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己を知る。

きのう告知したトークライブの件、予想以上の反響ですでに満席となりました。たくさんの方が申し込んでくださったようで、心よりお礼申し上げます。とっても嬉しかったです。今回参加できなかったみなさん、ごめんなさい。この「ライブ版愛好日記」は隔月でさまざまなゲストの方を招きながら継続していく予定です。次回は5月。よろしくお願いします。この他にもいろんな場所に出かけていってトークライブをやる別企画もあります。お楽しみに。

20年ほど前に「たかがラグビー、されどラグビー」というラグビーの日仏交流を追ったドキュメンタリーがテレビ放送されたことがある。水曜日、そのビデオを久しぶりに見返した。当時はよく、ラグビーのドキュメンタリーがあって名作も多かった。この「たかがラグビー、されどラグビー」は、両国のラグビー文化をセンス良く対比させていて、素晴らしい作品だと思う。

1984年に来日したフランス代表チームを事前取材するために渡仏し、現地のラグビー文化も伝えている。後に村田亙選手がプレーすることになった「バイヨンヌ」も出てくる。人口4万人ほどの都市なのだが、全部で16種類のスポーツを楽しむことができ、人口の4分の1が会員という総合スポーツクラブがある。城壁に囲まれた芝生のグラウンドで、少年から大人までがラグビーを楽しむ。その風景を見るだけで、スポーツ文化の豊かさを実感させられるのだ。クラブの英雄的存在であるフランス代表プロップ、ドスピタル選手が取り上げられている。バスク地方で歌手としても知られる名物男は、こんなことを言った。

「ラグビーを通じて得た最も大切なことは、己を知ることができたということだ。小さな農家の息子が、人を知り、世界を知り、再び己を知る。素晴らしいことだと思う」

大好きな言葉だ。村田選手がバイヨンヌでプレーしている時、取材に行ってJALの機内誌に原稿を書いた。この言葉を引用させてもらった。村田選手も同じ経験をしていると感じたのだ。世界を知るということは、己を知るということなんだよなぁ。

◎愛好的観劇日記
【クラウディアからの手紙】観ました。世田谷パブリックシアターにて。脚本・演出=鐘下辰男、テーマソング=溝口肇、出演=佐々木蔵之介、斉藤由貴、高橋惠子ほか。「他人の不幸の上に自分の幸せを築くことは、私にはできません」。無実の罪でロシアに抑留された1人の男。50年間、夫を信じ待ち続けた妻。37年間連れ添った夫を祖国に送り返した、もう一人の妻。…とチラシにはある。実話である。こんな悲惨なことがあったなんて。そして生き抜いたなんて。驚きの連続だった。戦争中のことだから昔話のイメージがあったけど、主人公は今も生きている。芝居のラストシーンで思い切り頬を濡らした。真実の奇跡の愛だ。役者さんの熱を感じた。お薦めです。それにしても、高橋惠子さんはほんとに美しい。

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    コメント

    「たかがラグビー、されどラグビー」ストーリー.映像.音楽ともに最高。永久保存版です。国立のロッカールームで、ダントラン主将を中心に気合を入れるフランスフィフティーンの姿は圧巻。ジャパンでは、菅平での合宿シーン.セレクションマッチが良かったです。谷藤氏のライン参加のスピードが凄かった...

    投稿: エンドー | 2006年1月27日 11:22

    はじめまして。
    いつも解説やブログ楽しみにしています。
    「たかがラグビー、されどラグビー」ですが、私も大好きでビデオに録って何度も見ました。番組最初の方のフレンチバーバリアンズのトゥイッケナムの試合の場面なんかも、J.P.リーヴやS.ブランコが格好よく、とても憧れたものでした。
    あの時代はラグビー盛り上がっていたんですね。ジャパンがウェールズにカーディフで接戦したのも、あの頃でしたね。最近はあのような番組もなく、ちょっとさみしいですね。テストマッチでさえ、一般局では放送しないんだから・・・。

    投稿: ickw1967 | 2006年1月26日 12:42

    こんにちは。
    いつも楽しく見させてもらってます。
    最近、協会のHPに立教大学の取り組み「立教ラグビー宣言」というものが紹介されましたが、実際には今シーズン開始時から取り組んでいたようです。
    しかし、そのことを私はまったく知りませんでした。マスコミ関係者の方々はご存知だったのでしょうか?また、この取り組みに対する村上さんの意見を聞きたいです。

    投稿: JOC | 2006年1月26日 12:25

    「たかがラグビー、されどラグビー」僕の記憶が正しければ、ラストシーンはビートルズの「イエスタデイ」が流れる中、日本代表のお仕置きキックダッシュですよね。あの番組僕も大好きで、何度となく見ました。映像が綺麗で、内容も面白く心に残ってます。過去を振り返るのは良くないですが、当時の日本代表のレベルの高さがわかりますよね。合宿中のABマッチの質の高さ(当然いい場面だけ抜粋してあるのですが)今見ても感心しますね。全く見劣りしないどころか、むしろめちゃめちゃうまいな~と実感します。そうそう、村田選手がアビロン・バイオンヌに行く事が決まった時、この番組を思い出しました。どこかで再放送してくれませんかね。DVDで残したい。

    投稿: いと~。 | 2006年1月26日 11:12

    お疲れ様です。
    「たかがラグビー、されどラグビー」、じっくりと拝見しました。
    今と昔の、ラグビーのスタイル自体は違っていましたが、「精神」は変わらないと感じました。


    ラグマガ、恥ずかしながら、今日始めて買いました。
    早稲田大学の佐々木隆道選手。自分と同学年ということもあって、話している一言一言が身にしみ、色々と考えさせられました。

    今後も早稲田ラグビーを見て行きたいと思います!


    投稿: コマツ | 2006年1月26日 04:01

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    受信: 2006年1月28日 14:07

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