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2005年6月5日 - 2005年6月11日

スティーラーズ情報

jinko

神戸製鋼にも芝生のグラウンドが出来た。練習は、毎週金曜日は、人工芝で。月、火、水曜日はメインの天然芝で行われている。

kobeclub

クラブハウス前で工事が行われていた。360名~380名くらいの観客席を作っている。スコアボードも建設中で、6月いっぱいで完成。7月10日のラグビーフェスタでお披露目されるようだ。雰囲気はかなり変わりそう。工事現場見て、ちょっと驚いた。

金曜日は、神戸製鋼コベルコスティーラーズの練習を見てきた。この取材は、7月発売予定のラグビークリニック第2号のためのもの。アキレス腱の怪我が癒えたばかりの高森選手や、野澤選手、中道コーチ、松原キャプテンなど、いろんな選手と言葉を交わせて、刺激になった。この春はかなり激しい練習をしているようだ。この日は、日曜日に新潟で行われるクボタ・スピアーズ戦に向けて最終調整が行われていたが、PR平島(福岡大)、SO山本(筑波大)、CTB高倉(東海大)ら新人選手も出場。2年目のWTB陣川も出場するなど、若い選手が先発メンバーに名を連ねている。NO8はクリッブ、他の外国人選手は怪我などで出場できない。SO/WTBホラは、トンガ代表に合流中。大ベテランのPR清水選手が元気なのは、なんか嬉しいね。

見学組に回っていた、CTB神本選手とゆっくり話せた。実は、神本選手は、6月7日に3か月のNZ留学を終えて帰国したばかり。希望して会社の理解を得て自腹での留学である。松井選手もオークランドに行っていたらしい。神本選手は、ベイ・オブ・プレンティのテプケ・スポーツというクラブでプレーしていた。テプケは、元神戸製鋼のアンディ(アンドリュー・ミラー)の出身地であり、今回も一緒にプレーできたそうだ。アンディは昨季はサウスランドでプレーしていたけど、今季はテプケでプレーしていた。神本選手いわく、かなり走れていたようだ。ちなみに、カナダ代表で来日して、日本戦でトライしたWTBヘンダーソンとは、同じ家に住んでいたんだって。面白い縁だよね。ヘンダーソンでも、ベイ・オブ・プレンティの州代表になるのは、難しいらしい。NPCはさすがにレベルが高い。

さて、日本代表のアイルランド戦は目前だ。金曜日のアイルランドは、大阪体育大学のグラウンドでみっちり練習したようだ。来日後、なかなか満足な練習ができなかったらしいが、ようやく十分な調整ができたそうだ。試合当日は雨になりそうだが、アイルランドにとっては、好都合かもしれない。僕も、新大阪に着いて、のぞみから降りた瞬間、「暑っ」て思わず声を出したくらいだからね。

◎追記(11日午前10時現在)=天気のこと、訂正しておきます。いまジャパンが宿泊しているシェラトンホテルにいます。きょうの練習は雨のため、選手の体調に配慮して中止。神戸は、きのうの夜からポツポツ来て、朝からずっと雨です。でも、明日の試合の時は、雨はあがりそうです。

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先輩、後輩

NZ遠征中のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは、第2戦でも、36-14とタラナキを下した。1戦目に続いて苦戦しているように感じるけど、ライオンズが重きを置いているのは、週末のNZマオリとの試合なので、こういった合間の試合は難しい。それに、タラナキは思い切ってチャンレンジすればいいから。この結果、どうなるかというと、すべての試合が面白くなるわけです。全11戦を、メンバーをやりくりしながら戦うわけだから、パフォーマンスの悪い試合も出てくる。そこで充実した州代表が金星をあげる。考えるだけで、楽しいよね。

11日のマオリとの試合は、凄い内容になりそうだ。CTBがブルーズの新鋭マカリスターと、日本のワールドで活躍したティポキなのは嬉しい。両WTBはクルセイダーズのリコ・ギアとカレブ・ラルフ。キャプテンはチーフスの闘将ギッベス(ブラインドサイドFL)。名前を書いてるだけで興奮してくる。JSPORTSでの放送は、11日の午後4時から(JSPORTS1)。見逃せないけど、僕はそのときアイルランド戦に備えて大阪にいるので、ライブでは見られないかもなぁ。残念。今回は解説ではないので、一視聴者です。

5月25日に発売されたラグビーマガジン7月号のことで、ずっと書こうと思っていたのだが、大体大のSH金選手の人物ルポ、泣けます。徴兵制度があったり、プレーできるチームが少ない韓国ラグビー選手の悲哀もあるし、ラグビーへの熱い想いも描かれている。日本でプレーしていく決意だから、いいチームに入れるといいね。まだ読んでいない人は、ぜひ。僕の大学の後輩だから薦めるわけではないです。だいたいにして、僕は後輩と話すのが苦手。偉そうな言葉づかいができない。現役時代から、後輩にものを頼むことができなかったし、親しくなるまでは敬語になってしまうんだよなぁ、どうしても。

2日前の日記で、瑞穂のタックラーさんから「BAR THIRDROWのマスターはお知り合いですか」との質問がありましたが、はい、僕の1年先輩です。活きのいいフランカーでした。当時から、「ライバルはマイケル・ジョーンズ」とか、「世界を目指す」とエネルギッシュに頑張ってましたよ。実際、素晴らしい選手だったと思います。激しくて、スピードあって、大好きな選手でした。怖い先輩も多かったけど、僕は可愛がってもらいました。大体大は、それほど先輩後輩の関係は厳しくないんです。僕も、後輩に「ケンちゃん」(理由はいずれ)とか呼ばれていましたから。

先輩(THIRDROWのマスター)は、ヤンキーでしたけどね。大学生なのに、映画の『ビー・バップ・ハイスクール』とか、熱心に見に行ってたし。「仲村トオル、めっちゃかっこええ」とか言ってた気がする。

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スペンサーが料理ショーに

ageha

少し前に日記で紹介したのに、どこかへ行ってしまった僕の青虫では、たぶんないけど、この世に出てきたばかりのアゲハチョウ発見。

『よろしく哀愁』を着メロで偶然聞いた次の日、テレビでスマップと太田裕美が『木綿のハンカチーフ』を歌っていた。これも作曲は筒美京平さんだった。知り合いに筒美京平さんのこと聞いてみたら、詳しいHPを教えてくれた。感心した。いしだあゆみの『ブルーライトヨコハマ』から、『魅せられて』、『抱きしめてTONIGHT』、あげはじめたらきりがない。マッチなんか『スニーカーぶるーす』、『ふられてBANZAI』はじめ、ほとんどだ。えーっ、俺も歌ってたのか…。ついでに『サザエさん』もかよ。

話、変わります。日本でもファンの多いスペンサーのことで、NZの友人からコネタが届いた。紹介する前に、スペンサーは、ライオンズと戦うNZマオリ(試合は11日)のメンバーに入ったけど、背番号は21。途中出場になりそう。これがブラックジャージーの最後かな。

ちなみに、きのうのコメントで、菅野さんからマオリについて質問がありましたが、NZマオリは、とりあえずNZの先住民族であるマオリの血を引いていると資格があるみたいで、それは曾祖父とかの代でもいいみたいなんです。最近だと三洋電機入りしたトニー・ブラウンなんて、完全に白人に見えるけど、マオリの血を引いてます。だから、レオンちゃんも、血を引いているということですね。もう見た目には分からないんですよ。

では、コネタ紹介します。
《先週なにげにテレビのチャンネルをひねると料理ショーに、ザビア・ラッシュ&カルロス・スペンサーが出てました。プロのシェフと組んで20分以内に3品ほど作り、競うという内容です。キングはポロシャツ、半パン、ビーチサンダル姿で登場ですよ! トマトチームの赤いエプロンつけてムール貝でグリーンカレー、フリッター、作ってました。ザビアくんはお話に夢中になると手が少々お留守になってしまうんですよね。なんせグリーンペッパーチームのエプロンも付け忘れてシェフにしてもらってるんですもの。でもそれが憎めないっていうか、シェフは、そのぶん、めちゃめちゃ動きまくってたけど。
でもNZとさよならする2人が料理ショーって、なかなかの演出ですよね。ちなみにトマトチームの勝利でカルロスはゲットしたスーパーの商品券を「動物愛護団体のために使う」と言っていました。エプロンもいいけどいよいよブラックジャージー見納めです》

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ロムー復活!

tsutsuji

庭のツツジが咲いていたのに気付かなかった。可愛い色でしょ、これ。

きのうのコメントに淵上選手についての質問があったけど、今も、向井昭吾監督の下、コカコーラ・ウエストジャパンに所属していますよ。今年は、元日本代表のアンドリュー・マコーミックがスポットのBKコーチとして、頻繁に来日することになっているので、どう変化するかも楽しみ。九州電力には、先日までスーパー12のワラタスで活躍していたナイサン・グレイもやってくる。この2チームはトップリーグ入りを目指し、すでに昇格を決めたサニックスも含めて、強くなってくれると、九州のラグビーが盛り上がってくるんだけどね。期待してます。

ところで、「チロ」さんのコメントにあった通り、きのうは、世界のニュースを書いたのに、ロムーの復活が抜けていた。失礼しました。

僕は昨年6月にNZに行ったとき、オークランドでロムーに遭遇した(って本物の怪物じゃないんだから)。オールブラックスのホテルに来ていたんだけど、かなり太っていたので、ほんとに復帰できるのか心配だった。腎臓の移植手術が成功し、6月4日にはロンドンで行われた「ジョンソン・フィフティーン対ロムー・フィフティーン」戦で復活。元イングランド代表のLOマーティン・ジョンソンの引退試合も兼ねたチャリティーマッチだったのだけれど、約2年ぶりに雄姿を見せ、前半33分にはトライもした。僕は見ていないけど、豪快な走りっぷりだったみたい。本人も「これは夢の始まり」ってコメントしたようで、もちろんNZ代表復帰も視野に入っているよね。

ロムーは、先日、トヨタ自動車と戦ったノースハーバーと2年契約していて、次は、8月から始まるNPC(NZ国内地区代表選手権)出場を目指す。もう30歳だけど、フィットネスが戻れば大丈夫。まずはNPC、そして来年のスーパー14に出場、そしてオールブラックス復帰と行くのがベストのシナリオ。もちろん、NPCで爆発的な活躍をすれば、11月の英国遠征にいきなりの参加もある。朗報を待とう。

ライオンズのNZ遠征で右足首の怪我をしたNO8ダラーリオだが、復帰には、今年の10月くらいまでかかるようだ。僕は今年のプレミアシップの決勝で、獅子奮迅の活躍をしたダラーリオに惚れ直した。圧倒的な存在感だった。プレミア4連覇を目指すロンドン・ワスプスの軸として、また活躍してくれるだろう。

ちなみに、ダラーリオの代役として、来日メンバーだったアイルランド代表のイースタービーが呼ばれたんだけど、イギリスから行くより日本から行くほうが距離も近いし、今後もライオンズに負傷者が出た場合、来日中のアイルランド代表から呼ばれることがあるかもしれない。これって、アイルランドのモチベーションが高くなる話だなぁ。

◎追記・「チケットぴあ/ラグビー」のサイトに、アイルランド戦の見どころや、他の試合のチケット情報などが掲載されています。僕がweeklyぴあに書いた記事が載ってます。のぞいて見てください。

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残念。女子日本代表

きのう書いた『よろしく哀愁』の話は、僕の周辺ではかなり反響があったのだが、やはり世代が同じじゃないと無理だよね。いなかっぺ大将を、天童よしみが歌っていたことも、知っている人は少ないんだろうな。

まあ、そんなことはどうでもいい。週末から月曜日にかけて、ラグビー関係でいろんなプレスリリースが流れてきた。海外情報とあわせて整理しておきたい。

◇日本代表、アイルランド戦に向けて神戸で始動
6月5日に集合して、12日のテストマッチに向け、ワールド・ファイティングブルのグラウンドで調整。怪我の小野澤選手は不参加。19日は出場できる見込み。

◇残念。女子日本代表
2006年カナダのエドモントンにて開催される「女子ラグビーワールドカップ・アジア地区予選」のためタイ・スパンブリーに遠征していた女子日本代表は、香港代表には78-0で勝ったものの、カザフスタンに3-19で敗れ、本大会への出場権獲得はならなかった。惜しい。でも、これからも日本の女子ラグビーは続いていく。前向きに行きましょう。

◇ミラーが帰ってきた
元神戸製鋼、日本代表で活躍したアンドリュー・ミラーが、NTTドコモ関西ラグビー部入りすることが発表された。

◇ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ白星スタート
6月5日の第1戦ベイ・オブ・プレンティ相手に34-20の勝利。SOはオガーラ、両CTBはオドリスコル、ヘンソン。ウィルコは出場せず。FBルーシーが2トライ。しかし、この試合でNO8ダラーリオが足首を負傷。急きょ、アイルランド代表で来日メンバーだったサイモン・イースタービーが呼び寄せられた。これにより、日本ツアーは、アラン・クィンラン(191㎝、100㎏、30歳、キャップ21)が参加することになった。

◇アメリカ代表、ウエールズ代表に完敗
スーパーカップを終えた直後のアメリカ代表は、6月4日、ウエールズ代表と対戦。ウエールズは、ライオンズのNZ遠征に10名が参加していたが、6か国対抗を制したと同じボールを動かすラグビーで77-3とアメリカを圧倒した。スーパーカップとほぼ同じメンバーのアメリカ代表の実力は日本と似通っている。主力10名が抜けたウエールズと12名が抜けたアイルランドも同レベルだ。日本代表も心してかからないと、アメリカ代表の二の舞になる。守りに入ったら大敗する。攻めてもらいたい。

◇オールブラックスはトライアルマッチを経て、3名の初キャップ選手を起用
6月10日にフィジーと戦うオールブラックスのメンバーが発表されたが、HOウィットコム、LOライアン、WTBシヴィバトゥがテストマッチ初出場となる。SHはケラハー、SOはカーター。ジャスティン・マーシャルもリザーブに入っている。ライオンズと戦うメンバーがどうなるか。この試合のパフォーマンスも重要だ。

◎ミリオンダラー・ベイビー見ました
クリント・イーストウッドの映画作りには無駄がない。セリフもいちいち良くって感心した。感動したけど、僕の好きなタイプのストーリーではなかった。前にもイーストウッドの『許されざる者』という映画を見終わったあと、席から立ち上がれなくなった。イーストウッドは僕には重いのだ。でも見てしまうんだよな~。さて、これから原作読もう。
はまってまんがな。

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関東学院、大勝

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6月5日 関東学院大学釜利谷グラウンド
関東学院大学 ○62(10t6g)-17(3t1g)●法政大学
(前半22-7)

日曜日は関東リーグ戦のライバル対決を見てきた。お客さんが多くて驚いた。それにしても、関東学院の芝生は素晴らしい。天然芝のフィールドが3面。しかもすべて青々として状態がいい。関東学院といえば、芝生管理のスペシャリストとして秋山コーチが有名だ。種を蒔く時期や、その後のケアが問題で、お金はそれほどかけていないそうだ。要するに愛情が大事だということだよね。

関東学院は、NO8大鰐、WTB北川智規が怪我で欠場している以外は、ほぼ現状のベスト。法政は、日本代表の森田、キャプテンの野村を欠いていた。実は、この試合の前に行われた、Bチーム同士の試合でも、87-27で関東学院が勝った。2試合通して、関東学院の個々人の強さ、判断の良さが光った。法政の前に出るタックルもビシビシ決まって関東を慌てさせはしたが、試合が進むにつれて関東の個々の突破を止められなくなった。両チームとも、組織プレーはまだまだだったけど、現時点ではかなり差がある。関東学院は、北川、坂元の両FLが目立ち、FB有賀は無理せずパスで周囲を走らせる余裕あるプレーぶり。SO田井中も安定していた。

ここまでの関東学院の仕上がりについては、6月25日発売のラグマガ8月号に書くことになっています。

有賀選手の右手薬指の怪我はかなりよくなっていた。実際、見せてもらったけど、手術の傷が生々しかった。薬指の関節が大きく膨らんで変形していた。もうプレーするには十分なほどに曲がるし、力も入るようだが、小指と一緒にテーピングして補強しないと不安らしい。でも、良かったね。春の関東学院の目標は、もちろん、6月25日の早稲田大学戦(三ツ沢)。かなり面白い試合になると思う。JSPORTSでも放送あり。ここ数年の例でいけば、春と夏の試合を制したチームが冬にも勝つ。重要な試合になるね。やはり今年も、大学ラグビーは2強が軸になりそうだ。

◎取材こぼれ話
関東学院グラウンドの最寄り駅「金沢文庫」に、12時くらいに着いた。空腹だったので庶民的な寿司屋に入った。カウンターに座って、ランチの鉄火丼を注文した。店のテレビは「NHKのど自慢」をやっている。近くの席に年配のご婦人が座っていた。その人の携帯電話が鳴った。着メロを聞いて、僕の脳みそが瞬時に反応した。
「もっと素直に僕の~、愛を信じてほしい~」
頭の中に歌詞があふれ出す。
これって『よろしく哀愁』じゃん。《郷ひろみ、1974年》。
まもなく2度目の着信。
「会えない時間が、愛、育てるのさ~」
しかし、よく覚えてるなぁ、俺も。鉄火丼を食べながら、よろしく哀愁と郷ひろみで頭がいっぱいになる。
テレビの中では、出場者が『いなかっぺ大将』を熱唱して、しかも、鐘をいっぱい鳴らしていた。ゲストの天童よしみが誉めている。

金沢文庫でのタイムスリップ。
 

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難波英樹、復活

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6月4日 瑞穂ラグビー場
ノースハーバー(NH)○55(8t6g1pg)-31(5t3g)●トヨタ自動車ヴェルブリッツ
(前半29-12)

前半は猛暑。ハーフタイムから雷雨。スコアだけ見ると大味な感じだが、僕は見に行って良かったと思った。お互い攻めたからね。トヨタは守りに入らず果敢にボールを動かした。その中でミスが起きてトライされたのは地力の違いということなのだが、積極的な攻撃の中でのミスは修正できる。感動したシーンはたくさんあった。トヨタもノースハーバーも、いい試合ができたと思う。

「トヨタは、今季どれだけ強くなれるか証明できたのではないか。我々もいいパフォーマンスを見せられた。前半暑かったので、後半の雨は助かった」(NHアラン・ポロック監督)
「予想以上にフィジカルがゲームになったし、スクラムも強くて驚いた」(NHコグラン主将)
「まだボールを持った練習が少なく、きょうは闘争本能をむき出しに戦えるかが課題だった。そういう意味では、よくやってくれた。ただ、個々の判断能力には差を感じた」(トヨタ朽木監督)

朝、東京を出て、瑞穂運動場西駅に着いたのは12時半だった。地下鉄の階段を上がった瞬間、上着を脱いだ。Tシャツでも暑い。瑞穂ラグビー場に着くと、愛知県高校総体決勝で、西陵高校と旭野高校が死闘を繰り広げていた。最終的には、17-12で西陵の勝ち。思わぬところで、いい試合が見られた。

トヨタとNHの試合は、「ニュージーランド航空日本就航25周年記念ラグビー国際親善試合」と銘打たれていた。グラウンドに登場し、メインスタンド前に並んだ両チームを見て、まず驚いたのはトヨタの北川主将(195㎝)、平塚(199㎝)の両LOの大きさ。NHにまったく見劣りしない。NHのハカのあと、午後2時キックオフ。

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NHの選手たちはスーパー12組を除き、今季のNPC(NZ国内州代表選手権)への出場を目指す選手たちで固められていた。この試合のパフォーマンスも当然セレクションに影響する。モチベーションは高かった。注目は、NZ19歳以下代表のFBジョージ・ピシ(18歳)と、抜群の運動量を誇るFLレーガン・タミヘレあたり。先頃来日したNZUより、NHのほうが数段強そうだ。

トヨタは、トロイ・フラヴェルがジョナ・ロムー復帰戦に出場のため不在。膝の怪我があるNO8ティアティアもリザーブ。FL菅原、FB久住も怪我。WTB遠藤、FL菊谷は海外留学で欠場。苦しい布陣となったため、急きょ、日本代表のSO広瀬、WTB水野が合流。肉離れが癒えたばかりのCTB難波を前半40分に限って出場させた。

立ち上がりから両者は激しくぶつかり合った。先制はNH、トヨタのノータッチキックからのカウンターアタックで、WTBワカセドドゥアドゥアが驚異的なスピードでタッチライン際を駆け抜ける。しかし、すぐにトヨタが反撃。14分、ラインアウトからの左オープン攻撃でFB山崎がライン参加。水野がシザースして前進し、ラックから素早く右オープンへ。最後はWTBセコベがトライ。17分にも、連続攻撃から好サポートのPR豊山が中央に飛び込んだ。

ここまでの展開で目立ったのは、FL遠藤正俊、NO8クロフォードら、トヨタ選手の個々のタックルの強さ。全員よくタックルしていた。PR豊山の攻守の反応の良さも際だっていたが、出色の動きはCTB難波だった。タックルはしぶとく、すぐにボールに絡む。そして、相手の反則を誘うや、すぐにタップキックから速攻を仕掛ける。泥臭いけど、そのアグレッシブな動きはNHの選手たちもタジタジ。肉離れが完治していないとは思えなかった。豊山、難波は、いますぐ日本代表に呼んで欲しい。アイルランド相手にも、間違いなく活躍できるよ。それと、FL遠藤のフィジカルの強さは、目を見張らされた。注目株。

後半は、雨もあってキックが多くなったが、後半22分まで、34-24と競っており、緊張感があった。32分にティアティアが投入されたが、やはり格が違った。NHの選手から難なくボールをもぎとるし、縦突進で大幅ゲイン。フラヴェルもいたら、FW戦では優勢に戦えたのかもしれない。これだけ主力を欠きながら、若手とはいえNZの州代表と堂々渡り合えるトヨタは選手層が厚い。

個人的に、一番しびれたのは、後半33分のトヨタFL岡本のトライ。ラックからの左オープン展開で、広瀬と、後半出場のCTB赤沼がシザース。赤沼は右前方に相手を抜きながらゲインし、すかさず左側を見て、CTB山本にパス、そして岡本につながった。朽木泰博コーチも言っていたが「内側に抜きながら、すぐに外を見るプレーはなかなかできない」。CTBとしての着実な成長を感じた。

トヨタ自動車ヴェルブリッツ。トップリーグの開幕が楽しみになってきた。

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僕が選んだ前半のマン・オブ・ザ・マッチは難波英樹選手。このブログもときどきのぞいてくれているみたいだ。嬉しいね。

ty-nh

◎取材こぼれ話
会場入りして、報道陣控え室に行こうとする直前、「ライガー控え室」なる毛筆体の貼り紙が目に飛び込んできた。最初は、「獣神サンダーライガー」が営業に来ているのかと思ったが、よく考えたら、ヴェルブリッツのマスコット「ライガー」のことだ。やはり、ライガーは、素顔を見られてはいけないのである。窓側もカーテンが引かれていた。着ぐるみの動きがプロっぽいなぁって思ってたんだよ。う~ん、あの貼り紙、欲しかった。ライガー君は、集合写真の左端に写ってます。

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