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2005年11月27日 - 2005年12月3日

トップリーグ再開!

ここ2日の日記にたくさんのコメントをくださったみなさん、ありがとうございます。またラグビー文化に対する関心の高さが嬉しくもありました。

僕は前にも書いたとおり、試合の進行の邪魔にならない限り、応援は自由でいいと思っています。今回の日本代表の応援にしても、なんとかあの試合を盛り上げようといろんなプランが計画されたわけで、そうやって1万人を超える観衆が集まったことも嬉しく思いました。僕がここ2日書いてきたことは、サポーター同士、選手同士が互いに認め合う、尊重し合う文化を大切にしたいということなので、そのことをしっかり理解された応援であってほしいと願うのみです。

オールブラックスだって「ブラックアウトキャンペーン」といって、スタンドを黒く染めるようなプロモーションしますからね。そういうのは楽しいんですよ。あくまでスポーツの応援ですから、あまり杓子定規に考えず、根本に認め合う気持ち、ラグビーへの愛情があればいいと思います。そういう気持ちがあったなら、聞いている人が不快になるような野次は飛ばさないし、相手チームにも自然に拍手が出てくるはずです。

ですから、僕は運営する側がサポーターの席を区切ったりするリードの仕方はしないほうがいいと思っています。自然に分かれるのはいいし、大学チーム、企業チーム、仲間同士が席の一角をまとめて手配して応援をするのも、それは楽しいですよね。そういったことも含めて自由でありたい。きのうも書きましたが、ジャン=ピエール・リーヴの言葉「敵対するより、ともに前進する」。そこにラグビーの良さがあると信じています。

ところで、12月中旬に放送されるJSPORTSのトータルラグビーで、リーヴの特集があります。もう、おっちゃんになりましたが、IRBで、ある表彰をされたようです。お楽しみに。そうそう、川合レオさんのブログに「ラグビー改造計画」として、とってもいいことが書いてあります。リンク集からどうぞ。

さて、トップリーグの後半戦だ。僕は明日、NECとサントリーの試合の解説をする。勝ち点争いは熾烈を極めており、前半戦に増して、勝ち点重視の戦いが繰り広げられそうだ。つまり、各チームが最初に目指すのは、4トライ以上をあげての勝利である。僕としては、三洋電機と神戸製鋼のカードが大注目なんだけど、僕は早明戦の解説が入っているので、その試合は録画で見ることにします。結果聞かずに見るのは、無理だよなぁ。

◎JSPORTSの今週末の放送予定
■トップリーグ05/06
12/3(土) 放送開始時刻=11:55 (LIVE)NEC vs. サントリー J SPORTS 3
12/3(土) 13:55 (LIVE)東芝府中 vs. ヤマハ発動機 J SPORTS 3
12/4(日) 11:55 (LIVE)トヨタ自動車 vs. クボタ J SPORTS 2
12/4(日) 13:55 (LIVE)神戸製鋼 vs. 三洋電機 J SPORTS 2

■関西大学Aリーグ
12/3(土) 13:55 (LIVE) リーグ1位決定戦
同志社大 vs. 大阪体育大 J SPORTS 2
■大学選手権第5代表決定戦
12/3(土) 12:05 (LIVE)
立命館大 vs. 名城大 J SPORTS 2

■関東大学対抗戦
12/4(日)13:50 (LIVE)
早稲田大 vs. 明治大 J SPORTS 3

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ラグビーに愛を

「ラグビーは、子供をいち早く大人にし、大人に永遠に子供の魂を抱かせてくれる」。元フランス代表主将、金髪の名FLジャン=ピエール・リーヴの言葉だ。ラグビーの素晴らしさを示す言葉として、いろんな場所で引用されてきた。この言葉は、20年ほど前の西武流通グループの3分間CMで有名になった。この時のインタビューでリーヴは、ラグビーで学んだこととして、「敵対するのではなく、ともに前進することだ」という主旨を語っている。

きのうの日記に書いたラグビーの独自性について、僕の周辺からも反響があった。記者仲間の美土路さんは、何度も南アフリカでNZとのテストマッチを見ているのだが、ライバル国同士のサポーターの連帯感を、いつも実感し、感心するそうだ。NZの選手が負傷退場するとき、南アフリカのサポーターが総立ちで慰労の拍手を送る。ブーイングではなく、温かい拍手だという。互いを認め合うからこその連帯感。

ここを日本のラグビーも育てていかないといけないのだと思う。将来、ワールドカップを呼ぶ際に大切なのは、たくさんのお客さんを集めることだけでなく、ラグビー文化が根付いた多くの観客の存在だろう。

ラグビー発祥の国、イングランドのプレミアシップを見ていて感心するのは、アウェイのチームのゴールキックに対しても、選手の集中力を切らせないよう静かに見守る観客の姿だ。そして、いいプレーには敵味方関係なく拍手を送る態度である。ラグビーというスポーツそのものを愛するサポーターの存在が、ラグビー文化を支えている。運営側はこの文化を崩さないようなプロモーションをしなければいけないということだ。

「ラグビーに愛を」である。

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ラグビーの独自性

水曜日は専門学校の講師をする日だ。午前中は、ライター講座をやる。そこで題材として、2003年ラグビーワールドカップのベストプレー編のDVDを見せた。もちろん、毎度ラグビーのことをやっているわけではなくて、いろんな題材で文章を書いてもらうのだが、今回はラグビーにしてみた。JSPORTSから発売されているDVDを流しながら、背景や強いチームのことなど説明していく。

観客席が映し出されると、ラグビーはサポーター席を区切ったりせず、一緒になって応援することを説明した。「イングランドとアルゼンチンが戦ったら、ケンカとかにならないんですか?」と聞く学生もいた。サポーター同士の乱闘などが絶えないスポーツもあるから、そういった質問が出るのだが、「ラグビーではサポーター同士のケンカはほとんどないよ」と言っておく。

あとで書いてくれた文章を読んでみたが、客席に興味をひかれた学生は多かった。オーストラリアとイングランドのサポーターが肩を組んで観戦していたり、酒を酌み交わす姿が新鮮に映ったようだ。そして、「荒々しい、痛そうなスポーツという印象が変わった」と書く学生も多かった。華麗なステップワークやパスワークが随所に映し出されていたからだ。多くの学生が、ボールゲームとしてラグビーは面白いと感じてくれたようだった。僕がいくら言葉で説明しても半信半疑だったことが、映像を見ると一度で好きになる。やはり、見せなきゃいけないんだなぁって再認識した。

そして、ここが大事なのだが、いつもサッカー、野球に親しんでいる学生達が、ラグビーに感じた魅力。サポーターの温かい雰囲気、そして肉弾戦だけではなく華麗にプレーが継続していく事への興味。このあたりに、ラグビーのプロモーションのヒントがあるはずだ。観客席の雰囲気と試合後の選手の交歓風景はラグビーの特徴の一つである。映像の中には、試合後、南アフリカとサモアの選手が一つの円陣を組んで祈りを捧げるシーンもあった。このラグビー文化をうまく伝えて行かなくてはいけない。学生達の反応を見て、そんな気持ちになった。

夕方、トップリーグパネル議長の稲垣さんと話す機会があった。パネルは、観客増員など今後のトップリーグの方向性や施策について話し合い、運営側に提案していく機関だ。稲垣さんも、アフターマッチファンクション(試合後の交歓会)の文化は重視していて、両チームのファンも一緒になったアフターマッチファンクションの導入を進めたいとおっしゃっていた。すでに行われている試合もあるのだが、すべての会場で行われているわけではない。来季からは、トップリーグは14チームになるし、試合数は格段に増えるが、アフターマッチファンクションの文化が根付くよう切に願う。

大学時代の恩師の坂田好弘氏によく言われた。「ラグビーは試合だけしたらいいってもんやない。試合後の交流も含めてラグビーなんやぞ」と。

追記◎きのうの日記に書いた全国大学オールスターゲームは、1月15日、午後2時から花園ラグビー場で行われます。

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柔らかなパス

最近、みなさんのコメントの質問になかなか答えられていないのだけど、コメントで僕に代わって答えてくださる方もいて、ありがたいです。

火曜日は基本的に家で仕事していたのだが、朝、印刷所に頼んでいた年賀ハガキができあがってきて、うわ~っ、もうそんな時期かよ~と、年の瀬を実感。午後には、プレスリリースで第60回東西学生対抗試合「全国大学オールスターゲーム」開催のお知らせが届き、記者からの推薦選手記入用紙を眺めながら頭を悩ませた。各ポジション2名というのは、けっこう難しい。たとえば、FBは、有賀、五郎丸かな。じゃあ、WTBは? 帝京の木村、早稲田の首藤、関東学院の北川、法政の小笠原、同志社の正面、宇薄、明治の濱島などなど他にもたくさん名前が挙がる。ここから4人とは、難しい。どのポジションもそんな感じ。もう少し時間があるので、ゆっくり考えよう。

先日、ラグマガ400号のことに触れたが「忘れじのあの選手、あの場面、あのチーム」というページがあって、読者投票の結果が出ていたけど「忘れじの選手」で一番多かったのは、松尾雄治さんだったようだ。目黒高校、明治大学、新日鐵釜石と、各カテゴリーで日本一になり、日本代表として活躍した名SOである。実は僕も松尾さんの名前をあげた。そして、こんなふうに書いた。

【SHから松尾雄治の手を経てCTBへ音もなくスムーズに送られるパス。見事だった。左右両足から繰り出されるキックも、無駄のない回転で実によく伸びた。憧れた。相手をかわす軽やかなステップワーク。感動した。何から何まで柔らかい。あんなに柔らかくプレーした選手を僕は知らない。だからきっと国立競技場には6万人の観衆が集まったのだと思う。ピッチを駆け抜けたあの姿、忘れません】

なんか、ラグマガへの寄稿なのに愛好日記的になってるなぁ。僕は「柔らかい」選手が好きである。よくこの表現を使うと、それってどんな感じですか? と質問されるのだが、パスやキック、ランニングのスキルだけでなく、判断の柔らかさも含んでいる。海外ならオーストラリアのラーカムみたいな選手である。ふらふらっと相手に接近していって、相手にものすごいタックルを食らうんだけど、その直前に見事なパスを出し、トライになっているみたいな。松尾雄治の凄さは、ゆったりしたパスを放つのに、それがトライにつながることだった。相手との間合いを自由自在に操れる選手が少なくなった気がする。そんなプレーを見つけたら、すぐにオールスターの推薦選手や、トップリーグのベストフィフティーンに入れるけどなぁ。出現、待ってます。

そういえば、小林深緑郎さんが「忘れじの試合」で、僕が大学4年時の大学選手権1回戦、大東大対大体大のゲームをあげてくれていた。嬉しかった。ありがとうございます。

ふ~っ、9か月、連日更新達成!

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花園ラグビーマン

月曜日の午後、秩父宮ラグビー場に向かった。午後2時から開催されたトップリーグの記者懇親会のためだ。いつもは正面入り口から行くのだが、きょうはバックスタンド側のいちょう並木の様子を見たくて、そちらにまずは行ってみた。絵画館をのぞむいちょう並木は綺麗だった。葉っぱも散り始めていて、いい感じだった。携帯電話のカメラで撮影してみた。こんな感じです。

051128-132729

懇親会で、関西地区のエリアコミッショナーの西岡さんとお話ししたのだが、花園ラグビー場に「花園ラグビーマン」なる、豚まんが登場したようだ。ネーミング、そのまんまやんかっ。ちなみに、ラガーマンという言葉は海外ではあまり使われない。12月からは本格的に場内で販売されるらしい。お土産で持ち帰ることもできるようなので、今度行った時に食べてみよう。トップリーグは、12月4日に、神戸製鋼と三洋電機という好カードがある。きっとお客さんも多いだろうから、この日はたくさん売れるかな? 新しい名物として定着してほしいなぁ。それで年末年始の高校ラグビーの頃は、飛ぶように売れたらいいね。

観客数が伸びないトップリーグの関係者は、いろんなアイディアを出してお客さんを呼ぼうとしている。しかし、場内に来るファンに対してアピールする方法はたくさんあっても、競技場に来てもらうこと自体が難しいのが現状だ。もっともっとメディアをうまく活用しなければ。メディアが報道したくなるような企画を考えないといけない。ラグビーの独自性を出した企画って、確かに難しいけれど。

夕方、取材で関東学院の有賀選手と、早稲田の佐々木選手に会った。有賀選手は法政戦の疲れがまだ身体に残っているようで、あちらこちら痛そうにしていた。法政戦のカウンターアタックについては、あまり具体的には覚えていないようだ。何かに憑かれたように走っていたもんね。大東大戦の凄いステップについても聞いてみたのだが、無我夢中だったようで、どっちの足でステップ切ったとか覚えていないらしい。

「フィリピーネが追ってきているのが見えて、前に二人来たので思い切って内に切りました」。実はこの瞬間の写真をラグマガ編集部で見つけたのだが、身体がものすごく斜めになっていて、トヨタ自動車のアイイとか、セブンズのフィジーの選手みたいな角度だった。僕が取材者になってから見たステップでは、あれ以上のステップは記憶にない。

両選手に進路先について聞いたが、二人とも大学選手権を終えてから決めるとの答え。今は大学日本一に向けて集中したいということだった。そりゃ、そうだ。待ちましょう。佐々木選手は、まだ早明戦が残っているし、その視線は熱かった。僕は佐々木選手のことは、高校の花園大会の時から見ている。高校日本一になったときも素晴らしいNO8だと思った。自分に厳しい、いい選手である。これまで見てきた中でも指折りの「花園ラグビーマン」だ。と、無理矢理こじつけて本日は終了させていただきます。

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深夜のテストマッチ

フランス対南アフリカのテストマッチの解説を終えたのは朝6時40分くらいだった。JSPORTSのスタジオを後にして、タクシーで帰途についた。朝日に照らされたレインボーブリッジを渡りつつ、お台場を眺める。映画の主人公だったら、渋い表情で美しい景色を眺め、ため息でもつくのかもしれないけど、僕はめちゃくちゃ疲れていて、すぐに目を閉じた。運転手さんは「家に着いたら起こしますよ」と言ってくれたが、睡眠にはなかなか入れない。凄いテストマッチを見せつけられたせいだった。結果書きますので、まだ見ていない人は気をつけてください。

まずは、日本時間午前2時にキックオフされたウエールズ対オーストラリアである。これは、控え室のテレビで見た。ウエールズWTBシェーン・ウイリアムスのランニングスキルにしびれた。凄いトライがあった。そして、ウエールズのボールつなぎの素早さ。日本が真似できそうなのは、フランスより、こっちだなぁ。タックルされた選手への素速いサポートでボールをもぎ取っては前進する感じ。走り込む選手のコースがいい。リピート放送あるので必見っすよ。24-22で、ウエールズの勝利。オーストラリアのスクラムの崩壊は目を覆いたくなる。エディ・ジョーンズ監督は、さすがに解任の危機だ。メディアから批判の対象となっているSHグレーガンは、118キャップを達成。カメラはずっと彼を追う。これが最後という意味か。でもね、彼の功績を考えれば、そこまで批判的にならなくてもと思う。彼が今後も選ばれるかどうかを決めるのは監督だから。

朝5時、眠気を吹き飛ばしてくれたのが、フランスの胸のすくアタックだった。FLニヤンガってあんなに凄かったかなぁ。南アのスカルク・バーガーがかすむほどの活躍。ガンガン前進してチームの勢いを引き出す。SHエリサルド、SOミシャラクもよく前に出る。ミシャラクが思いっきり前に出てからパスを振り分けるので、南アの防御は完全に翻弄されていた。CTBジョジオンは強かった。FBカステニェードのパス、キックなどスキルの高さには恐れ入った。強かったなぁ、フランス。南アは、フランスの前に出てくる防御にプレッシャーを浴びっぱなしだった。WTBハバナも随所に桁違いの運動能力を見せたけど、いつものようには走らせてもらえなかった。26-20のフランス勝利。FWの体重は一人平均で10㎏以上フランスが下回っていたけど、全然関係なかったなぁ。この録画は永久保存版にしたい。会場は超満員。2007年W杯に向けてフランスは確実に盛り上がっている。

ニュージーランドはスコットランドを破って、グランドスラム達成。メンバーを落としての余裕の勝利だ。グラハム・ヘンリー監督は勝負強い。このまま突っ走るかな? トップレベルのテストマッチを見ていると、毎度の事ながら、日本代表とのあまりの差に愕然とする。やっぱり日本代表も、彼らと同じ土俵で一泡吹かせるくらい強くならなきゃ。そうして堂々とW杯呼びたいなぁ。

日曜日は関西大学リーグの順位決定戦があり、結果は以下の通り。これで、京産大の3位、天理大の4位、立命大の5位が確定した。優勝決定戦は、12月3日に同志社大と大体大の間で行われる。また、大学選手権の関西第5代表決定戦は、12月3日、徳山大を破った名城大と立命大の間で行われることに。

11/27(日) 近鉄花園Ⅰ
立命館 48-34 関西学院
京都産業 61-14 天理
11/27(日) 近鉄花園Ⅱ
龍谷 26-34 近畿

愛好情報◎愛好日記のカテゴリーの一つである「お薦めマッチ」が、映像化されました。トップリーグのハイライトとして、JSPORTSの番組の合間などに時々流れる予定です。プレーは凄いのが連続しますよ。たぶん、この日記を読んでいない人も、曲に関しては「お薦めマッチ」と「マッチ」を引っかけているのは分かると思いますが、この日記を読んでいるみなさんに報告でした。ちなみに、僕の発案ではありません。自分でもテレビ見て笑ってしまいました。

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関東大学リーグ戦順位確定

現在、土曜日から日曜日になったばかりである。深夜のJSPORTSのスタジオで、日曜夜放送のラグビープラネットの収録を終えた。トップリーグ前半戦の好ゲームを振り返り、後半戦のみどころなど話した。映像もたくさん出てくるので、ぜひご覧ください。このあと、ウエールズ対オーストラリアの試合をテレビ観戦後、朝5時からの南アフリカ対フランスの解説をする。きょうはエンドレスナイトである。土曜日の午後は、秩父宮ラグビー場で注目の関東大学リーグ戦を観戦した。ずっとラグビーを見ている。「どこまで好きやねん!」と、自分に突っ込みたい。でもねえ、全然飽きませんわ。

さて、関東大学リーグのことである。最初に行われた東海大対流通経済大の試合も白熱した内容だった。ラグマガの編集者と一緒に見ていたのだが、江戸川で行われている日大対大東大の途中経過を電話で聞きながら、ドキドキしていた。流経大が13-12と1点リードで折り返したハーフタイム。日大は、8-7で大東大をリードしているとの情報。東海大を除く3チームの中で1チームは大学選手権に出場することはできない。つまり、シーズン終了である。

後半20分過ぎ、大東大がリードを広げているらしいと聞かされた時、東海大は追い上げ態勢に入っていた。33分、ついに東海大は22-21と逆転に成功する。東海大の攻撃はスピード感があり、このまま逃げ切るかに見えた。となれば、東海大が2位を確定させ、大東大が勝てば、流経大が6位となってシーズン終了である。

このパターンが濃厚か? と思われたあたりから、流経大が最後の猛反撃。インジュリータイムが3分と告知されてからも攻め続ける。相手陣で得たPGも難しい角度だったこともあって狙わずにタッチキック。ゴール前でのラインアウトを得る。そして、43分、ついに逆転トライ。26-22。江戸川では大東大が勝利。この時点で、日大の選手権への出場権が消えた。切ない瞬間だった。

そして、大東大、東海大、流経大が勝ち点19で並び、最終的には3チーム間の得失点差で3位大東大、4位東海大、5位流経大が確定した。5位の流経大は、11日、北海道、東北地区との代表決定戦に進む。

そして、優勝か、準優勝かという戦いとなった関東学院大対法政大の試合が始まる。肉離れの負傷が癒えたばかりの森田恭平はリザーブスタートの法政が健闘するも、セットプレーでは関東学大有利。前半こそ、途中出場のSH和田のトライなどで、21-14と法政が食い下がったが、後半は、関東学大がスコアを重ねた。チームを勢いに乗せたのは、キャプテンの有賀だった。

後半2分、法政のドロップアウトからのキックを約50m運んだ有賀のカウンターアタックは7、8名のタックラーをふりほどいており、圧巻だった。しかも、タックルで倒されてできたラックからすぐに立ち上がってサポートし、ゴールライン直前でできたラックに参加して自らトライまで奪ってしまった。思わずボールを空に向かって放り投げたのは、いつもトライには淡々とする有賀選手にしては珍しい。最終スコアは、50-14。

「気合いが入りすぎて、ちょっと狂っちゃってました」

昨年のリーグ戦で王座を奪われたのがよほど悔しかったのだろう。春口監督も試合後、「先頭に立つキャプテンの気持ちがみんなを引っ張った。この気持ちを忘れず、行ってほしい」と笑顔を見せた。あのトライが効いたのは確か。大東大戦での同点に追いつくトライも驚かされたが、どんどん凄くなっていく有賀の今後の動向が気になるところだ。

江戸川で行われたもう1試合は、中大が立正大を破った。ということで、最終順位は、1関東学大、2法政大、3大東大、4東海大、5流経大、6日大、7中大、8立正大。堀越監督率いる立正大、やはり昇格1年目に勝つのは難しいんだなぁ。最後まで熱戦を繰り広げたすべての選手たちに拍手を送りたいと思います。

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