道徳的、精神的義務」とある。国代表にまで上り詰めた選手には、それ相応の義務が伴う。世界のスポーツ界でもトップ選手は、たとえば津波の救援活動に寄付をしたり、チャリティマッチを企画したり、その名声があるからこそできることをやっている。子供たちやファンに接する態度も、憧れられる存在としての責任感にあふれている選手が多い。日本のスポーツ界って、そういう面では遅れているし、スポーツ界というより多くの日本人が、そういう意識が希薄なのかもしれない。とくに地位のある人たちが考えなければならないことだ。そんな人たちが感動して、人間性改めてくれるような大会を目指したいよね。

昨年の12月、NZ代表のタナ・ウマンガが、国連や国際オリンピック委員会などが承認する国際フェアプレー委員会から、国際フェアプレー賞を受けた。これは、NZ代表とウエールズ代表の試合中、怪我で倒れた相手選手を介抱したのが評価されたものだ。日本のラグビーも10年ほど前までは、相手選手が倒れるとキャプテンが様子を見に行っていた。それ、最近なくなってる。勝敗も大事だけど、そういうこと大事にしていきたいよね。甘っちょろいかもしれないけど、これは、スポーツだから。相手がいるから試合ができるんだっていう感謝の気持ちは持ち続けてほしいな。

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春口ラグビーの本が出るよ。

最近の学生ラグビー界は、関東学院大と早稲田大のマッチレースが続いている。両チームがなぜ強いのか、早稲田に関する本はたくさん出ているが、4月15日、光文社新書で「関東学院大学・春口廣 強いだけじゃ勝てない」が発売になる。

著者の松瀬学さんに本を送っていただいたので、きのうさっそく読んだ。僕も取材しているので最近の話しは知っているが、31年前に監督に就任してからどんどん強くなっていく過程も細かく取材されているので、なるほど、関東学院の強さの秘密がよく分かるようになっている。

僕の場合は、例によって、昨シーズン、試合に出られなかった松本キャプテンのエピソードや、4年生が試合に出場する選手にあてた手紙のあたりで、もう涙腺が緩んだ。スポーツっていうのは、やっている選手にとっては残酷なところがある。頑張ってるだけじゃ試合に出られないからね。持って生まれた才能って、やっぱりあるし、与えられたチャンスをつかむ、つかまないは紙一重だ。

ずっと読んでいくと、春口監督のバイタリティーには感心する。チームを率いるというのは、大変なプレッシャーだよね。それとずっと戦っているんだからなぁ。以前、春口さんに話しを聞いたとき、サインするとき色紙に「楽美」と書くことを伺った。楽しくて美しい、それがラグビーだってこと。「美」の中には、泥の中でも突っ込んでいける男の美学も入っている。僕はこの話しがとても好きだ。

さて、この本の特徴は、関東学院の強さの秘密を早稲田のラグビー部OBが書いているところだろう。松瀬さんは、早明戦が空前の人気を誇った1980年台初頭の早稲田のプロップだ。プリンス本城さん達と同期。僕が大学生の頃は、大阪の共同通信社にいて、我らが監督坂田先生の家に部員数名で遊びに行っているとき、松瀬さんも訪ねて来られたことがあった。

「マツセや、マツセ」

学生の小声の反応である。つまり、学生ラグビー界では有名な人だった。2年前には「早稲田ラグビー再生プロジェクト」(新潮社)も上梓している。他にも、女子ソフトボールの宇津木妙子・麗華物語や、中国のドーピング疑惑を追った本など著書は多い。ライターとして凄いエネルギーを感じる人だ。

春口さんと松瀬さんのバイタリティーに、刺激受けまくりの読書であった。

僕も頑張ります!

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キャプテンシー

きのうは、JSPORTSのスタジオでイングランド・プレミアシップのバース対ノーサンプトン、スーパー12のブルズ対クルセーダーズの解説をした。これは、お薦めマッチに書くべきかもしれないが、両方とも面白いので視聴可能の方はぜひ見てください。

スーパー12の収録はほとんど現地の映像をライブで受けて解説するのだが、数試合どうしても録画に解説する場合がある。そんな時は、ネットなどで内容は調べず新鮮な気持ちで見るようにしている。だから、試合中に驚いているのは本当です。バースはオーストラリア流のコーチングを受けた組織的な攻撃をする。ブルズは、ものすごくアグレッシブで興奮した。クルセーダーズのキャプテンのマコウが脳震とうで退場するシーンは、ちょっと怖い。結局大事には至らなかったようだ。

僕も大学生の頃、タックルされた時に、頭からグラウンドに叩きつけられ、痙攣し、気を失って病院に運ばれたことがある。今では友達と笑い話になるんだけど、あん時は、死ぬかと思った。頭とか首は、怖い、だから、ラグビー選手は最初に首を鍛える。これだけは怠ってほしくない。スクラムの安全対策がとられてから、首の事故はかなり減っているみたいだけどね。

さて、本題。きのうの日記に、日本A代表、B代表のメンバーに期待してるってところで、キャプテン経験者が多いことが理由と書いた。これは実感に基づいている。僕が学生の頃、大体大は学生ラグビー界でメキメキと頭角を現していた。3年時には大学選手権V3中の同志社に初めて勝って関西リーグで優勝した。で、この頃のメンバーがどんなだったか思い起こすと、大阪、京都の府立高校出身者が多かった。しかも各チームでキャプテンかバイスキャプテンを務めた選手が多かった。弱いチームのお山の大将ばかり集まると、まとまらないと思われるかもしれないが、これがまとまる。多くのキャプテンは組織全体をいかにまとめるかを考えるので、一選手になった時も、組織の中での役割を果たすことの重要性がよく分かるからだ。

神戸製鋼も、強いときはキャプテンをうまく補強していたよね。堀越、元木、吉田明、小泉などなど、みんなチームの軸になっていった。頭のいい補強だなって、いつも感心していた。

日本A、B両代表、期待してますよ。

◎豆知識【キャプテンシー】=タイトルの説明が最後になっちゃった。小林深緑郎さんが、ずいぶん前にラグマガに「キャプテンシーを得る」というのが正しい使い方と書いていた。辞書を引くと、キャプテンシーとは、キャプテンの地位を指す名詞と説明されている。だから、指導力をキャプテンシーと言うのは本来の意味とは違うわけだね。

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ちょっと気になる11

◎ジョニーは、いなかった。ライオンズ・メンバー発表

ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ、NZ遠征メンバー44選手が発表された。イングランド代表の2003年W杯優勝メンバーのニール・バックやロウレンス・ダラーリオなどのベテランも含まれているが、怪我がちのジョニー・ウィルキンソンは選出されなかった。内訳は、イングランド22名、アイルランド11名、ウエールズ10名、スコットランド3名。髪の毛ツンツンのウエールズCTBヘンソンももちろん入った。

ライオンズというのは、要するにこの4協会の代表なのだが、近年は4年に一度しか結成されず、NZ、オーストラリア、南アを順に回るので、NZに行くのは12年ぶりになる。ある意味、4年に一度のW杯より価値はあるわけだ。JSPORTS、必見。

気になるのは、アイルランドの11名。ライオンズでもキャプテンを務めることになった、オドリスコルはじめ、SOオガーラ、FBジョーダン、CTBダーシー、WTBヒッキー、HOバーンなどスター選手はほとんど選ばれた。つまり、6月、日本に来るアイルランド代表は主力抜きってこと。だからこそ、日本はチャンス。勝とうよ。

ライオンズは、5月23日、ウエールズのカーディフでアルゼンチンと壮行試合を行ったあと、NZへ出発。6月4日から、7月9日まで、11試合を行う。うち、オールブラックスとは3試合。

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ジョー・ロフが、来たよ。

roff

4月11日午後1時半より、クボタスピアーズへの入団が決まったジョー・ロフ選手の記者会見が行われた。荻窪監督が小柄な方なので、数字以上に大きく見えた。

 最近は大物外国人選手の来日が相次いでいるが、キャリアでは過去最高の選手がやってきた。ざっと資料で配られたプロフィールを記してみよう。

身長191㎝、体重101㎏、29歳。FB、WTB。95年~04年オーストラリア代表。99年ワールドカップ優勝メンバー。
◆代表での記録
キャップ=86(歴代3位)
連続キャップ対象試合出場=62(歴代最高)
トライ数=30(歴代2位)…本人の記憶では31。
◆スーパー12での記録
トライ数=57(歴代最高)
※99年、03年度の2度、オーストラリア最優秀選手に選ばれる。

「代表については引退を表明して来ました。100%クボタにコミットできます。チーム力が向上する手助けをしたい」
 つまり、本物中の本物が29歳の若さなのに代表を引退して来日したわけだ。契約期間は2年。すでにクボタ入りしている元オーストラリア代表のトウタイ・ケフらに聞いた印象もよかったみたいだ。それと、19歳から代表で10年もやってさすがに何か新しいチャレンジをしたくなったんだろうね。2年前にも彼はフランスに行っているし、そういうタイプみたい。「トップリーグは質が高く、いい選手も多い。日本のラグビーを低く見ることはできない」とも語っていた。すごく日本でのプレーを楽しみにしているようだった。ただし、会見当日の朝は地震にかなりビビッたらしい。

 ワラビーズ好きの僕としてはかなり嬉しい来日だ。同時代にティム・ホランやグレーガン、ラーカムなど、スーパースターがいたので地味なイメージがあるが、なんでもできるマルチ・プレーヤーとして超一流である。トライを奪う決定力が抜群なのに、チャンスメイクもできるし、何よりフィールディングの安定感が抜群なのだ。荻窪監督は「クボタの決定力不足を払拭してくれること」を期待していたが、ロフのプレーからトライが生まれることのほうが多い気がするなあ。

 WTB2人とFBの計3人を「バックスリー」と呼ぶ。この3人にはトライを奪う決定力ばかりが期待される面があるが、僕はフィールディングの安定感も同等に大事だと思う。トライ獲っても、フィールディング悪いのが原因でトライされたら意味ないもんね。バックスリーが安定していると、FWの選手も最前線で安心して身体を張れるものだ。

 スピアーズは、課題とされていたスタンドオフのポジションに、サニックスを退団した伊藤宏明を補強。侮れない存在になるね。

◎日本A代表、B代表合宿始まる
4月12日~14日の合宿参加メンバーは、日本協会のサイトを見てもらいたいだけど、負傷で辞退の選手が多いのだが、僕はちょっとこのチームに期待を持っている。東芝の冨岡鉄平選手をはじめ、ヤマハの久保晃一、大田尾竜彦、トヨタの北川俊澄、近鉄の佐藤幹夫、東芝の廣瀬俊明など、キャプテン、またはキャプテン経験者が多いからだ。結束のいいチームになるかもね。ちなみに12日は合宿参加でサントリーの沢木敬介選手の誕生日だ。おめでとう。

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桜は何を語る

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庭に咲いた「カイドウ」。カイドウザクラとも言うみたい。バラ科の植物。ピンクが綺麗です。

まずはひとつお問い合わせに答えたい。スーパー12を見に行きたいけど、チケットはどうすれば? というコメントがあった。いまはインターネットで買うことができる。NZ協会やオーストラリア協会のホームページにあります。いつもコメントくれる「軍曹」さんのサイトにも詳しいよ。

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この写真、何か分かる? 昭和5年、はじめて日本代表が結成されてカナダに遠征したときのエンブレムです。桜の見頃も東京はもうお終いだけど、ラグビー日本代表の勝負はこれからが本番ってことで、エピソードとともに紹介することにした。

このエピソードは以前、ベースボール・マガジン社から発行された「日本ラグビー・名勝負伝説」に書いたのだが、エンブレムが桜に決まったのも、赤白段柄に決まったのも、このカナダ遠征からだった。国代表のエンブレムはその国を代表する動物か植物が多い。でも、日本の動物っていまひとつ強そうなのがないんだよね。それで世界的に知られている桜にしたらしい。

最初のエンブレムには、ご覧のように3種類の花が描かれてる。戦後のエンブレムは花がすべて開いていることから、戦後はじめてオックスフォード大学を迎えるにあたって花を開かせたという説があるのだけど、戦前の関係者に取材したところ確証は得られなかった。

遠征は、12日間の船旅で太平洋を渡る厳しいものだった。選手団は大学生25名。監督は東京大学ラグビー部の創設者でもあり、のちに日本ラグビー協会の会長も務める日本の元祖ミスター・ラグビー香山蕃だった。彼は、カナダ上陸前夜に次のように書き記している。要点だけ紹介したい。

《我々がかつては夢に描いていた日本ラガー・チームの海外遠征が、今現実となりつつあることを考えれば感慨無量である。(略)考えなければならない第一のことは、我々のチームは正々堂々と美しく試合を終えて帰りたいということである。ユニホームの桜は何を語るか、正々堂々と戦えということである。敗れる場合は美しく敗れろということである》

 負けろとは言っていなくて、とにかく精一杯立派に戦おうという決意だった。遠征は6勝1分けの好成績だった。自分たちの実力を世界の尺度で測ってみたい。いつの時代だって誰もが抱く気持ちを実現させたわけだ。先人達の心意気を、いつまでも忘れないようにしたいね。

◎豆知識=【ラガー】とは、ラグビーそのものを指す。選手のことを言うのは誤った使い方。文章のように戦前はきちんと使われていたってわけだ。ラグビー選手の言い方は、ラグビープレーヤー、ラグビーフットボーラー、ラグビーマン、ラガーマンなどだが、ラガーマンは、海外ではほとんど使われない。


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小さな巨人

小さくても身体を張る選手が好きだ。スクラムハーフでいえば、最近では辻高志選手と、前田隆介選手である。きのう電車の中でラグマガ5月号を読んでいて泣きそうになった。相変わらず単細胞である。

近鉄ライナーズを引退した前田選手の記事を読んでいてのことだった。前田選手は、天理、早稲田、近鉄と進んだ。どのチームも体格の小さなチームだったので、FW戦で圧倒されることも多かった。僕は高校時代から前田選手のプレーを見ていたが、そのなかで、彼はいつもビッグタックルを決め、素速いパス捌きでチームを勇気づけていた。公称160㎝だが、実際にはもっと小さく見える。

スクラムハーフは、FWが獲得したボールをさばくのが普通だが、前田選手の場合は劣勢の試合が多かったので、FWより先にポイントに駆けつけて相手FWとボールを奪い合い、上体の強さでこれをもぎ取ってパスするという離れ業も見せてくれた。優勝争いするようなチームにいたら、日本代表に定着しただろう…っていうことは言っちゃいけないんだろうな。きっと、近鉄だったからこそ彼の持ち味が生きたんだろうしね。

膝の怪我が引退を早めた。身体を張ったからこそ怪我も多かったのだ。「命をかけた戦いにだましだまし出るわけにはいかない」というコメントは泣かせる。

いい記事あるよ。ラグマガ、頑張ってるね。僕は編集部から離れてもう8年になるが、今やライターであり、読者である。だけど作っている時は、ほんと必死だった。発売日に本屋さんでどんな人が買うのか気になって眺めていたこともある。よく売れる本屋では、自分の腰くらいの高さまで平積みされていることもあって、もう見ていられず、思わず1冊買ったりした。1冊だけ売れ残っている本屋さんでも買ったりしたなぁ。

さて、次はヤコちゃんのインタビューでも読むかな。

◎愛好ニュース
イタリア代表のカーワン監督が解任される。ほんとは2007年までやることになってたのにね。6か国対抗に1勝もできなかったから解任か。あの相手じゃ無理もないと思うけど、それくらいの厳しさがないと世界の上位には行けないということだ。

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お薦めマッチ_0410

◎高校選抜大会決勝・啓光学園対東海大仰星(10日午後5時~JSPORTS2にて初回放送)

両チームとも質が高いが、啓光にはうならされる。勉強になります。ぜひ、見てください。僕、解説してます。

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