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2005年10月23日 - 2005年10月29日

トップリーグ7節が始まる。

Dr.0さん、釜石のことは忘れていませんよ~。僕の高校時代は、早明戦と同志社、そして新日鐵釜石ですから。きょうも松尾雄治さんにお会いして、昔の話を聞きました。相変わらず明るくて、面白い。そして、当時の釜石の人々がいかに結束が固かったかも再認識しました。毎晩のようにチームメイトを家に呼んで食事をしていたとか。「チームってそんなもんだろう」と。

きのうの日記にTBくれた香梓さん。面白い反応ありがとう。香梓さんは、いろんな国でラグビーを見てるから、強行軍の観戦体験がいっぱいなんですね。ちょっと抜粋。
「…というわけで、村上さん。TV観戦派には嬉しいご提案、生観戦派にはカネと体力とを消耗させる結果になる恐れありです」
そうだよねぇ、移動可能となれば全部生観戦する人いるよね。金曜日は博多、翌日昼は花園で、夜瑞穂、翌日昼は秩父宮で、夜三ツ沢。そして中華街に繰り出すみたいな。これ、自分がそうなりそうで怖い。でも、想像するだけで楽しいなぁ。

さて、トップリーグ前半戦の最後、第7節が始まる。

僕は、JSPORTSでセコムとトヨタの試合を解説する。トヨタのアイイは先発。セコムは前節でNECと好勝負を繰り広げた。この試合も期待できる。僕が楽しみにしているのは、両チームのスーパーサブだ。トヨタのセコベと、セコムのリガイリ。接戦でこの2人が投入されるところを見てみたいなぁ。首位を走る三洋はリコーのチャレンジを受ける。三洋に敗れた東芝は再起を期してワールドとの対戦。サントリー対クボタも面白そうだし、三ツ沢も熱いね。30日の博多は、なんとサニックスのリザーブに岩渕健輔選手が入っている。やっと膝が試合に出られるまでに回復したんだね。彼も長らく怪我に苦しんでいたから、嬉しい。

しか~し、今節最大の注目カードは、なんといっても神戸製鋼とNECだ。調子を上げてきた神戸と、いま一つブレイクできないNEC。今後の順位争いの上でも重要な一戦。NECはサウカワ、マーシュ、箕内の強力サードローでFW戦を制圧したい。しかし、神戸もウィリス、クリブと外国人選手をFWに2名並べて真っ向勝負。FBに八ツ橋も戻ってきた。強そうだ。ああ、生で見たかった。僕は同時刻にトヨタとセコムをしゃべっている。

ただし、僕は今季、かなりいい試合の解説に当たっている。神戸対トヨタ、三洋対東芝である。僕ら出演者はカードは選べないからね。この強運から行くと、セコムとトヨタも凄い試合になるかもしれないゾ~。無理してる?

◎10/29(土)
三洋電機ワイルドナイツ対リコーブラックラムズ(12:00~秩父宮 11:55~JSPORTS3 生放送)
セコムラガッツ対トヨタ自動車ヴェルブリッツ(14:00~秩父宮 第一試合に引き続き生放送)
サントリーサンゴリアス対クボタスピアーズ(12:00~三ツ沢)
東芝府中ブレイブルーパス対ワールドファイティングブル(14:00~三ツ沢)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ対NECグリーンロケッツ(14:00~花園 13:55~JSPORTS2 生放送)
◎10/30(日)
福岡サニックスブルース対ヤマハ発動機ジュビロ(13:00~博多)

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全部観たい。

たくさんのコメントいつもありがとうございます。日程の件は、みなさんのおっしゃる通りですね。僕も両方見たい時、多々ありますから。

僕は、来年からトップリーグは、金曜日のナイターも含め、日曜日までフルに使って全試合の時間をずらすべきだと思います。そうすれば、テレビ観戦の人は全試合LIVEで見ることが可能になる。3日間、各会場を移動してほとんどの試合を生観戦することもできます。報道陣もレポートが書きやすい。ある会場の試合が終わったあとに、記者室で次の試合を映像で見たり。記者の数も少なく済む。現状では取材を切り捨てるしかない試合が出ています。実際、スーパー12やワールドカップは時間をずらしていますからね。

そんなことをしたら見る方もフラフラになるし、選手も大変だと思いますが、テレビも放映しやすく、メディアも取材しやすい環境を作ることで、露出は確実に多くなる。何より、運営側が露出を増やしていこうという姿勢を示すことが大事だと思います。そうしないとトップリーグの発展はありません。このあたりは、僕も機会あるごとに書いていきたいと思います。

今回のスペイン戦については、来日が決まるのが遅かったために、他の日程が先行した形です。しかも、スペインがW杯欧州予選で13日、20日に試合が組まれているために、5日しかできなかったという事情があります。これも改善すべき点です。日本代表の日程がすべてに優先されていない。このあたりもラグビーマガジンや歴代のラグビー記者たちが何十年も前から言ってきたことだし、そろそろ改善しなきゃいけない。日本代表の主な日程は数年先まで決め、若い選手達が「2年後のこのツアーに日本代表を狙う」みたいなことを言ってくれるのが理想だと思います。

このままでは観客減少は止まらない。運営側のみなさんも、ラグビーが好きだから、この仕事に関わっているわけで、ファンが悲しむことをやるのは本意ではないはずです。いろんな事情があるのは承知ですが、日本ラグビーの未来のため、柔軟に考えて、やるべきことをやりましょう。ねっ。

◎二兎社公演【歌わせたい男たち】観ました。
ベニサン・ピットにて。作・演出=永井愛。とある卒業式の朝、君が代をめぐる教師達の悪戦苦闘。面白かった~。セリフがいい。特に、大谷亮介さん演じる校長の言葉は切ない。教育現場は大変なことになってるんだなぁ。笑いながら、考えさせられた。戸田恵子さん、可愛いなぁ。大好きだ。12月まで全国各地で公演されるようでお薦めです。
劇場に向かう途中で、親方と呼びたくなるような、ものすごく横幅の広い男の人が僕の前を歩いていた。嫌な予感がした。的中した。隣の席だったのだ。きつかった~。しかも始まったら眠ってた。こら~。って、僕も大きいから、後ろの席の人、よく見えなかったかも。芝居の時だけは、小さくなりたいって思う。席にゆったり座れるし、後ろの人に迷惑にならないから。

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あんたは偉いっ。

水曜日は、日本ジャーナリスト専門学校というところで非常勤講師をしている。しかしながら、スポーツマスコミ科の学生達にラグビーファンは少ない。サッカー、野球、バスケット、格闘技、競馬などに興味を持つ学生が多いかな。僕は、ラグビーを教えているわけではなく、ライター業や編集作業のこと、スポーツ全般について講義しているはずなのだが、「あれ、ラグビーの先生」という声が聞こえてくることがある。仕方ないよなぁ。だいたい毎回ラグビーのことばかり話しているんだから。きょうも、ラグビーをやっていたという学生に「週末、秩父宮ラグビー場おいでよ」と誘っておいた。

よくラグビー場に来てくれる学生がポツリと言った。
「ラグマガと、クリニック買いましたよ。同じ発売日だとお金なくなるんで、きついっす。きのうの夜は小銭しかなかったですから。味付けたまごしか食べられせんでした」
食事を削ってもラグマガ買うなんて、あんたは偉いっ(小松政夫バージョン)。頑張っていいライターになってくれ。

ここ2日ほど、W杯招致のことや11月5日のスペイン戦について、スポーツヤアや、Weeklyぴあなどに書き、コメント取材も受けた。だから、ずっとこの件について考えていた。日本協会のプレスリリースによると、元ウエールズ代表のキャプテンをつとめたイャイアン・エバンス氏も日本支持のコメントをしてくれたとのこと。影響力のある人物が次々に日本の後押しに回っているのは心強い。日本のラグビー関係者は、これに応えなくてはいけないね。

スペイン代表のことも考えていたのだが、考えれば考えるほど、ちょっと不安になってきた。スペイン代表来日は、99年以来6年ぶりなのだが、その時は日本がW杯壮行試合で仕上がりが良かった。それでも、30-7だ。今回は、スペインが2007年W杯欧州予選の試合を1週間後に控えており、日本は新チーム。楽勝というわけにはいかないだろう。心して臨まねば。ここはやはり、ホームの利として満員の観衆が欲しい。みなさん、できるだけ会場に行きましょう。僕も学生達にお願いしよっ。

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ジョー・ロフ選手に会う

火曜日は、クボタの船橋工場に行ってきた。ジョー・ロフ選手(元オーストラリア代表86キャップ)のインタビューである。W杯招致HP「それぞれのW杯」で来週の木曜日にアップされる予定のものだ。

先日、箕内選手と話した時に、彼は日本と世界の差を感じるポイントのひとつとして、「BKの体格の違い。日本のBKは小さいなって思いますよ」と言っていた。ロフ選手に会うと、それを実感する。デカっ。191㎝、100㎏の俊足WTBである。日本でも三洋の角濱選手あたりは、身長でロフ選手を上回るけど、身体のがっしり感はかなり差がある。こんな選手達と戦う小野澤選手や大畑選手は本当に大変だと思うなぁ。

そうそう、ロフ選手に、「モートロックが花園にいたのを知っていますか?」と聞いたら、目を丸くして「電話してみよう」と言っていた。「東京には来ないのかな。来るなら連絡があるはずだから」とも。

ロフ選手はクボタと2年の契約だが、どうやら日本で引退までプレーしそうなニュアンスだった。「オーストラリアに戻ってプレーすることはない」と言っていた。その後どうするかは、W杯招致HPに書きますね。

もう膝の具合は大丈夫のようだが、FBのマクイナリー選手も好調なので出場機会が難しくなっている。さて、週末はどうかな? 個人的な興味で、スーパー12のシーズン個人トライ記録(15)について聞いた。「来季からスーパー14になるので、スーパー12の記録としては一生残りますね」と聞いたら、「そんなこと、今はじめて考えたよ」と記録にはまったく関心なし。スターは違いまんな~。

それにしても、ロフ選手は紳士だ。落ち着いて、どんな質問にも答えてくれる。11月5日の秩父宮ラグビー場で配られる予定のレッドバンドも手首にちゃんとはめていてくれた。あのレッドバンドは、トップリーグの選手達には配られており、前節のトップリーグでも東芝の冨岡選手あたりは、バンドをしたまま試合に出ていた。ファンのみなさんと想いを共有しようという試みだ。

◎サニックスブルース、宗像市連携協定
サニックス発のプレスリリース=「去る9月7日、福岡サニックスブルースは、宗像市と連携協力協定を結びました。今シーズン、ブルースは、公式戦ユニフォームの右胸に、宗像市の市章を入れて戦っています。ラグビーチームのユニフォームに自治体のマークが入るのは全国でも初めてのことです(略)」。

そして、10月30日の午後1時から、ヤマハ発動機ジュビロ戦が行われる博多の森球技場で青色の応援グッズを持って来たファンの方にブルースの携帯クリーナーを先着500名にプレゼントするということだ。地域密着のチーム作り、いいと思う。早く結果が欲しいね。

◎元トンガ代表監督、NZマオリ代表監督を務めたジム・ラブ氏のラグビークリニックが11月12日、川口市荒川運動公園ラグビー場で行われます。受付時間11:00~(第1部高校生以下対象)、13:00~(第2部高校生以上対象)主催=総合型地域スポーツクラブ育成指定クラブ リリー・アスレチック・クラブ(LAC)。詳しくは以下へ。http://urawa.cool.ne.jp/krs/krfu/

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ちょっと気になる20

◎モートロックの観光

コメントで教えてくれた浜さん、ありがとうございます。オーストラリア屈指のCTBであるモートロックが花園にいたとの件。この仕事に就きながら詮索好きでないのが僕の欠点なのだが、今回はちょっと気になって、当日試合のあったチームに確認してみた。どこも「うちとは関係ありません」とのこと。普通はどこかのチームが臨時コーチで来てもらったか、来季の契約と考えるところだが、モートロックのキャラクターはとっても愛すべきほのぼの系なので、もしかすると本当に観光なのかもしれない。京都の紅葉には、まだ早いけどな~。っんなことないか。

モートロックは、2000年の秋にオーストラリア代表の一員として来日している。試合後にバナナ食べながら出てきて、にこにことインタビューに答えていたのが印象的だ。強くて巧いCTBだから、来てくれれば日本の選手の手本になる選手だと思う。ちなみに、秋の欧州遠征の豪州代表からは、怪我のため外れている。

25日は、ラグマガとラグビークリニックの発売日だ。クリニックのことは、以前にも書いた。いぶし銀の名選手たちの「匠の技」は必読である。SH論は堀越正巳さん、SO論は松尾雄治さん、面白いですよ。

ラグマガも興味深い記事が並んでいる。日本代表の新ヘッドコーチ、エリサルドさんのインタビューは、彼の考え方がよく分かる。「即興」と「適応」の違い、トップリーグとフランスのラインの違いなど、図入りで説明してある。

2011年W杯招致の現状分析の記事も興味深い。愛読者・村上としては、かなり満足だ。

さて、トップリーグ6節を振り返ってふと思ったが、やはり外国人選手がチームの組織のなかで機能しているチームと、外国人選手ばかり目立つチームとで、結果に差がある気はした。サニックスのディオン・ミュアは確かに凄かったけど、一人でやり過ぎの感はあった。他の日本人選手とうまく絡みあわないと本当の力は出てこないんだろうなぁ。三洋電機のブラウンは、組織の中で機能しているもんね。

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トップリーグ6節終了

三洋と東芝の試合は多くの人に感動を与えたようですね。コメント多っ。ひなPさん、僕が確認する前に、トヨタのフラベルと神戸製鋼のクリッブの件、聞いてくれてありがとうございます。ずっと同級生なんですね。

日曜日は朝6時過ぎの「のぞみ」で花園に向かった。基本的に眠っていたのだが、滋賀県あたりだったと思う。綺麗な虹を見た。教科書に出てくるような、本当に橋のかかっているやつだ。隣の見知らぬ女性に教えるべきか悩んだのだが、そんなことに関心のない人だと悪いと思って一人で見ていた。みんなに見せたかったなぁ。

のぞみに乗ると、必ず弁当を食べるのだが、今朝は「鶏づくし」を食べた。僕は大の鶏好きである。「21世紀弁当」も好きなのだが、僕は貝が食べられない。したがって、「深川めし」も無理だ。あさりが食べられない。どうでもいいか。

花園ラグビー場に到着すると、東大阪市健康まつりという催し物をやっていて、100人くらいの年配の方々がラジオ体操をしていた。いろんな健康診断をやっていたり、露天商が出たりで賑わっていた。その中を突っ切って一気に報道陣入り口へ。ヤマハのチーム関係者と会うと「ノートライ記録更新しますよ~」と、2試合ノートライの自虐的ジョーク。結果は全然違ったけど。

さて、試合である。僕はJSPORTSで第1試合の「神戸製鋼対サニックス」の解説をした。神戸製鋼は、ウィリス、クリブというFWの外国人選手を下げ、BKにホラとウェブを出場させた。和製FWがどこまでやれるか楽しみだったが、ボールを細かく動かす神戸らしいい連続攻撃が随所にあり、十分な働きだったのではないか。なかでも、今季初先発となったLO小泉の働きは出色だった。ボールに絡み、奪い取り、激しいタックルで相手を仰向けにする。1プレーごとにサニックスにダメージを与えるプレーは質が高い。

エースWTB大畑選手も、抜群のスピードで2トライ。ゴール前まで攻め込みながら、最後のトライまでなかなか持っていけなかった神戸にとっては、両方ともに値千金のトライだった。大畑大介は頼りになるねぇ。課題は確かに多いが、4トライ以上のボーナスポイントもゲットしての勝ち点5は、十分な成果だろう。神戸はこれで総合6位に浮上。優勝争いに絡む勢いが出てきた。次節のNECグリーンロケッツ戦が山になる。

サニックスは、FWにディーンとミュアを入れて力勝負を挑んだが、連続攻撃中にボールを失うことが多かった。密集サイドを少しずつ前進する形にこだわりすぎていた気がする。ここで出せばチャンスというポイントでは、ことごとく神戸に絡まれていた。どういうラグビーをするにしても、もう少し運動量を増やさないと苦しいだろう。

サントリーとヤマハ発動機の試合は、前半で36-0と、ヤマハの一方的な展開になった。ヤマハの強固なディフェンスに比べると、サントリーはあっさり抜かれるシーンが多かった。どうしたの? 怪我人が多いのは理解できるのだが、ちょっと覇気が感じられないのは心配である。トンプソンを投入してからの終盤の攻撃はさすがだったけれど。瑞穂では、トヨタ自動車がリコーに圧勝かぁ。見た人の話によると、トヨタのボールを動かすスピードにリコーのディフェンスが翻弄されたようだ。調子上げてきたね。

第6節を終えて、トップリーグは三洋電機が首位、東芝府中が2位、以下、NEC、トヨタ自動車、ヤマハ、神戸と続く。こうなると、底力のある東芝戦を終えているチームは有利かも。ここからが本当の勝負だ。

日曜日深夜初回放送のラグビープラネットは、23日、試合を終えたばかりの元木由記雄選手がゲストで来てくれた。リピート放送もあるので、ぜひご覧ください。三洋と東芝戦のハイライトもあります。元木選手というのは、試合前と試合後の表情が全然違う。試合前は近寄りがたい雰囲気を出しながら、終わると無邪気な笑顔を見せる。今回の収録時もそうだった。優しい笑顔は必見である。

◎10月23日(日)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○55-10●サニックスブルース
ヤマハ発動機ジュビロ○57-31●サントリーサンゴリアス
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○62-7●リコーブラックラムズ

大学では、法政がかろうじて、24-22で東海に勝ち、またまた関東リーグ戦は大混戦となっている。好調の慶應は、帝京に敗れた。対抗戦も分からなくなってきた。

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三洋と東芝の激闘

土曜日は太田に行ってきた。自分の車で行ったのだが、高速道路を走っているときも、現場でも、試合前まではずっと小雨がぱらついていた。だから、お客さんは少し出足が鈍ったかなぁ。観客数は6,517人。それでも太田市運動公園陸上競技場の芝生席は超満員。三洋電機の地元とあって、ほとんどがワイルドナイツのサポーターで熱気に包まれていた。

東芝側はやり難かっただろうけど、やはりホーム&アウェイに移行していくのがトップリーグの未来像だと思うし、こういったホームの熱気みたいなものは大切にすべきだと感じた。

試合は、ひと言でいうと「熱かった」。三洋電機のアグレッシブな攻守は凄まじかった。最初からエンジン全開で、どこまで持つかと思ったが、追いあげられながらも最後まで粘っていた。鍛え上げてきた成果だろう。CTB山内は今が最高の状態だと思う。本来WTBの選手だけに、スピードがあり、角濱、三宅、吉田のバックスリーに、もう一枚トライゲッターが加わっている。見事な2トライだった。このBKラインは、相手チームには脅威だろう。

東芝は、立川、松田といったBK陣を怪我で欠き、マクラウドも怪我明けらしく、BKのコンビネーションに不安があったようだ。もちろん、この日はFW勝負。ハードタックラーのFL宮下を先発させ、LOも勢いのある石澤が初先発した。前半はモールにこだわって攻めたが、ことごとく三洋の激しく、しぶといタックルに止められた。モールが思うようにいかない時に、ちょっとこだわり過ぎた気がする。前半からマクラウドを走らせて防御を崩す形を作っても良かったのではないか。

このあたりは、東芝の冨岡キャプテンもゲーム運びが単調になったことを悔やんでいた。試合後の記者会見は、テレビの放映時間があって僕は東芝側のがほとんど聞けなかったのだが、冨岡キャプテンの言葉に記者のみなさんが感動していた。大友さんやラグマガの森本さんに聞いたコメントの概略はこんな感じ。

「勢いだけのチームに負けるような柔な練習はしていません。きょうの力は、三洋が上回っていたということです。マイクロソフトカップ、日本選手権であと2度戦って、両方ともきょう以上のスコアで勝ちたい。非常に高いモチベーションをいただけたことを感謝しています」

ネガティブなこと言わない鉄平君は、かっこいいなぁ。

それにしても、凄いのはトニー・ブラウンである。キックで陣地を着実に稼ぎ、勝負所のPGを決め、トライを防ぐタックルを連発した。両チームの地力は、僕の感覚では、6:4で東芝が上回っていると思った。試合後もその感覚は変わらない。しかし、それくらいの力差なら、4のチームを勝たせるのが、本物のスタンドオフ、つまりゲームメイカーだと思う。過去の名スタンドオフが、キングと呼ばれてきた所以だ。まさに、この日のブラウンは、「キング」だった。キックだけではなく、パスのタイミングも抜群。一触即発の雰囲気になっても、飄々としてポジションに帰る。いいもの見せてもらいました。ブラウン選手に感謝です。

JSPORTSの解説でも話したのだが、この日のブラウン選手を見たら、彼が元NZ代表だとか、スーパー12屈指のプレースキッカーだったとか、そんなこと知らなくてもサインが欲しくなるはずだ。そういうプレーって、選手達が理想とするところだろうなぁ。しかも、「私が機能するのは、チームが機能しているからだ」と言っていた。しびれました。

これで三洋が首位に立ったわけだが、東芝は4トライ以上の勝ち点をゲットしたのが大きい。これは最後の順位争いに影響を与えるかもしれない。

◎10/22(土)のトップリーグ結果
クボタスピアーズ△10-10△ワールドファイティングブル
NECグリーンロケッツ○31-16●セコムラガッツ
三洋電機ワイルドナイツ○51-32東芝府中ブレイブルーパス

大学では、立正大が日大に勝った。堀越監督、1部リーグ初勝利。おめでとう。昇格1年目での大学選手権出場なるか。ここからが勝負だ。
     

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