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ルールの変化と写る人

やっぱりiPodかぁ。僕はブログとかやっているくせに、パソコンなどは苦手である。同年代で話すと「20年前はファックスすら当たり前じゃなかった。テレックスやで」とか、「携帯電話なんて、どんだけデカかったか」などなど、そういう話で盛り上がる。メールで原稿や写真をやりとりするなんて、87年の入社当時には考えられなかった。20歳前後の人にこんな話をすると、必ず「テレックスってなんですか?」と聞かれる。「なんかな、タイプライターみたいなやつで、テープみたいなん作って、それを送るねん」とほとんど分かっていない。海外の記者に原稿依頼するときなどは、テレックスでやっていた。懐かしい。

水曜日は専門学校の講師の日で朝から夕方まで学校にいた。まもなくトリノ五輪ということもあって、フィギュアスケートの採点方法の変化について勉強したのだが、つくづく採点競技は大変だと思った。採点方法が変わることで演技を根本的に見直さなくてはいけない。採点方法を勉強すると、なぜ浅田選手が強いのか理解できた。今のルールだとジャンプが得意な選手が圧倒的に有利ということらしいのだ。

そう考えるとラグビーは大雑把だし、まだまだ牧歌的なところがある。ラグビーでよかった、俺は。と、機械に弱く、きめ細やかさに欠ける男は、ホッとしていた。しかし、ラグビーでも、ルールの微妙な変化で得意の戦法が使えなくなることはある。サントリーが得意にしていた素速い連続攻撃ができなくなった要因の一つに、世界的にレフリーがボールの奪い合いの時間を長く見るようになったことがあげられる。また、19歳以下の国際ルールでスクラムが1.5mしか押せなくなったことで、スクラムの強い高校は得意の押しを活かせなくなった。僕が大学の頃は、相手のキックをフェアキャッチすると蹴った地点のスクラムが選択できる国内ルールがあった。キックが下手なフルバックだった僕は、このルールでずいぶん助かった。そうやって考えると、ラグビーの選手も、ルールとその趣旨をよく勉強しなければいけないと思う。

夕方は、ある仕事でトップリーグの写真を選んだ。各試合のシーンが思い出されて面白かった。ラグマガ時代からいつも感じていたことだが、よく写る選手というのはだいたい決まっている。有名選手はカメラマンが狙いやすいから当然といえば当然なのだが、有名でも写る頻度にはかなり差がある。東芝府中なら、バツベイ選手はピントが合った写真が多い。NECでよく写るのは向山選手である。箕内選手はいい写真が少ない。真っ直ぐ走り、ボールを持つ時間が長くて、よくゲインする選手は撮りやすいようだ。逆に細かく走るコースを変化させ、すぐにパスする選手はピントが合っていない写真が多い。箕内選手は角度を変えながら走るタイプだ。以前だと、吉田義人選手は撮影するのが難しい選手だった。横への動きが速すぎるのだ。ロングゲインが多い大畑選手、小野澤選手もいい写真がたくさんある。大学では早稲田の今村選手がものすごくいい写真がある。真っ直ぐ走るのと、ゲインする距離が長いからだろう。

なんだか、とりとめのない話になったが、こうしてシーズンを振り返りながら、22日から始まるマイクロソフトカップがめちゃくちゃ楽しみなってきた。

愛好情報◎シックスネイションズのイングランド代表トレーニングスコッドに、ベテランNO8ロウレンス・ダラーリオの名前が。

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    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    ラグビーとは関係のない話なので意図的に遅れて書込致します。
    フィギュアスケート新採点システムですが、あれは「ジャンプ以外にも多様な要素を数値化して多角的に採点する」もので、「ジャンプが得意な選手が圧倒的に有利」どころか、ジャンプだけでは勝てないようになっています。
    15日放送のNHKスペシャル「女子フィギュア・レベル4への挑戦」もかなり偏った説明で誤解を招く内容でしたので、一スポーツファンとして一筆申上げました。
    村上様のblogはいつも興味深く拝読しております。
    今後共、選手やラグビーへの愛情籠った解説や評論で御活躍下さいませ。
    (近頃少ない海外ラグビーネタも楽しみにしています)

    投稿: H.近田 | 2006年1月22日 02:54

    協会HPに大学東西対抗のフォトギャラリーがUPされてましたが、その中に両軍の選手の集合写真がありました。
    先日の村上さんのご学友の西軍コーチさんのレポートを思い出しました。ほほえましい写真です。
    有賀選手も元気そうに、最前列の真ん中あたりでうつっていてほっとしました(選手権の時の有賀君の涙は私の人生で見た数々のスポーツにおける涙の中で最も胸に突き刺さりました)。
    しかし、改めて写真の面々を見るとすごいメンバーですね。日本ラグビーの将来は決して捨てたもんじゃないですよ、きっと。

    五郎丸選手の負傷は本当に残念、彼が2年生なのがせめてもの救いです。

    投稿: まる | 2006年1月19日 23:36

    ちょっと、関係ない話ですが申し訳ありません。時々話題にのぼるレフリーについて書かせていただきます。私は、多分珍しい方だと思いますが、恩師が二人A級レフリーなんです。勉強を習ったし、ラグビーも教えていただきました。公式戦や練習試合等で二人ともに笛を吹いていただいたことがあります。A級に恩師がいる、だから、余計に、世論のレフリーに対する風当たりが気になります。観戦をしに行って恩師の先生がレフリーをしている時はものすごく気になりますし、ヤジが飛ぶと悲しくなります。しかし、レフリーはご存知の方も多いと思いますが、交通費程度の報酬を受け、ボランティアと変わらない、好きだからでないと出来ない、いわば損な役回りをしてくれている訳です。先日も、恩師のレフリーの先生とお話しましたが、体はボロボロで満身創意です。試合中、納得できないジャッジもあると思いますが、そういうことも含めて、ゲームをみていってもらいたいと思います。もちろん立場上、責任は重大ですが・・・

    投稿: 親職 | 2006年1月19日 21:52

    初めまして,こんばんは。私は近畿の田舎の方に住んでいますので観戦には年1,2回くらい花園へしか行けません。私は神戸ファンです。今シーズン神戸が花園で試合するにはMS杯優勝しかありません。ぶっちゃけ優勝の可能性は何パーセントくらいだと思いますか?私は友達と2%くらいやろう。なんて冗談とも本気もととれるような話をしてます。

    投稿: 村風 | 2006年1月19日 18:46

    でっかい 携帯電話 もってましたよ。
    数年前 引越しの時に出てきて、そのデカさ と 重さに ビックリしました。
    とても ポケットには 入りません、、、

    投稿: さんぼ | 2006年1月19日 16:24

    ルールの変化と多少、関連すると思いますが、早稲田のSHの矢富選手が、マイボールスクラムで何らかのトラブルがあり、レフリーが笛を吹くと、すぐに、No.8の後方までボールを持って下がっています。おそらく、ペナルティーであれば、即、スタートする準備だと思い、感心しています。
     コーチの指導によるのでしょうか?あるいは、自分で考えてしているのでしょうか?同じような動きをしている他チームのSHはいないと思いますが、いかがでしょうか?

    投稿: outlast | 2006年1月19日 14:40

    日曜日フィギュアの特集がNHKで行なっていましたね。
    荒川さんが「フィギュアでなくなってきた」といっていましたね。審判の買収問題で、採点方法を明確化にしたことが、競技の変容を生み出していますね。ジャンプは、レベル4のジャンプで7.5点、レベル4のスピンなどは、その半分ぐらい。ジャンプの得意な人がより、高得点をえる。さらに問題なことは、ジャンプが失敗すると、減点され0.5点ぐらいにしかならない。・・・
    ラグビーも、競技規則がよく変更しますが、常に面白いようにとIRB憲章を元に変更されています。常に点検され、先鋭化されています。その過程で、ルール解釈等常に問題が起こりますが、それも含めてラグビーですから、いち早くルールを理解して適したプレイをプレイヤーは心がけるべきです。レフリー批判は、ラグビーではありません。少なくともラグビー愛好家の人には、そうであってほしいと願いばかりです。

    投稿: dragon | 2006年1月19日 10:32

    テレックス、知ってますよ(村上さんとほぼ同じ年代です)。
    以前、貿易事務をやっていたので、海外の企業と連絡するのにテレックスでした。1字あたり料金いくら、だったので、単語を略したりして。JAPAN = JPN、THANKS = THKS、 PLEASE = PLSなどなど。一応、共通のルールがありますがアジア系の人は勝手に省略ルールを作る人が多く、ときどき意味が分からず苦労しました・・・

    投稿: MoMA | 2006年1月19日 00:41

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    受信: 2006年1月19日 15:18

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