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2005年9月18日 - 2005年9月24日

東花園が違う!

higashihanazono

神戸製鋼コベルコスティーラーズとクボタスピアーズの試合を見るため、東大阪市の花園ラグビー場に行ってきた。近鉄・東花園駅を降りて、びっくり。駅が違うところにあった。間違えたかと思った。いま、東花園駅は改修中で、京都方面行きと、難波方面行きのホームがちょっと離れたところにある。京都から東花園に向かう人はご注意を。

kissatenn

さらにスタジアムまで歩く途中に長らく経営していた「ハーフタイム」という喫茶店の後には、こんな可愛い喫茶店が。このあと結果を書きますので、録画で見る人はこの先読まないでください。

キックオフは午後3時だったが、その前に「ラグビークリニック」(10月25日発売)の取材で、元神戸製鋼FB綾城高志氏に話を聞いた。FBの匠の技についてである。面白かった~。同時代にプレーした選手のことを取材して書くのは楽しい。FBは「フリーマン」だという話は面白い。記者席で話を聞いていたら、窓にバッタが。

batta

試合は僅差勝負になると思っていたのだが、予想外の差がついてしまった。しかも、完敗したのは神戸製鋼だった(7-28)。クボタは、初戦の敗北から気持ちを切り替え、チャレンジャーとしての粘り強いディフェンスを見せた。神戸製鋼のトライは、前半6分、SH後藤がクボタNO8ケフのキックをチャージして約50mを走りきったものだけ。クボタは、ケフ、SH西田、SO伊藤、FBマクイナリを起点に陣地を進め、ゴール前で着実に得点していった。神戸製鋼のディフェンスはとても淡泊に見えた。

クボタにとっては非常に大きな1勝だが、神戸製鋼には痛すぎる。試合後の記者会見、増保監督からしばらく言葉が出なかった。「みっともない試合をしてしまいました。コメントが出てきません」。

松原キャプテンはこう話した。「終始ドタバタしてしまった。修正能力がなかったということです」

神戸製鋼の選手たちは、おそらくクボタには勝てると思っていただろう。では、何で勝とうとしていたのか、という点では疑問が残る。この試合に関しては、上回っていたものはなかったからだ。増保監督は「やり直します」と言った。メンバー編成を含めてのことだと思う。

神戸製鋼のラグビーは難しい。個々の判断能力が重視されるからだ。しかし、どう見ても個々の判断が有機的に15人につながったかつてのスタイルではなかった。選手には迷いが見える。もっとシンプルに方向性を定めることを選手は求めているのかもしれない。増保監督も、ここは頭を悩ませるところだろう。この敗戦を深刻なものにしない唯一の方法は、このあと勝ち続けることだけである。しかし、神戸製鋼が負けるのはドキドキする。やはり強いチームというイメージがあるので、負けるとなると緊張するのだ。

クボタの荻窪監督は興奮気味に語った。「創部以来初めて神戸製鋼に勝ちました。そのことがなにより大きい。飛躍の第一歩になればと思います」。そう、クボタにとっては勝つことが重要だった。しかも、前半12分のCTB吉田のトライは、サインプレーをSO伊藤と吉田でわざと裏切ったもの。神戸のディフェンスを読み切ってのものだった。どうする神戸。

◎出会い
神戸の試合を見た夜、ラグマガの森本優子さんと、ベースボールマガジン社大阪支社で長年活躍される写真家の江見洋子さんと食事した。いろんなことを話すうち、高校ラグビーの話になった。そこで、江見さんが、昭和55年度、全国高校大会決勝の伏見工業対大阪工大高の決勝戦の写真も担当したことを聞いた。その試合とは、のちにスクールウォーズでドラマ化される決勝戦のことである。伏見工の最後のトライに至るシーンは、何度もラグマガや他メディアで紹介されてきた。その栗林君のトライを、江見さんは目の前で撮影していたらしい。思わず握手してもらった。歴史の証人に対する尊敬の念がわいたのである。江見さんは、「これまで取材した中でも、あれほど印象に残ったものはありません」と言った。

尊敬である。その角度にカメラを構えていた人は約10名ほどで、撮影後は、互いの露出など確認していたらしい。誰にとっても凄い瞬間に立ち会った感動があったのだろう。江見さん、尊敬です。お話できて光栄でした。

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選手の幸せ

元選手としてはどんな応援が? というご質問がありました。僕が試合をしていて感動した応援は、大学時代、観客席にいる部員達が声をからして歌ってくれた部歌です。4年生の同志社戦でした。最後に逆転されて苦しかったから、心に響きました。

僕の場合、本当に集中しきってプレーしていると観客席の声は何も聞こえないのですが、そういう時間は珍しくて、普通はかなり細かい声も聞こえていました。お客さんの少ない試合だと「あのフルバック、うまい? 大したことないよね」というようなささやきも聞こえます。大学3年生の時、瑞穂で近畿学生選抜のFBとして東海学生と対戦したときは、客席から「綾城、頑張れ」と小さな声が聞こえて「村上やっちゅうねん」と突っ込みながら走っていたこともあります。

選手としては、名前を間違えずに呼んでくれて(笑)、みんなで応援歌を歌ってくれたら最高ですよ。部歌でも、君が代でも、威風堂々でも、純情物語(byマッチ)でも。気持ちが入っていれば感動します。勇気がわいてきます。歌はね、やっぱり響きます。もちろん、拍手だって嬉しいですよ。

選手は、応援スタイルはあまり気にしないと思います。それより、お客さんが感動して試合に集中している空気というのは、グラウンドに伝わります。そんな空間で試合しているのが一番幸せでした。今の選手も同じだと思います。観戦スタイルはお客さんの自由です。それぞれが楽しんでもらえればいいのです。でも選手の気持ちに立って考えれば、「しっかり見て、いいプレーに拍手をする」、それが一番嬉しいと思います。努力してきたことを、ちゃんと見ていてもらえるのが、選手の幸せです。

◎トップリーグ第2節
さあ、トップリーグは早くも2節目だ。金曜日は、神戸製鋼コベルコスティーラーズとクボタスピアーズの試合、僕は解説ではないけど花園に行こうと思う。神戸の先発SHはルーキーの後藤翔太、持ち前のスピードで神戸の攻撃をテンポアップできるかどうか。初戦ではミスを連発したクボタも、爆発力はある。挑戦者として思い切ってプレーできれば面白い試合になる。

土曜日の注目カードはなんといっても、秩父宮で午後3時キックオフの三洋電機ワイルドナイツ対サントリーサンゴリアス。三洋が、初戦で大活躍だったNO8ヴァハフォラウを先発させるのが興味深い。前半からアグレッシブに行くということだろう。サントリーでは、僕は山下とニコラスのCTBコンビが楽しみ。ここは、三洋の榎本、山内のCTBコンビのディフェンス力が問われる。僕は東芝とサニックスの解説をする。

日曜日の試合も面白いが、初戦でバランスのいいプレーをしたリコーと、波に乗り切れないNECの戦いが気になる。セコムもヤマハにいい勝負するんじゃないかな。昨季もそうだったが、序盤戦は毎節波乱があった。また驚かされるんだろうなぁ。

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聞き手・村上

みなさん、コメントありがとうございます。ちぃさんのコメントで、僕が何かのナビゲーターをやっていたのでは? というのがありましたが、たぶんそれは違うような気がします。

ちぃさんのコメントとは別の話だが、僕はシンポジウムやラグビーのイベントの進行役を依頼されることがけっこう多い。シンポジウムの進行役が続いたりすると、僕の意見はいいの? ジャーナリストなんだけど、って心の中で突っ込んでいるときもある。でも、正直に言うと人からインタビューされるより、するほうが好きだし、人の話を引き出すほうが、自分には向いていると感じている。聞き手のほうが楽しいかな。

17日のトップリーグ開幕試合の直後に新しい日本代表ヘッドコーチのエリサルドさんに話を聞いた。W杯招致委員会のHPで掲載されている「それぞれのワールドカップ」のインタビューである。木曜日に掲載かな? うん? きょうか。面と向かっては初めて話したのだが、面白いおじさんで、ずっとジョークを飛ばしていた。

日本代表監督就任は「運命」と考えているようで、誇りを持って頑張ると言っていた。過去のW杯の優勝チームを、好きな順に並べてくれるようお願いしたら、即座にイングランドに×をつけた。これは当然か。大笑い。オーストラリアにも×をつけたのだけど、このあたりは本気かジョークか微妙。でもNZが大好きみたいだった。なかなかいいことを言ってくれたので、左のリンク集から行って、ぜひ読んでみてください。

彼がどんな選手を代表に選ぶのかは非常に興味深い。過去の日本代表の監督は、ずっと日本のラグビーを見てきた人たちだったから、どうしても先入観があったと思う。先入観なく見た場合に、誰が良く見えるのか。そこに僕は興味がある。ただ、「将来を見据えることも必要」と会見で述べていたから、若い選手が選ばれる可能性はある。今回は、大学各リーグが佳境を迎える時期でもあり、学生は選ばないようだ。春のメンバーから大幅に変えることもしないと思う。特に11月のスペイン戦は、絶対に負けてはいけない大事な試合だから、あまり冒険はできないだろう。ある程度計算できるメンバーで戦い、来春の本格始動から自分の色を出してくるだろう。

代表のことを思い描きながらトップリーグを眺めるのも楽しいね。

JSPORTSのスタッツについての質問もありましたね。「タックルミス」というのは、タックルしたけど抜かれた、長い距離を引きずられた、タックルに行けるのに入らずに抜き去られた、というのが基本です。タックルに入った瞬間にパスされたようなものは入っていません。また、タックルに行けるのに、という基準や、引きずられた距離は曖昧なところもあり、試合によって多少の誤差はあると思います。「ハンドリンエラー」は、ノックオンとスローフォワードが基本で、大きく後ろへ行ったりする、つながらないパスもエラーにカウントしています。いずれにしても人の目によるカウントですから、あくまで試合を振り返る目安にしていく数字としてとらえてください。

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ポジションチェンジ

トップリーグの開幕節が終わっただけなのに、なんとなく一段落した感覚がある。打ち上げで呑みたい気分になっている。僕みたいな仕事は、シーズン開幕前のほうが忙しい。原稿を書くのはもっぱら展望記事が多いからだ。始まってしまえば、もう流れに乗っかって頑張るだけである。次の仕事の山は、年末年始かな。

シーズンが始まると、当然のことながらアクセス件数も増加したし、コメントもトラックバックも増えた。嬉しいっす。

コメントに複数のポジションをやらされる選手はどんな気持ちでいるのかというご質問があった。もちろん、苦手なポジションは嫌だと思うが、本当はどのポジションが好きなの? と質問すると「試合に出られれば、どこでもいい」という選手が多い。本音だと思う。

ラグビーは、スクラムやラインアウトからボールが動き始めてしまえば、結局なんでもやらなければいけないわけで、一つのポジションしかできないという選手は少ないし、かえっていろいろやってみたいという選手のほうが多い気がする。

誰もが一度は憧れるのは、ナンバーエイト(NO8)とスタンドオフ(SO)かな。遊びで試合をするときなんか、プロップやロックの選手はやりたいはず。スクラムハーフ(SH)も専門職だから、やってみたい選手は多いと思う。

SO、センター(CTB)、ウイング(WTB)、フルバック(FB)は全部できる選手が多い。もちろん、高いレベルを要求しないならばという条件で。僕も現役時代は全部経験した。練習試合も含めれば全部出場したかな。ただ、SHは難しい。相手と接近したところでボールをさばくのは、経験がないとできない。形だけは真似できても、ラックのボールをさばくときに相手が手を出してきたりするとあっさりノックオンということになる。体の入れ方は職人芸なのである。

僕はFBが好きだった。ライン参加して抜けた時、カウンターアタックでタックラーをごぼう抜きするときの気分は最高である。複数の相手を工夫して一人で止めきったときも気持ちよかった。CTBはタックル好きの選手がやるポジションだと思う。SOでゲームをコントロールするのも楽しいけどね。

難しいのは、フォワード(FW)からバックス(BK)、またはその逆のポジションチェンジだ。簡単に言えば、長距離と短距離みたいに筋肉の使い方が違うから、BKの選手が急にFWやらされるとフラフラになったりする。

そういえば、サントリーのFL高野選手は、CTBからの転向で大活躍している。関東学院のFL阪元選手も、元はCTB。つまり、FLというのはスピードと強いタックルが必要で、そのタイプはCTBに多いってことだ。コーチはそういった適性を常に考えながら、チームを作っているわけだね。

うわっ、またいつまでも書いてしまう。きょうは、このあたりで。


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開幕節に思う

月曜日の午前中、福岡空港でリコーブラックラムズの選手達と一緒になった。旧知の佐藤友重選手と話していたら「村上さん、僕が話したこと、しゃべりすぎ!」と月田選手に突っ込まれた。「うわっ、もう見たの?」。

僕はJSPORTSで、リコーとサニックスブルースの試合を解説したのだが、博多の森球技場の通路で試合前に月田選手と立ち話をした。そこで、いい情報をたくさん教えてくれたのだ。これ、取材ですからね。しかし、見るの早いなぁ。月田選手は左目を腫らしていた。まぶたを数針縫ったようだ。まぶたは傷口が開きやすいので、来週からの試合に備えて縫ったとのこと。応援してますよ。また情報、よろしく!(懲りてない)。

本題に入る前にお礼を。博多にて「ラグビープラネット」の収録でお世話になったみなさん、ありがとうございました。楽しかったし、美味しかったです。

さて、試合のことを書きたい。リコーとサニックスの戦いは、序盤、接戦を予感させたが、ディフェンスで前に出る圧力はリコーが上だった。2年間、トップリーグでもまれた経験がそうさせるのだろう。FWの周辺で前に出たいサニックスは、攻め手を失ってキックを多用する消極的なラグビーになってしまった。リコーはバランスがとれてきた。月田選手お薦めのSO河野選手は攻守に思い切りがいいし、キック力もスピードもある。注目株だ。CTBロビンス、NO8フェヌキタウなど外国人選手の質も高い。来週はNECとぶつかる。トップ4との対決は楽しみである。サニックスは、開き直って積極的に攻めてほしい。 3-20というノートライの敗北はさぞ悔しかっただろう。次週、納得できる試合を。

東京に戻って、録画していたワールドファイティングブル対セコムラガッツ、三洋電機ワイルドナイツ対NECグリーンロケッツの試合(花園ラグビー場)を見た。

ワールドとセコムは、ともに防御を崩すパターンをたくさん持っている。ミスでつながらなかったけど上位チームにも面白い勝負ができると思う。セコムFBリガイリの大きなストライドは魅力がある。ワールドの新戦力、四宮選手も本調子ではないけどキレがあるね。

三洋とNECは開幕節で一番いい試合だった気がする。僅差勝負だし、いいトライもあった。NECの前半24分の武井選手のトライは、僕が選ぶ開幕節のベストトライだ。それにしても、三洋の選手はイキがいい。元NZ代表SOブラウンも2年目で三洋になじんできたし、彼がきっちりとゲームを作り、後半、ヴァハフォラウの突進力を生かすパターンは今後も上位を苦しめるだろう。

開幕節を見渡すと、やはり東芝の強さが際立つ。トライをとるパターンも持っているし、コンタクトの強さは抜きんでている。おまけに、仙波、ケプといった1年目の選手が即戦力となっている。1試合こなした時点での評価だが、東芝を追うのは、三洋電機、サントリー。だが、この2チームは次節対決する。連勝チームがひとつは減るわけだ。昨季のトップ4ではトヨタとNECが敗れたが、いまひとつのパフォーマンスで接戦したところに地力を感じる。このまま沈むことはないだろう。神戸製鋼は得点力という意味では不安がある。相手にプレッシャーを与える攻めが欲しい。

これはプラネットなどでも話したことだが、スクラム、ラインアウトなどのセットプレーの安定感が勝敗を分けている。当然のことだけど、各チーム積極的な選手補強で選手のレベルに差がなくなってくると、安定的にボールを確保し、攻撃起点でいかにいいボールを出すかにかかってくる。あとは、点の取り方を理詰めで考えているかどうか。次節は、ミスが少なくなってさらに激しい戦いになることを期待してます。

録画していた早稲田とケンブリッジの試合も見た。3試合連続はさすがにきついが、見ないで語ることもできず、頑張りましたよ~。早稲田の出来はよくなかったね。ちょっと雑な気がした。厳しさ足りないかも。清宮監督が「鍛え直す」と言っていたから大丈夫と思うが、大学では独走している感がある早稲田は、慢心が一番怖い。

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博多です。

mura

いま博多の道路に座り込んで、これを書いてます。午後7時から博多の森球技場にてサニックスブルースとリコーブラックラムズの試合を解説。そのあと、天神の屋台にやってきた。「ラグビープラネット」の収録である。進行役の矢野武さんと、ゲストの向井昭吾さんと、いろんな話をした。24時からオンエアーかな? ほぼ生に近い収録だった。そのあと、屋台後ろの地面に座り込んで書いている。トップリーグの開幕節の全体的なことは、明日、東京に戻って録画を見てから書きますね。

向井さんは、コカコーラウエストジャパンの監督である。きのうはトップキュウシュウで大勝したようだ。相変わらず元気である。このエネルギーが強いチームを作るのかな。

yano


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トップリーグ開幕

トップリーグが開幕した。各チームやはり緊張感があるのだろう。気負いもあったのかもしれない。ミスが多かった。でも、なんとしても勝ちたい、ぜったいに負けられないという緊迫感というのは、いいもんだなぁ。

さて、初日の結果を書きますので、まとめて録画で見る人は、このあと読まないでくださいね。

まずは、「トップリーグのサテライトはあるのか」という質問に答えたい。結論から書くと、ありません。というのも、約40名ほどしか選手を抱えていないチームが多い中で、もう1チームが試合をするというのはけっこう難しいからだ。もちろん、シーズン中に試合に出られない選手同士で各チームが練習試合をすることはあるけど、それも負傷者が多くなると中止になったりする。まだまだサッカーのようにはいかないというのが現状です。

17日は、秩父宮と花園で計3試合が行われた。僕は、JSPORTSで東芝府中ブレイブルーパスと神戸製鋼コベルコスティーラーズの試合を解説した。前半こそ、東芝にミスが目立ったが、前半36分に、モールを押し込んでチャンスを作り、SH伊藤がトライしたあたりからは東芝ペースになっていった気がする。コンタクトプレーの激しさは、やはり東芝が少し上だった。スクラムでプレッシャーをかけ、前に出てタックルし、粘る神戸製鋼を次第に追いつめた。CTBマクラウドはさすがだったなぁ。初先発のSO廣瀬もまずまずの出来だろう。やっぱり、初戦で緊張したみたいだ。「周囲もそんな感じだったので」と廣瀬選手。東芝の選手たちでも開幕戦というのは緊張するんだね。

そういう意味では、神戸製鋼はさすがに経験豊富な選手が多く、高い集中力を見せた。前半、東芝がもたついている時にトライがとれていたら、もっともつれただろう。神戸製鋼もそう悪い試合ではなかった気がする。1年目のSO山本大介選手も、これから経験を積んでいけばイージーミスは減っていくだろう。

東芝は4トライで勝ち点4プラス、ボーナス点の1点で計5点を獲得。

◎東芝府中ブレイブルーパス○24-9●神戸製鋼コベルコスティーラーズ

秩父宮の第2試合では、ヤマハ発動機ジュビロが、レーニー、ウィリアムスのCTBコンビ、NO8木曽らの活躍で勝った。佐野ヘッドコーチは「まだまだミスがあって、いい形でトライできていない」と課題を口にしたが、ミスが多くてもクボタに勝てるのは地力がある証明でもある。クボタは、ラインアウトの獲得率が5割程度でセットプレーに課題を残した。ジュビロは、勝ち点4を獲得。

◎ヤマハ発動機ジュビロ○30-17●クボタスピアーズ

花園ではトヨタ自動車ヴェルブリッツとサントリーサンゴリアスが対戦。好勝負が期待されていたが、優勝候補の一角、トヨタをサントリーが下した。サントリーも前評判が高く、波乱とまでは言えないかもしれないけど、ファルコンズに勝ったトヨタがどうして? と首をかしげたくなる人も多いだろう。僕は現地に行けなかったが、どうもファルコンズ戦のパフォーマンスのようにはいかなかったようだ。ファルコンズ戦で大活躍したFL遠藤も手の骨折で欠場。サントリーの粘り強いディフェンスの前に攻めきることができなかったようだ。トヨタは必ず立て直してくると思うが、サントリーはこの勝利で乗っていけるかもしれない。サントリーは勝ち点4を獲得。トヨタも7点差以内の負けなので、ボーナス点1を得た。

◎サントリーサンゴリアス○18-14●トヨタ自動はヴェルブリッツ

訃報■セコムラガッツの生沼元(おいぬま・はじめ)選手が、16日午後10時22分、心不全のため逝去。トップリーグ初年度には7試合に出場したLO。病と闘い復帰を目指していたという。享年26。ご冥福をお祈りします。

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