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帰国しました。

日本に帰ってきました。寒いっすね。香港最後の朝、まだ薄暗い5時半に起床してホテルのロビーに降りると、日本代表選手達がバスに乗り込んでいるところだった。数名の日本の報道陣が取材に訪れていた。みなさん、熱心である。箕内選手は世界選抜チームに合流のため、そのままロンドンへ。九州に帰るPR西浦選手と永田コーチは、午後の便とのことで、その他の選手、スタッフは空港に向かい、帰国の途についた。

僕と深緑郎さんの帰国便は日本代表と15分ほどずれていたのだが、先に成田に到着すると、日本協会の事務局の方々が日本代表を迎えにきていた。みなさんの表情も明るい。「良かったですね」。「きのう、テレビ見ていましたよ。ありがとう」。そんな言葉を交わし、僕と深緑郎さんとJSPORTSのカンちゃんは解散した。さすがに3人とも疲れていた。

リムジンバスに乗り込み、久しぶりの日本の風景を見ながら、きのうの試合を思い返した。僕が一番しびれたトライは、前半16分、有賀選手が爆発的なスピードで奪った2つめのトライだ。まだ試合の行く末が分からない時間帯に相手のミスボールを拾ってすぐにボールを散らし、有賀選手がディフェンダーを置き去りにした。この試合、行けそうだと思えた瞬間だった。大一番で力を出す有賀選手には彼の持つ星のようなものを感じる。練習の取材中も、有賀選手が動けば記者も動くというシーンを何度も見かけた。まだ完調ではない膝を一刻も早く万全にして、さらなる成長を遂げてほしい。

PR西浦選手のアグレッシブなプレーも印象に残ったし、HO山本選手もどんどん良くなっている気がする。何度も書いているような気がするが、CTB吉田選手の安定感は心強い。ボールつなぎがバタバタした感じになると、必ず彼がボールを落ち着かせる。また、ベテランSH伊藤選手もよく声を出してチームを鼓舞していたし、ボールさばきも素速かった。木曽選手の空中戦の強さはインターナショナルレベル。FWの総合力も日本代表史上屈指だと思う。

選手達は、帰国後すぐに各チームに合流する。トップリーガーはタフでないと務まらない。トップリーグの後半戦は12月2日に始まる。カーワン次期ヘッドコーチは言っていた。「選手達は、まず各チームでいいパフォーマンスをすることです。自分もそれを見に行きます。日本のシーズン終了後、人数はまだ未定ですが、35名~45名のスコッドを選び、正当な競争をしながらチームを作っていきます」。カーワン次期ヘッドコーチは、正式には1月からの就任。今後は、家族を残しているイタリアへ引っ越し準備のために戻るなどしつつ、12月の試合をできるかぎり見る意向のようだ。JKが試合に来れば、選手のモチベーションがさらに高まるという現象が、これから起きるのだろう。

15人制の日本代表チームはこれで一段落なのだが、7人制の日本代表は、12月10日、11日にドーハで行われるアジア競技大会に臨む。すでに発表されているメンバーは以下の通り。

7人制日本代表メンバー◆平浩二、桑水流裕策、奥薗裕基、山本英児、佐藤貴志、小吹祐介、山田章仁、四宮洋平、鈴木貴士、北川智規、吉田大樹、築城昌拓

また、日本に敗れた韓国代表は来年、トンガ代表とW杯出場をかけて戦うことになるのだが、今回のアジア予選を戦ったスコッドのなかから7人制代表を編成してドーハに入る。俊敏なSHイ・ミョングン、俊足WTBカク・チュルウン、キック力抜群のFBチェ・ジェヨン、も入っている。優勝すれば、現在学生の2人は、兵役免除とのこと。15人制の雪辱を期す韓国代表は、金メダルを狙う日本代表にとって最大のライバルとなる。

7人制韓国代表メンバー◆ヨン・グォンウ、ユ・ヨンナム、イ・グァンムン、イ・ミョングン、ヤン・ヨンフン、ユ・ミンヒョン、キム・ジョンス、カク・チュルン、チェ・ジェヨン、チョン・ジョンマン、ユン・ヒス、キム・ヒョンギ

◎愛好的美食日記
香港最後の夜は、火鍋に舌鼓を打ちつつ祝杯をあげた。試合会場の最寄り駅「コーズウェイベイ」近くの「小肥羊」という人気店だった。2つのスープを選び、好きな具を選んでいくのだが、今回は時間もなく、6人前のセットを注文。ビールやジュース、デザートもセット料金に含まれていた。7人で食べたのだけど量は十分。一人200香港ドル以下だったので日本円では3000円弱。スープがなんとも美味しい。

Hinabe

今回の香港ではほんとうによく食べた。いろんなレストランに行ったけど、もっとも印象に残っているのは、実は味ではなく、上海ガニを食べた時に深緑郎さんが「マイ手袋」を持っていたことだ。大笑いである。そんなわけで、美食日記はひとまず終了。ご愛読、ありがとうございました。村上は、質素な食生活に戻ります。

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    コメント

    お疲れ様でした!
    日本代表、ようやく’03年W杯の日本代表を「継承」しうるチームになったな、というのが私の感想。良かったです。
    12月からのトップリーグが楽しみですね。

    投稿: マスター | 2006年11月27日 21:26

    まずはワールドカップ出場おめでとうございます。 土曜日の夜はラグビー小僧二人(中1と小1)と妻とテレビで応援しました。 村上さんも詳細なリポートありがとうございます。 メディアが取り上げてくれないなかで唯一の情報源でした。 ・・・・レッズ戦でもそうでしたが、プロップ西浦選手の最後まで切れることの無いファイティングスピリッツに久しぶりに感動しました。 同じく木曽選手、大野選手のボールに対するしつこいくらいの執拗な攻撃にも感心しました。 選手の皆さんは休むまもなくトップリーグに入られますが、それぞれのチームにファイヤーのディフェンスを広めてください。 是非、日本ラグビーのレベルの底上げをお願いします。打倒!オーストラリアだ~!

    投稿: CRS kobayashi | 2006年11月27日 20:32

    お疲れさまでした。
    香港最後の昨晩はラグマガ森本さんが「絶対にオススメ。ワインは小林さんが絶賛」という「鏞記酒家」に森本さん、藤島さん、JSPORTS女史2人組と行き、堪能してきました。
    今後とも韓国チームへ暖かいご支援お願いします。

    投稿: 韓国ラグビー見明(みあけ) | 2006年11月27日 17:51

    世界選抜の放映はあるのでしょうか?録画放送でも良いので見たいですね。

    20年以上前、林敏之氏がオックスフォードと対戦する選抜フィフティーンに選ばれた試合をTV東京で観た事があります。曇り空と長い芝生、いかにも英国という雰囲気のなか、林選手は素晴しいランニングスキルを披露していました。

    投稿: エンドー | 2006年11月27日 16:34

    お疲れ様です。

    その(小肥羊)ですが、渋谷にオープンしていました。

    投稿: リラ | 2006年11月27日 09:21

    盛り上がった機運をこのままドーハに届けたいです
    引き続き七人制も応援しましょう!
    この大会でも韓国を破らなければ、真に韓国を倒したことにはならないと思いますよ

    投稿: ナベゾ | 2006年11月27日 09:00

    おつかれさまです♪

    J SPORTSさんにはこの勢いで世界選抜戦も放送してもらいたいんだけど・・・。
    今回のように急遽放映!ドーンッ!!みたいな番宣を待ってる私でした^^;
    世界の3列でどこまでできるのか世界のミウチがみたい!

    投稿: ターボ | 2006年11月27日 01:00

    村上さん、おつかれさまでした。このブログのおかげで香港におけるジャパンの情報を知ることができ、韓国戦に向け気持ちを高めていくことができました。本当にありがとうございました。
    帰宅したら体重計ってみてくださいね。(^ ^;

    投稿: 赤ペン先生 | 2006年11月27日 00:54

    七人制メンバーの奥薗選手、大阪府警でしたっけ?同志社時代から大ファンでした。府警(OBに知り合い数名あり)には悪いけど、トップリーガーとしての彼が見てみたい。

    投稿: オンブーファン | 2006年11月26日 23:30

    お疲れ様でした。
    香港からの日記、毎日楽しみでした。
    気候が全く違うので体調を崩しやすいです。お体にお気を付け下さい。

    投稿: 親指職人 | 2006年11月26日 23:08

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