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土曜日の京都

日本代表ヘッドコーチの問題は、「ジャパンのこと」、「ジャパンのこと2」に意見を書いています。ここでは、土曜日の試合のことを書きます。

土曜日の京都は暑かった。西京極陸上競技場の記者席は日陰になっているのに、座っているだけで汗が出てくる。午後7時からの試合を終えたNECの浅野キャプテンが、「開幕戦より暑かったです。走っていないのに息があがって、体温があがっていく感じでした」と言うのだから、その前に試合した選手達は大変だっただろう。きょうは伝えたい出来事がたくさんあった。トライネイションズのことは、録画で見る方もいると思うので、数日後に書きますね。

午後3時から行われた第1試合は、日英大学ラグビー対抗戦2006の第1戦、地元・同志社大学対オックスフォード大学の対戦だった。オ大の大型FWの波状攻撃を同大がなんとか食い止め、CTB大橋、WTB宇薄らを軸に大きく展開して接戦に持ち込んだ。しかし、オ大CTBジョー・ロフの3トライもあって、追いつけなかった。ロフは、練習量が少ないようで、かなりバテ気味だったのだが、勝負どころでは強さとスピードでディフェンダーを振り切って突進。オ大での初試合を勝利で飾った。

トップリーグ第2節の注目カード、サントリーサンゴリアス対ヤマハ発動機ジュビロは大接戦。サントリーCTBニコラスと、ヤマハFBウィリアムスがPGを決め合って、前半は6-3でサントリーがリード。後半開始早々、サントリーはハーフウェイライン付近で相手ボールを奪い、WTB小野澤が2人、3人とタックルを外して防御を突破し、最後は途中出場のトンプソンが左コーナーぎりぎりに飛び込んだ。

開幕節の神戸製鋼戦同様、これでサントリーが調子に乗るかと思われたが、ヤマハの粘り強いディフェンスの前に思うように前進できず。後半だけで12のペナルティをとられて攻めあぐんだ。それでも、後半33分には、ヤマハFBウィリアムスの自陣ゴール前からのキックをサントリーSH澤木がチャージし、PR池谷がトライ。21-15とリードした。

しかし、この日のヤマハは、負傷から2年ぶりに復帰し、7年目のシーズンではじめて先発した田井中の存在で、いつも以上に気合いが入っていた。最後は猛攻を仕掛けて、サントリーをゴールラインに釘付けにし、後半40分には、ゴール前5mでマイボールスクラムを得た。チャンスだったが、うまく前列と後列のコンビネーションがあわずに回ってしまって相手ボールに。サントリーはタッチに出せば、ピンチ脱出というところだった。ところが、スクラムが少し曲がったことで、SH澤木にプレッシャーがかかり、蹴ったボールはゴールラインの真上に上がった。「来た~って感じで、獲るだけでした」とNO8木曽キャプテン。195㎝の長身でこれをキャッチするとそのままトライ。難しい位置からのFBウィリアムスのコンバージョンも決まって劇的逆転勝利となった。

ウィリアムスは、プレースキックだけでなく、トライを防ぐタックルや、カウンターアタック、ロングタッチキックなど、フットボーラーとして卓越した能力を発揮していた。簡単なPGも外していたけど、勝利の立役者である。

「全勝でぶっちぎりで優勝したかったのですが、そんなに甘くはないということ。いい負けが経験できたので、さらに強いチームが作りたいです」(サントリー・清宮克幸監督)

試合後、村田亙選手に会った。脳しんとうからの復帰は4節からになりそうだ。「きょうは田井中を応援しました。でも、これからは競争ですね」と、まだまだレギュラー争いで頑張ると話していた。それが田井中選手がずっと望んできたことでもあるし、この競争にも注目しよう。あっ、そうそう、大田尾選手も良かったよ~。試合後「村上さん、ブログに書いてね」と言われたので。次回もいいプレーを。

午後7時キックオフの日本IBMビッグブルー対NECグリーンロケッツの試合は、FW戦で優位に立ったNECが、終始ゲームを支配して快勝した。NECは、SH辻、SOヤコ・ファンデルヴェストハイゼンのHB団が、素速いボールさばきでゲームのリズムを作っていた。辻は、ほんとうにどんなボールでもさばく。見事だった。

「完敗です。思っていたより基礎的なところで負けました。いい経験をさせてもらいました」と、IBM・大西一平ヘッドコーチ。ただし、NECの高岩監督は、「締まらない試合をしてしまった。ミスが多いのは修正したい」と辛めの評価だった。

試合後、ヤコ選手が、20分くらいかな。一人でずっとプレースキックの練習をしていた。過酷な条件の中、フルタイムで戦った後である。あとで話を聞くと、キックのインパクトの感覚が今ひとつだったことと、クールダウンも兼ねてのようだった。ナイター照明に照らされた芝生の上でプレースキックを蹴る姿は、かっこよかったなぁ。

◎9日の試合結果
◆日英大学ラグビー対抗戦2006
同志社大学 ●28-34○ オックスフォード大学(前半14-12)
◆トップリーグ2006-2007
リコーブラックラムズ ●10-40 ○トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半10-14)
三洋電機ワイルドナイツ ○41-27● セコムラガッツ(前半24-8)
サントリーサンゴリアス ●21-22○ ヤマハ発動機ジュビロ(前半6-3)
日本IBMビッグブルー ●8-34○ NECグリーンロケッツ(前半3-17)
福岡サニックスブルース ○35-19● ワールド ファイティングブル(前半13-0)
コカ・コーラウエストレッドスパークス ●13-31○ 東芝ブレイブルーパス(前半6-21)

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    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    土曜日、村上さんも西京極にいらしてたんですね、お疲れ様でした。

    いや~ほんとに暑かったですね!バックスタンドで3試合見たら日焼け復活(笑)、そして軽く脱水症状になりそうでしたから、ピッチの選手の皆さんは、ちょっと気の毒に感じました。

    ジャパンのことは、正直びっくりしたのが半分、ついにここまで、、、という気持ちが半分。協会には1日も早く仕切り直しをしていただき、選ばれた選手が代表になれてよかったと心から思えて、存分に力を発揮できるような、そしてそのサポーターやファンも心から応援したくなるような、そんな環境を秋シーズンが始まるまでにしっかり整えることを第一優先に考えていただきたいものです。

    投稿: あひる | 2006年9月12日 00:56

    今日は神戸vsクボタにて村上さんの解説堪能させて頂きました。この試合、朝から楽しみにしてました。ケフを見たかったからです。そのケフ、今日はどうしたんですか?

    投稿: マシュー・バーク ファン | 2006年9月11日 00:01

    土曜日はお疲れ様でした。本当に暑かったですね。。
    帰京してから一連の記事目にしました。
    読んでから出掛ければ良かった・・・。これからもこのブログから目が離せません。どうぞ「屈託の無い村上さんの意見」を伺いたいです。そして私のような一ファンに何かできるがあれば・・と無い頭を絞りたいと思います。

    投稿: 友人 | 2006年9月10日 15:03

    村上さんの戦評ますます面白くなってきました。
    テレビ観戦した試合の印象が、ググって焦点が合う感じ。
    がんばって下さい。
    代表監督問題も鋭い!
    ほのぼの系も捨て難いですが、ここはジャーナリストとして踏ん張って下さい。応援してます。

    投稿: isono | 2006年9月10日 12:47

     こんにちは。
     9日、ソウルで行われた韓国VS中国のテストマッチは、韓国が16トライの猛攻で102(前半45-3)3で勝ちました。
     5月以来、久しぶりの代表集合で11月アジア予選前の良い練習には、なったようです。

    投稿: 見明(みあけ) | 2006年9月10日 12:25

    初めまして。
    土曜日、西京極の記者席に座ってはる村上さんを見かけました。

    本当に暑い中お疲れさまでした。

    サントリーとヤマハはすごい試合になりましたね。
    あの時の周りの歓声は忘れられないですね。

    村上さんの記事を読んでいて、この土曜日のことが更に印象深くなりました。

    これからも更新楽しみにしています。

    投稿: Ire | 2006年9月10日 03:57

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