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記憶について

15日朝のスポーツ紙などに「2月14日はマッチの日」と記事があった。実は僕はそれに気付いていなかったのだが、知人からファックスやメールが送られてきた。僕のマッチ好きもかなり浸透してきたぞ~。来年の2月14日も武道館でライブをやるという話なのだ。正月に購入したマッチ箱を何度も聞いているのだが、最近は「ためいきロカビリー」にはまっている。「愛はひとつ」もいいかも。

コメントで反応の多かった「グースステップ」については僕はキャンピージの印象があまりに強く、日本人選手のことが思い浮かばないのだが、明治大学の吉田義人選手がよく使っていた印象がある。普通に走っている選手が少しスピードを緩めたかと思うと突然足を跳ね上げて加速する。ペースの変化でタックラーを惑わすステップだ。直線的な動きだから、タッチライン際などスペースがないときに有効。goose-stepで英和辞書にも載っている。早稲田のCTB今村選手あたりは、できそうな気がする。

水曜日はある大学の指導者の方とじっくりお話しする機会があったのだが、もう40年ほど前になる中学時代の試合を詳細に話してくれた。たくさんの選手にインタビューしてきたが、選手の記憶というのは恐ろしいくらい細かく正確なことが多い。試合全体の内容はおぼろげでも、トライの瞬間やパスの軌道、相手を抜く時の動きなどは鮮明に記憶に刻まれているのだ。僕も小学生の頃、ラグビースクールで初めて相手のキックをチャージした瞬間の気持ちとか、手の感触を憶えている。コーチの「おいっ! 楽に蹴らしていいのか?」という声に「くそ~、行ったれ~!」と思って飛び込んでいった。 意外に痛くなかった。高校で本格的にラグビーを始めてからの初トライは一生忘れないだろう。僕に最後のパスをくれた瞬間の先輩の顔まで憶えている。それから卒業まで約30本くらいトライしたけど、ほぼ思い出すことができる。

逆に言えば、敗因となった自らのミスなど思い出したくないシーンも記憶に刻まれるわけだ。僕は大学3、4年生はフルバックだったから最後にタックルを外されるような嫌な思い出がいくつかある。だからかもしれないけど、敗因になるようなミスをしてしまう選手がいると、僕が落ち込んでしまうときがある。解説をしていても、あ~っ、これ一生背負うだろうなぁ、なんて思って黙ってしまうのだ。長くラグビーをやっていれば仕方ないことだけど、選手達の会心の記憶が多くなる試合を、残りの日本選手権に期待したい。

日本選手権準決勝まで、あと3日。

◎愛好的観劇日記
【時代劇 桜飛沫 さくらしぶき】(企画・制作/阿佐ヶ谷スパイダーズ)観ました。世田谷パブリックシアターにて。作・演出=長塚圭史、出演=橋本じゅん、水野美紀、山本亨、山内圭哉、中山祐一朗ほか。長塚作品は「LAST SHOW」以来だったけど、相変わらず、僕のあらゆる感情を刺激してくれる。気持ち悪かったり、笑ったり、怒ったり、泣いたり、大変だった。残酷に人が死ぬけど、どこかに優しさがある。桜は、ただあるだけで感動する。かっこいい芝居だと思った。最近はCMの「ひであき~」でおなじみの中山さんも大活躍だった。

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    コメント

    来年の2月14日は、武道館ですか(笑)?「後ろ髪を引かれつつ、京都を跡にした日」、「マッチの日」、「バレンタインデー」と、来年からは、いろいろな日になりますね。

    私もキャンビージのあの独特の走りが印象に残っています。体は大きくないのに、タッチライン際を緩急でかわし走る姿は、今でも目に焼きついています。

    観戦する方も、あの日のゲームの、あのシーンっていう感じで、けっこう覚えていますよ。好ゲームも残りますが、ダメダメゲームも残りますね。

    投稿: サファイヤ | 2006年2月16日 18:08

    「ワラビーズ、キャンピージのグースステップ」昨日の村上さんのブログ読んでからずぅーっと頭にこびりついてたのですが、はっきり思い出しました!記憶が定かではないのですが、1990年ワラビーズのwales遠征でカーディフで行われたテストマッチ。当時大学1年生でボート部に所属していた私はクラブの貴重なoff(年に1週間だけ!)を利用し、留学時の友達の家に遊びに行った時でした。友人のお父さんは元Wales代表PR。75年(?)のJapan tourのメンバーで母国では”Man of Wales"の称号を持っています。Mr.Harris。そしてそのテストマッチを観戦したのです。キャンピージのチェンジオブペースは尋常ではありませんでした。グースステップを踏んで加速するのが分かっていながらも抜かれてしまうのですから。
    頭に映像としてはっきり残っていますが、記憶が定かではありません。知ったかぶりをする気は毛頭ありませんが、思い出した嬉しさあまりにコメントしてしまいました。失礼しました。

    投稿: ゆーたろう | 2006年2月16日 09:54

    藤島大氏著の「知と熱」を読み大西鉄之助さんの
    ラグビー感に感銘を受けましたのでTBさせていただきます
    氏の考えは現在ラグビーでも十分通用する考えだと思います

    投稿: 瑞穂 | 2006年2月16日 06:13

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