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マイケル・ジョーンズ

Taranaki

金曜日の夕方、日本代表対サモア代表戦の行われるヤロースタジアムを見てきた。収容キャパは31,000人だが、タッチラインの外側のスペースが大きく非常に広いピッチだった。明日の天候は雨が降ったり止んだりで、コンディションは悪くなりそうだ。写真は、地元紙「タラナキ・デイリーニュース」の記事。日本のスクラム練習が大きく扱われ、ヘッドコーチのエリサルドさんが、25年前にバスク地方代表としてこの地を訪れたことを伝えていた。スクラムの安定とディフェンス網、攻撃面の整備。これらの課題を克服し、いい試合を。

Taranakidairi

明日は、日本対サモア戦に加えて、ジュニア・オールブラックス対トンガ戦も同競技場で行われる。僕がスタジアムを見学した時間には、ちょうど試合を控えた4チームの首脳陣が集ってプレマッチミーティングが行われていた。その後、日本からやってきている報道陣で、サモアのヘッドコーチである元NZ代表FLのマイケル・ジョーンズさんに話を聞くことができた。「トンガ戦の前半の日本は非常にいい出来だった。今回はさらにレベルアップしているのは間違いなく、厳しい試合になるでしょう」と緊張感を高める発言をしていた。僕はサモア代表と同じホテルに宿泊しているのだが、夜、ロビーでギターと男声ハーモニーの優しい音楽が流れてきた。僕はてっきりホテルが流しているBGMだと思っていたのだが、よく聞いてみると生の歌声である。歌声の出どころに近づいてみると、サモア代表の選手達がギターを弾きながら歌っていた。

その後、マイケル・ジョーンズさんも交えてのミーティングが行われたのだが、その部屋からも何度も美しいハーモニーが聞こえた。あとでジョーンズさんに聞いたところ、聖書を読み、賛美歌をうたっているのだという。サモアの選手達は大半が海外でプレーするプロ選手だが、代表チームでの活動に報酬は無い。交通費だけが支給されるという。ジョーンズ氏も、オークランド大学の職員としての仕事を持ち、サモアのヘッドコーチは無報酬でやっている。「名誉とプライドだけでやっています」。そして、ジョーンズさんは言った。「なぜラグビーの試合をするのか、なぜ我々はサモア人なのか。それを次世代に伝えていくために、ともに歌うのです」。NZ史上最高のオープンサイドFLと評価の高いジョーンズ氏は知的で優しかった。夜、サモア代表のミーティングルームからはウォーダンス(スィヴァタウ)の雄叫びが聞こえていた。

追記◎多くの日本のファンは、「NZで最高のオープンサイドFLはあなただと思っています」と話したら、めちゃくちゃ喜んでいた。ジョーンズさんは、オールブラックスの主将マコウ(クルセーダーズ)と、ハリケーンズのマソイが好きなようだった。

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    コメント

    そのマイケルジョーンズが講師を勤める大学に通う者です。
    マイケルと呼ばれ、学生からも信頼と尊敬され、とても良い方です。
    とても大きな方ですが、話しかけても気軽に応じてくださいます。
    素晴らしい方で、大学の誇りですね。

    投稿: Taro | 2006年6月18日 19:22

    将来マイケル・ジョーンズ氏が日本国内で、とりわけ高校や大学で教えてくれたらいいなと思います。サッカー全盛の時代にラグビーを教え伝えていくためにはやはり、とにかくラグビーが好きな人が必要なんです。

    世界の多種多様なスポーツ、または音楽の世界に「M・」」と言うスターはたくさんいますが、ラグビー会においては、今後も彼以外に存在しえないでしょう。

    投稿: 大阪人(ジャーナリスト志望) | 2006年6月17日 00:41

    報酬 出てないんですか・・・
    「アマチュアだから仕方がない」 とか そんな コメントは出来ませんね・・・
    名誉とプライド ・・・
    がんばれ JAPAN!

    投稿: さんぼ | 2006年6月16日 22:52

    私も史上最高のオープンサイドFLはマイケル・ジョーンズしかいないと思ってます♪
    宗教から日曜だめもなんか神秘的でしたし^^;
    WTBの大外までいってもフォローに来てるのは彼でしたよね。

    投稿: ターボ | 2006年6月16日 21:52

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