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2005年9月25日 - 2005年10月1日

トニー・ブラウン

9月の末日は、群馬県太田市にある三洋電機ワイルドナイツのグラウンドに行ってきた。ラグマガ12月号(10月25日発売)に、ワイルドナイツの快進撃についてレポートを書く。発売日まで勝ち続けてくださいね。すでに開幕連勝した時点で三洋が強くなっているのは明らかなのだけど。榎本淳平キャプテンのインタビューが、10月下旬に発行される日本協会の機関誌に掲載される。こちらもお楽しみに。

榎本キャプテン、そして前キャプテンの川口大選手に話を聞いた後、練習を見学。Bチームは土曜日にサントリーとの練習試合があるとのことでコンビネーションを合わせ、試合に出ない選手達はフィットネス・トレーニング。元日本代表のフィットネスコーチでもあったガリー・ワレスさんが精力的に動き回っていた。いい仕事してるみたいだ。

練習後は、日曜日に初回放送の「ラグビープラネット」の収録。連勝スタートの三洋電機の宮本監督、榎本、山内のCTBコンビがゲスト。好調の理由を様々に語ってくれた。ディフェンスが良くなっているのが要因なのだが、なぜ良くなったかは、放送を見て、ラグマガを読んでね。う~、いま書けないのがもどかしい。

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収録現場には、SOトニー・ブラウン選手も遊びに来てくれた。収録後にいろんな話をしたのだが、好きなスタンドオフは90年代後半の南ア代表のハニボール(ハニバルとか、ホニボールとも表記されていた)とのこと。いましたねえ、長身で攻撃的なSOが。ブラウンは、日本のSOではトヨタの廣瀬、クボタの伊藤を高く評価していた。攻撃のオプションがたくさんあるということのようだ。NZでは、マーテンズ、カーターが好きみたい。やっぱり安定感ある選手が好きなのかな。

トニー・ブラウンは、NZ代表で18キャップを持つ名選手だが、とにかくタックルが強いのと、プレースキックの正確さが特徴。NZ南島のダニーデン出身で、オタゴ・ハイランダーズで活躍したが、20歳でハイランダーズで最初に出た試合の相手が豪州クインズランド・レッズで、ティム・ホラン、ジェイソン・リトル、ダニエル・ハーバートという豪州代表のTB陣がずらりと並んでいたという。

厳しいプレッシャーのなかでゲームメイクをしてきた彼のプレーは、これからもワイルドナイツを勝利に導くだろう。素晴らしい選手だし、ナイスガイなので、みなさんご注目を。

◎トップリーグ第3節
ヤマハ発動機ジュビロ対リコーブラックラムズ(10月2日 13:00 ヤマハスタジアム)

30日午後、先発メンバーが発表された。ヤマハ優位は動かないが、リコーもSO河野、CTBロビンス、金澤ら活きのいい選手が揃っている。ヤマハの分厚い防御に果敢に挑んでくれるはずだ。ヤマハのWTBブニバカもそろそろブレイクかな。

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トップリーグ3節プレビュー

トップリーグが3節目を迎える。場内でのミニFM放送も継続して各会場で行われることが決まった。この試みはとてもいいと思う。ファンに優しいしね。みなさんラジオ持参で行ってみては? 僕が昨秋行ったロンドンのトゥイッケナム競技場では、レフリーのマイクの音が聞こえるラジオを売っていた。今後、運営側の人は考えてもいいかもしれない。

29日午後、土曜日の3試合のメンバーが発表になっていたので、軽くみどころを。

◎東芝府中ブレイブルーパス対セコムラガッツ(秩父宮 14:00)
 胸の筋肉を痛めていた東芝のWTBオトが復帰。ルーキーでレベルの高いプレーを見せるCTB仙波も先発。セコムは、WTBリガイリ、CTBバイのコンビが凄そう。お互い攻め合う展開になるだろう。

◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ対福岡サニックスブルース(花園 12:00 JSPORTS3 生放送)
 好調のFBアイイが先発。水野、遠藤のWTBコンビも楽しみ。今季初先発のNO8クロフォードも思い切った突進を見せてくれるだろう。LOフラヴェルはワールド戦のラフプレーで2週間の出場停止。腕をパンチ気味に振ってラックに入ったのが対象となったようだ。復帰後はしっかり頼みますよ。サニックスでは、FLジャック・ディーンの激しいコンタクトプレーに注目。チェコ代表のマルティン・カフカもリザーブ入り。早くプレーが見てみたい。

◎ワールドファイティングブル対NECグリーンロケッツ(花園 14:00 JSPORTS3 生放送)
 今節一番の好カードか。マウ改め真羽、コベーン、スタワーズを並べるワールドFWは強力。箕内、マーシュ、浅野らのNEC・FWとの対決は見モノだ。

◎愛好情報
いつも韓国ラグビー情報を送ってくれる見明(みあけ)さんから、韓国ラグビーの最新情報が届いた。以下、紹介しますね。

《韓国ラグビー最強リーグ「韓国リーグ」は9月27日、第6週の残り2試合が行われた。
全勝対決となった三星SDIと尚武(サンム。韓国軍体育部隊)は、三星が前半12対8とリードで折り返したが、サンムが逆転し、28対24で三星を下し7連勝、リーグ初優勝を決めた。三星は2003年の韓国リーグ開幕以来、リーグ16連勝を続けてきたがストップした。三星は、5勝1敗で得失点差113。10月1日に対戦する浦項鋼板(ポハン)が同じ5勝1敗で得失点差155のため三星は現在3位に落ちた。
 サンムには、国内社会人チームが経営上の問題で有力選手を採用できない中、兵役中にラグビーに専念できる環境を求めた大卒選手が集まり代表も多数、抱えている。監督のミン・チュンギ氏も代表監督で日本を苦しめる手綱が評価されている。
 しかし、サンムで兵役を終えた選手の受け皿は依然として小さく日本チームへの期待が大きいままだ。もう1試合、檀国大学(ダンクック)対慶熙大学(キョンヒ)は、檀国が46対20(前半22-5)で圧勝した。檀国2勝4敗、慶熙1勝5敗。
 最終日は10月1日。その後、国体にあたる全国体育大会が10月14日~20日まで三星の本拠地ウルサンで開かれる》

◎加藤健一さんの一人芝居「審判」観ました。
2時間半ぶっ通しで話し続ける加藤さんに感銘を受けた。第二次世界大戦中、ドイツ軍の捕虜になったロシア人将校7人の悲劇を、生存者2名の一人が軍事法廷で独白する。凄惨な出来事だけど人の温かみも感じた。一見の価値あり。下北沢・本多劇場。

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モールのこと

きのうの日記への質問に答えます。「悲しくてやりきれない」という歌は、もともとは、1968年、ザ・フォーク・クルセダース(端田宣彦、北山修、加藤和彦)のヒット曲です。その時は僕も小さかったから覚えていませんが、知らず知らずのうちに耳に残っていました。それが、映画パッチギ!を観たあと、その映画館でサントラ盤を買ってしまいました。なんか、懐かしくなったんですよね。

モールのルールに関しても質問があった。

「モールは前進が止まって5秒たつと相手ボールのスクラム、ということですが、横に動くのは前進と見なすのですか?」という主旨だった。質問してくれた、のびたさんは、かなり詳しい方のようですが、前提条件から簡単に書きますね。

モールというのは、ボールを持っている選手に双方のチームから一人ずつがバインドしたのが、もっとも小さな形。つまり、両チームから3人が組み合ってボールを奪い合っていればモールとみなされる。「前進」というのは、ボールが前に動いている状態だから、真横に動いているだけでは、前進とはみなされない。ただし、競技規則にはこんな書き方がある。

◎第17条6-(e)「モールの前進が止まっても、5秒以内であれば再びモールを前方に動かしても良い。モールを2回目に押しなおして再びモールの前進が止まっても、ボールが動いていることをレフリーが確認できる場合には、ボールが出るために適当な時間の余裕をレフリーは与えてもよいが、ボールが出なければスクラムが命じられる」

というわけで、モールが止まっていても、一度は押し直せるのと、二度目に止まった時も、ボールがそろそろ出るなぁって感じの時は、レフリーは少し待つ。また、スタンドからはモールが真横に動いているように見えても、レフリーが少しずつ前進していると判断すればそのまま続くわけだ。このあたりは、ラグビー特有の曖昧さがあるので、シチュエーションによってかなり違った判定に見える。大事なのは、ボールがきちんとコントロールされているかどうかということになる。

モールへ参加する選手は、モールの中の最後尾の味方の足の後ろから入ることになっているので、横や相手陣側から入るとオフサイドになる。モールで防御側がオフサイドをとられるのは、ほとんど横入りだ。モールをわざと崩したりするのも反則。正当に押し返さないといけないのだが、ボールを持っている攻撃側のほうが押す方向をコントロールしやすいので、どのチームも防御には苦労している。

モールは体格だけではなく、技術と選手間のコンビネーションが大切で、全盛期の神戸製鋼なんかは小さくても非常に上手く前進していた。

モールといえば思い出すエピソードがある。

僕の母校である大体大は、89年度に大学選手権でベスト4になったのだが、この時は、強力なドライビング・モールを武器にしていた。白黒の太縞ジャージーでモールを組んで押していると、スタンドから「お前ら、牛かっ!」と野次が飛んだ。大体大の選手たちは、それを聞いてモールを押しながら「それ、おもろいやん」と思ったという。以降、ペナルティキックからモールを組むサインは「牛」と名付けられた。牛は準決勝で清宮キャプテン率いる早稲田を大いに苦しめた。ウシかった~。……すんません。

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フォークと堀越監督

きのうの深夜、フジテレビを見ていたら坂崎幸之助さん、篠原ともえさん、安部なつみさんが中心になって、多くのミュージシャンとフォークソングを歌っていた。僕はフォーク全盛世代より少し若いが、中学時代はやはりフォークギターが流行っていて、高校でも「フォーク村」というサークルに入ってラグビー部の練習のない日は仲間で歌っていた。まあ、遊びの域を出ていなかったが。

番組では、懐かしい歌がいっぱいあったけど、「悲しくてやりきれない」はジーンとくる。
作曲・加藤 和彦、作詞・サトウ ハチロー。僕は2番が好き。

《白い雲は 流れ流れて 今日も夢はもつれ わびしく揺れる 悲しくて 悲しくて  とてもやりきれない この 限りない 空しさの 救いは ないだろうか》

僕は今、悲しくもないし、むなしくもないけれど。映画のパッチギ!でも挿入歌になっていて、泣けましたねぇ。

きょうは、あるところで立正大の堀越監督を話す機会があった。昨季、監督就任6年で関東大学リーグ戦1部に昇格し、今季はすでに関東学院と法政に2敗したが、手応えはつかんでいるようだ。チームのことを熱く語る姿に、選手やコーチへの信頼がにじんでいたし、包容力のある指導者に成長していると感じた。スクラムは強いようだし、これからの立正大が楽しみになってきた。目標である大学選手権出場達成を期待しています。

みなさんコメントありがとうございます。きのうの日記の手首は僕です。腕立て伏せは続けているのですが、腕より胸囲が大きくなった気がします。なんか服が全部小さく感じるので。胸を出すのは目的じゃなかったのに。

ところで、移籍選手の件ですが、移籍した場合は1年間出場できないのがルールですが、特別な事情がある場合や、前所属チームが認めれば出場できます。セコムの田村選手とか、リコーの川上選手はじめ、ラグマガに追加掲載された選手はみんな出場できるはずです。今季の登録期限(8月末)にも間に合っていますので。
 

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赤いリストバンド

三連休はずっと花園だった。京都の実家から通ったのだが、食卓に出たモノは平らげる性格上、食事の量がどうしても増えてしまう。「だから俺はもう、現役ちゃうねん」。胴回りが一回り大きくなった。きっと、これは内臓脂肪だ。すぐ落とすゾ。あるある大事典でやっていた呼吸法をやってみよう。

◎愛好情報!

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ここでいきなり愛好情報です。こんなリストバンドを入手した。11月5日の日本代表対スペイン代表戦で、赤いモノを身につけてきたお客さんに先着者優先で配布する準備が進められているようだ。何名に配るかは不明だけど、最近はこのシリコン製のリストバンドが大流行である。「共に戦え。」という文字と2011年W杯開催国決定の日付、W杯招致ロゴが入っている。スタジアムを赤で染めるキャンペーンの一環ということだろう。ゲットするには赤いモノを身につけてスタジアムへ急ごう。

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さて、トップリーグのお話を。東京に戻って三洋電機とサントリーの録画を見た。両チームともに動きは良かったのではないか。特にディフェンスの反応がいい。サントリーはやはり大久保直弥の復帰が大きかった。こぼれ球などへの働きかけはさすがに素早くて力強い。

三洋はSOブラウンが圧倒的に素晴らしい。NZ代表やオタゴ・ハイランダーズの時代からディフェンスはめちゃくちゃいい選手だったが、そのまんまだ。相変わらずアグレッシブに前に出る。インサイドCTBの榎本との息も合っている感じで、これでアウトサイドCTBに霜村が戻ってきたら、このフロントスリーを突破するのは難しいだろう。

ブラウンは陣地を取るキックでも無類の正確さと飛距離でゲームをリードした。彼が好調だと、攻めても攻めても大きなキックで戻されるだろう。相手チームは疲れるね。

サントリーで光っていたのはCTB山下大悟。彼が横に開きながらボールをもらうと、確実にディフェンスがずれる。早大時代から横へのスピードは抜群だったが、これは今後も武器になる。サントリーは大事な局面でミスが多かった。それも三洋のプレッシャーなのかも知れないが、正確性は今後の課題だろう。

トップリーグは2節を終えて、東芝が首位。勝ち点10、トライ数もすでに15と万全の開幕ダッシュである。2位ヤマハ、3位三洋、4位トヨタと続くが、元気な三洋がどこまで連勝街道を突っ走るかはみものだ。今のままでは東芝には難しいかな。もう少し攻撃の正確性を高めたい。クボタと三洋の試合も面白そうだ。

関東の大学も面白そうな試合をやってるなぁ。慶應大は青学大を57-5で破った。このまま調子を上げてくれば、対抗戦は盛り上がる。明治と日体大は接戦。切磋琢磨してベストの状態で早大にチャレンジしていってほしい。

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関西大学Aも開幕

日曜日は近鉄花園ラグビー場で関西大学Aリーグの開幕戦が行われた。第1グラウンドの大阪体育大学と京都産業大学の試合をJSPORTSで解説した。母校(大体大)の解説をする時は、いつも以上に中立でフェアな解説を心がけているのだが、どうしても力が入ってしまう時がある。この日の試合がそうだった。

大体大のミスや反則の多さについて、気になって仕方なく、ついそこばかり指摘していた。強いタックルが決まらないのも、大体大らしくなかった。

京産大は、今季から指導にあたるコーチのクリス・ミルステッド氏の色が早くも出ている。体格は小さいが、タックルで倒された選手へのサポートも整理されていて、次々にラックからボールを出し攻撃を継続してくる。日本A代表のSH田中を追い抜いてレギュラーポジションをつかんだというSH樋口もいい選手で攻撃にリズムを出した。また、得意のモールは思惑通りには前に出られなかったものの、ラインアウトからのモールにこだわってトライを奪った。意思統一もしっかりしている。29-19。大体大、完敗だ。

ただし、大体大の坂田監督によれば、夏合宿の練習試合では各チームにスクラムで常に押し込まれる状態だったらしく、スクラムで対抗できたことと、モールも概ね止めることができたのは収穫だったようだ。

関西大学リーグの開幕戦は、花園の第1G、第2Gを使って同時に2試合ずつ行われるのだが、第2試合は、同志社と立命館の試合を見た。立ち上がり、立命館の前に出るタックルと、SO森田を中心にした果敢なアタックに目を奪われた。苦しんだ同志社だが、CTB今森、大橋、WTB宇薄、正面、FB釜池のBKラインの決定力は大したものだ。何度もオーバーラップを作って点差を広げた。しかし、最後は36-26という大接戦。FWが前に出られない苦戦に同志社の中尾監督の表情も渋かった。他のコーチ陣も「これでは関東勢に勝てない」と異口同音だった。

ただし、まだ開幕戦だ。どのチームもここから力を上げていってほしい。ここ数年、関西勢はなかなか関東の壁を破ることができない。1980年代、90年代は、同志社だけでなく、京産大、大体大が何度もベスト4に駒を進めたものだ。優秀な選手の関東方面への流出で苦しいのは分かっているが、それでも、その苦境を乗り越えて、各大学頑張ってきたのだから、ぜひ巻き返してもらいたいと思う。

この他、関西学大は龍谷大を、32-20で下し、天理大は37-19で近大に勝利した。

試合後、「ラグビープラネット」の収録を花園ラグビー場の資料室でやった。ゲストは、試合を終えたばかりの4強の首脳陣。同志社の中尾監督、立命館の広野GM、大体大の坂田監督、京産大の大西監督という豪華で、しかも濃い~メンバーだった。おまけに、いつも僕とコンビで進行しているメイン司会の矢野さんはお休みで、僕一人での進行。まるで修行だ。坂田監督は恩師、大西監督も僕が近畿学生選抜の時の監督。広野さん、中尾さんとは同時代にプレーした。といってもお二人はトップ選手だ。なんか、緊張したゾ~っ。こんなの初めてだ。

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収録準備の笑顔は、カラ元気である。終わった瞬間、ぐったり。夜11時過ぎに東京駅に着く「のぞみ」の中でこの日記を書いている。家に帰ってアップできるのは、12時過ぎちゃうなぁ。

トップリーグは、NEC、ヤマハが勝った。昨季の上位陣が力を出し始めたね。

連休中は文章少なめという自らの約束事を、ことごとく裏切った3日間であった。全部読んでくれた皆さん、感謝いたします。

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攻める意欲

休みの日は短めに書くと決めていた。連休明けにまとめて読む人がいると思っての判断だったのに、きのうはずいぶん長く書いてしまった。きょうは、トップリーグ第2節、2日目の様子を軽く書きます。結果を知りたくない皆さんはご注意ください。

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この写真は、トヨタ自動車ヴェルブリッツ対ワールドファイティングブルの試合前。ピッチに出て行く直前の様子です。暗い通路を通って、明るい舞台へ出ていく緊張の瞬間。僕は、このシーンが好きである。コンクリートを叩くスパイクの音と静かに燃える闘志が張りつめた空気を作り出す。選手の表情もかっこいい。

土曜日は、JSPORTSで東芝府中ブレイブルーパス対サニックスブルースの試合を解説した。東芝が差をつけて勝つだろうと思っていた。実際にその通りになったのだが、サニックスの好プレーが随所にあって、前半途中からは締まった試合になった。サニックスは、今季、ディレクター・オブ・ラグビーに就任したクリスチャン・ガジャン氏のもと、モール・ラックを極力作らないラグビーに挑戦している。その通り、ボールを動かし、東芝から4トライをあげて勝ち点1をゲットした。何より、徹底的に攻める意欲が素晴らしい。観客を楽しませるチームになってきた気がする。これからもきっといい試合を見せてくれるだろう。FW主体だったチームを大きく変えたガジャン氏、藤井監督の手腕、大したものである。

67-24の大勝で、2試合連続の勝ち点5をゲット。東芝は強い。立ち上がりの圧倒的な攻撃力は、まるでオールブラックスを見るようだった。少ない人数でボールをキープし、グラウンドを大きく使って走り回る。CTBマクラウドを止めるのは難しいなぁ。パワーとスピードがあって、タックルを外すスキルも持ち合わせている。ルーキーのCTB仙波も良かった。モールの圧力も相変わらず。薫田監督は「点の取られ方が悪い」と課題を口にしたが、連勝街道を走るかな。

トヨタとワールドは、最後まで手に汗握る接戦となった。後半なかばで25-14とワールドがリードを奪い、トヨタ危うしの時間帯もあったが、WTB久住のトライで追撃、残り10分で投入されたWTBセコベが約70mの独走トライ。逆転して逃げ切った。

ワールドの舛尾主将が「スクラムは思った以上に組めた」と言うように、トヨタはスクラムで劣勢になり、ラインアウトでもミスを重ねた。NO8ティアティアの欠場で縦に防御を切り裂くことができず、リズムが出なかったのも要因だろう。朽木監督は「FWの状況判断の悪さ」を課題に挙げた。ボール争奪戦に入るかどうかの判断にブレがあり、BKラインへの参加も中途半端ということだ。それでも勝ち点5をゲットしたのは地力がある証明である。調子が上がってくるであろうシーズン後半に向け、この勝利は大きい。

ワールドは惜しかった~。大事なところでミスと、はっきりした反則があったのは「ガマンが足りなかった」という舛尾主将の言葉通り。でも、上位陣にも十分通じる攻撃力は見せたし、セットプレーも良かった。このあと、NEC、ヤマハと強い相手が続くが、勝利を狙える戦力だと思う。

注目の三洋電機ワイルドナイツ対サントリーサンゴリアスの試合は、25-10で三洋が勝利した。見ていないので論評は避けます。東京に戻って録画見よう。2節目に入って、各チーム本来の力が出てきた気がする。本調子でないのは、神戸製鋼とトヨタかな。でもまだ2節目、今後どんな展開になるかは分からない。調子の悪いチームのファンのみなさんも辛抱強く応援してほしいと思う。去年の三洋なんて、開幕5連敗だからね。

日曜日は、関西大学リーグの開幕戦に行きます。

結局、長く書いちまった。まとめて読んでくれている皆さん、お疲れ様です。

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