« 「川口」と「さいたま」にて | トップページ | 静かなるホイッスル »

アジア予選・日本代表発表

月曜日、午後2時より、日本ラグビー協会にて、2007W杯アジア地区最終予選の日本代表メンバー26名が発表された。太田治GM兼ヘッドコーチからは冒頭、以下のような話があった。
「アジア予選突破は今年の最大のターゲットであり、必ずW杯本大会の出場権を獲得したいと思います。テーマは『プレッシャー』。すべての局面でプレッシャーをかけ続けることで、相手を圧倒したい」

『スピード&プレッシャー』をキャッチフレーズに選ばれたメンバーは以下の通り。太田GM、永田隆憲、中山光行の両コーチがトップリーグの試合を見て、熟慮の末に選んだとのこと。WTB北川、FB正面、有賀というルーキーながら、トップリーグで堂々実力を発揮している選手がメンバー入り。キャプテンは、大畑大介が務める。

PR=山村亮、久富雄一、相馬朋和、西浦達吉
HO=松原裕司、山本貢
LO=ルアタンギ・侍バツベイ、大野均、赤塚隆
FL/No8=箕内拓郎、木曽一、浅野良太、菊谷崇、フィリップ・オライリー
SH=伊藤護、後藤翔太
SO=森田恭平、沢木敬介
WTB=大畑大介、小野澤宏時、北川智規
CTB=吉田英之、霜村誠一、赤沼源太
FB=正面健司、有賀剛

「アタック、ディフェンス両面でのリアクションの速さ、セットプレーの仕掛けの速さなど、時間的、物質的な速さを重点的に見て選手を選びました。春のパシフィック5ネーションズの実績をふまえつつ、トップリーグのパフォーマンスを見て選んでいます」(太田GM)

負傷で参加できなかった選手は、PR長谷川(サントリー)、LO熊谷(NEC)、WTB遠藤(トヨタ)、FB立川(東芝)。早大のCTB今村は、卒業に関わる単位の授業があり、学業優先で辞退。春に代表引退を表明していたSO廣瀬については、再度復帰を依頼したが本人の意志が固く今回も辞退となった。

注目されていたSOは、森田と沢木。森田はキック力、沢木は堅実なディフェンス能力と攻撃選択の判断の速さなどが総合的に評価されたという。淵上、吉田大樹らの名前も候補にあがっていたようだ。「バックスリーの決定力が強みなので、そこにいかにいいボールを集められるか」(太田GM)。CTBは、パス能力に長け、ディフェンスでも素速く相手にプレッシャーをかけられる選手が選ばれている。ノンキャップながら、トップリーグでは屈指のパススキルを持つ赤沼の選出については「パスだけでなく、左足のキックも飛距離があり、ディフェンスもいい」(太田GM)との説明があった。

PRは「長谷川のスクラムの強さは魅力的だったが…。西浦は左右両方ができることと、ワークレートの高さを買った」とのこと。バツベイについては「ゴール前でのトライ奪取力」に期待を寄せていた。

メンバーは、10月30日に集合し、千葉のエアロビクスセンターでの合宿に入る。

◎愛好的ビッグニュース
「127」という世界最多キャップ保持者であり、オーストラリア代表SHのジョージ・グレーガン選手が来日することが明らかになった。11月4日、日本代表と対戦するオーストラリア首相フィフティーンのノン・プレーイング・キャプテンとのことで、試合には出ないが秩父宮ラグビー場にはやってくる。試合前には、サイン会も行われるようだ。グレーガン選手は、現役オーストラリア代表だが、この秋の欧州遠征は参加せず休養ということになっている。

|

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • « 「川口」と「さいたま」にて | トップページ | 静かなるホイッスル »

    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    日本代表ヘッドコーチの候補として外国人コーチが5人ほどリストアップされているとのことですが、フランス流の導入について日本協会は、昨年エリサルド氏がHCに就任した時点で、すでにひっそりと放棄していましたね。
    浜本理事は「どこの国流ではなく、世界のラグビーの潮流をとらえて指導できるノウハウ」がHC選考のポイントだと、記者会見の席上語られていまいた。
    ですから、次期HCの国籍は関係ないのでしょう。何がしたかったのか、よく分かりませんし、節操がないですよね。
    次期HCの選考についても、同じ不安を抱かざるを得ません。

    投稿: マスター | 2006年10月24日 18:51

    やっぱりこういうニュースな日はコメントが多くなりますね
    みんなの期待のほども伺えます
    ゴタゴタ続きの執行部。そろそろ選手に迷惑かけない様に腹を据えて欲しいと思ったら、監督がカーワン?
    カーワンに飲みかけのシャンパンを飲ませるんでしょうか?
    それともフレンチもどきの宴会は切り上げて、キウイースタイルのフルコースに鞍替えするの?
    こんなニュースをリークするのも執行部のだらしない一面ではないのでしょうか
    代表選手に不要な不安を煽る様にも思えます
    選ばれる選手の皆さんも相変わらず苦労が絶えませんね

    投稿: ナベゾ | 2006年10月24日 03:32

    人選について

    みなさん実力のある方ばかりだと思いますが、

    バックスに大西選手(ヤマハ)、三宅(三洋)選手が外れたのは私的に意外でした。

    また、プロップに、松尾選手(コーラ)も面白いと思います。

    投稿: でんちゃん | 2006年10月24日 02:55

    村上JPANは?
    世界に通用するためのJAPANは?
    大西JAPANNか、明治の前へか、
    関東の春口さんか?
    JAPANに残されたものは少ない。
    早稲田ファンですが、春口さんしかいないでしょう。
    JAPANの重さ?軽さ?
    村上JAPAN?

    投稿: tigers | 2006年10月24日 00:03

    村上さん、昨日はお疲れ様でした。
    JAPANが発表されましたね。十人十色ですが、顔ぶれを見るとあくまでアジア予選を意識した『暫定JAPAN』という感も否めない気がします。新監督が決定したら3月辺りにでもセレクションマッチを行えたら…と思います。場所はもちろん熊谷ラグビー場で(笑)


    一連のドタバタ劇で協会は変なアダプタビリテを身につけてないか気が気でなりません。

    投稿: はり | 2006年10月23日 22:52

    えっ、クレーガンが来日ですか! これはビッグニュースです! 生グレーガン選手、ぜひ見たいですわ。

    投稿: サファイヤ | 2006年10月23日 22:50

    夕刊を見て驚きました。JAPANのHCにジョン・カーワン氏と書かれていました。
    これは公式発表なのでしょうか?

    投稿: 大阪人 | 2006年10月23日 22:35

    W杯まで一年きったのに、正式な監督がまだ決まらないし、選手たちも不安だと思います。でも今度の試合、気合を入れてがんばってほしいです。

    前回のオールジャパンの試合では、SOとSHのハーフ団がちょっと…。

    今日、協会のHPでグレーガンが来日するというニュースを見てうれしくなりました。日本代表もぜひグレーガンの過去の試合のビデオを見て、世界のSHの動きを研究してほしいなと思います

    投稿: kiss of life | 2006年10月23日 22:20

    村上さん、こんにちは。分かり易い解説をありがとうございます。
    私が感じる「今回」の代表メンバーの不安を書かせて頂きます。
    1.HO松原選手。神戸でも「ラインアウトのスローイング」が不安定なので。スローイングの安定している青木選手(サントリー)は駄目なのでしょうか?
    2.LO赤塚選手。スクラムは安定しますが、ラインアウトが不安です(ラインアウトは「リフト側」の選手なので、ジャンパーが一人減るので)。「走力がない」のが不安です。
    3.SO森田選手。法政大4年の時より不安定ですし、なにより「ディフェンス」が不安です。
    4.FBは怪我の多いポジション。実際、FB正面選手&有賀選手は怪我の多い選手ですから、万が一に備えて、攻撃的「SO・FB吉田大樹選手(東芝)」&守備的「CTB・FBニールソン選手(コカコーラ)」の計算できる選手を・・・。

    投稿: ベニーヒン | 2006年10月23日 22:19

    マスターさんの言うとおり、森田選手のディフェンス力は心配です。
    最近センターにまわって生きている、大田尾選手の長いパスを放る能力も魅力だとは思ったのですが…。淵上選手もいいと思うけどな~。
    大久保直哉選手もダメですかね…。

    投稿: らぐじ~ | 2006年10月23日 20:09

    バックスに専門職が多いことが気になるメンバーです。
    できたらユーティリティBKのヤマハの大西選手か
    東芝の廣瀬選手を入れて欲しかったと思ってます
    数日前のスポーツ紙では、早稲田の今村選手は
    大学より代表を選ぶと書かれていたので期待
    していたので少々残念ですね

    投稿: 瑞穂 | 2006年10月23日 19:17

    日本代表、何を措いてもまずはフォワードだと思うのですが...最強のスクラムを組めるのか?ラインアウトは捨てるのか?下働きに徹することのできるLOは誰?等々疑問が...
    BKについても、SO森田のディフェンスを誰がカバーするのか、若いバックスリーを生かすフロントスリーのコンビネーションは合宿と二つの強化試合で作れるのか?
    発表された代表メンバーのリストを見て、ちょっと不安になりました。

    投稿: マスター | 2006年10月23日 18:51

    グレーガン来日.これはすごいニュースですね。ますます楽しみ.

    投稿: ぜんとく | 2006年10月23日 18:09

    コメントを書く



    (ウェブ上には掲載しません)


    コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



    トラックバック

    この記事のトラックバックURL:
    http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86642/12391788

    この記事へのトラックバック一覧です: アジア予選・日本代表発表:

    » 日本代表メンバー発表 [メッシナ商会業務日報]
    「ラグビーワールドカップ2007アジア地区最終予選」日本代表メンバー  ※春シーズンに負傷で出られなかった選手も戻ってきて特に違和感のないメンバー選考かと思います。経験のある選手と今期トップリーグで好調な選手とを組み合わせた現実的な選考で、春シーズンとは若干顔ぶれが変わった。ヘッドコーチが変わった影響はやはりあるようだ。早稲田の今村は選ばれませんでしたね。早稲田大学とで話し合いがあったのかな。ポジション別ではFW第3列が人材豊富で何人かはLOに回るのか。HBはベテランと若手の組合わせで今期好... [続きを読む]

    受信: 2006年10月23日 17:49

    » 日本代表! [ノーサイド「大元よしき」ラガーマン作家の挑戦!]
    先ほど太田さんのブログと日本協会のHP [続きを読む]

    受信: 2006年10月24日 03:33

    » [Rugby] 代表メンバー発表、そしてHCにはカーワン氏が有力 [k@tu hatena blog]
    ラグビー日本代表は次の通り。  ▽FW 山村亮、木曽一(以上ヤマハ発動機)、久富雄一、箕内拓郎、浅野良太(以上NEC)、相馬朋和、山本貢、フィリップ・オライリー(以上三洋電機)、西浦達吉(コカ・コーラウエスト)、松原裕司(神戸製鋼)、ルアタンギ・侍バツベ... [続きを読む]

    受信: 2006年10月24日 03:50

    » [ラグビー]日本代表発表サプライズ!? [Dickersonの夢]
    ラグビー日本代表が発表になった。 代表メンバーはこちら(日本協会HP)へ 昨日掲載した私の予想と正反対のセレクションもあるが、意図を持ってのセレクションなのだろう。試合を楽しみにしたい。 サプライズと言っても、あまり今回はないように思えるが、その中であえて... [続きを読む]

    受信: 2006年10月24日 07:08

    » 新生JAPAN 不安半分、期待半分 [らぐびーあにまる]
    新生JAPANのメンバー期待半分 不安半分ですね・・・期待の部分は この若いBK 彼らが 本当に 世界に通用する力を つけたら と 考えると ワクワクします。不安の部分は このメンバーで ワールドカップまで 行くのか??? っていう所です。アジア予選は...... [続きを読む]

    受信: 2006年10月24日 09:20

    » ラグビー日本代表発表、で、HCがカーワンと報道されてますが、いつからでしょうか? [スポーツブログ漂流記]
    さて、ワールドカップ予選に向け、日本代表が発表されました。 もちろん、ラグビーの話です。 まずは村上晃一さんの 「ラグビー愛好日記」 http://www.koichi-murakami.cocolog-nifty.com/loverugby/ 「スピード&プレッシャー」というキャッチフレーズで26人が選出。 神戸の大畑選手がキャプテンです。 正面や有賀など若手もしっかり選ばれました。 「Dickersonの夢」 http://d.hatena.ne.jp/Eric29/20061024/11616... [続きを読む]

    受信: 2006年10月24日 10:54

    » [Rugby] 日本代表HC、カーワン氏に決定! [k@tu hatena blog]
    日本ラグビー協会は25日、東京都内で理事会を開き、日本代表の次期ヘッドコーチに元ニュージーランド代表の世界的スター選手だったジョン・カーワン氏(41)を招聘(しょうへい)することを決めた。  同氏からは内諾を得ており、契約期間は来年1月1日から2年間の予... [続きを読む]

    受信: 2006年10月25日 20:46

    « 「川口」と「さいたま」にて | トップページ | 静かなるホイッスル »