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東芝対NEC、DVD観戦

マイクロソフト杯準決勝、東芝府中対NEC戦を録画で観戦した。闘志むき出しの凄まじい試合だと感じた。互いに接点にはこだわっており、小競り合いが頻繁に起きていた。互いに手の内も知り尽くしているし、普段は仲のいい選手が多いから、プレッシャーのかけあいというところだろう。

NECはSO安藤、FB武井が何度もロングタッチキックで陣地を進めていたが、東芝のほうがボールキープ力では勝っており、仕掛けるシーンも多かった。トップリーグ最終節の敗戦から、苦しんだブレイクダウンも修正してきていた。ターンオーバーの名人であるNECのマーシュに対するチェックが素早い。マーシュが持ち味を出せなかった。たしか数年前のオーストラリアとイングランドのテストマッチだったと記憶しているが、オーストラリアのジャッカル名人ジョージ・スミスがブレイクダウンのたびに厳しいチェックで全然ボールに絡めなかったのを思い出した。タックル後に東芝ボールに絡もうとするNECの選手達を押し込んだり、はがしたり、そういう接点での攻防で東芝がやや上回っていた。オトや冨岡などBKの選手も密集戦で有効に働くところを見ていると、厳しい練習の成果を感じる。

前半24分、互角の攻防のなかで、自陣10mラインあたりから抜け出した立川のトライは見事。後半11分、20-3と突き放すSH吉田のトライも好判断だったけど、NECの防御ラインがギャップを作ってしまっていた。このトライで勝負あった感じだ。

ただし、NECも十分に対抗できる能力はあり、日本選手権で再び戦うことになれば結果は分からない。スピード抜群でキック力もあるFB武井の復帰、SO安藤の成長は非常に大きい気がする。途中出場のセミシ・サウカワが、オトからボールをもぎ取ったシーンには、うなってしまった。すごっ。注目のヤコ・ファンデルヴェストハイゼンは、NECのスタッフの方にうかがったところ、いまだ怪我のリハビリ中とのこと。南アのチームでプレーする可能性などが海外で報道されているが、近く日本に戻る予定で、そのときの体調次第で日本選手権に出場できるか判断することになるようだ。勝ち進めば間に合うかもしれない。

東芝にとっては立川の怪我は痛手だ。ベテラン松田が控えていて、大きな戦力ダウンというわけではないが、彼はゲームの均衡を破る選手だけに攻撃面では戦略の修正が必要だろう。立川選手には、じっくり怪我を治してほしいし、来季からの完全復活を祈りたい。

日本選手権は、1回戦の組み合わせだけが決まった。いずれも4日に秩父宮で行われる。関東学大対コカ・コーラWJ、早稲田大対タマリバである。コカ・コーラには、山口キャプテンや淵上選手など関東学院の卒業生が多く、タマリバには早稲田の卒業生が多い。興味深い組み合わせになった。コカ・コーラの淵上選手は「挑戦」という言葉を使った。9年連続大学選手権決勝進出の母校を敬ってのことだろう。後輩達相手にどんなプレーを見せてくれるのかも楽しみだ。


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    コメント

    芝 深刻ですね・・・
    やっと 東芝:NECのビデオを見ましたが、立川の足首は 衝撃的な映像でしたね、
    ラグビーは ホーム&アウェイ が理想でしょうから、 トップリーグのホームで試合を した方がいいですよね。
    個人的には 人工芝も 有りだと 思いますが・・・

    投稿: さんぼ | 2006年2月 1日 15:18

    秩父宮で観戦しましたが、両チームともに激しい攻防でした。特にFWの選手たちのプレイには、一緒に観戦していた人と、「怖い~」という言葉が出てしまうほど、迫力のあるゲームでした。

    投稿: サファイヤ | 2006年1月31日 17:00

    秩父宮使用状況(協会HPより)
    ここ数年の使用状況を調べてみました。使用日数ではなく、ゲーム数で調べました。
    2005(77ゲーム)*さらに増える模様
    2004(97ゲーム)
    2003(93ゲーム)
    2002(72ゲーム)
    2001(56ゲーム)
    2000(59ゲーム)
    1999(68ゲーム)
    1998(54ゲーム)
    *9月から翌年度8月までの1年間のゲーム数をチェック(漏れがあるかもしれません)
    明らかに、ここ数年秩父宮でのゲーム数が増加したことが分ります。また、年間を通じて9月からよく7月ぐらいまで使用されているようです。
    協会HPの昨年度のアイルランド代表戦写真が掲載されていますが、その時の秩父宮のグラウンドは、青々としていました。
    トップリーグなどの設立のため、ゲーム数が多くなりましたが、そのれに伴い、運営マネジメントが立ち後れたと考えられます。さらに、来年度は2チームが増え、国際ゲームもあるとなれば、芝の問題も考える必要があるでしょう。
    というよりも、ラグビーがよりに日本で盛んになり、行なわれ、多くの人に支持されることを考えるのであれば、秩父宮、大阪集中ではなく、地方にゲームを移管させるべきでは。
    芝を守るという問題だけではなく、現在、地域密着では必ずしもない状況を考えると。河合さんが主張するように、来年度は、各トップリーグチームは、1ゲーム自グラウンドでの開催を義務づけることを提案します。
    現在行なっている、各クラブの普及プログラムも、公式ゲームとよりリンクさせることが出来、より活動の成果が上がり普及が進むと考えられる。ラグビーがより日本でグローバルなスポーツになることが出来るという、極めてポジティブな提案です。

    投稿: dragon | 2006年1月31日 11:53

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