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仲間を信じて

きのうはいい試合を見せてもらって幸せだった。勝った選手も負けた選手も、みんないい顔してた。思いっきり喜んだり、悔しがったり、いい経験だと思う。しかも舞台は、高校ラグビーマンの夢、花園なんだから。準決勝の2試合終了後、東海大仰星の土井監督と言葉をかわす時間があった。「紙一重の惜しい試合でしたね」と言ってみる。「いやあ、普段通りのプレーができていませんから、ダメです」。スコアは僅差でも、力が出せなかったのだからと潔かった。「もっといいラグビーをお見せできるように頑張りますよ」

今朝の京都は、うっすらと雪化粧。趣ある風景を見ながら奈良に向かった。伏見工業の練習を見るためである。決勝戦は、深緑郎さんと2人で解説なので担当を分けたのだ。桐蔭学園は大阪城公園で軽めの調整をしたようだ。負傷者も多く、コンディションに配慮してのことだろう。

伏見工業は、91名の部員全員で最後の練習を行った。連日試合で疲れているはずなのに選手は元気が良かった。山口良治総監督は「最後まで残って試合できるのは2チームだけですからね。幸せですよ」と言っていたが、ほんとにそう思う。

練習後、ジャージーの授与式が行われた。とてもいいシーンに出会えた。まずは、高崎監督から山口総監督にジャージーが渡され、試合メンバーが呼び出される。そして、試合に出られない3年生が山口総監督からジャージーを受け取り、レギュラーメンバーに手渡していく。選手同士の固い握手を見ていたら泣けてきた。

yamaguti

「最後の最後まで仲間を信じ、勝利を信じて、戦おう」(山口総監督)

伏見工業だけが特別だとは思わない。日本全国の高校でこうしたことが繰り返された結果、2チームが残った。多くの選手達の想いが明日の試合に託されたわけだ。いい試合をしてほしい。ともにバランスのいいチームだし、ディフェンスもしぶとい。素晴らしい試合になるのは間違いない。桐蔭学園のFWが伏見工業にプレッシャーをかけることができるかどうか。そこがポイントだろう。

夕方、朝日放送ラジオ番組「ぶっちぎりプレーボール」のラグビーコーナー「ムキムキノーサイド劇場」に出演した。スポーツ番組の一つのコーナーだが、毎週金曜日はラグビーを特集していて、神戸製鋼の選手や、啓光学園の杉本監督などもよく出演しているとのこと。過去にラジオには何度か出たことがあるのだが、ほとんど電話出演で、スタジオで収録したのは3度目だった。楽しい経験だった。出演者の一人に野球解説者の有田さんがいて、僕は子供の頃、近鉄の有田捕手のことは好きだったのでかなり嬉しかった。ラグビーにも詳しかったよ~。進行役の芦沢さん、小川さんもラグビー好きみたいだ。今後も、ラグビーをよろしくお願いします。

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    コメント

    こんにちは。朝日放送ラジオ番組「ぶっちぎりプレーボール」のラグビーコーナー「ムキムキノーサイド劇場」を聴きましたよ。進行役の芦沢さん、小川さん&野球解説者の有田さんの「ラグビーに対する個性の強さ&熱さ」に、村上さんも「たじたじ?」のように思いました。高校&大学の決勝戦の楽しみ方を教えていただき、ありがとうございました。

    投稿: ベニーヒン | 2006年1月 7日 12:00

    再びジャージ授与式
    授与式に関するコメントは、女性ばかり。今時の若者より全然熱いハートがありますね。
    授与式は、グラウンドの片隅である場合も、部屋の場合もある。式典というほどのものでもないが、ゲーム前の通過儀礼である。河合隼雄さんは、原稿を書くとき、爪を切って机に向かうらしいが、ジャージ授与式は、通過儀礼でもあり、人間社会における社会的な意味合いも大きいものがある。成人の通過儀礼として竿から湖に飛び込み大人の仲間入りをする度胸試し的な通過儀礼ではなく、人から任せられた、何かを託され、それに応えようとするための通過儀礼でもある。どのスポーツも、ゲーム前は熱くなるんだろうが、これほどまで熱く高くなることは稀でなかろうか。強いチームは強いチームほど、熱く高くなる。そん両者が対戦するゲームは、すばらしいものに違いない。
    今日の一番を楽しみにしています。

    投稿: dragon | 2006年1月 7日 09:40

    dragonさん
    女子も同じようなもんですよ。
    明日の決勝、どちらも出し切って欲しいです。あの感じは、トップリーグの名勝負でも味わえない独特のものですね。

    投稿: N山 | 2006年1月 7日 00:30

    高校最後の試合が花園決勝。その前日のジャージ授与式。想像するだけでジーンとしますね。これまで3年間の思い出が巡るんですかね。
    高校時代がやっぱり一番熱いんですかね?村上さんは高校最後の試合に何か思い出がありますか?

    投稿: さちこ | 2006年1月 6日 21:40

    京都は薄っすらと雪景色ですか。趣があって素敵でしょうね。
    多くの選手たちの想いが託された明日の決勝。両チームともにその想いを胸に、精一杯、熱く戦って欲しいです。ジャージの授与式ですか。その特別なジャージを着てゲームに出られることの幸せを、存分にゲームで表現し、味わって欲しいものです。「仲間を信じて・・・」現場にいたら、私もきっとジーンときちゃいますね。いい話です。明日の決勝は、どちらが勝っても、泣けそうです。

    投稿: サファイヤ | 2006年1月 6日 21:27

    準決勝は、相手を意識したチームが敗れ、自分たちのやってきたことをチャレンジし続けたチームが勝ったので、決勝戦といえども互いに自分たちのラグビーを行なってほしいものです。
    ジャージの授与式ですか?ファーストジャージを渡すときは、まさに、一大式典ですからね。非日常である、円陣を組み、番号と名前を呼び、ジャージを手渡す。そこから自分じゃなくなりますよね。ゲームが終わるまで。
    そう体験できない貴重な体験ですよね。ラグビーの教育的価値は、小さくはないでしょう。
    で、こんなことは、男はアホみたいに熱くなるんですが、女性は、どのように受け止めてるんでしょうかね?

    投稿: dragon | 2006年1月 6日 20:49

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