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2005年6月12日 - 2005年6月18日

廣瀬佳司、先発出場

萩本ジャパンは、金曜日朝のミーティングで、19日のメンバーを選手に告げた。SOには多くのファンが待望した廣瀬佳司が入った。

◎6月19日 アイルランド代表戦 日本代表メンバー
1高木、2中林、3山村、4木曽、5熊谷、6マキリ、7浅野、8箕内、9村田、10廣瀬、11小野澤、12元木、13パーキンソン、14大畑、15立川、16塚越、17笠井、18中居、19伊藤、20後藤、21冨岡、22五郎丸

LOワシントンは膝、PR高橋は肩を痛め、欠場する。ワシントンについては、ラインアウトリーダーでもあり、密集戦での仕事量も含めて痛いが、第1テストマッチでは、ラインアウトで徹底的にマークされていた。高いボールに強い木曽の加入は、アイルランドを攪乱できるかもしれない。スクラムも、ユニット重視で、ヤマハ発動機ジュビロのFW第1列となった。「最初のヒットさえうまく行けばなんとかなる相手」(山村)と力強い言葉も。

廣瀬の起用について、箕内キャプテンはこう言う。
「森田が悪いわけではないのですが、廣瀬さんとコンビネーションを合わせて、ラインのコントロールの上手さを感じました。第1テストでは、パントキックの選択は悪いとは思わなかったが、精度が低かった。廣瀬さんには、そのあたりも期待しています」
つまり、防御背後へのキック選択が悪いのではなく、そのキックに周囲が反応できたか、また正確に蹴ることができたかには疑問が残るということだ。

いずれにしても、陣地を取るだけではトライは取れない。もっと中盤から攻めないとチャンスをつかめないことは確かで、今回のジャパンは果敢に仕掛けてくれそうだ。もちろん、廣瀬選手と言えば世界でも有数のプレースキッカー。相手の反則を誘えば、着実に3点を加えることになるだろう。見る側にとっては、楽しみが増えたわけだ。

金曜日は、W杯招致ホームページの取材で、箕内キャプテン、木曽一選手、山村亮選手にW杯についてインタビューした。3人とも「W杯には特別な何かがある」と語り、試合前の緊張感など、とても興味深い話だった。これから7月下旬にかけて順次アップされるので、お楽しみに。

◎取材こぼれ話
3人のインタビューは、ジャパンが宿泊するホテルで行われたが、喫茶店で、冨岡選手と大野選手がケーキを食べていた。腕の筋肉ムキムキの冨岡選手に「これ食べた方がいいですよ」と勧められたが、僕は食べませんでした。実はケーキは大好きなんだけどね。取材しながら食べるのもねえ。しかし、二人は妙に仲が良さそうだったなぁ。

◎愛好情報
19日の試合当日は、W杯招致の署名活動に日本代表選手が参加します。12時~13時。メインゲートを入ったあたりで。辻、大野、ワシントン、水野、森田らメンバー外の選手が、署名をした人にサインをしてくれる。そして、13時からは青島健太さん進行、平尾誠二さん、武田修宏さんによるトークショーがグラウンドで行われる。こちらもお楽しみに。

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スタンドを赤で染めよう!

木曜日は、ジャパン、アイルランドともに練習は休みだった。日本代表の先発メンバー発表は、金曜日かな? 19日の試合では、日本代表サポーターによって、赤い服を着ていこうキャンペーンが行われているようだ。僕も賛成です。応援に行く方はぜひ赤い服を着ていってください。オールブラックスの「ブラックアウト・キャンペーン」みたいに。観客席が真っ赤になるところ、見てみたいなぁ。そして、ジャパンの攻撃を後押ししよう。僕はJSPORTSの解説で後押ししたい。キャンペーンについては、トラックバックのページ、見てみてください。春のテストマッチ・シリーズの最後だから、盛り上がろう。戦い方によっては、厳しくも温かい声援を。

ところで、NZの友人から、ライオンズとウエリントンの試合を見た感想が送られてきた。やはり、ジョニーくんの出来は良くなかったようだ。こんな感想だった。

《期待してた割には、、、ってなゲームでした。トライがないゲーム、おまけに双方ともミスが多くポロリとなると緊張の糸もきれるどころか、トイレに何度もたてちゃう感じです。ファタウはこの2週間、イギリス、オーストラリアと流れ者で御疲れモードなのかしらんけどお手玉が多かったです。ひどい。ノヌはやっぱり目立ってました。よく動きますよね。ジョニーくん、確かに鋭さがなく、無意味なパスも多かったようです。このシリーズではチャーリー・ホジソン(イングランドSO)が一番安定してるようですけど、今後の使い方に注目。それと昨日の試合でジョニーくんとコンビを組んだウエールズのSHドウエイン・ピールくん、良かった。最初のトライもラインアウトから、すばやく自分で前に持っていってぬけていました。1番も一緒に追走してました。終盤ではウエールズの相方がSOに登場し、ジョニーはCTBへ。笑ったサポーターですけど、アイルランド国旗に「MUM,SEND US MONEY!」って書いたのがテレビに映りました。ユーモアあるっていうか、ほんまに困ってるかどうかは不明ですけど》

 なるほど。見てないと分からないことばかり。そして、ロムーの情報も送ってくれた。
《ご存知かもしれないですけど、ロムー、4日の復活試合で痛めた左肩がよくないらしく、ここ数日中には手術をし4カ月は少なくともアウトらしいです。一応来週のサモアとの試合のスコッドに入ってるようですけど》

 スペンサーが出演していたという料理ショーに、オズボーンが出ていたみたい。《この前の料理ショー、先週はリコーのグレン・オズボーンとマトゥア・パーキンソンって人出てました。日本にいた人ですよね》

 そう、マトゥア・パーキンソンはサニックスにいました。NZのラグビー選手は、国に帰ると、ほんとにスターなんだよね。

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アイルランド先発メンバー

アイルランド代表が日曜日の日本戦先発メンバーを発表した。15日夕方に記者会見があったのだが、僕は別の仕事で行けなかった。残念っす。監督は「FW第3列はいいですよ」とメンバーを語っていたとか。確かに、第1戦からすべて変更された3列、経験豊富なミラーとウォレスに活きのいいリーミー。良さそうだ。キャプテンのハンフリーズ先発だね。

◎6月19日 秩父宮ラグビー場 第2テストマッチ・メンバー
1マーカス・ホラン、2フランキー・シーハン、3サイモン・ベスト、4レオ・カレン、5マット・マカロック、6デニス・リーミー、7デヴィッド・ウォレス、8エリック・ミラー、9ピーター・ストリンガー、10デヴィッド・ハンフリーズ、11アントニー・ホーガン、12デヴィッド・クィンラン、13ギャビン・ダフィー、14トミー・ボー、15ガーバン・デンプシー

第1テストマッチのアイルランドは、ハンフリーズの負傷退場によって、経験の浅いストーンタンがSOに入った。コンビネーションが合っていないのは確かだった。ハンフリーズがいれば、もっと日本のディフェンスを有効に揺さぶってくるだろう。そして、3列のボールへの働きかけの速さは注目すべき点だと思う。もちろん、日本代表の勝利を願う。でも、勝負とは別のところで、アイルランドのひたむきなプレーもしっかり見ておきたい。特に、ボールを持った選手が捕まったときの素早いサポートプレー。間髪入れずに寄っていくからね。三列の選手にはとっても参考になると思う。

アイルランド協会のサイトによれば、オドノバン監督は「第1戦のブレイクダウンエリアは厳しい戦いだった」と語っていて、日本が意外に密集戦でタフだから、そこを強化したいということなのだろう。日本だって、箕内に浅野、マキリ、タケオミだっている。メンバー決まってないけど、戦えるよ(決めつけ)。代表キャップ70を誇るCTBマグスは先発から外れた。僕としては彼のプレーが見られないのは残念だが、監督は「将来を見据えて」と考えているようで、それも当然なのかもしれない。

◎愛好的豆知識=ここ数年、ボール争奪局面のことを「ブレイクダウン」と呼ぶようになっています。観戦する場合は難しく考えず、なんかゴチャゴチャとボール取り合っていたら「ブレイクダウン」です。知らなかった方は、便利な言葉なので覚えましょうね。

追記=ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは、15日、ウエリントンに23-6で勝った。ライオンズSOウィルキンソンは、2コンバージョン、3PGを決めた。でも現地の報道では、それほど出来はよくなかったみたいだ。

最後に、きのうのコメントに答えます。8か国トーナメントへの参加については、もちろん僕は賛成です。試合機会は絶対に増えた方がいい。それを無駄にしない強化をすることが前提ですが。


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いい人、ハンフリーズ

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来日中のアイルランド代表キャプテン、SOデヴィッド・ハンフリーズ。めちゃくちゃ感じのいい人だった。「メール送るから、写真送信してね」だって。

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女性ファンと談笑する表情も優しい。身長は178㎝。

13日の夜は、アイルランド代表歓迎委員会の人たちと、アイルランド大使公邸のパーティーに行ってきた。もちろん、アイルランド代表を囲んでのモノだ。機会を与えてくださった歓迎委員会のみなさん、ありがとうございます。

数名の選手と話しができたのだが、代表キャップ数67のSOハンフリーズは、人のいいお兄ちゃんという感じだった。第1戦ではアゴを強打して前半半ばに退場したが、第2戦の出場に意欲的だった。キャプテンだからね。ジャパンの選手の膝がアゴに入ったようで、歯全体がグラグラになってしまったらしい。接着剤みたいなもので固定してあった。それでもニコニコしているんだから偉いよね。

ベテランCTBマグスとも話ができた。グラウンドの印象について少し聞いてみたのだが、長居スタジアムの芝生は非常に良くて、走りやすかったそうだ。「インゴールが狭いのが危険ではあったけど」。彼は日本が2011年のW杯招致に立候補していることに興味を持っていて、こんなことも言っていた。
「99年のW杯は移動が大変で参ったよ。2003年のオーストラリア大会は素晴らしいモノだった。ひとつの国でやるのがベストだね」
 つまり、移動が楽な日本は、いいんじゃない? っていうことかな。選手達も、いつも同じ国で大会を回すのではなく、違った文化の国でやりたいと思っているのだろう。もちろん、31歳のマグスが2011年に代表選手でいることは、ほぼ不可能だけれど。第1戦で完璧なフィールディングを見せたFBデンプシーも、素朴な感じのいい人だった。アイルランドの選手は、世界トップ国の中でも特にフレンドリーかもしれない。

僕は英仏で開催された91年W杯を取材したときに、イングランド、スコットランド、ウエールズ、アイルランドを回ったが、アイルランドの会場スタッフが一番親切だった。というか、なんか家族みたいに接してくれた。好感持ったなぁ。ギネスも向こうで飲むと美味しいしね。

第2テストマッチのアイルランドのメンバーはまだ決まっていないが、監督も「初戦よりいい試合ができるだろう」と言っており、度重なったミスは修正されるだろう。2つのテストマッチがある場合は、2戦目に重きが置かれるのが普通だ。アイルランドは必ずいいプレーをしてくる。日本代表はそれ以上のプレーで挑まなければ。日本の選手も、3月下旬から拘束されているわけで、いい試合ができていないこともあって、ストレスがたまっているだろう。最後に気分良く爆発して、見るモノを感動させる締めくくりにしてほしい。辛抱強く応援している、たくさんのサポーターの存在を忘れずに。

追記◎一部報道されている日本を含めたスーパー8の構想だが、日本協会関係者はまだ正式に打診を受けていないようで、話が先行している感じだ。もちろん、僕も実現すれば面白いと思う。ただし、日本がきちんと準備を整えて臨めるがどうかが問題になるだろう。

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ライオンズ&NZ情報

今朝書いた日記で、またまたジャパンの戦いについて書いてしまったけど、しつこかったです。自分で読み返して嫌な感じになったので、明日書くつもりだった海外ラグビーのことをアップしますね。もっと早くしたかったけど、ココログがメンテナンス中でした。ジャパンの選手達も前向きに次を見ているはずだし、僕も気持ちを切り替えないといけないですね。

◎ジョニーくん、先発出場
現在、NZ遠征中のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは、15日にウエリントン代表と対戦するのだが、待望のジョニー・ウィルキンソンが先発で出場する。CTBはオドリスコルとヘンソン。WTBにジェイソン・ロビンソンが入る。FW第三列は、イングランドのコリーがNO8、ベテランのニール・バック、そしてアイルランド代表で来日予定だった、サイモン・イースタービーが両FLだ。LOは、グリューコクとベン・ケイのイングランド代表コンビ。これって、必勝態勢だよなぁ。予定通りなのかもしれないけど、NZマオリに負けてしまって、連敗は許されないからね。ウエリントンは、スーパー12で活躍したゴッパースがSO。ジョニー君との対決が楽しみ、だけど、放送ないのが残念。

◎レオン、NZ代表スコッド入り
ライオンズと3つのテストマッチを戦う予定のNZ代表オールブラックスのスコッド26名が12日に発表された。NZマオリのメンバーとしてライオンズからトライをあげたFBレオン・マクドナルドも入っている。ヤマハ発動機で活躍した選手だし、嬉しいね。NZマオリでのプレーは見事だった。マクドナルドは、相手とコンタクトした後の身のこなしが抜群に上手い。捕まっても確実にボールを出す。181㎝、96㎏と、体格的にはそれほど大きくないし、スピードもNZ代表BKのなかでは早くないけど、あの安定感は素晴らしい。同じように安定感あるミルス・ムリアイナとのポジション争いになる。

スーパー12で絶好調だったSHマーシャルも入った。海外移籍が決まっている選手では唯一の選出で、スペンサーやマーテンズは落選。SOは基本的にダニエル・カーター一本でいく感じだ。もしカーターが怪我をすれば、アーロン・メイジャーがSOに入るだろう。スーパー12のトライ王となったリコ・ギアも選ばれている。キャプテンのタナ・ウマンガはじめ、メンバーは納得できるものなんだけど、クルセイダーズのルーベン・ソーンや、ブルーズの快足WTBロコゾコらが落選しているのは、なんとも層が厚い。ちなみに、ロコゾコは、ジュニア・オールブラックスのスコッドに入り、オーストラリアに遠征する。ここには、マカリスターやニック・エヴァンスなど期待の若手が多数含まれている。

◎NECのヤコも先発
週末にフランスと試合がある南アフリカ代表の先発メンバーも発表された。NECグリーンロケッツのヤコ・ファンデルヴェストハイゼンは、SOとして先発出場。スーパー12で大活躍したWTBハバナらをどうコントロールするか見物。JSPORTSでは、6月25日の第2テストマッチを放送する。できれば、そのままのメンバーで行って欲しいなぁ。これ、解説しますのでよろしく。

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アクセス件数増加

きのうのアクセス件数は、過去最高でした。桁違いに多かったので、驚きました。ジャパンが負けたことをみんなどう思ったのか、知りたかったのかなぁ。でも、たくさんの人に読んでもらえて嬉しいです。ありがとう。

何度も何度も書いてきたけど、なぜ果敢に攻めることができないのか。フランス流は、自ら仕掛けてスペースを作るものだ。昨年の欧州遠征の100点負けは、相手がベストメンバーに近かったことと、アウェイであること、日本が準備不足だったことを考えれば、当然だ。今回の相手は主力抜きで、日本はホーム。それを思えば点差が縮まるのは当然であり、大差負けしなかったことは評価に値しない。内容を問われる試合だったのだ。第2テストマッチは、開き直って行ってほしい。

さて、きのうのコメントに、大久保、四宮、岩渕の3選手に関する質問があったので、答えます。

岩渕選手は、サニックス・ブルースのストラテジーコントローラー、つまりテクニカルスタッフとして、活動中です。イングランド・プレミアシップのサラセンズに所属していますが、昨年、苦しんでいた膝の手術を行い、サラセンズと提携しているサニックスに所属しながらリハビリを続けていました。まだ完全に走れる状態ではないのですが、9月からのプレミアシップのシーズンには英国に帰る予定。テクニカルスタッフとしては、サニックスのトップリーグ昇格に貢献しており。今年も期待がかかっています。

大久保選手は、数日前にも書きましたが、ラグマガ7月号に短信が掲載されています。NZのサウスランドで州代表目指して奮闘中です。

そして四宮選手。最近のブログに次のような記述がありました。
「ヨハネスブルグのCLUBでレイダースというクラブに移籍決まりました。レイダースというチームはカリーカップのチームではありません。セミ・プロフェッショナルCLUBでLIONS(カリーカップCLUB)の傘下に属しています。ワリー・ヒュウマン(元ノースサンプトン、元SOUTH AFRICA代表)、アシュトン・ビルムセ(現SOUTH AFRICA代表)の両WTBが属しています。ビルムセは現在、代表の方に行っててクラブには来ていませんが、ワリーとはもう仲良くなりました。
 移籍については、自分と自分のマネージャーSTAFFと話し合い、BESTの選択をしました。ラグビーだけでなくて生活全般を考えての決断となりました。ボーランド+ケープタウンで生活してたときはイライラしたり、問題が度々起きたりしたけど、物凄いいい経験が出来たと思っています。自分を成長させる事ができてチームそれにボーランドでお世話になった人達に感謝してます」

 というわけで、四宮選手も南アフリカで州代表目指して頑張っています。

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パブリックビューイング開催

◎7月9日、オールブラックス VS ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ戦

ニュージーランドに遠征中のライオンズとオールブラックスの一戦をみんなで楽しもう! というわけで、
パブリックビューイングが開催されます。MCは僕です。ゲストは箕内選手、他にもゲスト増えるかも知れません。
最終戦ですから、試合の見どころや、海外ラグビーの面白さなどを話します。初心者のみなさんも歓迎です。
一緒に盛り上がりましょう。

参加希望の方は、JSPORTSのホームページからご応募下さい。抽選で100名様ご招待です。当選者には後日メールにて連絡が行くとのことです。

【開催日時】 7月9日(土)15:30~18:30 (15:00開場)
【会場】 イングリッシュパブHUB日比谷店
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-6-8 松井ビルB1F(各線日比谷駅徒歩1分))
TEL 03-3592-0309

【ゲスト】箕内 拓郎 (ラグビー日本代表)
村上 晃一 (ラグビージャーナリスト)
【入場料】無料
【定員】 100名様(抽選)
【お問い合わせ】 J SPORTSカスタマーセンター 03-5500-3488(受付9:30~18:00)

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勝てない日本

irland

試合後の記者会見。中央が、来日したアイルランド代表のオドノバン監督。右がSHストリンガー。世界トップレベルでは最小SH。170㎝、70㎏。

6月12日 長居スタジアム
アイルランド代表 ○44(4t3g6pg)-12(4pg )●日本代表

日本はノートライだった。この試合に関しては情報が多いと思うので、感想だけ書きたい。詳しいレポートは、ラグマガ8月号(6月25日発売)に書きますね。

きょうは、JSPORTSで藤島大さんと解説だったのだが、試合中にフラストレーションがたまった。ジャパンの戦い方を見ながら、本当に勝とうとしたのか、はなはだ疑問だったからだ。ディフェンスは粘った。しかし、スーパーカップ決勝戦のカナダ戦と同じく、攻撃選択の大半はパントキック。防御背後に蹴ってディフェンスを破ろうという積極的なキックもあったが、多くは攻め手がなくなってのキック、または最初から陣地を取ることだけを考えたキックだった。そこには、スペースを有効利用するフランス流導入とはかけ離れた、接戦狙いのメンタリティーが透けて見えた。選手たちが持てる力を出し切って、生き生きと戦っているようには、どうしても思えなかった。

試合後、箕内キャプテンは、「スコアボードがすべて」とコメントした。その通りだと思う。ジャパンは完敗したのだ。

アイルランドは、主力12名をブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのNZツアーで欠いていた。個人技で均衡状態を破る選手は不在で、ひたすら愚直にボールをつなぎ、タックルを繰り返す生真面目な戦い方だった。ジャパンがつけ込めるタイプのチームだったのだ。だからこそ、チャンスでことごとくボールを蹴ってしまったジャパンに落胆した。ボールをしつこく動かせば、湿度の高さに消耗していたアイルランドは苦しかったはずだ。このスコアで、もし首脳陣が満足しているとしたら、大きな間違いだと思う。この試合はアイルランドでもテレビ放送されている。日本がチャレンジャーなのに攻めなかったことは、印象が悪いだろう。ボクシングのタイトルマッチでいう、手数の少ないチャレンジャーのようだった。試合後、客席から「テストマッチだぞ~、攻めろよ!」と罵声が飛んだ。「どうして、ジャパンはキックばかりなんですか? 萩本さんに言っておいてください」と僕に不満を言うファンの方もいた。

攻めなきゃ、勝てないよ。もう何度も書いた気がする。ここ数試合続いた手堅い戦い方を見て、昨秋の欧州遠征の後遺症のような気がしてならなかった。大敗を怖れてリスクを避ける安全策である。だが、ファンが求めているのは、そういうことではない。どんな強い相手にも果敢に向かっていく姿勢だ。乱暴な言い方をすれば、点差なんてどうでもいいのだ。後半30分を過ぎてからは、確かに攻めたが、試合が決まってからでは遅い。最後の10分に勝負をかけるのは、僅差勝負している試合である。点差を開けられているのに仕掛けないのは、勝利を放棄していることと同じだ。先手先手で攻めなければ、勝てるはずがない。個々の選手が頑張っているだけに、勝つためのプランが準備、そして整備されていないのが残念で、残念で、泣けてくる。選手たちの力を結集させて、感動的な試合に結びつけるのが、コーチングスタッフの仕事だと思う。

最終戦は、萩本JAPANの集大成として、選手が持てる力を出し切れるゲームプランで臨んでもらいたい。

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雨の京都で物思う

tsutsujikyoto

土曜日の朝、ジャパンの取材をしたあと京都の実家に帰った。京都駅を降りると、和服を着ている人が多かった。京都も雨だ。タクシーが裏道を通ってくれたから、舞妓さんを見ることもできた。僕は生まれ育った京都の町並みが大好きだ。家に帰ったら、綺麗な鉢植えを発見。思わず写真を撮った。ツツジやんかな、これ。

金曜の夜は、一人で三宮のバーをハシゴした。まずは、2日前の日記で紹介した「THIRDROW」に行った。大学時代のラグビー部の先輩がマスターだ。先輩は相変わらず元気だった。芋焼酎をロックで飲んだ。愛好日記に「活きのいいフランカーでした」と書いたことを喜んでくれていた。先輩は今、某大学のコーチをしている。楽しくて仕方ないらしい。ひとしきりラグビー談義をして店を出る。次に向かったのは、大学の同期がやっているバーだ。店名も、本人の名前も「志賀」という。隠れ家的なところなので場所は説明できないけど、静かで落ち着くバーだ。店主である志賀は、運動能力の高いNO8だったが、いつのまにかカクテルを作り、いつのまに覚えたのか、商空間のプロデュースや、デザインの仕事もしている。大学時代から、服とかセンスあったけどね。今年は神戸製鋼のTシャツなどもデザインしているし、プロモーションにも参加しているようだ。深夜まで、いろんなこと語り合った。大学時代の仲間はいろんな仕事に就いている。そして、どこかでみんなラグビーと関わり合ってる。それが嬉しいし、会うと話がはずむ。なんか、きょうはもの凄く私的なこと書いてるなぁ。

実家で、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとNZマオリの試合を見た。マオリ、ライオンズから初勝利。後半登場のスペンサーは、さすがに攻撃的だった。ブラック・ジャージーの最後を飾れて、「キング」の面目躍如。それにしても、両チームの反応スピードには感心させられた。寝ている選手が本当に少ない。瞬時に立ち上がってプレーに参加するシーンを見るたび、日本と世界の一番の差はここだと再認識させられた。相手に当たるときの体のずらし方も巧み。ティポキとマクドナルド、日本でプレーしていた2人、上手かった。日本にいるときより、明らかにフィットしてい。マオリは、積極的に攻めたことが勝因だろう。対するライオンズは、まだチームがまとまっていない印象。オールブラックスのテストマッチまでにはまとめてくると思うけど、44名という大人数の選手では難しいのかな。それでも、一矢報いたオドリスコルのトライは圧巻だった。ほんの僅かなギャップをついたスピードは「当代一のCTB」と言われるだけあるよね。

さて、ジャパンのアイルランド戦。苦戦は必至だが、箕内キャプテンは、「相手の得点を30点くらいに抑えたい」と言った。もちろん、勝つことを想定しての言葉だ。当事者はそうでなくては困る。最初から負けることを前提にすれば、100点取られるだろう。それくらいの実力差はある。今回のジャパンのメンバーは、タフなFW戦を想定して、リザーブ(控え選手)7名の中にFWが5人入っている(ふつうは4人)。アイルランドは間違いなくスクラムでプレッシャーをかけにくる。ここでどこまで粘れるか。ボールも大きく展開してくるはずだ。ここはひたすらタックルで我慢。アイルランドに展開をあきらめさせて、キック中心の手堅いプレーをさせれば、ロースコアのゲームになる。試合のキーワードは「我慢」かな。

そして、攻撃は積極的に仕掛けまくってもらいたい。NZマオリだって、攻め続けたから勝てたのだ。

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