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アンガス

アンガスこと、アンドリュー・マコーミックさんに会った。カンタベリー州代表で80試合以上出場の名CTBであり、来日してからも東芝府中のCTBとして活躍。99年W杯では日本代表のキャプテンも務めた。代表選手としてのプライドを何より大切にして熱いプレーを見せてくれた選手だ。現在は、クライストチャーチでツアー会社を経営し、仕事の合間を縫って、コーチングにもあたっている。

Angus

写真は、ご子息も通うキャセドラル・グラマースクールの8歳以下の子供達を指導する一コマ。練習場所は、学校近くの公園である。マコーミックさんの左は長男のトーマスくん。元気いっぱいに走り回っていた。クライストチャーチでは、年齢別にそれぞれのリーグ戦があり、8歳以下の中でも4つのセクションに分かれている。ラグビーの裾野の広さを感じる話だ。マコーミックさんは、スーパー14のクルセーダーズの若手を育てるアカデミーのCTB部門のコーチでもある。そういうコーチが小学校の8歳以下を当然のように指導している。「プロフェッショナルより、教えるのが難しいよ。言うこと聞かないからね」(アンガス)。いい選手、いいコーチがカンタベリー地区から次々に輩出されるわけだ。

もちろん、マコーミックさんも日本代表の試合はテレビで見ていてくれた。「ジャパンは何色? 色がないとダメだよ」と、戦い方の指針がはっきりしないチームに苦言を呈していた。当然の感想だろう。急逝した宿沢さんは「日本代表は特殊なことをしないと勝てない」と話していた。また、「W杯というのは勝敗だけでなく、その国がどんなラグビーをするのかを評価される場所だ」とも言っていた。つまり、日本代表には見るべきものがある、他の国にはないものがある、ということが大事であり、それを世界の人々は見ているということだ。日本のオリジナリティである。そして、それを作るのはコーチの仕事だということを確認して、土曜日の試合を見たい。今の日本代表の契約選手制度を推進したのも宿沢さんだった。すべては日本代表が強くなるための布石だった。3月下旬から7月初旬まで。これほど長く集まれる代表チームは世界のなかでも日本代表だけだ。日本代表は恵まれているのである。それを生かさなくてどうする。日本代表は、日本ラグビーの未来を背負っているのだから。

追記◎クライストチャーチのとある場所からの景色。雪化粧した山が壮観だった。

Yama

◎インフォメーション
愛好日記トークライブの第1回のゲストとしても登場してくれたスポーツジャーナリスト藤島大さんが、単独のトークライブと「楕円球塾」と題してスポーツライターとスポーツを語ります。以下の要項になります。ぜひご参加ください。

◆藤島大 楕円球トークライヴvol.1
【人間とコーチング】
藤島大さんが約10年の高校・大学ラグビーでのコーチ体験とスポーツ報道の現場で知った名指導者の方法をつきあわせ「人間にとってのコーチング」を考えます。指導者必見。

日時 8月5日(土) 午後5時開演(4時半開場)~7時 
場所 『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777  Fax:0422-79-3777  
bunchou@parkcity.ne.jp         
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/
入場料 2,500円 定員約50名
懇親会 3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)
※ご予約は、6月28日午後3時以降、メール、FAX、電話で。HPで座席の確認ができます。

◆文鳥舎寺小屋
【藤島大の楕円球塾~スポーツライターとスポーツを語る~】 
講師:藤島大(ふじしまだい)
時間割:第1、3水曜日午後7時~8時半
(全6回 7/5、19、8/2、6、9/6、20)
受講料:18,900円
入会金:5,250円

スポーツライターがスポーツを語る機会はたくさんあります。ここではみなさんがスポーツライターと語ってください。ライター藤島大さんが毎回さまざまな話題をとりあげます。

※お申し込みは随時 来舎、電話、FAX、メールbunchou@parkcity.ne.jpで。詳しくは文鳥舎HPをどうぞ。http://www12.plala.or.jp/bunchousha/

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    コメント

    村上さん 取材お疲れ様です
    マコーミック選手のコーチング風景の写真を見てグっときました。素晴らしい環境の中でトップレベルのコーチを受ける子供達。幸せそうなアンガスの表情。いいですね。JAPANの選手達も本場の文化、環境の違いを吸収して日本に帰ってから還元してくれるといいな。

    投稿: ラグビースクールコーチ | 2006年6月23日 12:59

    ターボさん
    以下のページに最新情報が出ています。
    http://www.sarugby.net/default.asp?id=182637&des=article

    楽観視はできないです。

    投稿: 元杉並ラガー | 2006年6月21日 11:15

    今からでも監督変えましょうよ…。

    投稿: らぐじ~ | 2006年6月21日 09:42

    何色・・・

    あと 2試合では 色は つかなそうですね・・・

    投稿: さんぼ | 2006年6月21日 08:55

    あっ マコちゃんだ! 我が夫婦はそう呼んでいます。’99年Millennium Stadium.vsWales.声を限りに応援しました。あのLand of my fathers の勢いに負けぬように.
    元木の低い鋭いタックルからのターンオーバー.早いピンポイントのパスを繋いで大畑がギリギリ.右隅に飛び込んでトライ! “ジャパンの色” ですよね。
    試合後、団体行動から外れることを了承してもらいCardiff の街へ・・人々から“Lovely Game”といわれました。 Three cheers for rugby!
    満員のスタジアムで強国相手に接戦をする.  また、みたいなー

    投稿: ぜんとく | 2006年6月21日 08:27

    クライストチャーチでの取材、お疲れ様です。

    代表一行は、次の対戦場所のダニーデンまで、大変な移動となったようですね。。。

    日本のオリジナリティ。
    コーチ陣もさることながら、選手の皆さんも、肌で感じた経験を次に活かしてくれることに期待しています。

    投稿: あひる | 2006年6月21日 02:49

    村上さん、南ア・スカルクバーガーの詳細を教えてください。
    J SPORTSではスコットランド第二戦が放送されておらず、なにがどうなったのか・・・。選手生命までいわれてることあるし。
    でもあのホランだって選手生命が絶望視されてた中で復活をとげましたし、大丈夫ですよね。

    投稿: ターボ | 2006年6月20日 21:29

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