« 2005年5月15日 - 2005年5月21日 | トップページ | 2005年5月29日 - 2005年6月4日 »

2005年5月22日 - 2005年5月28日

タックル、タックル、辻高志

tsuji

タイトルは、全然韻を踏んでないけど、なんかこう書きたかった。日本代表SHは、この笑顔が魅力である。ルーマニア戦前に宿舎近くの散髪屋に飛び込みで入ったら、こういう髪型になったらしい。
「パンチパーマの人がいたので、まずいと思ったのですが、入ってしまったので逃げられませんでした」

・カナダ戦(スーパーカップ決勝戦)の課題は?
「とにかく球を放る。ルーマニア戦は、うまくボールがさばけなかったので。あの試合を分析したら、相手は僕を狙ってくるでしょう。あとは、前に出て、タックル、タックルです。お客さん、入ってほしいですね」

辻高志、28歳、茗渓学園→早稲田大学→NECグリーンロケッツ。決勝戦勝利の鍵は、もちろんタックル。ゲーム運びも大事だけど、大型選手の多いカナダの攻撃を食い止めなければ。フランカー並みにタックルする辻選手は、イチオシの注目選手だ。

motoki

決勝戦前日の練習は、午前10時から秩父宮ラグビー場で行われた。IRB(国際ラグビーボード)のホームページのインタビューを受ける元木由記雄選手。決勝戦で自身が持つ日本代表最多キャップ数は、77になる。これってなんか、縁起良くない?

五郎丸選手にコメントを聞いた。距離の長いプレースキックは、彼が蹴るようだ。「こんなに早く日本代表で先発できると思いませんでした」と謙虚だったけど、すでに話す雰囲気に風格が出てきていた。

◎愛好情報
決勝戦の秩父宮ラグビー場でも、2011年W杯招致の署名活動が行われる。試合に出場しない日本代表選手たちが、署名の際にサインしてくれるよ。参加するのは、村田、広瀬、マキリ、木曽、大野、冨岡、パーキンソンといった選手たち。選手が登場するのは、午後1時~2時の時間帯になる。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

五郎丸、先発

050527-202855

昨日、都内の某酒場で利き酒をした。たまには、こんなこともする。赤石、浦霞、酒呑童子、美少年、南部美人、男山、八海山…。僕は南部美人が気に入った。切子のグラス、持って帰りたくなったよ。

さて、日曜日のカナダ戦の先発メンバーが発表された。五郎丸選手、先発出場。いいねえ。水曜日のルーマニア戦でも後半終盤に投入されて落ち着いてプレーしていた。物怖じしない選手だし、きっと日曜日も活躍してくれるだろう。思い切ってやってほしい。このほか、ルーマニア戦で負傷退場のマキリ選手に代わって、FLは浅野選手。彼も自分の役割をよく分かってプレーする選手なので、安定したプレーをしてくれるはずだ。

ルーマニア戦に勝ったのは良かったが、課題だった立ち上がりのもたつきは相変わらずだたし、ディフェンスミスもあった。スクラムも押された。その課題を克服して、キックオフ直後からアグレッシブに攻撃を仕掛けてほしい。カナダ相手にキッキングゲームは、しないほうがいいと思う。とにかくボールを大きく動かす。突破を狙う選手は、思い切ってスピードをつけて走り込む。その姿勢が、きっと感動を呼ぶと思う。

話は変わるけど、発売中のラグビーマガジン7月号を見ていて、ヤマハ発動機ジュビロ入りしたブニンバカの顔に、思いっきり引きつけられた。内容も面白い。きっとブニンバカの性格はひょうきんなんだろうね。挨拶以外で覚えた日本語が「頭が痛いよ」っていうのは、いいね。97年にイングランドのクラブ入りした感想が「寒すぎた! 雪だよ。想像できるか?」というのも笑える。

僕は、彼がスーパー12のクルセイダーズでプレーする試合を何度か解説した。ものすごい快足WTBだけど、ミスもけっこうある選手。あるとき、「これ、ブニンバカっぽいプレーですね」と言ったのだが、うん? 「バカっぽい」に聞こえたかなあって、かなり気にしたことがある。もちろん、そんなこと思ってないっす。ジュビロでの活躍、期待してますよ。

◎愛好情報
元イングランド代表キャプテンのマーティン・ジョンソンが、6月10日に来日するようだ。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのNZ遠征を観戦する前に、香港と日本に立ち寄って、ディナーパーティーに出席するらしい。マーティン・ジョンソンは、生きているけど、すでに伝説的選手になっている。ライオンズで2度キャプテンを務めたのは凄すぎるし、2003年W杯の優勝キャプテンでもある。6月4日、ロンドンにて、ジョナ・ロムー率いるチームと、ジョンソンが率いるチームで引退試合が行われることになっている。う~ん、あの傷だらけの額、触りたいなぁ。この時期、NZへ行く前に有名なラグビー関係者が日本へ立ち寄るみたいだ。また、情報があったら、書きますね。

| | コメント (5) | トラックバック (2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

箕内拓郎キャプテン

050526-184900

きのうの我が愛好日記は、過去最高のアクセス件数を記録した。実数は内緒だけど、びっくりしたよ。ジャパンが勝つということは、こういうことなんだね。

ルーマニア戦勝利の翌日、箕内拓郎キャプテンにインタビューした。6月9日発売のウィークリーぴあに掲載される。いい顔してるでしょう? 「ブログ、読んでますよ」とのことで、嬉しいけど、「感想入りまくりレポート」とか読まれてると思うと、ちと恥ずかしいね。うん? てことは、「ホンコンさん」(ちょっと気になる15参照)も読んだってことだ!

「ルーマニアは昨年の秋より、強かった」とのこと。だから、ちょっと面食らったらしい。不祥事が続いた中で、「ファンの人たちが来てくれたことが、心から嬉しかった」と言っていた。日曜日も、みなさんよろしく。

――後藤、五郎丸が出場したときに、異常に歓声が大きくなったの気づきました?
「それはもう、試合前から分かっていたことですから(苦笑)。でもそういう選手が出てきたのはいいことですよ」
――肉離れのマキリ選手は決勝戦大丈夫ですか?
「無理かもしれません。でも浅野が頑張ってくれましたから。彼は今年調子いいですね」
――前半の最初に、相手キックを後逸したのがあったでしょう?
「実は、きのうは風が強かったでしょう。東芝とNECが強風の国立でやった時のこと、思い出したんです。それで風上をとったんですよ。ところが、試合が始まったら風が舞い始めた。特にメインスタンドから見て右奥のあたりは、すごかったですね。ものすごくキックが伸びてきて、びっくりしました」

 このインタビューは、アイルランド戦に向けての抱負を聞くモノだったのだが、コメントの質問も聞いてきましたよ。風のことね。あとは、今後のジャパンについていろいろ聞いた。それは、ぴあを読んでください。

「僕は扉を開ける役目ではなくて、地味に人を集めるのが仕事かなって思ってます」

 そう、扉を開けて抜け出す華麗なプレーの前に、相手の人数をできるだけ集めるタフな仕事人が必要。それが箕内キャプテンだ。頼りにしてます。

 箕内キャプテンには、何度もインタビューしているけど、いつも真摯にしっかり答えてくれる。きのうも、たくさんいい話を聞かせてくれた。一番感じたのは、選手は目の前の試合を必死で戦っているということ。僕らは、2011年のW杯招致に気持ちが行きがちだけど、箕内キャプテンは、あくまで「2007年のベスト8を目指す」と言ってくれた。そうだよね。それがないと、2011年の成功はないもんね。

 スーパーカップの決勝も頼みますよ。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

感想入りまくりレポート

5月25日 国立競技場 午後7時キックオフ
日本代表○23-16●ルーマニア代表

勝って良かった。これで日曜日はアメリカを破ったカナダとの決勝戦。きょうは観客5,603人だったけど、今度はもっと入ってくれるだろう。日韓戦と違って、この試合は、みなさん情報が多いと思うので、感想入りまくりレポートを書きます。

試合後の萩本監督はじめ選手の喜びようを見て、ほんとに勝ちたかったんだなぁって再認識した。昨年の欧州遠征惨敗の汚名返上をしたかったんだよな(ルーマニアにも負けていたので)、不祥事など続いて精神的にしんどかったんだろうな、ファンも勝利を心待ちにしていたんだな、そんないろんなこと、いっぺんに考えた。僕は、JSPORTSの解説席に座っていたので、極力冷静に試合の流れを見ていた。もどかしい思いは解説中に話したが、試合後のスタジアムの雰囲気に、あっ、そうだよな、これって嬉しいんだよなって、素直に思った。

立ち上がりからスクラムでプレッシャーを浴びる苦しい試合だった。SH辻がけっこう救ってくれた。ルーマニアの攻撃はシンプルだった。FWでプレッシャーをかけて、キックで陣地を取り、チャンスがあれば、ドロップゴール、ペナルティゴールでスコアを重ねる。このドロップゴールがことごとく外れてくれたのはラッキーだった。4本は狙ったかな? 全部入っていたら負けてるからね。危ない、危ない。しかし、FWの執拗な突進を日本は止め続けた。それがドロップゴールを狙わせた要因でもあり、近場のタックルに関しては問題がなかった。ただし、前半20分、ルーマニアのCTBブレゾヤヌに簡単に縦突破を許したのは単純なタックルミスで、韓国戦からの課題は依然として残っている。キックを蹴り込まれた時の対応も、どこか緩慢で、気になった。

攻撃面でも前半は手堅く行き過ぎていた気がする。チームの方針が前半は陣地を取り、ペナルティゴールでもいいから点を重ねていくというものだったのだから、SO森田のキックは仕方ないかもしれないけど、大畑、小野澤は明らかにルーマニアのBKよりランニングスキルで勝っており、彼らを走らせる展開に持ち込まなかったのはもったいない。いくら陣地を進めても、ゴール前になると相手の防御も堅くなる。相手FB、WTBも、キックに備える必要がなくなるから、前に上がってきて防御ラインが分厚くなるのだ。相手FB、WTBがキックに備えて下がっている中盤でこそ、大畑、小野澤のスピードを生かす攻めをしてほしいと思う。

試合後、「もっと、すっきり勝ちたかった」と小野澤選手が漏らしたのは、なんとなく分かる気がする。だって、スペースあれば抜けるんだから。ただし、グラウンドを広く使って攻める感覚が見えるシーンもあった。FW・BK関係なく、大きく横に広がり、完全に攻撃の人数が防御の人数を上回るシーンは多々あった。そんな時に限って、パスミスが出たのは未熟としか言いようがないが、お膳立てとしては悪くない動きが出てきているよね。

見事だったのは、後半の大畑のトライ。特に、後半13分のフリーキックからのトライは、箕内の縦でラックを作り、大畑が右から左に走り込んできて、しかもボールをもらう直前、横にビヨ~ンと引っ張るランニング。伸びのプレーは日本の伝統芸です! ここに辻の平行パスが見事にはまって、あとは大畑のスピード勝負。準備された気持ちのいいプレーだった。後半36分には、交代で入ったばかりのFB五郎丸のカウンターアタックからボールをつないだもので、これもいいトライ。この攻撃中、大畑は2度ボールを触っていて、彼のトライの嗅覚は世界一流だと感じた。これでテストマッチ通算55トライ。元オーストラリア代表のキャンピージが持つ64トライのテストマッチ記録に次ぐ世界2位。大畑大介は、トライを取るために生まれてきたんだね。

あ~、やっぱりいくらでも書いてしまう。嬉しいけど、心配だ。今大会のカナダは、ルーマニアより強い。ルーマニアはFW一辺倒だけど、カナダはBKにも決め手を持っている。防御の的は絞りにくくなる。「決勝戦は、縦にも横にもグラウンドを広く使って攻めたい」という萩本監督の言葉通り、もっともっと仕掛けてもらいたい。韓国に学んだのは、そういうことだったはずだ。絶対に勝たなければならない試合に勝ったのだ。次は、今やっている練習の成果を存分に披露してもらいたい。

追記・後藤、五郎丸といった選手が投入された時、観客席は大いに盛り上がった。新しいスターを求めているんだと感じた。二人とも、それに応えた。五郎丸の能力というのは、底知れない。日本の救世主になってくれたら、いいな。前半早々のマキリの退場は、肉離れのようだ。交代出場の浅野は頑張ってくれた。頭のいい選手だと感じたなぁ。なんだか気持ちがすっきりしないのは、前半から積極的に行けば、20点くらい差をつけて勝てたんじゃないかと思うからなんだよね。

| | コメント (13) | トラックバック (11)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

勝とうよ、ジャパン。

東京は、昨日、一昨日の夜、スコールみたいな雨が降った。庭に咲き誇っていた白い薔薇の花びらがいっぱい散ってしまった。青虫は大丈夫だったかなぁ。

さて、いよいよスーパーカップが始まる。ルーマニアは、昨秋の対戦時と半分は同じメンバーである。あの時は、ジャパンがゴール前まで攻め込んだところをミスから逆襲されるなど、勝てるチャンスをつかめないもどかしい敗戦だった。ただし、FWはモールで10m以上押されるシーンもあったし、地力はあるチーム。FW戦で五分以上に戦かわないと苦しい試合になる。ルーマニアは世界ランク14位だけど、フランスでプレーする主力選手が7名ほど来られなかったようで、本来なら、ホームの日本が勝たなければいけない相手だ。日本は現在17位だけど、決して格上のチームではない。

日本のメンバーも発表されたが、パーキンソンの出場停止もあってCTBの層が薄くなり、WTBとして好調だった大畑選手をCTBに置かざるを得なくなっている。これは痛い。彼には、本来、開いた扉に勢いよく走り込んでほしいからだ。大畑選手が扉を開く役になるのは、もったいない。そのあたりの使い方は考えているはずだけど。幸い、WTB水野は韓国戦でも安定感あるプレーができていた。なんとか勝って決勝に進んでもらいたい。日曜日が3位決定戦じゃあ、盛り上がらないからね。

気になるのは、韓国戦で課題が浮き彫りになったディフェンス面。韓国戦では一線になって勢いよく前に出ながら、個人のタックルミスで組織が破綻する場面が何度もあった。組織ディフェンスは、結局は個人が責任を果たさないと機能しない。一人一人が懸命のタックルを見せてもらいたい。頼みますよ。ほんと。

僕は、この試合、JSPORTSで解説します。楽しく解説できる試合にしてほしいなぁ。

ところで、ニューカッスル・ファルコンズの来日で、いくつかコメントをもらった。ありがとうございます。その中に、日英の温度差が指摘されていた。僕も少し感じた。NECもトヨタも金星を狙っているのだが、ファルコンズ側は、プレシーズンマッチでもあるので、できるだけたくさんの選手を出場させるように7人以上のリザーブ枠を希望している。というか、全員の入れ替えを希望していた。そうなれば、インターナショナル選手を多数抱えるファルコンズが有利。日本側は、従来の7人枠を主張するはずで、このあたりの調整がどうなるか。トヨタとNECはマジで勝つつもりなのだ。交渉の過程で、向こうもだんだん本気になって勝負にこだわり始めると思うけどね。

| | コメント (9) | トラックバック (4)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ニューカッスル・ファルコンズ来日会見

falcons

イングランド・プレミアシップのニューカッスル・ファルコンズがこの夏来日する。その記者会見が、5月23日、午後2時より、東京プリンスホテルのパークタワーで開かれた。

ちなみに、この会見のすぐ近くの別室では岡本綾子さんのゴルフ殿堂入りの会見も行われていた。パークタワーの宴会場、でかかったよ。すげえ、シャンデリアだった。

さて本題。ファルコンズは、先日ロンドン・ワスプスの優勝で幕を閉じた04-05シーズンのプレミアシップで7位だったが、欧州カップではベスト8。しかも、シーズンの大半を、大黒柱のジョニー・ウィルキンソン(イングランド代表SO)を怪我で欠いていた。実力はプレミアでも上位だ。9月からはプレミアの新シーズンが始まるのだが、そのプレシーズン・マッチとして、日本で2試合行われることになった。プレミアシップのチームはシーズン前にチームの結束を強めるために合宿をすることがよくある。日本のマネージメント会社との交渉が成立して、今回のツアーが実現したようだ。

ちなみに、今回は34名の選手全員での来日で、ウィルキンソンはじめ、元豪州代表のFBマシュー・バーク、FLオーウェン・フィネガン、ウエールズ代表で75キャップのFLコリン・チャービスなど、楽しみな面々が揃っている。試合予定は次の通り。

8月20日 国立競技場 午後7時キックオフ 対NECグリーンロケッツ

8月23日 豊田スタジアム 午後7時半キックオフ 対トヨタ自動車ヴェルブリッツ

日本側もベストメンバーでの試合を約束しており、この闘いは興味深い。トヨタのSO広瀬とウィルキンソンの日英プレースキッカー対決なんて、胸が躍る。NECのヤコは、南アフリカ代表入りが決まっていて、現状では出場は難しいが、マーシュとチャービスの対決とか、箕内とフィネガンのマッチアップとか、みどころは多い。ファンとして気になるのは、ほんとにウィルキンソンがプレーしてくれるのかどうか。

このあたり、今回来日したファルコンズの渉外担当ミック・ホーガン氏は「ウィルキンソンは怪我も癒えてフィットしており、最高の状態のプレーをお見せできるはず」と、スター選手たちを全員出場させることを約束してくれた。日本の単独クラブと、プレミアシップの力量差がどれくらいなのか。見極めるいいチャンスになるね。

僕としては、マシュー・バークのプレーを見られるのが嬉しい。あの安定感を、日本のファンの人に見てほしいからね。でも、フィットしてないと困るなあ。万全の体調で来てくれることを祈ってます。

だからね。ジョニーくんは、アクシデントがない限り、絶対に来ます。お楽しみに。

| | コメント (10) | トラックバック (3)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ポジションの左右の違い

aomushi

家の近くの私道で青虫発見。これがアゲハチョウになるわけだね。ふむ、観察していこう。

きのうは自宅で原稿書いたりしていた。最近、コメントをくださるみなさんの質問に全然答えられていなかった気がする。ポジションで左右同じ呼び方をするモノの違いについて、僕なりの解釈で答えたい。

左右で同じ呼び方をするのは、以下の通り。

プロップ(PR)=左・1番、右・3番
ロック(LO)=左・4番、右・5番
フランカー(FL)=左・6番、右・7番
センター(CTB)=左・12番、右・13番
ウイング(WTB)=左・11番、右・14番

プロップ=スクラムの最前列は3人。左から、1、2、3番と背番号がついている。組み方は、1番と2番の間に相手の3番が首を入れる形で交互に組むので、3番は両肩に相手の重みを感じ、1番は右肩だけ組んでいることになる。スクラムは基本的に3番が軸になるので、こちらに体格が大きくて安定した体型の選手が多い。PRの経験者の人に聞くと、「3番は押し込む、1番はせき止める」というイメージらしい。右肩だけか、両肩かではかなり勝手が違うので、多くの選手は、どちらかを専門にしている。

ロック=これもスクラムは3番を軸にしていることを考えると、3番のおしりを押す5番は大きくてスクラムの押しの強い選手が多くなる。スクラムから出てくるボールは4番の足の間を通るので、そのへんは、ちょっと気を遣うのかなぁ。ラインアウトなどは、他のポジションとのかねあいもあるので、ロックの左右は関係なくなる。

フランカー=これは、左右で分ける場合と、オープンサイド、ブラインドサイドで分ける場合がある。現在は、後者が多い。オープンサイドFLは、スクラムがあった場合、常にグラウンドの広いスペースを担当。相手に真っ先にプレッシャーをかけていくので、スピードがあって常にボールに絡む攻撃的な選手が多い。ブラインドサイドFLは、狭いスペースを担当するので、スピードはなくても密集サイドのタイトなディフェンス力などが要求される。左右の場合はこれを分担するわけだけど、NO8のサイドアタックは、相手SHのいない右側に来ることが多いので、左FLはタックルの強いタイプがいいみたいだね。

センター=このポジションも、インサイドセンター(12番)、アウトサイドセンター(13番)で分けることが多くなっている。インサイドは、SO(10番)と一緒にゲームをコントロールしていく。外側のCTB、WTBを生かす長くて素早いパスができて、キックで陣地もとれる器用な選手が理想。アウトサイドは力強いタイプが多い。普通にバックスにボールを回すと、タックルされるのはだいたいアウトサイドCTBのあたり。そこで相手のタックルをかわしたり、タックルされてもパスをつなぐなど、ワイドな攻撃の起点になるポジション。左右で分ける場合は、右オープン、左オープンで、インサイドとアウトサイドを入れ替わる。また、サインプレーによって、インサイドCTBからWTBまでロングパスが必要な時は、どちら方向へのパスが得意かでCTBが入れ替わっていることもある。

ウイング=5月8日に行われた日本代表対香港代表では、11番の水野選手が常にオープンサイド。14番の大畑選手は、常にFWに近い方に位置していた。このように、ウイングもオープン、ブラインドに分けることが多くなっている。ブラインドサイドはFWの背後からスピードをつけて防御を切り裂いたり、見えない位置からオープン側にライン参加するなど神出鬼没の動きで防御を攪乱。FWプレーに果敢に参加することも求められる。オープンサイドは広いスペースを駆け抜けるスピードが必要。左右で分ける場合は、どちら方向にステップを切るのが得意かなど、選手の特性によって得手不得手がある。

こんな感じでしょうか。もっと、いろいろ違いもあるのだけど、このくらい知識として入れて見ると、また面白みも増すと思います。

追記・アイルランドのイベントに参加してくださったみなさん、そして、コメントくださったみなさん、ありがとうございます。直接お話しできたことも嬉しかったです。J・デービスさん、お察しの通りでございます。これ以上、ネタないだろうと思いながら、言わせて突っ込みました。司会するときの楽しみです(笑)。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アイリッシュパブにて

itemudai

銀座のダフィーズというアイリッシュパブで、トークイベントが開催された(写真は左・田村一博氏、右・藤島大氏、ぼくはこの右にいます)。アイルランドの関わりのある日本人の方が中心になったアイルランド代表歓迎委員会の主催だったので、アイリッシュ・ネットワークの方が多かったが、数日前の日記でも紹介したので、それを見て来てくれた方も多かった。これは嬉しかったなぁ。参加者は全部で60人くらいかな。

この会の第一部で、ラグマガの田村一博編集長と、スポーツジャーナリストの藤島大さんと一緒に、ラグビーの基礎知識や、簡単なルール解説をやった。「トライというのは、ラグビーが始まった当初は得点にはならず、ゴールを狙うためのモノだった。だからトライと言うんですよ」とか、そんな豆知識も。お客さんが、一番食いついたのは、藤島さんが語ってくれた、アイルランド代表の名選手トニー・オライリーの話の時だ。

伝説のエピソードをかいつまんで書こう。元アイルランド代表WTB・CTBのトニー・オライリーは、1954年、18歳で同国代表に選出され、19歳で、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ入り。188㎝、89㎏の体躯で、顔立ちはハリウッドから映画俳優にスカウトされるほどのハンサムだった。彼は頭脳も明晰で、33歳で世界的に有名な食品会社ハインツ(英国)の社長に就く。そしてなんと、この社長時代にアイルランド代表に再度選出されるのだ。オライリーは、練習グラウンドにドライバー付きのメルセデスでやってきた。その様子は英国各紙に掲載されたという。73年には、ハインツの社長に上り詰め、ハインツの会長、英国インディペンデント紙のチェアマンを務めるなど、今もアイルランド人有数のリッチマンである。これって驚くよね。

約1時間ほど話したが、あっという間に時間がたった。基礎的なルールの解説って難しいんだよね。みんなに喜んでもらえたかちょっと心配。6月のアイルランド来日時は、たくさんのアイルランド・サポーターが来ることは間違いない。日本のサポーターも歌の大合唱で対抗したいね。

ところで、今回来日するアイルランドなんだけど、同時期に、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのNZ遠征があるので主力11名が抜けるのは決まっていた。だから、若手に切り替えて来るかと思ったが、来日メンバーを見ると経験豊富な選手が多い。キャプテンを務めるのは、66キャップを誇るSOデヴィッド・ハンフリーズ。SHストリンガー、WTBデンプシー、PRコリガン、FLイースタービーなど、6か国対抗常連組も多い。日本は、よほどしっかりしたディフェンスをしないと、大敗の可能性もある。低いタックルを何度も決められる選手を選んでもらいたい。

追記・スーパーカップのルーマニア代表だが、クラブの契約でプロテクトされている選手などが5名ほど抜けているようだが、その多くが昨年11月、日本に勝った選手たち。コンディションが良ければ侮れない相手だ。日本にとっては苦しい戦いが続く。タックルだよ。タックル。絶対ね。

| | コメント (13) | トラックバック (4)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2005年5月15日 - 2005年5月21日 | トップページ | 2005年5月29日 - 2005年6月4日 »