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ラグマガとクリニック他

ワールドカップのアジア最終予選の開催地が変更になる。スリランカは政情不安などで安全面の確保に不安があるためで、国際ラグビーボード(IRB)が代替開催地を検討中だ。明日にも決まる見込み。僕は、スリランカには過去通算20日ほど滞在している。取材でも観光でも行った。嫌な思い出は何一つなく、人は優しくて、食べ物も美味しかったし、象にも乗った。そこで内戦が続き、テロ事件などが多発しているのは、なんともやり切れない。

11月4日に日本代表と対戦する「オーストラリア首相フィフティーン」のメンバーに変更があった。プロップ(PR)のニック・ヘンダーソンが参加できなくなり、ACT所属のジョン・ウルジアが参加する。スーパー14出場1試合で、20歳の若いPRだ。これ以外は変更無し。軸になるFLデイヴィッド・クロフト、NO8ジョン・ロー、SHマット・ヘンジャックには注目。きのうの日記で、試合の前夜祭のことを書いたが、ジョージ・グレーガン選手は今回はプレーしない。

やっと【ラグビーマガジン12月号】のことが書ける。今回はシーズン序盤戦のレポートが軸で、サントリーの有賀剛選手のインタビューも。大学では、早大・菅野朋幸、慶大・千葉和哉、明大・日和佐豊、関東学大・櫻谷勉、高山国哲、東海大・辻埜拓也らが取り上げられている。日本代表については、太田GM兼HCのインタビュー、エリサルド問題の顛末。韓国代表、オーストラリア首相フィフティーン、レッズの情報もあり。11月10日に日本代表と戦うレッズには、ラグビーリーグからラグビーユニオンへ移籍したWTB/FBのクリントン・シフコフスキーがいる。リーグのファーストグレード試合に230試合出場という大物である。参加が実現すれば、ユニオンでのデビュー戦になるそうだ。

小林深緑郎さんの連載「トライライン」は《イングランドがパワースクラム禁止を強力に推進。IRBも安全重視のルール改正に動く。》との興味深い見出し。藤島大さんによる、沖縄・名護の中学生プログラムのレポートは、子供達の可能性を感じてワクワクする内容。スペシャルインタビューでは、IRBから派遣されたハイパフォーマンス・マネージャーのトニー・フィルプさんが、日本ラグビーの特徴や可能性について語っている。「日本選手のタックルは、ひとりで対応できるレンジが狭い」などなど、かなり詳しい。彼の仕事は、2011年のワールドカップで日本代表が目標を達成できるように、コーチ、選手、レフリー、運営体制までを整えるサポートをすること。的確な状況分析を読む限り、日本協会にいい影響をもたらしてくれそうに思える。

同じく25日に発売された【ラグビークリニック初冬号】は、美土路昭一さんによるヤコ・ファンデルヴェストハイゼンのロング・インタビューがある。「上達にマニュアルはない。練習で単にムーヴをこなすのではなく、毎回、どの選択肢を選ぶかを考え、頭脳と視覚を刺激する。そうしているうちに、自然と第二の天性になっていく」。言っていることが、かっこいい~。スクラム=長谷川慎、走る=大畑大介、さばく=辻高志、フィールドプレー=山口智史といった、スペシャリストの話も面白い。オーストラリア協会のレフリーコーチであるテリー・オコーナーさんの話もいい。「ゲームを見ないでルールブックを無理矢理当てはめては、ラグビーの精神が損なわれてしまう」、「ゲームに影響のない行為をいきなり笛で罰するのではなく、いけないと伝えた上で理解できなければ吹く」。レフリーのみなさんも刺激になると思う。

追記◎コメントでも11月のテストマッチ放映について質問がありましたが、イングランドの試合が多くて、オールブラックス対フランス戦が放送されない件は、放映権がとれないようです。JSPORTSのみなさんも、やりたかったと思います。僕も見たいっすよ~。

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    コメント

    ラグマガ12月号の村上さんのレポート読みました(北海道では2日遅れの発売なので昨日になってしまいましたが)。
    HCの業務委託契約の内実に関する事実をきちんと取材された、価値のあるレポートだと思います。
    外国人HCの「報酬問題」ですか。確かに今まで協会が経験した有償フルタイム代表監督は日本人だけですからね。所属企業の給与を補償するのとは全く違う。ただ、村上さんが指摘されていた「代表強化のコスト」、特に「投資」に対して、日本協会の方々のセンスが欠如していたようですね。
    分かりやすく言えば、目先の金をケチった。だいぶ無駄金も使っているのにねぇ....

    投稿: マスター | 2006年10月29日 12:29

     ラグマガの紹介「読みたい!」って思わせる何かがありますね。
    私もブログで紹介したりしてます。なかなか「読みたい!」とまでは行かないようですが。
     私自身は発売が楽しみで、一気に隅々まで読んで、読み直したりしています。 
     楽しい記事これからも楽しみにしています。
      

    投稿: クラッシックラガー | 2006年10月28日 14:13

    スクラム=長谷川慎 ・・・ときたら、ラインアウト(キャッチング)=熊谷も欲しかった。スクラムと言えばジャパンのスクラムが一番強かった頃の原(進)・洞口(故人)に語って欲しかったなあ!

    投稿: 岐阜のラグビーフアン | 2006年10月28日 13:26

    エりサルドの記事について、村上さんの覚悟と気合いをかんじました。
    本当にどうにかならないものなのでしょうか。。
    協会は。。
    ラグビーで人格形成 されたようなものとしては、残念です。。
    これからも、協会については追い続けてください。

    投稿: ねこ | 2006年10月28日 13:18

    豪州勢の来日。首相フィフティーンとレッズの両方に出場する選手もいるのでしょうね。『こんなにいい選手を2回も見れて良かった』ということもあるかも。

    投稿: エンドー | 2006年10月28日 11:39

    スリランカの御馳走はやっぱりカレーなんでしょうか?
    行ってみたいなスリランカ
    早く平静を取り戻してもらいたいものです

    ところで美土路昭一さんのお名前が出ておりますが、このお名前は以前よく朝日新聞のスポーツ面でお目にかかっておりました
    最近、朝日新聞は「ジャーナリズム宣言」なんかしちゃった割にはラグビーに対して後ろ向きの様に思いますけれど、美土路さんのお名前を拝見する機会もめっきり減って
    短い記事のなかにも毅然とした姿勢が示されており、拝読の折は正座し襟を正して読ませて頂いたものでしたが、氏は朝日新聞の記者をされておられたのでしょうか? はたまたフリーで活躍されておられたのでしょうか?
    お名前の珍しさと論調の印象が強烈でしたので、どんな方なのか非常に興味がありました
    ラグビーの周辺を支える方々を取り上げる機会がありましたらば、是非とも美土路昭一さんのお話などもご紹介ください
    よろしくお願いいたします

    投稿: ナベゾ | 2006年10月28日 05:11

    予選の開催地変更は試合に集中できる環境になってよかったです。世界ランクでは差があまりない韓国に圧勝して欲しいです。
    ラグマガいつまでもラグビー情報を伝えて欲しいです。

    投稿: さちこ | 2006年10月27日 23:39

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