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2005年9月4日 - 2005年9月10日

お薦めマッチ_0910

さあ、いよいよ公式戦が始まる。まずは日英大学対抗シリーズだ。

◎関東学院大学対ケンブリッジ大学(9月10日 秩父宮 15:00キックオフ 中継はJSPORTS・3 19:30~初回放送)

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ケンブリッジ大と対戦する関東学院大学の前日練習を見てきた。朝10時から釜利谷キャンパスのグラウンドで約1時間の調整が行われ、練習後は、塩をふったジャージーの進呈式。これは、チーム最長身の西選手に渡すところ。

夏合宿では春に続いて早稲田に敗れたものの、9月初旬の福島合宿で厳しく鍛え上げたようで、有賀キャプテンも「こんなきつかったの初めてですよ~」と、いよいよシーズンへ臨戦態勢といったところ。

10日の先発メンバーは次の通り。
1.西垣、2.田中、3.笹倉、4.三根、5.西、6.北川忠、7.坂元、8.土佐、9.吉田、10.藤井、11.小柳、12.重見、13.櫻谷、14.北川智、15.有賀、16.原田、17.林、18.石田、19.大鰐、20.大野、21.清井、22.高山

だんだんメンバーが固まってきている感じだ。西垣、重見といった選手は公式戦初出場。高山選手が長いリハビリから復活してきたのも心強い。春口監督も「これまで練習してきたことが、体でできるかどうか」と、ケンブリッジ大相手に思い切って力を試すと言っていた。

9月17日の立正大戦から、関東大学リーグ戦が始まるが、9月21日からはイタリア、英国遠征に旅立ち、オックスフォード大などと対戦する予定。シーズン初頭に山を作って、リーグ戦の中盤戦、終盤戦、そして全国大会と、今年はいくつかの段階を踏んで強化していく形になる。

さて、来日のケンブリッジ大メンバーはオックスフォード大とのバーシティーマッチに出場経験のない選手が多い。英国のシーズンもこれから始まるので、準備期間は日本の大学のほうが十分。まずは先陣を切る関東学院の先勝を期待したいところだ。

追記◎釜利谷キャンパスの最寄り駅、金沢文庫駅に市場食堂というのがあって、刺身などがめちゃくちゃ美味しい。取材後、刺身と天ぷらのボリューム満点定食を食べてきた。関東学院を卒業した選手達のサインも飾ってある。夜は、世界柔道を見た。スタジオでの解説役は元世界王者の篠原さん。2度ほど取材したことあるのだが、面白すぎるよ。

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桜庭さん、現役復帰

9月8日は、秩父宮ラグビー場のクラブハウスにて、関東ラグビー協会の新陣容説明会があった。関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、イースト10の各チームの首脳陣が報道陣に今季の戦力について話す会見である。顔見知りの記者と、関係者が多く、いつもアットホームな雰囲気になる。

一番手は、関東大学対抗戦の覇者・早稲田大学の清宮監督だった。「FWは昨年のチームより、ひたむきで、常に100%の力を出し切れる。いいFWに仕上がった」と力強いコメント。曽我部選手も、80分間は難しいが、途中出場の機会を探って復活への道筋を作る趣旨の言葉があった。

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二番手は、慶應の松永監督。「早慶戦は、2点差で勝つイメージ」とこちらも強気だった。11月23日の早慶戦が今から楽しみだ。写真は、松永監督のスピーチを笑顔で聴く清宮監督。

法政大は、夏合宿の試合で日本代表の森田選手が脳しんとうで出遅れている。現在は、野村選手がスタンドオフ(SO)に入っているようで、さてケンブリッジ戦はどうなるか? 

関東学院は、9月初旬の福島合宿でチームが一気にまとまったらしい。9月10日のケンブリッジ戦はいい試合を見せてくれそうだ。

大東大は今季注目なのだが、ラトゥー監督は欠席。理由が、アタック&ディフェンスの練習で捻挫したというのは、現役選手のような理由で報道陣も大笑い。

イースト10の発表で話題をさらったのが釜石シーウェイブスで、なんとヘッドコーチの元日本代表LO桜庭さんが現役復帰したそうだ。もう39歳だよ。しかも、本人の希望での現役復帰で、すでに試合の半分はできる体力に戻っているとか。これを聞いた清宮監督は、「吉野さんも、まだやってますよ」と一言。吉野さんって45歳かな?

栗田工業では、元伊勢丹のオスカー・イワシタ選手が36歳になり、今季はラストシーズンということで奮起している。横河は安田監督が話してくれたが、ヘッドコーチは元日本代表WTB吉田義人さんで、これまた頑張っている。

最後は日本航空だったが、早稲田大学時代にSHからFLにポジションチェンジして大活躍した羽生選手が、今季はSOを務めるらしい。

いろんなトピックスを得られて、とっても面白い会見だった。最後に、11月5日に予定されていた関東学院の大東大の試合だが、日本代表のスペイン戦が決まったことにより、翌6日にずれることになった。というわけで、6日の秩父宮は、第一試合が関東学院大対大東大、第二試合が早稲田大対帝京大という豪華2本立ての一日となる。お客さん、多くなりそうだ。

追記◎マリエさん、僕は主にフルバックで試合に出ていました。高校から大学1年にかけてがセンターが多かったんです。関西大学リーグもセンターで出たことありますけど、ほとんどフルバックです。ブー吉は中西君。本物と書いたのは、一流の社会人ラグビーで通用するくらい、実力は本物ってことですよ。

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腰で勝負

台風の影響で東京は強風が吹き荒れ、強い雨が降ったかと思うと晴れ間がのぞく、妙な天気だった。昼間、打ち合わせに出たあとは、たまった原稿を書いていた。

先日書き忘れたが、トップリーグのプレスカンファレンスでは、ずっと怪我に泣いていたNECのFB武井選手、網走の夏合宿に参加できなかった東芝のCTB冨岡選手も元気に出席して、もう大丈夫と言っていた。クボタのトウタイ・ケフ選手は、来日以降最も調子がいいらしい。去年でも凄かったのにそれ以上ってどんなんだ? ジョー・ロフ選手は膝に不安を抱えているようだが、必ず出てくるだろう。トヨタの朽木監督は「アイイが予想以上に日本のラグビーにフィットしている」と一押し選手として名前をあげた。トップリーグ開幕が楽しみになってきた。

7日は、サッカー日本代表のホンジュラス戦や、格闘技HERO'Sのミドル級トーナメント、プロ野球の中日ドラゴンズと阪神タイガースの首位攻防戦などスポーツイベント目白押しだった。ラグビーシーズンも開幕だ。負けずに盛り上げたいね。

ドラゴンズの先発はエースの川上憲伸だった。川上選手とはラグマガの取材(岩渕選手との対談)で会ったことがある。会うと意外に小さいのに、マウンドに立つと大きく見えることに感心した。なぜだろうと考えたことがある。存在感はもちろんだが、それだけではなく、腰回りの大きな選手は全体が大きく見えるのである。

僕はラグビーを見るときにも、いい選手の尺度として大きく見えるかどうかに注目する。元オーストラリア代表WTBキャンピージは、実際には身長177㎝くらいだが、180㎝以上あるように見えた。ティム・ホランもそうだった。今のオールブラックスの選手は、みんな大きく見える。マカリスターは公表されているのは178㎝だが、実際に並んだ印象ではもっと小さい。それでもプレーがどっしり見えるのは腰回りと大腿部の太さだと思う。腰の細い選手はコンタクトプレーで粘れないことが多い。

昨季の全国高校大会の時、強いプロップを育てることに定評のある青森県三本木農業の入江監督に話を聞いた。「筋肉はトレーニングでつけられるが、腰は太くならない」と言っていた。つまり、かなり先天的な要素が強いわけだ。だから、入江さんは中学の野球部のキャッチャーによく声をかけるのだそうだ。なるほどと思った。

僕もラグビーを曲がりなりにもやっていた実感だが、タックルを切るポイントは腰の強さだ。

今、急に思い出したが、大学の後輩達に残したジャージーに「フルバックは腰で勝負」と書いた記憶がある。そっかぁ、大学の頃から気付いてたんだ、俺。腰の太いガッチリ体型の子供達、ぜひラグビーやってください。

追記◎コメントくれたマリエさん。ブー吉なら、めちゃくちゃよく知ってます。同期で一緒に試合出てました。すごくいいCTBだったんですよ。社会人チームでもプレーしてましたからね。本物です。

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開幕前夜祭のお知らせ

◎9月16日、原宿でトップリーグ前夜祭開催

JSPORTS主催のトップリーグ前夜祭のお知らせです。9月16日の開幕前夜、原宿で初心者大歓迎のイベントを開催します。進行役は、僕、村上晃一がやります。最近ラグビーを見始めたけどルールがいまひとつ分からない。もう少しゲームの楽しみ方を勉強してみたい。ラグビーの知識を深めて観戦を充実させたい。選手に直接聞いてみたいことがある。そんな皆さんにお薦めです。翌日試合のヤマハ発動機ジュビロ、クボタスピアーズ、東芝府中ブレイブルーパスの選手(誰になるかは未定)も来てくれる予定です。選手の実演を交えて、ゲームの構造や、ちょっとした専門用語の意味、チームの裏話などを聞きましょう。選手に直接質問する時間もたくさん作り、楽しい会にしたいと思います。参加者限定なので応募多数の場合は抽選になります。参加料は、1,000円(1ドリンク付き)

■日時
9月16日(金) 19:30~21:30 ※19:00開場
■会場
エクスレルム Ex’REALM (TEL:03-5770-2775)
東京都渋谷区神宮前1-12-6 (JR原宿駅・営団地下鉄 明治神宮前駅 徒歩5分)

★詳細と申し込みは、こちらのURLから。JSPORTSのトップページからも行けますよ。

さて、ここから日記である。先日も紹介したこの薔薇。名前が分からなかったのだが、数名の方から連絡があり、どうやら、カクテル(コクテール)かアイペイントのようだ。じっくり見ていたのだけど、カクテルかな? 情報くれたみなさん、ありがとうございます。

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火曜日の午後、取材でNECの我孫子事業場に行った。岡村コーチと網野選手のショートインタビューだった。グリーンロケッツの面々は、思いっきりウエイトトレーニングに励んでいた。NECのクラブハウスはこれから建て直される。来年の3月までかかるらしく、今は仮設のトレーニング場が作られている。ハングリーな感じがした。ファルコンズ戦の大敗以降は、危機感を持って一段と厳しい練習になっているらしく、開幕戦には見違えるようなチームになっているかもしれない。

きのうの日記は、疲れていたのか、あまりにあっさりしていて、みなさんのコメントでずいぶん救われた。そう、今季のトップリーグのキャッチフレーズは、「LIVE!じゃなきゃ伝わらない」。スタンドに足を運んで迫力を体感してくださいという意味が込められている。そして、トップリーグの将来像を考える組織「トップリーグパネル」の稲垣議長は、「トップリーグは日本ラグビー隆盛のための最重要課題」として、総力を結集してこの発展に努力しなければならないと明言した。

改革の第一歩として、来季は、チーム数も14に拡大。マイクロソフト杯は発展的に解消し、NZのNPCやスーパー12と同じく、最後はトップ4でのプレイオフで王者を決めることになった。各チームが有料試合のできるグラウンドを持たず、全国各地での開催を希望するチームもある現状では、完全なホーム&アウェイは難しいが、トップリーグの王者がひとつに統一されるのはいいことだと思う。トップリーグの順位によって、マイクロソフトと日本選手権の2大会の出場権が決まるとなると、トップリーグが予選のような印象を持たれるからだ。もちろん、日本選手権は、継続して開催される予定だ。

ちなみに、カンファレンスで神戸製鋼の松原キャプテンと話したが、プレシーズンマッチで三洋電機に大敗したことについて「やってきたことが間違っていたのではなくて、個人の問題が多かった。課題は明確ですから修正できると思います」と力強かった。三洋の宮本監督も「紙一重の試合ですよ。逆のスコアになっていた可能性も十分ある」と言っていた。プレシーズンマッチというのは課題を見つける試合だから、ファンのみなさんも、心配しなくても大丈夫なのでは? 各チーム、いい試合をしてくれると思います。

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トップリーグ・プレスカンファレンス

9月5日、午後2時より、品川の新高輪プリンスホテルで、ジャパンラグビートップリーグ2005~2006 プレスカンファレンスが開催された。僕は、進行役をしたので打ち合わせのために午前中からホテルに入ったのだが、ロビーにボブ・サップ がいて驚いた。実感では、NZ代表のアリ・ウイリアムズのほうが身長は高いね。

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プレスカンファレンスは、各チームのファーストジャージーの紹介、監督、キャプテンの所信表明など、各チームの考え方を披露する形で進んだ。写真は、キャプテンとジャージーを着た選手が勢揃いしたところ。ジャージーを着る選手を誰にするかは、各チームに任された。東芝は迫力あるバツベイ選手、トヨタは、スーパーキッカーの廣瀬選手が登場した。NECの武井選手や、サニックスの伊達選手などは、男前だからか?

監督の所信表明の最初は、セコムラガッツの加藤ヘッドコーチ。第一声が「セコム、ヘッド、ラガッツの~」で、場内、笑い声が漏れた。セコム・ラガッツと、ヘッドコーチが一緒になったわけだよね。みんなそれが分かっているので温かい笑いになった。緊張したかな。

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今季は有力外国人選手の加入もあり、トップリーグの外国人選手の質の高さは世界に誇れるモノになっている。この写真を見れば、海外ラグビー通はたまらないのでは? 元豪州代表のNO8ケフと、元NZ代表NO8ティアティアが隣同士になったり、元豪州代表のFLコベーンと、元NZ代表SOブラウンが並ぶなど、興味深い顔合わせがずらり。シーズンが本当に楽しみになってきた。

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このイケメンは、サニックスブルースのマルティン・カフカ選手。あの文豪カフカの末裔で、チェコ代表SO。スペインリーグやフランスリーグでプレーしていた。5か国語を操るインテリでもある。彼もトップリーグでの活躍が楽しみだ。

ちなみに、来季からトップリーグは14チームに拡大される。したがって今季の自動降格は無し。トップリーグの9~12位と、下部リーグの3位~6位が入れ替え戦を行う。下部リーグの1位と2位は自動昇格だ。

会見後、JSPORTSの「ラグビープラネット」の収録もやった。練習などの都合で帰ってしまったチームもあったが、概ね第一節の対戦カード同士の舌戦を繰り広げられることができた。放送は、11日。どのチームもトップ4を目指すと言っていたが、1チームだけ毛色の変わった答えもあった。11日の放送、ぜひご覧ください。笑える話もありますよ。

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トライネイションズの続き

これは「トライネイションズ最終戦」の続きです。みなさん、さっそくコメントありがとうございます。 なぜ選手が頭に手を乗せているのかという質問がありましたが、僕が現役時代もああしていました。苦しいときは前屈みにならず、胸を張ったほうが酸素が取り込めるので、ああいう姿勢で休んでいるはずです。僕はそう習いました。ただ、本当に苦しくなると膝に手をついてしまうのですけどね。

NZヘラルド紙の選手評価では、グレーガンの10点(豪州の評論家はラグビーを知っているのか? とのコメント付き)の次に9点と高かったのは、豪州代表WTBジェラード、NZ代表FLマコウ、WTBハウレット、8点はNZがウマンガ、ハイマン、メアラム、豪州は、マット・ロジャースだった。ちなみに、レオン・マクドナルドは4(またチャージされた、とコメントあり)、代わって入ったマカリスターが8と高評価。最低は、豪州代表PRビル・ヤングの2。スクラムがダメだったからかな。

こうやって厳しい評価にさらされて選手はよりタフになっていくということなのだろう。

タフという意味で書きたいことがあった。9月2日にオークランドのホテルに入ったとき、ロビーには同ホテルに宿泊しているオールブラッスの面々がいた。その中に、スーパー12ではハイランダーズ、NPCではサウスランドに所属するSHジミー・カウワンがいた。ただし、一人だけ荷物を担いでチームメイトに挨拶して出て行くところだった。彼は、負傷者のバックアップとして急遽招集されたのだが、結局、SHウィップーが大丈夫だったのでリザーブ入りはなくなったのだ。それで、NZでは北部にあるオークランドから、最南端のインバーカーギルに帰っていったのである。

翌日の昼間、僕はホテルのテレビでNPCを見た。オタゴとサウスランドの試合も放送されていたのだが、カウワンがしっかり先発してゲームをリードし、最後までプレーしていた。しかも、終了間際に劇的逆転勝ちである。オールブラックス・レベルの選手達のタフな生活ぶりを垣間見た気がした。

今回は、選手たちを何度も間近に見ることができた。いつも思うのは、オールブラックスの選手はスリムだということだ。プロップのカール・ハイマンも、フランカーみたいな体をしている。まったく贅肉がなく、筋肉質だ。マカリスターも小さかったが、腕と大腿部の太さは、服の上からでもよく分かった。肩から腕、胸回り、大腿部、腰回りが太く、ウエストはぐっと締まっている。その体を見ているだけで、俊敏でパワフルな動きが理解できた。そして、ぴちぴちジャージーが似合うことも納得できた。あれは腹の出た人間にはきつい。

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トライネイションズ最終戦

9月4日の夕方、無事成田空港に到着。帰りの飛行機は遅れることなく順調だった。トライネイションズの結果を書きますので、録画で見ようとしている人は、読まないでください。

スティーブ(小林深緑郎さん)がオークランド空港の税関で、なかなか出てこられなかったことは、すでに書いた。実は1日遅れでオークランドにやってきたプロデューサーの室口さんも足留めをくらった。2人とも、荷物をくまなく検査されるなど、同じように調べられたらしい。一緒に調べられた人たちは、いかにも怪しい雰囲気だったらしく、スティーブも「あの人たちと同じように見られたとは…」とかなり悔しそうだった。なんとなく、止められる人の傾向が分かった気がした???。

さて、トライネイションズ最終戦である。オールブラックスの400試合目のテストマッチ、トライネイションズの優勝がかかった一戦とあって、イーデンパークは超満員だったが、実はチケットが売り切れたのは前日だったらしい。当時の朝も、新聞に300枚のチケットが販売されると掲載されていた。どうやら、南アに最初に負けたことで売れ行きが悪かったらしい。つまり、前週に南アに勝ち、優勝決定戦となって初めて売り切れたということ。NZの人たちも、なんでも見に来てくれるわけではないということだ。

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僕とスティーブは、メインスタンドの上段にある放送ブースから試合を見た。隣のブースには、フランク・バンス、その隣にはティム・ホランと、各国の解説者が見える。

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試合は、新しいハカではなく、いつものハカで始まった。本当にチャレンジする試合以外は、あのハカは使わないようだ。ハカのあとで不思議なことがあった。ワラビーズのキャプテンで、114キャップの世界最多キャップ記録に並ぶグレーガンがロッカールームに帰って行ったのだ。てっきり、ハカで盛り上がる会場の雰囲気を沈めるために間をとったのかと思った。試合後の記者会見でも質問があったが、本人は「単なるミスです。試合用のジャージーを着るのを忘れていた」とのこと。確かにウォームアップ・スーツは上に着ていたけど、そんなことある? 

キックオフ直後のオールブラックスの勢いは凄まじかった。特にブレイクダウン(ボール争奪局面)へ参加する選手の、しつこく、激しいコンタクトは驚かされた。スタンドの上段から見たので、WTBがタッチラインに立つほど広くスペースを使いながら、ブレイクダウンにはしつこく絡んでいくオールブラックスの動きの幅の広さを実感できた。展開は、NZのヘンリー監督が「前半と、最後の10分は非常に良かった」と言うとおりの内容。前半は、FLマコウの先制トライ、LOウイリアムズのオープンパントでのWTBハウレットのトライなどで、20-5とリードしながら、ワラビーズの反撃に遭い、最後は相手のミスを誘ってのトライでなんとか逃げ切り。

両者にミスの多い試合だったが、NZのスクラム、ラインアウトの強さは際だっていた。ラインアウトは15本ミス無し。スクラムも常にプレッシャーをかけていた。大活躍のFLマコウは、チーム全体の126回のタックル中、20回。タックルだけでなく、トライも奪うなど、世界最高のオープンサイドFLの一人であることを証明した。試合後の記者会見、オールブラックスの首脳陣は冷静に試合を振り返った。

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ワラビーズは、SOに入ったマット・ロジャースが抜群のセンスを見せた。彼はどのポジションでも一流だ。キック力もあり、ディフェンダーとの間合いの取り方が抜群である。ジョージ・スミスとのコンビでディフェンスラインを突破したシーンは鳥肌が立った。グレーガンは、翌日の地元紙の評価で、たった一人10点満点の評価。オーストラリアでベストのSHであることを見せつけた。これが最後のテストマッチになるなら、コーチの目は節穴だと思う。写真は、左からロジャース、ジョーンズ監督、グレーガン。グレーガンの顔はものすごく整っている。

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試合後、両チームのアフターマッチファンクションが行われたのは、なんとJSPORTSのツアーのみなさんが宿泊したホテルだった。会場入りする選手達を、みなさん拍手で迎え、ヘンリー監督や選手と握手していた。幸せそうな表情だったなぁ、ファンのみなさんも選手達も。

もう少し書きたいことがあったのだが、それは月曜の朝までにアップしておきます。

◎トライネイションズ最終戦(NZ代表6度目の優勝)
9月3日 オークランド・イーデンパーク
NZ代表オールブラックス○34-24●豪州代表ワラビーズ


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