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2005年4月24日 - 2005年4月30日

ワールドユース1日目

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29日から始まったサニックス2005ワールドラグビーユース交流大会を見に来ている。ニュージーランド、イングランドなどから8か国の海外チームと、啓光学園、伏見工、東福岡など国内8チームの計16チームが、5月5日まで熱戦を繰り広げる。福岡県宗像市になるサニックスのグローバルアリーナで開催されて今年で第6回目だ

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これは、大阪工大高が、イングランドのアイヴィーブリッジコミュニティカレッジを39-3で下した一戦。大阪工大高がスクラムを押しまくり、終始圧倒した。

強い日差しと25度を超える気温。選手はさぞきつかったと思うけど、みんな頑張っていた。最後のコンバージョンが外れて、佐賀工に1点差負けしたフィジーのクイーンビクトリアスクールの選手は泣いていたもんね。この大会は、16チームを4チームずつのグループに分け、それぞれの順位を決めて、順位別のトーナメントが行われる。

初日は、日本対海外の対戦になったが、予想外に日本勢が健闘して、伏見工が、韓国のソウル北工業高等学校に大勝したほか、長崎北が南アフリカのトップ10に入るというウォータークルーフハイスクールに、17-12の逆転勝ち。大阪工大、佐賀工も前述のとおり勝利した。

ただし、啓光学園が敗れたアイルランドのブラックロック・カレッジはとてもいいチームだったし、天理を下したウエールズのカマーセンシャーカレッジは巨漢揃いでスピードもあった。優勝候補のクライストチャーチボーイズハイスクールも負ける可能性のある強さだった。あとは、オーストラリアのサウスポートスクールもけっこう強そう。

ちなみに、ブラックロック・カレッジは、あのオドリスコルが卒業したところで、NZのクライストチャーチボーイズは、多数のオールブラックスを輩出する名門。そんなことを考えながら見ているのも楽しい。

いつも思うが、高校時代から世界各国の選手と交流するのは、とてもいいことだ。初日前夜も、日本とフィジーの高校生が腕相撲大会をしていたらしい。試合でも海外選手の当たりに慣れるのか、年々、日本側のタックルが激しくなっている気がする。プレースタイルの傾向は世界共通で、防御では思いっきり前に出てプレッシャーをかけてくる。ゆっくりしたディフェンスのチームはひとつもなかった。

佐賀工にスクラム、モールで押されまくったフィジーのチームも、ディフェンスに関しては非常に粘り強かった。差が出ていたのはスクラムの強さ。日本でも強いチームは勝ったし、押されたチームは負けていた。スクラムの話は、大会を見ながら、また書きますね。

しかし、一日で思いっきり日焼けしたなぁ。


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スリー・チアーズ

 みなさん、いつもコメント、トラックバックありがとうございます。いくつか質問があったので、ちょこっと答えますね。

 まず、神戸ファンさんの、W杯の会場候補に神戸が入っているかどうかという質問。これはまだハッキリ発表されておらず、あくまで開催可能な会場をIRBに提出する文書に示しただけなので、まだまだどこになるか分からないとのこと。9会場の内容も発表されていない。でも、記者席の数とかナイター設備など考えると、神戸のスタジアムは国際大会できるはず。資格は十分と思います。

 選手たちが試合後によくやる「スリー・チアーズ・フォー~」の声は、海外でもやるのかどうか。これは以前に少し調べたことがあるのだが、日本で、いつ誰がやり始めたのか、はっきりしなかった。僕の経験では、スーパー12やテストマッチでは、あまり見かけないので、海外でもすべてのチームがやっているわけではなさそう。日本のクラブチームはほぼやるよね。

 この意味なのだが、辞書を調べると「万歳三唱」っていう意味で、正しくは、「スリー・チアーズ・フォー・(チーム名)」とリーダーが言ったあと、続けて「ヒップ、ヒップ」と言い、メンバー全員が「フレー、フレー」と応じて、これを3回繰り返すのが正式のやり方のよう。僕も大学時代から、これよくやったけど、リーダーが「ヒップ、ヒップ」をものすごく速く言うので、ずっと「ヒット、プレー」だと思っていた。ラグマガの編集部に入ってから正しいことが分かったのだが、「ヒップ、ヒップ」は、速く言うと「ヒピッ」に聞こえるんだよね。

 話は変わって、きのうの日記で、NZU戦のことを書いたが、もう少し書きたいことがあった。試合後の記者会見のとき、NZUのベバン監督が今遠征3試合のメンバー編成について、こんなコメントをした。
「過去の実績から日本Aにベストメンバーをぶつけ、日本B戦は、残りの10名のメンバーを軸に第一戦の選手を加え、最後の学生代表戦は2試合でパフォーマンスの良かった選手を出します。学生日本代表が一番強いと思っています」と。

 え~、そんなことないけど、っていう空気が会見場に流れた。でも、ベバン監督は、「我々は2年前に早稲田に負けました。単独チームでもあれだけ強いのだから、学生代表はもっと強いはずです」と言う。まっとうな発言なのだが、ここでも会見場は複雑な空気が流れた。日本ラグビーの昔からの課題だ。選抜チームの強化に時間がかかるのは。学生日本代表には、その殻を破ってもらいたい。スリー・チアーズ・フォー・学生日本代表、ヒップ・ヒップ、フレー、ヒップ・ヒップ、フレー、ヒップ・ヒップ、フレー。って、長っ。

◎昨夜、NECグリーンロケッツの日本選手権優勝祝賀会が行われた。ポジションごとに抱負を述べたり、岡野、石井、白濱選手らが引退の報告をするなど、和気藹々とした会だった。この愛好日記を読んでくれている選手に数名声をかけてもらって、嬉しかったです。来季はもっとタイトル獲れるよう頑張ってください。

◎そうそう。現在発売されている「スカイパーフェクTV!ガイド5月号」に小野澤くんのショートインタビューが掲載されています。凛々しく写ってます。


 

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気持ちは伝わった

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NZUは別名「スカーフィーズ」とも言われるらしく、選手それぞれのスカーフ(マフラー)を結んでチームの結束を強める伝統がある。

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試合前には兵庫県尼崎市の列車事故による犠牲者の方々への黙祷が捧げられた。そして、恒例のハカ(ウォークライ)が始まった瞬間、日本Bの冨岡キャプテンが先頭を切って前進し、続いて日本Bの全選手が肩を組んでNZUの鼻先まで歩を進めた。NZUのゲームキャプテン、NO8アロファも「あれで気持ちが高まった」と両チームの気迫が火花を散らした。平日の昼間とあって観客は、1,495人と少なかったが、好試合への期待が高まるパフォーマンスだった。

日本Bは、WTB金澤のPGで先制すると、SO大田尾、FB廣瀬らのキックで地域を進め、CTBニールソンらが思い切ってドロップゴールを狙うなど、地域的に優位に試合を進めた。しかし、なかなかトライに至らず、逆にNZUの連続攻撃でトライを奪われる。第1戦ではSOを務めたCTBサポルの、スペースをよく見たパス、ランニングに防御を翻弄されているように見えた。前半は17-3のNZUリード。

後半に入ると、NZUは温存していたエースランナーのヘレウァを投入。さらに波状攻撃を仕掛けて、後半11分のFLローのトライ時点で31-6までリードを広げた。しかし、日本Bはあきらめず、30分、相手ゴール前15mで得たスクラムから、サインプレー。右へNO8山本英児が持ち出し、すぐに左方向へサイドチェンジ。CTB冨岡がタックルを受けながらも左中間に手を伸ばした。キャプテンのトライで勢いづいた日本Bは、32分に投入されたWTB鈴木貴士が快足を披露。この日大活躍のFL佐藤幹夫が左タッチライン際を快走し、捕まってできたポイントから、大きく右オープン展開。最後は冨岡がラインブレイクして、絶妙のロングパス。これをキャッチした鈴木が右タッチライン際を駆け抜けた。気持ちのスカッとする攻撃だった。日本Bは終了間際にもWTB藤原がトライを返したが、最終的には23-38で敗れた。

「FWがまとまって前進もできたし、FW・BK一体となったトライもできた。きょうの出来には満足しています」。NZUベバン監督の言葉通り、メンバーこそ第1戦より落としていたが、ボールのつなぎはむしろ精度が高まっていた。

日本Bは前半はタイトに敵陣で戦い、後半ワイドに展開するというプランだったが、前半の失点が響いた。冨岡キャプテンによれば「ゲームフィットネス不足」。もともとフィジカルに差があるのだから、運動量で勝らなければならないのに、シーズン終了後、試合から遠ざかっている選手もいるため、激しいコンタクトが続くとどうしても足が動かなくなった。必然的に相手の波状攻撃を止め続けるタックルが一歩ずつ遅れて穴を作るシーンが多かったのである。

ただし、条件を考えれば最後までよく戦ったのではないか。日本Bというチームは、セレクション合宿で日本Aになれなかった選手たちであり、モチベーションには最初から問題があった。FWもすべて日本人でパワー不足は否めない。それを永田監督、小村コーチらが詳細なゲームプランを与え、冨岡キャプテンが「ポテンシャルの高い選手が多いんだから、胸を張って行こう」と盛り上げ、練習時間たった2日の中で、チームをまとめた。第1戦でも感じたことだが、NZUは日本のトップリーグの上位チームなら十分勝てるレベルである。日本Bでも数試合準備をしてからなら勝てただろう。最後の学生日本代表に向けては、NZUもベストメンバーを組んでくるが、いくつかの得点パターンを作り、若さで振り回せれば、勝利の可能性はある。

最後にオープンサイドFL佐藤幹夫の活躍をもう一度書いておきたい。法政大学時代から「タケオミ2世」と呼ばれた柔らかい突進は磨きがかかっているし、攻守の切り替えにもっとも素早く反応していたのも佐藤だった。ジャパンへ猛アピールとなったはずだ。ほんと、良かったよ。

5月8日の日本代表対香港代表戦からのテストマッチシリーズに向けて、南米遠征の日本代表27名に、NZUシリーズで活躍した選手が数名加えられる可能性は高い。学生日本代表の試合もじっくり見ておきたい。

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ちょっと気になる14

◎ロメ・ファアタウのタトゥーって。

「スーパー12の個性派揃いのハリケーンズBK陣でもひときわ異彩を放つTatooの人、WTBロメ・ファアタウ。大腿部分にびっしりと描かれるのは伝統的なサモアスタイルのデザインで、かれこれ10年来のお付き合い。このTatoo。なんと、サメの歯とハンマーを使って一日十数時間、何日もかかって施されたものだったのだ。サメだよ!サメ!」
というわけで、ファアタウを見る目が変わり始めているNZの友人からのコネタでした。

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愛好速報!0427

◎日本B、健闘むなしく…

NZU来日第2戦 

NZU○38-23●日本B
  (前半17-3)

冨岡主将の強烈なリーダーシップで最後まで頑張った日本Bだったが、
前半の失点が最後まで響いて後半の猛追も及ばず。
もう少し詳しい情報は、明日の日記にて。

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日本代表、帰国

 きのうは一日中、外で仕事していたのだが、兵庫県尼崎市のJR福知山線での事故が、ずっと気になっていた。僕は京都で生まれ育ったので、行き先が同志社前だったことで事故を身近に感じるのかもしれない。自分の家族や友人が…と思うと、やりきれない。亡くなった方々のご冥福を心よりお祈りします。また怪我をされた方々にお見舞い申し上げます。

◎日本代表、南米遠征より帰国

 26日早朝、日本代表が帰国した。フランクフルト経由で、約25時間のフライトということもあって、スタッフ、選手ともに長旅の疲れが見えた。僕も成田空港に行ってきた。箕内キャプテンのコメントに少しほっとした。
「結果は出なかったんですけど、去年の春より、いいスタートが切れていると思います。ラックが減っているのは確かです」
 つまり、フランスで学んだ、タックルされながらのパスや、タックルされる前にパスをつなぐことができ始めているということのようだ。それがアルゼンチン相手にある程度できたことが手応えにつながっているとのこと。
「次は、アイルランドにどこまでやれるか。そこまでの試合はできて当たり前という感覚があります」
 今春は、あと6テストマッチがある。遠征の成果を見せながら、結果を出すことを期待したい。
 
cris
ところで、きのうは日本代表のテストマッチ最年少出場記録を作ったクリスチャン・ロアマヌ選手(写真=名前、逆になったのね)にも短いインタビューをした。この内容は、5月6日発売の、スポーツ・ヤア!に掲載される予定だ。ディフェンスがよくないという自分の課題もしっかり分かっているし、意識は非常に高いと感じた。「社会人でも日本でプレーしたい」と言っていたし、試合経験を重ねて大きく育ってもらいたい。ちなみに、名前の並びは今が正しい。フルネームは、クリスチャン・エスティモアダリル・ロアマヌ。高校時代のニックネームは「モア」。ジャパンでは、小野澤くんが、「クリスティーナ」と命名したが、「クリス」とか「クリちゃん」と呼ばれることが多いようだ。


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お薦めマッチ_0427

◎ストーマーズ対ブルーズ(スーパー12第9節 28日25:00~JSPORTS3にて初回放送)

久しぶりにスーパー12らしい試合。お互いにアグレッシブに仕掛けてスーパープレーが続出する。超おすすめ!

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NZUって?

来日中のNZUの第2戦、日本Bのメンバーが発表された。そろそろ日本ラグビーも白星がほしい。可能性はある。力を出し切ろう。

キャプテンは冨岡鉄平、CTBコンビを組むのはブレンデン・ニールソン、SO大田尾竜彦、FBは東芝府中の廣瀬が入る。けっこう魅力的な選手たちだ。阿久根、北川の両LOに、瀬川貴久、佐藤幹夫、山本英児のFW第三列って、頑張りそうだもんね。しかし、平日の昼間か…。90年のワールドカップ予選だったよね。平日の昼間なのに秩父宮に観客が詰めかけたのは。あの韓国戦勝利は思い出深い。ジャパンに魅力があった。夢をかなえてくれそうな。NZUの先発メンバーには、第一戦で大活躍したSOサポル、CTBヘレウァがリザーブだ。日本Bにも頑張ってもらいたい。しつこくタックルさえすれば、止まるよ、あのチームは。

第2戦を迎える前にNZUのことを簡単に説明しておきたい。NEW ZEALAND UNIVERSITIESは、NZ学生代表と訳されているけど、正確には大学クラブ代表である。その昔、坂田好弘氏が武者修行に行ったのは、カンタベリー・ユニバーシティークラブ、早稲田大学を卒業した今泉清氏が所属したのはオークランド・ユニバーシティークラブだ。これらのクラブは、大学生でなくても入れるオープンクラブなので、NZUもすべてが現役大学生というわけではない。だから、昔はオールブラックス級がたくさんいる強豪チームだった。あの1968年にNZジュニアを破った日本代表も、最終戦のNZUには勝てなかったんだからね。

NZUの最初の遠征は、1908年のオーストラリア、1936年には初来日している。この時は香港も回ってる。ちなみに日本学生代表(実質的日本代表)は最終戦で9-9で引き分けた。大先輩たちは頑張ったんだ。日本がNZUに初めて勝ったのは、1974年のウェリントン。24-21。のちにプロレスラーになった原がPR、CTBには髭の森重隆さんがいて、WTBには有賀剛のお父さんがいた。SHは宿沢さん、FLはタックルマン石塚である。

ただし、95年のプロ化(正確にはオープン化)以降、スーパー12などでプレーする選手はNZUでプレーすることが少なくなったので、来日する選手もその予備軍や、アマチュアでプレーしている選手が多くなっている。今回のチームも、そう。ちなみに、SOのサポルは、法律の本を手放さない勉強家のようだ。

冨岡キャプテン、いい試合を期待してますよ。

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お薦めマッチ_0425

◎クルセイダーズ対キャッツ(スーパー12第8節 25日22:00~JSPORTS3にて初回放送)

ディレクターのオリティおすすめ。絶対有利のはずのクルセイダーズがそうでもないらしい。キャッツが意地を見せる。NO8ジュアン・スミスが活躍。控えのカーターも…。視聴可能の人はぜひ。

スーパー12も終盤戦に入ってきたが、まだまだ大混戦。トップ4争いが面白くなってきたよ。ブランビーズは、いったいどうしちまったんだという順位になってる。昨年の王者がプレイオフを逃す可能性も。

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NZU来日初戦

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きのう、大阪の長居第2陸上競技場で行われた日本A代表対NZU(NZ学生代表)の試合後の記者会見。NZU監督ブライス・ベバン氏と、主将のジェーソン・カワウ選手。「FW陣が個人プレーに走りすぎ」と、監督はやや機嫌が悪かった。今回は思いっきり試合レポートです。

快晴の長居陸上競技場は、約3,000人の観衆。キャパシティが5,000人ほどなので、客席は数字以上に埋まっている印象だった。試合前の情報では、NZUはスーパー12のスコッド入りしている選手は今回参加しておらず、ベバン監督が率いた4年間の中では「レベルは低い」という話だったが、試合が始まると個々の強さが目を引いた。

キックオフはNZU。いきなり日本Aが攻め込んだが、ゴール前でノックオン。惜しいシーンだった。NZUが時折見せるビッグヒットのタックルが日本Aのミスを誘う。しかし、日本Aも出足鋭いディフェンスを見せる。SH辻、SO日原、CTB榎本、赤沼のBK陣が次々に足下に飛び込み、FWでもオライリー、本間、クロフォードの第三列を軸にボールによく絡んだ。

先制したのはNZUだった。18分、日本A陣内の中盤右隅のスクラムから左オープン展開し、トリッキーなSOサポルがループプレーで防御をずらし、WTBウィロウビーがゴール左隅へ。以降、日本Aは何度も連続攻撃を仕掛けたが、なかなか前進できず、最後はキックを選択せざるを得ないシーンが繰り返された。前半は、13-3。

日本Aは後半早々反撃開始。3分にNZU陣の22m付近のラインアウトから約20mモールを押し込んで、最後はSO日原が縦に切れ込んでトライ。「準備していたプレー」(桜庭監督)で3点差に迫った。いったんは引き離されたが、23分には、NZU陣22mライン付近スクラムから左ショートサイドをついて、N08クロフォードからSH辻、そしてWTB鈴木へわたって左隅へトライ。20-18と2点差に追い上げる。

ただし、日本Aの木曽主将が「2点差になってプレッシャーが激しくなった」と言った通り、NZUはより激しいコンタクトプレーで防御をこじあけ、23分、BKのキーマンCTBヘレウァが突破して、ウィリアムスがトライ。終了間際にも、日本のミスをついて2本のトライを重ねて突き放した。

最終スコアは、NZU○42(5t4g3pg)-日本A●18(2t1g2pg)。

日本Aの桜庭監督は「よく体を張ってディフェンスしてくれたが、トライをとるイメージを意思統一しきれなかった」とチャンスでスコアできなかった展開を悔やんだ。キックオフ、ラインアウトは、日本Aも安定しており、ボールの獲得は勝利するに十分だった。攻撃面が組織化されていればもっとトライをとれただろう。「勝たなければいけなかった相手」(木曽)。NZUの攻めはオーソドックスだったが、連続攻撃の中で日本AのディフェンスラインがFW勢になると、NZUの両CTBがミスマッチをついて突破を試み、大きなゲインを勝ち取った。特に13番のヘレウァにかき回された感が強い。「日本のディフェンスは向上しているが、我々が強く当たると意外に簡単に崩れることがあった」(カワウ主将)。

今回の来日シリーズは全3戦。もっとも地力があるはずの日本Aの敗北で日本勢は苦しくなったが、粘り強いディフェンスができれば僅差勝負には持ち込める相手だ。日本B、学生代表にも勝機はあると思う。集中力ある戦いを期待したい。


《お願い》日曜日は、僕の愛好速報が元でお騒がせして申し訳ありませんでした。その中のコメントに大友さんのメールで僕が削除した部分が出ていました。僕としては私信として受けたモノを、ご本人の了解を得、あまりにも私的と思われるところを削除したのですが、そこを出されてしまうのは行き過ぎかと思い、管理人の判断として、今後コメントはアドレス(またはURLと両方)を入れてお願いすることにしました。お手数をおかけすることになり申し訳ありません。

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愛好速報!0424-3

 アルゼンチンの大友さんから、最後のレポートが送られてきました。概要ですが、紹介します。大友さん、お疲れ様でした。

《日本代表の南米遠征最終戦、アルゼンチン戦は36-68の敗戦に終わりました。試合は開始1分にアルゼンチンがスクラムから連続攻撃で先制トライ。一瞬、昨秋のウエールズ戦が頭をよぎりましたが、5分にすぐSO森田がDG。次のキックオフからノーホイッスルで元木がトライし、10-7と逆転。ここからは点の取り合いとなり、日本が2T1P、アルゼンチンが2T1C3Pをそれぞれ加え、23-28でハーフタイム。

スクラムはかなりプレッシャーを受けていましたが、何とかボールを出していたほうだと思います。5点差で迎えた後半も、点の取り合いでした。アルゼンチンがPG、日本がPG、アルゼンチンがトライ、日本がPG……交互に点を取りながら、点差はじわじわ離れていきます。しかし勝負を意識できるギリギリの20点差をつけられた後半23分、アルゼンチンの外れたDGを捕ったFB立川がカウンターアタック。WTB大畑に繋いで鮮やかなトライを返し、13点差に戻しました。試合全体を通じてスクラム、コンタクトプレーで日本は劣勢に見えましたが、その状況でも何とか勝負を意識できる点差で持ちこたえたことは、今回の日本代表の意識の高さを示していたように思います。

しかし、結局はラスト10分に3トライを奪われ36-68の大差となりました。ジャパンにしてみれば、現状の準備段階でのこの結果はやむをえないようにも思いました。結果を求めてはいるものの、じゃあこの試合に勝つために目標を絞りこんで臨んだのか? といえば違ったからです。僕にはまどろっこしいのですが……。

全体的には価値のある遠征だったと思います。選手の意識は高く、アタマを使った内容の濃い練習をしていました。これが普通の状態ならばポジティブに受け止めていい遠征だったと思います。キックオフ時間が当日になって変更されたり、アウェーならではの経験もたくさん積むことができた。有意義でした。

ただし去年の欧州遠征での惨敗という負債を背負い、一刻も早くファンの関心を取り戻したいという飢餓感はスタッフから感じられなかった。箕内主将はじめ選手からはビンビンに伝わってきたのですが。この温度差が、僕にはまどろっこしかった。スポーツ全体の環境を思えば、世界を相手に結果を出している競技がたくさんある。「ラグビーも頑張ってる」といったところで、どの競技の選手だって頑張ってるわけだから、結果を出してないところは後回し……それがラグビーの置かれた現実です。ましてテストマッチはこれで6連敗。「ラグビーはいいや」と思っている人たちの視線を取り戻す「勝ち」にスタッフがこだわりきれなかったことが、この結果になったと思います。こだわったら勝てたか? とはもちろん断言できませんが、この状況でこの内容だったことを見れば、勝つチャンスは十分にあった。

ともあれ1ヶ月に及ぶ遠征は終わりました。1ヶ月の財産が有意義なものとして消化されることを願ってやみません。

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愛好速報!0424-2

みなさん、今朝の愛好速報に対して、たくさんのコメントありがとうございます。一つ一つ心にしみました。いま大阪の長居競技場にいます。日本A対NZU戦の試合結果は、次の通り。

NZU 42-18 日本A代表
(前半13-3)

いったんは、2点差まで追い上げたが、NZUのCTB陣に崩されて、最後はミスもあって突き放された。もう少し詳しい試合レポートは明日の日記にて。

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ちょっと気になる13

◎宝が池公園球技場が人工芝に

きのう京都に入って、きょうはこれから長居で行われる日本AとNZUの試合を見に行くのだが、
京都新聞の朝刊に、宝が池球技場がこの秋から人工芝になるとあった。関西のリーグは、数試合は人工芝で公式戦を行うことになるわだね。これがうまく行けば、他の競技場にも波及しそうである。

大体大の練習グラウンドの人工芝は、詳細なデータを提出して、IRBからも認定されているので、国際試合もできる。同じ質のモノであれば、問題なく公式戦にも利用できる。

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愛好速報!0424

桜は咲かなかった。微妙なスコアだなぁ。大敗には違いないけど、どこで崩れたかが問題だよね。点数は取れているから、攻撃面は成果があったんだろうね。大友さんの感想を待とう(明日になるかも)。

日本代表南米遠征第2戦

日本代表 36-68 アルゼンチン代表
 (前半:23-28)

過去のアルゼンチン戦、最大の負けが、93年の20-45だから、更新してしまったわけだね。フランスのアドバイザーによって、フランス流を導入したところだから、そう簡単にはチームに馴染まないのは分かるが、毎年、そういうこと繰り返していると、時間がなくなる。導入していい傾向が出ているなら貫くべきだし、駄目だと思ったら早めに見切りをつける。そうしていかないと2年後に間に合わない。

僕は早めにメンバーを固定してもらいたいと思っている。試合数少ないからね。チーム強化は時間がかかるから。過去、ワールドカップで優勝したチームって、ほぼ2年前からメンバー固定されてる。日本もそうあるべきだと思うな。

これから、香港、韓国、スーパーカップ、アイルランドと続くから、チーム強化の推移を見守っていきたい。

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