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攻撃と防御の関係

長らく続いた原稿締め切り日との格闘が、ようやく一段落した。ほっとして風邪を引かないよう、気をつけなくては。それと、先週末の試合でも少なくない選手達が「ノロ」で体調を崩しているので、みなさんも気をつけてください。

しかし、ラグビー愛好者には楽しみな季節だ。大学選手権2回戦もどれも面白そう。秩父宮はきっと満員になるんだろうなぁ。トップリーグも三洋電機対NECや、東芝対トヨタ自動車がある。見逃せない。

さて、トップリーグのシステムについてコメントありましたので、僕なりの考えを書きます。僕は現行のシステムに賛成の立場です。4トライ以上にボーナス点の勝ち点制は、ワールドカップの予選プールでも採用されているもので、日本代表強化の面でもマイナスではないと思います。もちろん、4トライのボーナス点については、面白い試合を観客に見てもらいたいという考えが根底にありますが、優勝するためには、できるかぎり相手を3トライ以内に抑えないといけないわけで、トライをたくさん取るために攻撃が磨かれ、その攻撃を止めるために防御も発達するというのがラグビーの進化として理想の形だと思います。

ラグビーは歴史的にディフェンスが発達するたびに、ルールを攻撃有利にしてきました。なぜそうなるかといえば、ラグビーは根本的に防御有利のスポーツだからです。攻撃側はボールを持っている選手しか相手にぶつかってはいけないのに、防御側はその選手に15人でタックルしていい。突き詰めれば必ず防御が有利になります。そこで、オフサイドラインを下げるなど、攻撃側のスペースを増やすルール改正が何度も行われてきたわけです。トライの点数が高くなっているのも、そのためです。これからもこの流れは続くと思います。

トップリーグのシステムについては、勝利に勝点「4」が与えられますから、もちろん、各チームまずは勝利を目指していますしね。現行のルールでも勝つためのゲームメイクは必要ですから、大丈夫だと思いますよ。「攻撃を奨励したほうが防御は進化する」と僕は考えます。今のルールのままでもいずれロースコアのゲームが増えると、僕は見ています。

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    コメント

    攻撃を進化させることで防御も進化ですか、なるほど。
    その意味ではトップリーグにいろいろな攻撃スタイルのチームが増えてほしいですね。特に正確なキックをメインに攻めるチームが出てきて、キック処理能力がもっと必要になるゲームが見てみたいです。
    あとは接戦が増えてほしい。
    その意味でも、最終成績5位~8位あたりで下部MS杯をして、優勝者だけ日本選手権に出れる、とかはできませんかね。何しろ5位以下完全足切りはつまらないし、日本選手権の意味がないような気がします。
    現行の方式では、ラグビーをよく知らない人に各大会の意図を説明しづらいと思います。「MS杯は、プロ野球で言うプレイオフ、日本選手権はサッカーで言う天皇杯」と言い切れるように、選手権の裾野をもっと広げてほしいなぁ。

    投稿: のびた | 2006年12月25日 20:53

     中学生の全国大会が12月29・31日に花園ラグビー場で開催されます。お時間があれば観戦を!!九州からは中学校選抜と福岡県が主体のスクール選抜(息子が出場)が出場、「打倒大阪」に燃えています。ジュニアのレベルは高いですよ。

    投稿: 北九州のラグビー父 | 2006年12月20日 17:59

    メディアが競技を支配する時代にあって、果たして純粋に競技の発展に寄与する規則改正のみが行われるのかは甚だ不安を抱くものです
    はじめに興行有りきと言わんばかりの大会運営やラウンドの組み方には失望するところもあります
    この辺を我々大衆がしっかり監視し声をあげていかなければならないであろうと思っております
    「もの言うファン」を束ね、今後もオピニオンリーダーとしてのイニシアチブを発揮して頂くよう祈願いたします

    投稿: ナベゾ | 2006年12月20日 06:20

    攻撃を刺激して、防御を進化させると言うのには賛成です。

    しかし、トップリーグのプレーオフと日本選手権とは、区別が曖昧な感じがします。クラブ・大学が強いチームに本気で挑む公式戦は魅力ですが、POとどう折り合いを付けるのか議論が必要かと思います。

    ところで、イングランドでは、ラグビー選手の消耗が言われて久しいです。リーグ戦(H・A+PO)・カップ戦・ハイネケン杯に代表戦とあり、プロ化でみんなの当たりも強くなったと。マット・ドーソンが若くして引退したのも、それが理由でした。ウィルキンソン兄に怪我が多いのも、それと練習のしすぎとが原因です。かの地では、日本の一回総当りが理想のリーグだと言っていました。日本にもいいところがあるんです!

    ただ、日本では練習試合が多くて、結局ラグビーやりすぎって言う人もいますけど。

    投稿: okurala | 2006年12月20日 01:16

    私はロースコアのゲームが好きです。昭和のラグビーはそうでした。サッカーは、1,2点の勝負に熱狂します。それでも十分だとは、お考えになれませんか?

    野球もそうですが、広いグラウンドのスポーツは、90分で1,2,3回の得点シーンで十分だと。

    もちろん欧州・南半球の先進ラグビーやアメフトなどは、もう少し得点シーンが多くても人は熱狂しますが。

    投稿: 三本足カラス | 2006年12月19日 22:54

    トップリーグのプレーオフシステムについては私も
    同意です。もう少し遅く開幕し、ラグビーシーンが
    この決勝で終了するのが理想と考えています。
    問題は、日本選手権だと感じます。今後も残すの
    であればトップリーグの初年度のような多くの
    チームが参加できる形が望ましいと感じますが
    いかがでしょうか?
    今年のようにプレーオフ=日本選手権参加では
    興味が減少します。でも日本選手権だからNHK
    の放映があるのも事実ですからその兼ね合いが
    大きいのかもしれないですね

    投稿: 瑞穂 | 2006年12月19日 19:40

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    受信: 2006年12月20日 16:10

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