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2005年8月7日 - 2005年8月13日

お薦めマッチ_0813

世間はお盆休み。このブログも数日は短めに書きます。休み明けの人がまとめてすぐに読めるようにね。楽をしようっていうんじゃないよ。先日紹介した雑誌SWITCHに掲載されていたマッチのインタビューに「マッチと呼ばれる人を死ぬまで自然体で演じていきたい」と書いてあった。応援するぜ、マッチっ!。俺は誰やねん。

◎オーストラリア代表ワラビーズ対NZ代表オールブラックス(8月13日 JSPORTS3 22:00~初回放送)

週末は、トライネイションズ第3戦である。ニュージーランド(NZ)とオーストラリア(豪州)の2か国間には、ブレディースローカップという定期戦もあり、それを含めての戦いだ。ともに南アフリカにアウェイで敗れたが、今回はシドニーでの対決で豪州代表にとってはなんとしても勝ちたい試合。また、現在ブレディスローカップはNZが保持しているので、今回勝って、9月3日のオークランドでも勝たないとカップを奪還することができない。1勝1敗ならNZの防衛になる。エディ・ジョーンズ監督は、オールブラックスのムリアイナ、ロコゾコ、ギアの快足バックスリー(WTB、FB)のカウンターアタックを高く評価し「正確なキックが必要」と警戒している。地元ワラビーズは、SOラーカムが今季絶望の怪我を負ったことでギタウがSOに入り、肉離れで大事をとったFBレイサムに代わっては成長株のドルー・ミッチェルが出場。NZ代表の主将ウマンガは先週の怪我で微妙だったが出場が決まった。ホーム有利と言いたいところだが、オールブラックスの攻撃力が爆発する気がするなぁ。どうかな? ミッチェルの走力にも注目を。

この試合についての感想は、諸事情あって日曜日の昼頃アップの予定。

◎コネタ
NZの友人からのメールによると、リッチー・マコウがアリ・ウイリアムズとテレビのつり番組に出て、海釣りではしゃいでいたとのこと。たぶんトライネイションズ前の収録だと思うけど、ほんとオールブラックスってNZではスターなんだよね。

◎ご報告
9月3日のNZ対豪州戦の観戦ツアーの件、先日、あと一人枠が残っていると紹介しましたが、完売しました。ありがとうございます。

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こどもの心多め

タイトルのことは、後半部分で書きます。

ぷちスペンサーさんから、一緒にプレーしましょう、というとっても嬉しいメッセージをもらったのだが、僕はもうプレーしないと思います。僕が思う「一生現役を続ける」というのは、継続するということであって、僕みたいに完全に離れて10年以上経った者がまた始めるのとは違う気がします。それに、もうできませんよ~。僕は解説を長くやったために、すっかり頭でっかちになっている。現役時代より、抱くイメージは遙かに上だ。なのに体は動かない。これはけっこう辛いのです。すんません。

きょうは法政大学の斉藤実(まこと)監督にお会いした。昨季は関東大学1部リーグで関東学院を破りながら、大学選手権準決勝ではその関東学院に敗れた。今季は、さらに上を目指すシーズンだが、春はキャプテンの野村選手はじめ、負傷者が多く、現在のところ、まだメンバーは固まっていないようだ。法政は、8月13日から網走での合宿に入り、21日からは菅平で練習試合などをこなす。

大学ラグビーは、早稲田、関東学院が2強だが、これを追う強豪チームも軒並みコーチを専任化している。監督を大学の教員や職員、または契約にして、毎日コーチングを施せるシステムを作るチームが多くなっているのだ。慶應の松永監督、明治のトッド・ローデンコーチ、同志社の中尾監督などがそうだ。関東学院の春口監督はもともと教員だし、清宮監督は会社の理解を得て、ほぼ専任に近い。

ある大学のOBが言っていた。「週末だけ教えても、普段の学生の練習を見ていないから、的確な指示はできないし、学生が言うことを聞いてくれない」。学生の身で自分たちを冷静に分析して、修正していくのはなかなか難しい。過去の大学ラグビーで学生主体のチームが勝つ場合は、カリスマ的なキャプテンがいる場合が多かった。

そんな中、法政は特異な存在だ。基本的に外部の人が監督をする伝統を守っており、前任の山本監督も、現在の斉藤監督も大企業のサラリーマンだ。チームの運営は、選手の自主性が重んじられる。それで上位の座を守っているから大したものなのだが、細部のコーチングは難しいところだろう。いずれ専任監督へ移行する時期が来るのかもしれないが、まずは現体制での健闘を祈りたい。学生ラグビーだ。そんなチームがあってもいいと思う。僕は法政の激しく前に出るタックルや、思い切りのいいランニングに好感を持っている。斉藤監督は、かなり気合いの入った人だった。気迫あふれるタックルをするチームを作りそうな予感がした。

◎ミュージカル「星の王子さま」観ました。
初台の新国立劇場にて。仕事疲れで、ややテンション低かったのだけど、見に行って良かった。特に後半部分は引き込まれた。両隣の席が見知らぬ女性でなかったら泣いてたなぁ。って、不惑の男が一人で見に行く芝居かっ! でもね、一人が気楽やねん。演出の白井晃さん、いい感じです。王子役の宮崎あおいさん、すごく良かった。

「大切なことはね、目に見えないんだよ。心でさがさなきゃ…」
何度も読んだ言葉に、また感動した。自分の大切なことってなんだろう。答えは、心の中に。

パンフレットの中にあった、【「こども」を探すチャートテスト】をやってみた。
うん? 診断B=「こどもの心多め。ナイーブだけど楽観的なタイプ」。診断はEまであって、それは「すっかりオトナ」だから、僕は、かなりの「こども」だ。なんとか診断A=「心はこども」になりたくて、何度かやり直してみたが、どうあがいても最後は「こどもの心多め」に行き着く。よく出来てるなぁ、このテスト…。それを休憩時間のロビーで一人やっている俺って、いったい…。

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川合レオ・コーチ

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玉川大学でラグビー部のコーチをしている元日本代表CTB川合レオさんに会った。相変わらず男前です。聞くところによると、彼のお父さんはイタリアと日本のハーフで、お祖父さんはイタリアとフランスのハーフだったのだそうだ。しかし、それぞれが妻に迎えたのは日本人だった。レオさんは、クウォーターということになるのだが、聞いているうちに、なんだか頭がこんがらがってきた。レオさんは、日本でイタリア人として育ち、20歳の時に帰化した。現在、2人のお子さんがいるのだが、カイト、ルイと名付けた。かっこいいね。

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レオさんは、NECグリーンロケッツで活躍したわけだが、首のヘルニアで引退を余儀なくされ、縁あって昨年7月に母校の玉川学園の教員となり、大学ラグビー部のコーチにあたっている。ちょっと練習を見させてもらったが、自らタックルの見本を見せたり、優しくも厳しい指導で選手に接していた。NECの選手達のラグビーに取り組む姿勢を説明すると、学生達も熱心に聞いてくれるのだという。そりゃ日本一チームなのだから、説得力あるよね。選手達はみんな挨拶をしっかりしてくれて好感が持てた。コーチの教育の成果かな。

玉川大学は、現在関東大学3部リーグに所属、部員数も少なく、体格もレオ・コーチが一番大きく見えるくらい小さい。レオ・コーチは、NECの練習を整理して大学で使えるように準備したらしいが、結局使えなかったとか。つまり体格もスキルも違うので、今の学生にあったものにアレンジしなければならない。練習時間も短く、勝つために最低限のことをやろうとすると、いろんなものを捨てなければならないのだ。絶対的な練習というのはないということだよね。多くのコーチが「日本チームは海外の練習を模倣するだけでは勝てない」と断言するワケだ。

今回のインタビューは、NECスポーツのファンクラブ「ロケッツクラブ」の会報誌(9月中に発行予定)に掲載される。レオさんは、今、学園の教員をしながら筑波大学大学院でスポーツマネージメントも学んでいる。
「現役時代に悔いはないですか?」
「誰だってあるでしょう。できるなら50歳くらいまでやりたいし、そこで辞めても、もっとやりたいと思ったでしょう」

プレーし続けることこそ、スポーツ選手の究極の夢。それが確認できて嬉しかった。

川合コーチのブログはこちら

◎試合結果
・高校日本代表オーストラリア遠征第2戦
高校日本代表●30-69○クインズランド高校代表

・第1回80-80国際大会
JAPAN15 ●8-67○タイ

※高校日本代表は後半は、19-19の同点。最後まで頑張ったようだ。80-80大会の大敗は急造チームで仕方ないけど、選手はさぞ悔しいだろう。きっと準備不足を悔やんでいると思う、でも、これは選手の責任じゃない。85㎏未満のラグビーは、日本ではやっていないんだから、準備しないと勝てるわけがない。国際大会に代表チームを派遣するときの準備不足は昔から改善されない。悔しい思いをするのは選手なんだから、もっと考えてあげようよ。

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スラムダンク

きのう本屋さんで雑誌SWITCH(株式会社スイッチ・パブリッシング)を買った。「井上雄彦 スラムダンク、あれから10日後――」という見出しに惹き付けられたのだ。

実は、日曜日に神戸に向かう東京駅構内の本屋さんで、その本を見つけたのだが、重いから東京に帰ってから買おうと思った。ところが月曜日にいくつかの本屋さんを回ってみると、ない。うわっ、売り切れた。さすがスラムダンクとか、勝手に思いこんでいた。

そしたら、なんとそれは今年の2月号で6月に増刷されたものだった。よく見ると、8刷と書いてある。そんな雑誌、僕も一度は作ってみたかった。定期刊行の雑誌が増刷されることは凄いことだ。ラグマガ時代、僕は増刷を経験できなかった。新日鐵釜石が強い時代には、別冊を増刷したことがあったらしいけれど。僕が関わった本では、87年、早稲田の日本選手権優勝号、89年、日本代表がスコットランド代表を破った号は完売に近かったと記憶している。雑誌がよく売れるというのは、スポーツ人気のバロメーターだ。だってね、僕が大学生の頃は、ラグビーのシーズン前に写真名鑑をつける雑誌が5つあったのだ。今では考えられませんよ、これは。

さて、スラムダンクである。10日後の桜木花道は、リハビリ王になっていた。僕はこの漫画世代ではないのだけれど、2年前の冬に一気読みした。今、日本ジャーナリスト専門学校というところで非常勤講師をしているのだが、授業で「感動したスポーツ漫画」というアンケートをとったことがある。150名くらいが答えてくれたが、7割近くがスラムダンクをあげた。18、19歳くらいの学生たちだ。なぜ、その漫画が彼らの心をとらえたのか興味深くなって、単行本24冊を買い込んだ。僕はここ7年、花園ラグビー場の全国高校大会を1回戦から決勝までずっと現地で見ていて、京都の実家から通うのが恒例になっている。僕の実家から花園までは1時間半くらいかかる。2年前の年末年始、電車に揺られながらスラムダンクを読み続けた。24巻読み終えるのに決勝戦までの時間は必要なかった。おもろいやん、これ。

友情、努力、勝利。スポーツ漫画ヒットの必須条件をおさえつつ、汗くささを感じないさわやかな描き方は新鮮だった。基本を大切にすることも書かれているし、安西先生の「あきらめたら、試合終了」という言葉は、きっと多くの若者の心をつかんだのだろう。汗くさくないのがいいんだと思う。安西先生がいいのかもしれないなぁ。人気の理由に納得できた気がした。そして、今の若者がこういう純粋な内容に心を奪われたことが、なんだか嬉しかった。僕が一番好きな漫画はキャプテンだけど。

ラグビーは泥臭いイメージだから、今ひとつ若者に受けないのかな。今はそういう時代なのかな。そんなことも考えた。汗くささを感じさせないラグビーのプロモーションか。難しいなぁ。

そのSWITCHには、マッチのインタビューに、映画パッチギ!の特集もあった。僕が好きなテーマが3つも並んでいるのに、なんで気づかなかったんだろう。パッチギ!は、京都が舞台になっているが、思いっきり地元だし僕が経験したのとまったく同じシーンもあったりして、感覚がよく分かるのだ。いい映画だ。

◎どうでもいいこと
フジテレビのドラマ「がんばっていきまっしょい」の女子ボート部員は可愛い過ぎないか?きょうは新入部員が2名入ってきたけど、また可愛かったやん。

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積み重ねるということ

ニューカッスル・ファルコンズの来日メンバーが発表になった。ジョニー・ウィルキンソン入ってるよ。豪州代表81キャップのフルバック(FB)マシュー・バーク、フランカー(FL)のフィネガンもいる。ウエールズのチャービスも、オールブラックスのメイヤーホフラーも。35名の選手での来日だ。イングランド代表で1キャップを持つ19歳のマシュー・テイト、可愛い顔してます。人気出るだろうな。

ニューカッスル・ファルコンズは、昨季プレミアシップ7位ながら、欧州カップでは好成績を残し、02年に来日したサラセンズと並ぶスター軍団で、世界各国の代表クラスが集う。NEC戦(8月20日 国立競技場)、トヨタ自動車戦(8月23日 豊田スタジアム)、ぜひ見に行ってください。スタンド埋めよう。日本の観客動員力を世界に見せよう!っね。詳細はこちら

日曜日、大体大ラグビー部同期である志賀くんのバー10周年パーティーは大盛況だった。神戸三宮の東門街の有名なクラブで行われたのだが、僕が知っているラグビー関係者は神戸製鋼の選手達と、ワールドで活躍した東田哲也さん、大学の1年先輩で三宮で同じくバーをやっている金村さんくらい。ほとんどが彼が10年間で関わりをもった知人、友人のみなさん。生演奏とビデオメッセージが流れる中で、志賀はあっちこっちの席を駆け回っていた。ざっと見て、200人以上いたと思うなあ。ビデオメッセージは、誰もが知っている著名人が多かった。大したものだ。網走から東京に戻ってすぐに神戸に向かったけど、行って良かった。彼の足跡を見るようで感動した。

思えば大学時代、僕らは何者でもなかったわけだ。ただの大学生が連日ラグビーに明け暮れた。それだけでつながっていた。志賀がクリエイティブ・ディレクターになり、バーを経営するなんて考えもしなかったし、僕がラグビージャーナリストになることを予想する奴なんて存在しなかった。あれから20年近く経つ。みんなコツコツと努力して、何者かになっている。積み重ねてきたそれぞれの歴史を思うと、なんか妙に嬉しくなった。

僕は知り合いが少なかったのだけど、東田さんと長い時間話すことができた。きっと僕が一人だったから付き合ってくれたのだと思う。明るくて、面白くて、優しい人だ。東田さんは、39歳までワールドでプレーしたが、「もうレギュラーになれなくなった」と退部した。それでもまだ六甲クラブで打倒タマリバ(クラブ日本一)を目標にトレーニングを続けている。僕より学年2年上なのに。いろんな生き方があるし、どれも否定はしないけど、現役でプレーし続けている人を僕はかっこいいと思う。それがスポーツ選手の究極の夢のような気がするのだ。東田さんって、1983年に敵地でウエールズ代表を追いつめた日本代表の一員なんだよ。凄すぎる。

パーティーのあと、金村さんのお店で東田さん達と二次会。志賀は、予定外に自分の店を開けることになり、深夜までいつものように働いていた。金村さんと2人で少し顔を出し、3人で昔話など、あれこれ話して解散した。先輩は「俺は、もうちょっと頑張る」と自分の店を営業するために戻っていった。

大切なのは積み重ねだ。そう感じまくりの一日だった。

◎【震災時帰宅支援マップ】(昭文社)買いました。
本屋で衝動買い。先日、地震の影響で新宿から赤坂まで歩いたこともあるが、東京の道を歩けるようにと思っての行動だ。そういうの「サバイバル・ウォーク」というらしい。地図のなかには、「歩道狭い」、「駅周辺、放置自転車多し」、「ブロック塀多い」など、歩くのに必要な情報が書いてある。ちなみに、一日に歩ける距離は20キロが限度のようだ。これを参考に、サバイバル・ウォーク体験しておこうと思う。

追記◎コメントにあったハイタックルのルールですが、そういう変更は今のところ僕は聞いていないし、脇から上がダメになるという可能性は低いように思います。僕の勉強不足だったら、ごめんなさい。

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神戸で勇気を思い出す

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神戸です。僕は最近、京都、神戸、東京、網走を行ったり来たりしている気がする。神戸もめちゃくちゃ暑かった。新神戸駅からフラワーロードをホテルに向かって歩いているだけで、干からびそうだった。暑い、暑い、暑い。心の中で何度もつぶやいたとき、ある言葉を思い出した。大学時代のラグビー部コーチ灘さんの言葉だ。

「しんどい、きつい、と言うな。そういう時こそ、『頑張ろう』って言おう」

灘さんは、コーチを辞めるとき、我々に『勇気』と大書したヤカンを置いていった。試合中に選手が倒れると、その魔法のヤカンが出てくる。勇気という文字は、グラウンドに倒れた選手を奮い立たせた。苦しいときこそ、勇気を出して頑張らなきゃ。大事なこと思い出した。ポジティブに行こう。明日から、「暑い、暑い」と言うのやめます。

神戸に来たのは、大学時代の同期の志賀くんが経営するバーの10周年パーティーがあるからだ。震災後の神戸で10年。よく頑張ったなぁ。その様子は、明日の日記にでも書きたい。

土曜日のトライネイションズについて、コメントありがとうございます。神戸ファンさんの、7点差以内の負け、と、4トライ以上のボーナス点について、短く言う言葉はないのかという質問でしたが、僕は簡潔に言う言葉を知りません。もしかしたらあるのかもしれないので断言できないのですが、いずれにしても説明しないと分からないので、海外の記事でもたいてい説明してある気がします。これ、深緑郎さんとも話したのですが、「負けボーナス」「トライ・ボーナス」とでも言う? なんて考えてます。

それと、かなり前に、タックル後に倒れた相手からボールを奪う「ジャッカル」という言い方は、イングランドあたりでもするのか? という質問があったと思いますが、サラセンズに所属する岩渕選手に聞いてみたところ、プレミアシップではそういう言い方はしなくて、代わって使う言葉もないようです。

きのうの日記でも少し書いたのだが、オールブラックスのケラハーが、パスした直後に南アのレイト気味のタックルで結局退場してしまうシーンがあった。今のところ問題になっていないようだが、明らかにショルダーチャージだったので、僕はあれはやりすぎだと思っている。防御側はパスの前にタックルに入りたいし、攻撃側はぎりぎりのタイミングでパスしたいわけだから、当然パスの後の接触は起きるわけだ。だが、パスした後は無防備なので、非常に危険である。レフリーは当然ボールを追って行くから、タッチジャッジあたりが危険なタックルについてはよく見ておいてほしいと思う。

ただし、選手は、それに恐怖心をおぼえたら負けだ。第1戦の時に、僕はワラビーズのラーカムがパスしたあと必ずタックルされていることを賞賛した。つまり、確実に相手を引きつけて周囲を生かしていることと、そのレイトタックルを怖れずに相手に向かっていく姿勢をほめたわけだ。実際、タックルのあとに激しいタックルに入られると、だんだん相手に接近してプレーするのが怖くなって早めにパスしてしまい、結局は相手の思うつぼにはまることがある。日本代表がサモア代表とやる時に、選手からよくそんな声を聞く。毎回どうしても恐怖心が出てしまうらしい。そこで体を張って正確なプレーをするからラーカムは評価が高いのであり、土曜日のカーターは、プレッシャーに、ちょっと狂わされていた。まだ本物ではないってことかな。

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トライネイションズ第2戦

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東京に帰ってきたら、やはり網走より蒸し暑かった。今年の網走は暑い、暑いと書いてしまったが、夜は20度台の前半になるのでよく眠れる。食事も美味しい。カニ、旨かったっす。網走湖があまりに綺麗だったので、思わず撮影した。

高校日本代表は、豪州遠征第1戦を、ジャパンが2003年W杯で戦ったタウンズビルで行い、北クインズランド高校代表を27-22で破った。先日紹介した第1回80-80国際大会では、JAPAN15がオークランドに0-84で敗れた。

網走から帰って、トライネイションズ第2戦をテレビ観戦。見入ってしまいました。文末に結果を書くので、知りたくない人はこれ以上読まないでください。

南アフリカのニューランズで行われた南ア代表対NZ代表の試合は、激しいプレッシャーの掛け合いで、両者一歩も引かない展開だった。開始早々にNZ代表SHケラハーが、レイト気味のタックルでダメージを受けたのは勝敗を左右した気がする。まもなくそのケラハーのパスがインターセプトされ、南アCTBデヴィリアスの70m独走トライが生まれる。NZからすれば、WTBリコ・ギアが鋭角的なステップで大きくゲインした後だっただけにもったいなかった。もちろん、南アの素晴らしいプレッシャーがもたらしたトライではあったけどね。

しかし、その後、NZは自陣からでも思い切ってボールを大きく動かして、20分には、リコ・ギアが逆襲のトライで10-13に迫った。このあたりからの両者の攻防は息をのむ迫力だった。NZのジェリー・コリンズと、南アのスカルク・バーガーのタフなプレーぶりには、感嘆のため息しか出ない。

NZは本当によく展開したと思うけど、南アのプレッシャーというか、タックルの強さと回数は凄い。自分たちの最大の強みであるタックルを嫌と言うほどオールブラックスに叩き込んだ。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ相手には正確なプレーを見せたダニエル・カーターも、イージーミスが目立った。南アの圧力がNZ最高の頭脳を混乱させたということだ。

80分間タックルし続けることができる南アの地力を感じる試合だった。ホームでの連勝は、南アにとって大きいが、豪州、NZともに7点差以内の負けで、勝ち点1を得たのも大きい。もし、ホームチームが全部勝つ展開になった場合は、南アは不利になるだろう。

2試合を見て感じたことだが、意図を持ってよくボールを動かしたのは、豪州、NZだった。それを激しく前に出るタックルでプレッシャーをかけ、一気のカウンターアタックでスコアするのが南アの形だ。いつものことと言われればそれまでだけど、タックルの出来る選手を揃えるのがいかに大切かということだよね。

でも、こうプレッシャーがきついと、パスがつながらないので、面白くないと思う人もいるだろうなぁ。第3戦は、8月13日、豪州代表対NZ代表。ラーカムが肩の負傷で今季絶望となったのは残念だが、ギタウもいる。やれるよ。いいトライをたくさん見たい。

◎トライネイションズ第2戦
南アフリカ代表スプリングボクス ○22-16● NZ代表オールブラックス

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