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2005年6月19日 - 2005年6月25日

お薦めマッチ_0625

先日、日テレの「ミンナのテレビ」でKAT-TUNがマッチのメドレーを歌っていた。ハイティーン・ブギは、山下達郎作曲だったのかぁ。ちなみに僕は、赤西派である。だから、そういうコーナーじゃないっつうの。

6月25日、JSPORTS視聴可能の方は、楽しみな夜がやってくる。以下、3試合、文句なくお薦めマッチである。

◎NZ代表オールブラックス対ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ
(JSPORTS3 20:00~初回放送)

タナ・ウマンガ主将率いるオールブラックスと、ジョニー・ウィルキンソンがCTBに入ったライオンズがついに第一テストマッチを迎える。タナとジョニーが真っ向勝負するなんて、それだけで見応え十分だが、リッチー・マコウとニール・バックのオープンサイドFL対決や、マクドナルドとロビンソンのFB対決など、質の高い試合になるのは間違いない。ウエールズのCTBヘンソンが先発しなかったことに、批判もあるようだけど、まだ2試合あるので、内容によっては今後、メンバー変更もあるだろう。

◎南アフリカ対フランス(JSPORTS2 21:45~初回放送)

第1テストでは30-30と引き分けた両者が決着をつける。南アフリカは、第1戦から、PRセパカ、SHジャヌアリーだけの変更。SOは、NECグリーンロケッツのヤコ・ファンデルヴェストハイゼンが務める。フランスのほうは、実は初戦でフランス選手権に出場したメンバーを休ませていたが、8名を入れ替えて登場。SHヤシュビリ、SOミシャラクのHB団に注目したい。これも凄い試合になるよ。間違いなく。

◎関東学院大学対早稲田大学(JSPORTS2 24:00~初回放送)

学生ラグビー春の大一番。4年連続で大学選手権決勝対決を続ける両者が、全力でぶつかり合う。というのも、春に勝ったチームが最後に頂点に立つパターンが続いているからだ。もちろん、今季は例外になる可能性だってあるが、これを見ておくと、秋以降の試合がより楽しめる。必見です。僕は現場に行きたかったけど、南アとフランスの解説があるので、テレビで見ます。楽しみっす。

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試合を見るとき

いよいよライオンズとオールブラックスの第1テストマッチが迫ってきた。土曜日は、これに加えて、南ア対フランスがあるし、国内でも、早稲田と関東学院の春の大一番がある。25日の夜は、JSPORTSから目が離せない。って思い切り宣伝してますが、僕は、南アとフランスの試合を、日本代表の辻選手と解説します。詳しくはJSPORTSのHPにて。

きのう「ひろし」さんからのコメントで、以下の2つの質問があった。

【村上さんといえども、前日から眠れないような、解説や取材。はたまた、待ち遠しくなるなる試合とか、あるのでしょうか?】
眠れないようなことはないけど、待ち遠しいのはたくさんある。国内でもシーズンが深まればそんな試合ばかり。接戦になりそうなものは、チームとか関係なくワクワクする。ワールドカップの解説はすべて思い出深いのだが、99年、ウエールズを軸に開催されたW杯はフリーに成り立ての頃で、開会式のコメンテーターしながら泣きそうだった。会社辞めて決断したことが実ったというか、なんか感慨深かったのだ。

あの大会は常時テンションが高かった。眠れなくなるのとは、ちょっと意味が違うけど、JSPORTSのプロデューサーとウエールズのホテルの部屋で談笑していたときのこと。疲れていたのか、僕はベッドで眠ってしまった。ふと目覚めると、プロデューサーが笑っている。
「村上さん、夢見てたでしょう?」
「えっ、なんか寝言言ってました?」
「はい。ティム・ホラ~ン!って」

オーストラリア代表CTB。大好きなホランの名前を叫んでいたそうだ。まあ、偉そうに解説していても、普段は、こんなものである。

【解説の仕事をせず、普通にスタンドから観戦する際は、どういった点を留意してご覧になるのでしょうか?】

解説無しの場合は、ラグマガなどで原稿を頼まれている場合が多いし、どんな試合も基本的にプレーの流れをメモしながら見る。時間と、起点(スクラム、ラインアウトなど)をノートに書きながら、誰から誰にボールがわたったか背番号を追う。やはり、ディフェンスを破る瞬間が面白いし、それがなぜ起きたかを考えるためには、起点から追っていかないと分からない。これは記事を書くときに必要なことなのです。試合の流れを変えそうなプレーは星印をつける。

だから、たまにボーっと見られる試合があると凄く楽しい。そういう時は、全体を俯瞰するように大雑把に見ることにしている。お客さんの声とか反応に耳を傾けると、どんな試合が好まれるか分かるようになるし、僕は観客席に紛れて見ているのが好きだ。ときどき知り合いに解説しながら見るのだが、初心者の方には、最初になんのためにボールを奪い合っているのか、そして、オフサイドラインを説明する。これまでたくさんの初心者の方に説明してきた経験上、オフサイドラインの基本が分かると、初めての試合でも理解しやすくなるのだ。

客席の位置で好きなのは、どちらかの22mラインの延長線上の高い位置かな。フォーメーションが見やすいので。縦に見るのも好きだ。横のスペースがよく分かる。これまで見た中で、とてもいいと感じたのは、オークランドのイーデンパークのゴールポスト裏の2階席。ピッチレベルで見るのは苦手だ。角度がないと抜き方が分からない。一度、真上から試合を見たいなって思う。海外の試合でたまにそういう映像が出てくるが、選手が駒みたいに動いて面白い。

こういう話は、際限なく語ってしまう。きょうはここまで。機会を見つけて、また書きますね。ひろしさん、ありがとう。

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後れ馳せながら、タグです。

水曜日は早朝に神戸から帰京し、週一度非常勤講師をしている専門学校へ直行した。眠かった~。スポーツマスコミ志望の学生達と会うのは楽しい。僕のラグビーの話を喜んで(たぶん)聞いてくれる。調子に乗ってガンガンしゃべる時もあるのだが、きょうは眠すぎた。

アイルランド戦があった日曜日、秩父宮ラグビー場でタグラグビーの日本王者・汐入小ホワイトベアーズの子供達と会った。コーチの鈴木さんご夫妻に、3月5日、6日に行われた全国小学生タグラグビー選手権のビデオをいただいた。僕も、その大会の取材を楽しみにしていたのだが、インフルエンザで寝込んでしまったのだ。学校から帰ってビデオを見た。NHKのサンデースポーツ他、ニュース番組で取り上げられたもののハイライトと、大会の模様を丹念に追ったビデオが編集されていた。

試合着に関東学院大学の春口監督が塩をふって子供達に渡すシーンもあった。子供達は横浜市立汐入小学校に通っているが、休日に関東学院のグラウンドで練習している「釜利谷クラブ・ジュニアチーム」の一員でもある。クラブは春口さんが理事長を務める「横濱ラグビーアカデミー」が主宰している。

子供達の試合ぶりを見ながら、何度もうならされた。判断のいいサポートプレーと、パスに走り込むスピード、相手のタグを確実に奪取する集中力。惚れ惚れした。それにしても決勝戦は、結果を知っているのにハラハラした。相手の磐田市立東部小学校もいいチームだった。大接戦だったんだね。いい試合でした。改めて、おめでとう。

この子たちの中からきっと日本代表、女子日本代表の選手が出るね。実現するのは、10年後くらいかな? まだまだ僕も現役で取材してるつもりだから、楽しみだ。

◎ミリオンダラー・ベイビーの小説、読みました。
少しずつ読み進んでいたのだが、神戸製鋼の取材に向かう「のぞみ」の中で一気に最後まで読んだ。つまり、何も聞こえなくなるくらい引き込まれた。なるほど噂通りの傑作。映画を見てから読んでよかった。短編小説のいくつかの要素をピックアップして、映画は作られているんだね。スポーツライティングにも参考になることが多かった。「いかに負けるかは、いかに勝つかと同じくらい重要である…」みたいな意味深長な言葉がサラリと頻繁に出てくる。ボクシングのカットマントいう職人の世界も垣間見られて面白かった。作者のF・X・トゥールって、50歳からボクシングの世界に入って、これを70歳で書いたと言うんだから驚く。僕と同世代の人たちも人生これからだよね。読むかどうか迷っている人は、ぜったいお薦めです。

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再びスティーラーズ

きのうの日記で「あるチーム」と書いたのは、神戸製鋼コベルコスティーラーズのことでした。6月10日に続いて、ラグビークリニック(7月25日発売)の取材だった。

stand

ご覧のように、観客席がその姿を現しつつあった。7月10日のフェスタに向けて急ピッチの作業が続いている。取材は、増保監督にチーム作りについて聞くものだった。春の試合結果は良くないけど、「去年より、かなり良くなってますよ」と手応えは感じている様子。すごくいい話が聞けたので、お楽しみに。

今週は日本代表選手はフリーで調整することになっているが、後藤翔太選手が練習に顔を見せた。
「きょう、初出勤だったんですよ」
そうだよね。日本代表の契約期間がやっと終わったわけだから。ちなみに、資材部らしい。

katuno

今季から加入の勝野大選手もいた。存在感抜群。練習中の吉田明選手と2ショット撮影しました。

nozawa

ゴリこと野澤選手は「僕のブログに掲載しますので」と、やって来て、一緒に写真を撮った。「僕のブログは、一日に一枚しか写真載せられないんですよ」
増保監督は「野澤は昨年春から出ずっぱりで試合に出た。林もそうですが、そういう1年を過ごすと、しっかりしたプレーをするようになりますよ」と2人を信頼している感じだった。

fuji

こちらは、チーム・アドミニストレーターの藤高之さん。増保監督、元木選手らと同期のHOだったのは、知っている方も多いと思う。先日、新潟スタジアムで神戸製鋼とクボタの震災復興慈善試合が行われたのだが、そのきっかけを作ったのが藤さんだった。昨年10月の中越地震から半月ほどして、藤さんは、長岡市に住む明大ラグビー部OBの林直人さんにメールを送った。
「大丈夫やったか? 何かできることあったら言ってや」
友への心遣いをきっかけに復興慈善試合は実現した。当日の観客は、ラグビーメジャー地区とは言えない新潟で、10,000人を超えたという。この話は、とってもいいエピソードが詰まっている。きっと、ラグマガで紹介してくれるよね。よろしく、編集長。

ここ数日はジャパンのことで頭がいっぱいだったけど、みんな各地で頑張ってる。僕も元気が出た。頑張るよ。

追記◎きのうのコメントに、日本とアイルランドの試合で背番号のない選手が出場していたのはなぜ? というのがありました。出血した選手は止血義務があるのですが、ジャージーに血がたくさん付着している場合はジャージーを代えます。この場合は、背番号は無しで出てくるのが普通です。

他にも、初歩的なことや疑問で、今さら聞きにくいというような質問があったら、コメントください。できる範囲で答えます。

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一日たっても残念

chichibu

日曜日の夜にアップしようとして忘れていた写真です。日本対アイルランド戦、キックオフ30分前、どんどん観客のみなさんが入ってくるのをメインスタンドの一番上から見てました。JSPORTSのリハーサル直前、客足が伸びているかどうか見るのは、僕の楽しみの一つです。この時は、きょうは2万人近く行くかな? とワクワクしてました。

月曜日のアクセス数はいつも週間1位なのだが、先週の月曜日は驚くほど多かった。きょうも多かったけど、先週ほどではなかった。たぶん、先週は「こんなんでいいの?」って、疑問符が付く試合で、今週のはある程度ほっとした人が多かったのかなぁ。でも、たくさんのコメントありがとうございます。いろんな意見があったね。「キックが使いにくい雰囲気が、、、」という意見もあったけど、いかに有効に蹴るかが大事かは選手達も分かっていると思う。

第一戦。アイルランドの防御背後へのキックは上手くいったのに、日本のはボールを渡すだけになってしまったのはなぜだろう。それは、アイルランドは前に出ながら仕掛けて蹴るのに、日本はボール保持が苦しくて蹴っているから。つまりプレッシャーをかけながらのキックと、浴びながらのキックの差が歴然としていた。第2テストでは、廣瀬が前に出ながら防御背後にキックを上げたシーンがあった。ああやって相手を前に引き寄せて蹴ることができればチャンスになるんだよね。僕も、「キックが悪なのではない」という意見には同意します。

僕の試合の感想はきのう書いた通りなんだけど、今回のアイルランドには勝ちたかったなぁっていうのが正直なところ。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは4年に1回しか結成されないから、ホームユニオン(イングランド、スコットランド、ウエールズ、アイルランド)の代表チームが主力抜きで来日するのは4年に一度しかない。しかも、その年にホームユニオンが来てくれるかどうかも分からない。今回も結局、89年のスコットランド以来、16年ぶりになった。その上、この日曜日は野球の試合が少なく、スポーツ紙は紙面のスペースが余っていた。実はラグビーのアピールには、千載一遇のチャンスだったわけだ。

それってね。ほんとは狙うべき試合ってことなんだよね。昔のことを出して申し訳ないけれど、89年のスコットランド来日の時もライオンズの遠征と重なっていた。そして、日本代表監督の宿沢さんは来日のずいぶん前から「勝ちます」と宣言した。当時の実力差からいって、報道陣からは失笑すら漏れるコメントだったが、宿沢さんは大まじめだった。主力抜きのスコットランドなら勝てると踏んだからだ。そして、実際に勝った試合後「お約束通り」と言ったのは、カッコよかった。今回もこれと同じことができる相手だったと思うし、宣言するべきだったと思う。そうすれば、サポーターの期待感も膨らむし、勝つためのプランはもっと詳細に練られただろう。お客さんは、2万人を超えたと思う。

ここで気になるのがIRBの世界ランキングだ。現強化委員会は、3月時点で世界ランキングによって日本の位置を示した。そして、アイルランドには、「勝つ」とは言わず「チャレンジ」という言い方になったわけだ。確かに初めてラグビーを見る人には、ランキングによる説明は分かりやすいし、僕ら報道陣も便利に使わせてもらっている。でも当事者は、自分たちで分析するべきなのではないのか。

たとえば、6月20日現在、アイルランドは7位、日本は16位だ。しかし、僕の18年間の取材の実感でいけば、12名がライオンズに取られたアイルランドは、現在11位のイタリア、12位のサモアには勝てないだろう。ということは、13位のカナダの上あたりの実力だということだ。そして、日本は、14位のウルグアイ、15位のアメリカと同等以上の地力があると見る。ということは、十分勝利を狙える相手だということになる。IRBのランキングは、試合結果で計算されるので、試合数が少なくて強いチームとしかやっていない国には不利。トンガが20位にいることがそれを端的に表している。充実したトンガには、日本も勝つのが難しいからね。

だから、今回のアイルランドは「格上」と言わず、「力は変わらないので勝ちますよ」と言っていいんだと思う。少なくとも当事者は。そうやって、選手の士気を高め、サポーターを盛り上げる。その中で、前半10-14があれば、もっともっと盛り上がっただろう。そういうことがラグビーの注目度を高めるには必要なんだと思う。そこまでやった上で、ギリギリ負けてもサポーターは理解してくれるはずだ。これからの強化委員会には、そうやって日本ラグビーを引っ張っていってもらいたい。頼みますよ、ほんと。

明日は、あるチームの取材に行きますので、情報アップします。

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健闘かもしれないが…

◎6月19日 秩父宮ラグビー場 観衆14,913
アイルランド代表○47(7t6g)-18(2t1g2pg)●日本代表
(前半14-10)

2005年春の日本代表シリーズが終わった。まずは、選手スタッフのみなさんお疲れさま。そして、粘り強く日本代表をサポートしたファンのみなさんも、お疲れさま。最後は、なんとか2トライもとれて、観衆が沸くシーンも多く、第1テストマッチに比べると、スコアはほぼ同じでも内容は違っていた。それでも、7トライ奪われて、いい試合だったとは言えない。

「攻めないと勝てないですから」。2トライの大畑選手の言葉だ。この日のジャパンは、PKからも速攻を仕掛けたし、前に出るタックルからのターンオーバーでトライもとった。前半の10-14は、観衆に勝利を予感させすらした。なぜこれをスーパーカップや、第1テストでやらなかったのか悔やまれるほど、アグレッシブだった。一方で、ラインアウトから一発でトライされたり、ターンオーバーされてトライを許すなど、簡単なタックルミスや判断ミスもあった。勝てる戦い方ではなかった。

意識的にボールを動かしたSO廣瀬はこう言った。
「意識してボールを保持していきたかったのですが、有効な攻撃が出来なかったです。ボールの争奪戦で後手を踏んでいて、難しかった。もっと一次攻撃で大きくゲインをしたかったが、その精度も悪かった。後半の最初は(シンビンで)14人だったので、あまり攻めずに敵陣に行きたかったのですが、簡単にボールを相手に渡してしまいました。最後までもつれさせて、お客さんに喜んでもらいたかったので残念です」

この点については、箕内キャプテンも言っていた。
「後半の最初は離されずについていきたかったが、逆にボールを動かしすぎて、トライされてしまった」

4点差で迎えた後半の立ち上がり。日本は14人。相手が突き放そうと攻撃的にくるのは決まっている。そこでのゲーム運びの大切さが、全員に共有されていなかったということだ。あそこは手堅くキックで陣地をとれば良かった。ところが、カウンターアタックに出てあっさりターンオーバーを許す。チーム全体で勝つイメージが共有されていないのである。これこそがギリギリの試合をたくさん経験することが求められる理由である。そして、試合はやればいいというものではなく、勝つための約束事を守りつつ戦っていかなければ真に強いチームはできない。この日のジャパンは健闘した。精神的にタフになったことは認めるが、ここ2年の強化の延長線上にあるチームには見えなかった。今年だけでも3月から一緒に過ごしたわりに、選手達の共通理解が少ないような気がしてならないのだ。スーパーカップで、きょうくらいの攻撃的な試合運びができていれば、アイルランド戦でもっといい経験を積めただろう。

本人は不満だったようだが、廣瀬のライン・コントロールはさすがだった。彼が前に出て仕掛けるので、アイルランドの防御は的が絞りにくくなる。ジャパンのラインが蘇った気がした。森田を育てたいなら、この春も廣瀬と交互に出場させるべきだった。きょうの健闘は、箕内、村田、廣瀬、大畑、元木ら、海外の列強に日本が勝つために何をすべきか分かっている選手がリードした。しかし、それは彼らが経験で得てきたモノであり、それを理論化してチームに落とし込むことはできていなかった。

首脳陣は進退を問われるべきだと思う。毎度進退問題に思うことだが、あまりナーバスにならず、目標が達成できたら続投する。達成できなかったら辞める。そういう明快な決め方でいいのではないか。今年の日本代表の目標で達成されたのは、アジア予選の1位通過だけだ。イタリア代表のカーワン監督だって、いいチームを作ったのに、今年の6か国対抗で全敗して解任された。誰もがカーワンの功績を認めている。それでも、格上の強豪国相手にも負ければ責任をとる。そういった明快さが、いい流れを作る。イタリアは新監督が敵地でアルゼンチンを下した。これはスポーツであり、人格を否定するモノではない。運もあるし、チームとの相性だってある。そして、辞めた人には新しいチャンスも開ける。2007年W杯は目前である。ポジティブに判断を下してもらいたいと思う。

追記◎アイルランド代表の生真面目さには、またまた感動した。ライオンズに主力12名を奪われても、あのひたむきさがあれば、どんな相手にも大崩れはしない。日本に攻め込まれたときのディフェンスの戻りの速さ、危機意識の高さには感心した。あの姿勢こそ、もっとも見習うべきモノだったと思う。

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廣瀬選手と昔話

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廣瀬佳司選手にインタビューしました。

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試合前日のプレースキック練習。なかなかのショットでしょ?

午前10時より秩父宮ラグビー場で行われたジャパンの試合前日練習を見て、いいパフォーマンスを見せてくれそうな雰囲気を感じた。選手の表情に集中力があった。
「第1テストマッチで、自信を持って行けるという手応えを得た。明日は果敢にトライをとることにこだわりたい」(箕内キャプテン)
今回は、中盤からでも果敢に仕掛けていくジャパンの攻撃が見られそうだ。

先発が決まったSO廣瀬選手は、39個目のキャップと同時に、テストマッチ記録400点の大台越えを目指す。もちろん日本ラグビー史上最多記録更新だ。あと5点だから、間違いないかな?
「ちょっと緊張しています」
というのは、ナーバスになっているのではなく、第1テストマッチを見て、アイルランドの防御が堅いため、さて、どうやって突破しようかという思案と、久しぶりの代表戦への期待感が相まってのことのようだ。

今回のインタビューは、W杯招致ホームページの7月下旬あたりに掲載されるモノ。これから日本代表選手が続いていくのでお楽しみに。W杯の思い出を軸に語ってもらったのだが、話は廣瀬選手の少年時代に及んだ。廣瀬選手は、7歳のとき、大阪の茨木ラグビースクールで楕円球の世界に足を踏み入れている。自宅が大阪体育大学の近くにあったため、小・中学生の頃は、大体大の練習や試合をよく見ていたそうだ。

「あるとき、盛田さん(のちに三洋電機LOとして活躍)が、『きみ、よく来てるなぁ。こっちおいで』と言って、サインボールをくれたんです。《男にはやらねばならぬ時がある》と、大体大の茶色の皮ボールに書いて、みんなに回してくれました。稲田さん(SO、のちに23歳以下日本代表キャプテン)や、坂田先生のサインもありました」

「あれ? それって僕の世代やね」
「村上さんのサインはありませんでした」
「え~、なんでやろ~」

 実は、廣瀬選手が少年時代に大体大グラウンドによく来ていた話は聞いたことがあった。本人とその話をゆっくりするのは初めてだった。なんで、僕はそこにいなかったんだろう。そういえば、よく来てる少年、いたなぁ。廣瀬選手は、昔の大体大の試合のことをよく覚えていた。で、なんで京産大行ったわけ? まあ、野暮な追及はやめましょう。

 廣瀬選手は、日本代表になってから前述の稲田選手に偶然出会って「頑張れよ」と言われたことを、少年のような笑顔で語ってくれた。世界的な選手になった今も、少年時代の憧れを忘れていない。だからこそ、いつまでも向上心をもってラグビーに取り組めるんだろうね。活躍を祈ります。

追記◎チロさんの質問で、ニューカッスルの試合をJSPORTSでやるかどうかは、今のところ未定です。

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