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日曜日の試合結果

日曜日は、JSPORTSで早稲田大学対帝京大学戦の解説をした。秩父宮ラグビー場はシャツにジャケットくらいでは肌寒く、ようやくラグビーの季節らしくなってきた感じだ。この試合は、関東大学対抗戦Aの全勝対決とあって注目されていたし、僕も接戦になるかな?と思っていたのだが、結果的には学生王者・早稲田の快勝だった。

立ち上がりは完全に早稲田ペース。開始1分、ブラインドサイドから右オープン攻撃に参加した1年生WTB早田がタックルを2人、3人とかわしてゴール右隅へ。5分、LO権丈、13分、SH矢富とトライをたたみかけて、17-0とする。ここまで防戦一方だった帝京も反撃開始。LO佐藤らのタテ突進で防御を崩すと、FL堀江がタックルをはじき飛ばしてゴール中央にトライ。以降もFWのタテ突進でスコアを伸ばし、前半を終えて、19-22と食い下がった。しかし、後半2分、SO曽我部が相手のタックルを受けながら内側へ走り込んできたWTB菅野に絶妙のリターンパスを返し、29-19とリードを広げると、あとは、相手のミスや反則に乗じて次々に速攻を仕掛け、CTB今村の連続トライなど、計9トライ。57-19で快勝した。SH矢富、SO曽我部を軸に素速くワイドにボールを動かすラグビーは帝京を翻弄していたし負傷者も戻ってきて、早稲田も上り調子になってきている。FWがタテに切り崩されたあたりは、今後の課題だろう。

「前半は、ブレイクダウンの激しさ、FWの重さにやられましたが、ボールを動かして、早稲田の強みを出していこうと、(ハーフタイムに)話しました。モールなどFWの近場のディフェンスなど修正しないといけない。ひたむきにやるだけです」(早大・中竹監督)

対抗戦で唯一全勝を守った早稲田の次戦は、11月23日の対慶応。副将のLO後藤は言う。「きょうの課題のキックオフを安定させ、春より強くなったスクラムを慶応にぶつけたい。春に負けた悔しさを忘れられるような試合にしたい」。これ、かなり楽しみなのだが、その頃、僕は香港である。録画して見よ。

帝京のほうは、ラインアウトの獲得率が低く、ミスや反則で早稲田にボールを渡してしまっていた。早稲田に上回る部分を持っているだけに惜しい。FL堀江は強かった。このチームが明治とやったらどうなるのか。激しいFW戦が予想され、こちらも興味深い。

関東大学リーグ戦1部の注目カード、東海大対法政大は、東海大が34-16で勝利。法政は全勝を守ることができなかった。関西大学Aリーグも上位対決が始まったのだが、大体大が京産大を12-7と破り、同志社大も天理大に33-18と競り勝って、ともに全勝を守った。同志社大と大体大の直接対決は12月2日。関東大学対抗戦Aのもう一試合は、日体大が22-19で筑波大を下している。

早稲田と帝京の試合に先立って、東日本トップクラブリーグの決勝戦が行われ、タマリバが北海道バーバリアンズを、28-24と逆転で下して優勝した。

なお、日本代表は13日朝、ワールドカップアジア最終予選の行われる香港に出発する。現地で、試合会場の人工芝などに慣れるため、早めの出発となった。

大阪の全国高校大会予選決勝(代表枠は3)で、啓光学園が大阪桐蔭に11-15で敗れ、花園行きの切符を逃した。大阪工大高、東海大仰星は順当に出場を決めている。先日は、京都で前年王者の伏見工業が京都成章に敗れたが、大阪・京都はレベルが高く、全国的な強豪チームでも予選敗退がある。出場チームのみなさん、おめでとう。

情報があまりに盛りだくさんなので、トゥイッケナムでイングランドを破る快挙を成し遂げたアルゼンチンのことは明日に書きたい。凄い試合でしたよ。

追記◎秩父宮ラグビー場で僕に差し入れとメッセージを残してくれたサキちゃん、ありがとう。美味しくいただきました。

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    コメント

    早稲田の今村選手は学業に専念するからJAPANを辞退したはずなのに何で帝京大学との試合にでているんですかね?
    すんごい疑問なんですけど・・・。

    投稿: issa | 2006年11月13日 20:26

    週末は山の中で、お里のラグビー事情に全く接触できなかったため、今朝目にした情報でかなりショックを受けています
    特に法政の敗戦に・・・・
    特性Tシャツが間に合わなかったか

    投稿: ナベゾ | 2006年11月13日 09:29

    伏見工に続き啓光の敗退。早稲田の有田選手も残念がってました。この両校が出場しないって事は6年分の優勝校が出場しないって事ですね。
    村上さんの本命はやはり注目のSOのいるあの高校ですかね。埼玉代表も今回は優勝狙いますよ!
    『埼玉を制する者は全国を制す』です!

    投稿: はり | 2006年11月13日 07:05

    前半終了時点で、早稲田22-19帝京。
    で結局、帝京は後半無得点。帝京はもっとFW勝負に徹してほしかった。勝てる部分で勝負しないといけません。

    追記◎このご時勢、見知らぬ人からの差し入れには十分ご注意を。なお拙者何時でもお毒見役を承り申す。
    (^ ^;

    投稿: 赤ペン先生 | 2006年11月12日 23:20

     アルゼンチン凄かったですね。
    なぜこんなに急激に強くなったのか
    JAPANも学ぶところがありそうです
     さてやはり予選の放映はどこでも
    してくれないのでしょうか?
     これは非常に重要な事です。JAPANが強く素晴らしいチームになっても誰も何も知らないじゃ悲しすぎます
    JAPANのマネージメントはプロモーションやPRの部分もこれからは戦略
    を練ってほしいです。
     国立で5千人では。。。

    投稿: サクラバ | 2006年11月12日 21:37

    村上さん。こんにちは。小生も早稲田vs帝京を観戦しました。記事に書かれているように、陽が当たるバックスタンドでも寒さを感じました。今日は風も強かったので、余計に寒さを感じたのかもしれません。記事をTBさせていただきました。よろしくお願いいたします

    投稿: SANDA | 2006年11月12日 21:16

    日本代表最終予選をJスポーツで放送してほしいですね。香港だと難しいのかな? 太田+JKのジャパンのパフォーマンスをみると、楽しみな部分が多いので最終予選が見れないのは残念です。

    投稿: サーファー | 2006年11月12日 21:06

    応援していた法政が負けてしまい残念です。
    再来週の関東との試合は,なんとしても勝って欲しいです。
    東海は関東戦での敗戦から,うまく立て直したようですね。法政も東海戦の敗戦を糧に頑張って欲しいです。

    投稿: さちこ | 2006年11月12日 21:03

    こんばんは。
    「ラグビー週間」以降、本当に試合や話題が盛りだくさん。
    お疲れ様です。

    アルゼンチンもさる事ながら、フランスがオールブラックスに木っ端微塵に粉砕されたのがショックです。
    一方、アイルランドはスプリングボクスに勝利。
    北半球の主役争い(?)も、興味があります。

    高校ラグビー、大阪の決勝はどれも競ったようですね。
    都島工業、横綱相手に惜しかったです。
    以前は他にも淀川工業や布施工業、島本高校や茨田高校と言った公立も強かった時代がありました。
    私立と公立が競い合うような時代が来ればいいな、と思います。

    大体大と京産大の試合、スコアから受ける印象は「骨が軋む」です。
    やはりそんな試合だったのでしょうか・・・。

    投稿: ユニオンジャック | 2006年11月12日 20:40

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