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日本代表総括会見

月曜日の午後2時から、日本ラグビー協会で、日本代表春・夏シーズン総括会見が行われた。出席したのは、太田治GM、ジャンピエール・エリサルドHC。

「70日間にわたる日本代表強化の上半期が終了しました。パシフィックファイブネイションズは、全敗という厳しい結果になりましたが、ディフェンスについては向上し、たった一つのミスが失点につながるというテストマッチの厳しさを若い選手達が体験できた。そういう収穫はあったと思います」(太田GM)

「約9週間の春・夏シーズンを振り返って、秋のW杯予選、来年のW杯本大会に向けての基礎は作れたと思います。パシフィックファイブネイションズについては、結果はまことに不満足です。トライを簡単に与え、攻撃面も有効にできなかった。シリーズ全体を通して、試合を追うごとに悪い点が少なくなり、良い面がどんどん増えた大会だったと思います」(エリサルドHC)

良い点としてあげられたのは「スクラム、タックル、ボールを動かそうとする姿勢」。悪かった点は「ラインアウト」だった。タックルについては、トンガ、サモア戦でタックルの成功率が70%だったのが、ジュニアオールブラックス、フィジー戦では、85%に向上したという。

11月のアジア予選は、基本的に春・夏シーズンのメンバーが軸になるが、トップリーグ序盤戦の出来でベテラン選手などが復帰する可能性もありあそう。「W杯で2勝するために必要な選手だと思えば呼びます」(エリサルドHC)。9月からのトップリーグで、どのポジションを重点的に探すか? という質問には、「詳しいことは申し上げられませんが、プロップ(PR)、センター(CTB)が見つかった、とは言えます」と、春・夏の代表シリーズで計算できるPR、CTBの選手が出てきたことを喜んだ。

会見では、報道陣からエリサルドHCの指導力について厳しい質問も出たが、HCは「強化は着実に進んでいる」と言い切った。現状、ディフェンスに強化の重点が置かれていることについては「タックルだけができればいいということではないが、これがスタート地点であり、来年の春に次のステージに行けることを希望しています。攻撃面を来年の試合で練り上げ、本大会に挑む」と自信を見せた。

今後の日本代表の予定だが、10月下旬に再招集され、11月4日の壮行試合を経て、11月19日(日本対香港)、21日(韓国対香港)、25日(日本対韓国)というアジア最終予選に臨むことになる(訂正=当初、22日と書き間違えていました。失礼しました)。最終予選はスリランカで予定されているが変更の可能性もあるようだ。

とり急ぎ、こんなところで。きのうは、コベルコラグビーフェスティバル2006に参加したので、それはまた明日にでも書きますね。

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    コメント

    まずはワールドカップ予選で勝つことが大事です。日本代表の活躍を信じています。

    投稿: ラグパパ | 2006年7月 5日 12:42

    サッカーW杯も盛り上がり、世界のトップ選手によるスーパープレーに酔いしれる毎日。印象に残ったのはチェコのネドベドがイタリア戦のあとカンナバーロと抱き合うシーン。2003年ラグビーW杯のキース・ウッドとガルティエの抱擁のシーンを思い出しました。
    しかし、サッカーはとても醜いことを当たり前に野放しにしています。大勢でレフリーに詰め寄り、文句を言い、メディアを通して公然と中傷する。
    ファウルをされたふりをしてわざと大げさに倒れる。小石の転がる土のグラウンドでしかプレーすることのできない選手たちは決してあのような酷態さらさないでしょう。
    袂を分けた仲のラガーマンとして、サッカーがスポーツマンシップを堂々と主張できるスポーツへと戻ることを期待しています。
    ウクライナのシェフチェンコのイタリア戦後の悔しさを押し殺して相手、相手ファンをたたえる姿はとても立派でした。それを思うと、そのようなシーンが当たり前になっているラグビーというスポーツはなんと麗しいスポーツなのかと改めて確認でき、ラグビーに関われたことを誇りに思います。現在の日本において、私が最も麗しいスポーツだと感じるラグビーがもっと活性化することを願うばかりです。だからこそ、JAPANにはがんばってもらいたい!!

    投稿: 大阪人 | 2006年7月 4日 19:22

    村上さん、日本代表テストマッチシリーズの取材お疲れ様でした。P5Nは最後に上向きになりましたが、ポイント0の全敗は残念でした。恐らく来年はABsJrとは日本で対戦になると思いますので、W杯に期待が持てる様な素晴らしい試合をして欲しいです。
    その前に今秋の韓国戦(22日ではなく25日ですね)に必勝体制で臨んで欲しいです。

    投稿: 軍曹 | 2006年7月 3日 23:22

    引き続きすみません

    海外のラグビー事情にもお詳しい村上さんにお尋ね致します。

    日本ではよく「各競技のナショナルチームの選手が国のためや国民のために戦うこと」が否定的に語られます。

    日本のマスコミ、スポーツマスコミの九割近くはそういう「国のためは絶対に駄目」派だと思われますが

    例えば、オールブラックスやワラビーズに関してNZや豪州の人達が語る時に

    かの地でも「国のためは駄目」という言説が大手を振って罷り通っているものなのでしょうか?

    ジャパン(ラグビー日本代表)の強化以前に日本国民の意識を世界標準にすることが先のような気がします。

    「国の代表」とは具体的にどのような責任を背負っている人達なのか日本では全く明確にされてはいません。

    冒頭に申し上げたような姿勢を持つ日本のマスコミが「代表のプライド云々」を連呼するのは無責任極まりないと思います。

    投稿: 日本代表のファン | 2006年7月 3日 18:36

    今晩は初めまして村上さん、いつも楽しく拝見しております。

    私はフィジー戦を観戦した者ですが、

    P5N最終戦のフィジー戦が行われた長居競技場で、私の近くに座っていた一団は

    国歌斉唱の時も立ち上がらず、試合が始まる前からニヤニヤしながら「今日も負けだな」と話し合ったりしていました。

    どういう動機があるのかは存じあげませんが

    「日本の代表チームが負けることを喜ぶ人達」が日本の国内には沢山存在するみたいです。

    そういう人達は日本代表の皆さんの「やれば出来る」という自信を打ち砕くため

    組織的に方々の掲示板に日本代表に関するネガティブなコメントを書き込む、その他の活動をしているようです。

    投稿: 日本代表のファン | 2006年7月 3日 18:14

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