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2006年1月1日 - 2006年1月7日

花園レポート最終日

12月27日から開幕した高校大会は、伏見工業高校の5年ぶり4度目の優勝で幕を閉じた。いい試合がたくさんあった。決勝戦はやや点差が開いたけど中身は濃かった。桐蔭学園は疲れもあったのかもしれないが、伏見工業の戦いは見事だった。

桐蔭学園の強力スクラムをがっちり受け止め、低く、強いタックルで前進を許さない。前半12分には、敵陣22mライン右中間のスクラムから左オープンに展開。FB清島のライン参加からWTB長谷川につないで先制トライをあげる。風上に立ってはいたが、細かいパスをつなぎながら陣地を進め、チームの目指す方向通り、WTBでフィニッシュする。桐蔭学園もFW陣の力強い縦突進を軸にゴールラインに迫ったが、タックル後の2人目の選手の動きがいい伏見工業がターンオーバーしたり、激しいタックルでミスを誘うなど、粘り強く守りきった。このあたりの細かいことは、ラグマガ3月号のマッチレポートに書きたい。

伏見工業が素晴らしいのは、相手のミスや反則でボールを得ると迷わず攻めるところだ。しかも、自分たちは反則をしない。得たボールを素早く動かし、守っては反則せずに止め続ける。桐蔭学園は、マイボールのセットプレーが少なくなり、強力FWの威力を出す機会が少なかった。チャンスは確実にものにして2トライを返せたのだから、伏見工業がミスを重ねていれば、接戦になっていただろう。

相手プレッシャーを受けながら、狭いスペースで正確にボールをつなぎ続けた伏見工業には脱帽である。山口総監督は言った。「日本ラグビーが求めないといけない展開ラグビーをやってくれた」。長い距離のスクリューパス全盛時代に、小さなパスを連続させて数的優位を作る戦い方は新鮮に映った。大学や社会人チームも学ぶべき点は多いだろう。高崎監督はじめコーチングスタッフのみなさんに敬意を表したい。春の選抜大会の時、山口総監督に「また正月会おう。啓光の連覇止めるからな」と声をかけられたのを思い出す。啓光を倒したのは大阪工大高だったが、自信があったんだろうなぁ。

試合後、杉本主将が何度も「みんなが、お互いを信じあった結果です」と言っていた。仲間を信じているからこそ、パスはつながる。信じるための努力を怠らなかった優勝だった。おめでとう。

初の決勝進出となった桐蔭学園もいいチームだった。フロントローは大型だが、SH櫻井主将を軸にした攻めはスピーディーだったし、接点も強かった。来年もまた花園に戻ってきてほしいチームだ。

高校大会決勝戦結果
伏見工業○36-12●桐蔭学園

トップリーグ最終節の第一戦、三洋電機とセコムの試合は、56対26で三洋が勝ったようだ。これでトップ3は確保したわけだね。

◎こぼれ話
昨夜は大阪のホテルに宿泊して決勝戦に備えた。って、僕が気合い入っても仕方ないのだけど。午前中、ホテルの部屋で毎日放送を見ていたら、「せやねん!スポーツ」というコーナーに大畑大介選手が出演して、タレントさんたちと一緒に高校大会決勝戦のみどころコメントをしていた。そういえば、M1グランプリを受賞したブラックマヨネーズの小杉さんも京都の桂高校でラグビーやっていたそうだ。「伏見工業に負けて高校ラグビー終わった」と言っていた。ブラマヨの花園レポート、いい感じやったよ。

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仲間を信じて

きのうはいい試合を見せてもらって幸せだった。勝った選手も負けた選手も、みんないい顔してた。思いっきり喜んだり、悔しがったり、いい経験だと思う。しかも舞台は、高校ラグビーマンの夢、花園なんだから。準決勝の2試合終了後、東海大仰星の土井監督と言葉をかわす時間があった。「紙一重の惜しい試合でしたね」と言ってみる。「いやあ、普段通りのプレーができていませんから、ダメです」。スコアは僅差でも、力が出せなかったのだからと潔かった。「もっといいラグビーをお見せできるように頑張りますよ」

今朝の京都は、うっすらと雪化粧。趣ある風景を見ながら奈良に向かった。伏見工業の練習を見るためである。決勝戦は、深緑郎さんと2人で解説なので担当を分けたのだ。桐蔭学園は大阪城公園で軽めの調整をしたようだ。負傷者も多く、コンディションに配慮してのことだろう。

伏見工業は、91名の部員全員で最後の練習を行った。連日試合で疲れているはずなのに選手は元気が良かった。山口良治総監督は「最後まで残って試合できるのは2チームだけですからね。幸せですよ」と言っていたが、ほんとにそう思う。

練習後、ジャージーの授与式が行われた。とてもいいシーンに出会えた。まずは、高崎監督から山口総監督にジャージーが渡され、試合メンバーが呼び出される。そして、試合に出られない3年生が山口総監督からジャージーを受け取り、レギュラーメンバーに手渡していく。選手同士の固い握手を見ていたら泣けてきた。

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「最後の最後まで仲間を信じ、勝利を信じて、戦おう」(山口総監督)

伏見工業だけが特別だとは思わない。日本全国の高校でこうしたことが繰り返された結果、2チームが残った。多くの選手達の想いが明日の試合に託されたわけだ。いい試合をしてほしい。ともにバランスのいいチームだし、ディフェンスもしぶとい。素晴らしい試合になるのは間違いない。桐蔭学園のFWが伏見工業にプレッシャーをかけることができるかどうか。そこがポイントだろう。

夕方、朝日放送ラジオ番組「ぶっちぎりプレーボール」のラグビーコーナー「ムキムキノーサイド劇場」に出演した。スポーツ番組の一つのコーナーだが、毎週金曜日はラグビーを特集していて、神戸製鋼の選手や、啓光学園の杉本監督などもよく出演しているとのこと。過去にラジオには何度か出たことがあるのだが、ほとんど電話出演で、スタジオで収録したのは3度目だった。楽しい経験だった。出演者の一人に野球解説者の有田さんがいて、僕は子供の頃、近鉄の有田捕手のことは好きだったのでかなり嬉しかった。ラグビーにも詳しかったよ~。進行役の芦沢さん、小川さんもラグビー好きみたいだ。今後も、ラグビーをよろしくお願いします。

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花園レポート準決勝

午前10時、京都の実家を出ると雪がちらついていた。京阪電車の京橋駅まわりで、花園ラグビー場に到着。寒いっ。桐蔭学園と大阪工大高のウォーミングアップを見て、放送席に入った。メインスタンド最上段の放送席からは、こんな感じで第2グラウンドが見える。

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放送直前のモニターを撮影してみた。強風がコーナーフラッグを揺らしている。

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準決勝も熱のこもったいい試合が続いた。第一試合、先制したのは大阪工大高だったが桐蔭学園のタックルは凄まじかった。風上の大阪工大高としては、もっとスコアしたいところだったが、マイボールのスクラムもターンオーバーされるなど、FW戦では苦しみ、前半10点に留まった。ここがポイントだった気がする。後半に入っても、桐蔭学園のFWは圧力をかけ続けた。前半とは逆に大阪工大高は防戦一方。最後の最後、桐蔭学園WTB大川のトライは見事だった。SH櫻井が、ラックのボールを2度連続で素早くさばいた。最後のコンバージョンをFB仲宗根が決めて12-10の逆転勝利。大阪工大高も最後は足が止まった。FWの圧力を受け続けたからかもしれない。

勝った桐蔭の藤原監督は冷静に試合を振り返った。
「セットプレーは安定していましたので、後半、風上で点が取れればと思っていました。あと(決勝)は全力でやるだけです」

この日は風が試合の流れを大きく左右していた。互いの力が拮抗しているので陣地が取れない側が苦しくなる。

第二試合もそんな展開だった。前半は、15-5で伏見工業のリード。細かくボールを動かして攻める赤いジャージーが優勢に試合を進める。しかし、後半は一転して東海大仰星がFWの圧力を前面に押し出して攻め立てた。惜しい場面は何度もあった。パスしていれば、グラウンディングできていれば、ターンオーバーされなければ、そんなシーンはたくさんあった。ただ、FWにもっとこだわったほうが良かったかも。最終スコアは、15-10。伏見工業の粘り勝ち。どちらが勝っても不思議のない好ゲーム。東海大仰星は強いチームだった。2年生にいい選手も多く、来年も日本一を狙えるチームになるだろう。

伏見工業の高崎監督は安堵の表情で語った。
「よく最後の最後までディフェンスで頑張ってくれた。後半、風が強くて敵陣に入れなくて苦しかった。FWの頑張りが勝因でしょう」

しかし、手に汗握る準決勝だった。7日の決勝戦は、伏見工業対桐蔭学園になった。ここまでくれば、疲れもあるだろうし、怪我や体調不良もあるだろう。とにかく両チームが悔いなく戦ってくれることを祈るのみだ。

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初詣

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正月三が日は連日解説だったから初詣に行けなかった。そんなわけで、きょうは平安神宮で初詣。僕は昭和40年生まれ。今年は本厄である。お賽銭、ちょいとはずみました。4日だから、人の出はこんなものかな?

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ムラーカさんのコメント通り、スーパー14が2月上旬から始まる。僕のほうは花園の解説中の放送告知で2月10日~とあり、「あっ、そうか始まるんだな」って感じで、まだ海外モードになれないでいる。とりあえず、今は国内モードで行きますね。この時期は、全国地区対抗大学大会など他にも大会が開催されている。4日、瑞穂で行われた地区対抗大会準決勝の結果は次の通り。決勝は6日、午後1時より行われる。

武蔵工業大学● 7-10 ○朝日大学
新潟大学○ 38- 7 ●東北福祉大学

花園の高校大会は明日午後1時半より、準決勝が行われる。51校の出場校が、あっという間にベスト4だ。ここまで見てきた印象では、東海大仰星が強い感じはするけど、伏見工業は仰星とは相性がいいようだし、どうなるかは分からない。

桐蔭学園の藤原監督はベスト4に残ったことについて「シード校の役割は果たせた」と語り、あとは「大阪工大高とはやりたかったので」と、思い切ってチャレンジする意気込みだった。この両チームは、78回大会の準決勝でも対戦している。桐蔭学園にサントリーサンゴリアスの山下大悟選手がいた時だ。大阪工大高には、トヨタ自動車ヴェルブリッツSH麻田、HO高山がいた。スコアは、24-22で大阪工大高の勝利。いい試合だったと記憶している。今回もいい試合になると思う。

啓光学園が負けたことについて考えていた。大阪工大高のパフォーマンスは素晴らしかった。そこは称えたい。でも、啓光の崩れ方は気になる。関係者によれば啓光の各選手の能力は過去の4大会より、むしろ上回っていたという。そこが落とし穴だったのかもしれないなぁ。チームとして機能しない試合でも個人の力で勝ててしまう。プレーの正確性を欠いた要因の一つだろう。いい選手が揃っているだけでは勝てない。いかに個人の力が結集されるか。以前、ある人に、こんなことを言われた。「どんなにいい役者だって脚本と演出が良くないと輝かない。スポーツだって一緒でしょう」。

今回敗れたチームの指導者の多くが、自らの指導力不足を語った。何が足りなかったのか、それを自問自答する日々がまた始まるわけだ。コーチの仕事って、ほんとに責任が重い。だからこそやり甲斐があるのだろうけど。選手も身体を張っているがコーチも人生を賭けてやっている。それを連日取材できる僕は、幸せだと思う。 

ところで、ラグビージャーナリストにどうやったらなれますか? というコメントをいただいた。なり方はいろいろです。新聞記者からフリーになる手もあるし、雑誌記者から行く手もある。僕の場合は、選手として大学4年まで過ごし、ラグビーマガジンの編集部で10年働いてラグビー全般に詳しくなりました。小林深緑郎さんのように、マスコミにはいなかったけど、ラグビーの知識を世界最高レベルまで蓄えてから仕事にした人もいる。資格を取得する職業ではないので、はっきり言えないんですよね。取材経験を蓄積できる職業についたほうがいいのは確かです。

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花園レポート準々決勝

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1月3日の花園は冷え込んだ。この写真は、第一グラウンドのスコアボードを後ろから撮影したもの。ウォーミングアップするのは、啓光学園と大阪工大高。大阪勢が3チーム揃い踏みとあって、観衆は多く、第一試合の間にメイン、バック両スタンドとも埋め尽くされていった。試合内容もさすがにベスト8、好ゲームが続いた。

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こちら放送席からの眺め。第二試合直前です。

啓光学園の5連覇なるかが最大のみどころだった今大会だが、準々決勝でライバル大阪工大高との対戦。結論から書くと、まったく例年の啓光学園らしくなく敗れた(12-29)。序盤はキックでうまく陣地をとって攻め込んでいただけに、不安視されていた攻撃の正確性のなさが露呈してしまった形だ。逆の大阪工大高は、SO橋野、WTB中濱らがのびのびとフィールドを駆け抜けた。野上監督は試合前に「ここ(準々決勝)で啓光とやりたかった」と、選手の調子がいいこの時点で難敵にぶつかりたい気持ちを話していた。思惑通り、選手達は王者に真っ向勝負し、啓光の花園連勝記録を22でストップさせたことになる。

個人技を出し合えば、大阪工大高も力がある。相手の力を出させないのが啓光の持ち味だったのに、きょうは出させてしまっていた。ミスも多発して敗れた杉本監督は、「大会に入ってから、練習でもミスが多く、それが試合に出てしまった。細かいところにこだわれなかった、私の甘さ」と話していた。しかし、強いチームを引き継ぎ、監督2年目での花園初敗北。今後の杉本監督の指導者人生にとってはいい経験だったろう。勝ち続けることはありえないのだし、選手達も負けて成長すると信じたい。お疲れ様でした。来年からのチームの成長に期待したい。敗色濃厚の中での意地のトライは立派だった。

第三試合の伏見工業対長崎北陽台も予想通り凄まじい試合になった。最後まで攻め続けて逆転勝利をものにした伏見工業も素晴らしいが、北陽台のディフェンス・ラインに並ぶ反応の良さには恐れ入った。バランスのいい両チームがここで対戦したのは、ちょっともったいない気がした(24-20)。長崎北陽台、いいチームだったなぁ。第一試合では、茗渓学園が絶妙のパスでよく攻めたが、粘り強くディフェンスした桐蔭学園が、FWの力強さも含めて27-8で快勝。第四試合は、東海大仰星が組織力、個人技、すべてに圧倒した(55-7)。大分舞鶴はどうも仰星が苦手らしい。

高校ラグビーは、各チームに特徴があるのがいいなぁ。第四試合終了後、準決勝の組み合わせ抽選会が行われ、以下のように決まった。またまた面白そうだ。

◎1月5日 準決勝
桐蔭学園 対 大阪工大高
伏見工業 対 東海大仰星

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大学準決勝結果

2日の国立競技場は寒かった。第一試合の試合前は10度だったピッチ上の気温も、雨が降り始めて5度まで下がった。午前10時半、JSPORTSで試合前に流される春口監督と中尾監督のインタビューをした。同志社の中尾監督は、ブレイクダウン(ボール争奪局面)の激しさ、しつこさを関東勢と関西勢の違いと認識し、そこにこだわって強化にあたってきた。この日も「FW戦がカギ」と話していた。BKの決定力には自信がある。ボール争奪戦さえ互角に戦えればという気持ちだたろう。春口監督にキーマンは? と問いかけると、「有賀です」と言い切った。

結論から言えば、同志社はよく戦ったと思う。防御ラインと接近した位置でピンポイントのパスもつないだし、関東学院の大黒柱であるFB有賀の攻撃も大半は止めることができた。ただし、スクラム、ラインアウトのセットプレーは常に劣勢に立たされた。簡単なPGを外したのも痛かったけど、セットの不安定は最後まで同志社を苦しめていた気がする。ひたむきなFWと、才能あふれるBK、惜しいチームだ。僕は第二試合の解説だったので、記者会見に出られなかったのだが、同志社の中村キャプテンは、潔く完敗を認めていたらしい。

関東学院は、相手のミスを確実に得点に結びつけた。WTB北川、FB有賀は頼りになる。FL北川もボールによく絡んで目立っていた。これで9年連続の決勝進出である。春口監督のチームを仕上げるノウハウは揺るぎない。

◎関東学院大学○31-15●同志社大学

第二試合は、早稲田大学0Bで日本代表FWコーチの永田隆憲さんと解説だった。僕が社会人一年目、ラグマガ編集部に入った87年度に日本選手権で東芝府中を破って日本一になった早稲田のキャプテンである。僕にとっては嬉しい時間だった。試合のほうは、一方的になり、終わってみれば9トライで早稲田の大勝。法政はスピードあるBKを擁しながら力を出せず終い。セットプレーの劣勢に加え、タックルで倒れた選手へのサポート、ボールへの働きかけでも早稲田に遅れをとっていたのが最後まで改善できなかった。もっと素早くボールを動かしたかったはずだが、それをさせてくれないのが早稲田の強さということなのだろう。接点の攻防は完全に早稲田が上回った。

早稲田は前半31分、スクラムを猛然と押し込んで清宮監督が「早稲田の試合で記憶にない」というスクラムトライを奪った。僕が取材を始めてからの試合でも記憶にないから、もし、過去にあったとしても数十年前のことだろう。要するに早稲田のラグビーには、過去に「スクラムトライ」という選択肢はなかったわけだ。

清宮監督は楽しそうに振り返った。
「今季は、(スクラムが)強い強いと言われながらスクラムトライはなかった。きょうは雨という条件もあるし、ゴーサインを出しました。フロントローの選手達の表情がすべてを物語っています。トライをとって堂々と帰ってくる表情は、楽しく、ユーモラスでした」

僕が印象に残ったのは、最後の勝田選手のトライ。バウンドしたパスにうまく合わせ、瞬時の加速でタックラーを振り切った。お見事でした。

◎早稲田大学○61-5●法政大学

これで8日の大学選手権決勝は、5年連続で早稲田対関東学院ということになった。有賀キャプテンを軸に一戦一戦逞しく成長した関東学院がどんなチャレンジを見せてくれるのか。関東学院もブレイクダウンは強い。僅差勝負になる気がする。佐々木キャプテンは言った。「早稲田が目指すラグビーには、まだ8割くらいです。ディフェンスラインの裏に出られるなど甘さがある。決勝ではこれまでやってきたことを、しっかりやってきたい」

ここ4年は「清宮対春口」という監督対決が話題をさらったが、今季は「佐々木対有賀」というキャプテン対決で語りたいような気がする。好ゲームになるよ、きっと。

追記◎のぞみで京都に戻る途中に、これを書いている。両隣には、深緑郎さんと藤島さんが。明日は高校の準々決勝だ!

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迎春

皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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暖かい元日だった。近鉄電車「鶴橋駅」から乗車した急行が東花園駅に臨時停車。高校大会開催のためだ。嬉しいね。写真は駅からラグビー場に向けて最後の直線コース。各チームがまとまって歩いている。

快晴の花園入りしてすぐ、元同志社大学ラグビー部監督の岡さんに会った。「高校生は戦力が限られているから、よく工夫して戦う。勉強になりますよ。高校の先生は偉いわ」。

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こちらは、第一グラウンドに出ようとする秋田工。このシーン、僕は大好きだ。大阪工大高に対して健闘したが敗れた。工大は、SO橋野の柔らかいランニングも冴え渡り、ノリノリの快勝だった(43-7)。桐蔭学園は桂のしぶといタックルに苦しんだが、攻撃的なSH櫻井の活躍もあって快勝(32-5)。長崎北陽台は、ワイドに展開したかと思えばモールを押し込むなど多彩な攻めで黒沢尻北を破った(34-7)。

佐賀工は優勝候補の一角である大分舞鶴に対してモールを押し込んでトライを奪うなど大健闘したが、舞鶴FB佐藤らBKのスピードに崩された感じである(21-40)。伏見工は報徳学園に完勝(48-0)。茗渓学園と東福岡は特に印象に残った。茗渓の攻めも多彩だ。トライ後のFB大野コンバージョンも正確で、東福岡に攻め勝った(35-24)。東海大仰星は、國學院久我山を1トライに抑えた(38-7)。

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写真は、啓光学園の高鍋のウォーミングアップの様子。高鍋の藤本監督は「うちは調整練習をしないんですよ。きのうも厳しくやりました」と思い切ってチャレンジする明るい表情で語ってくれた。どちらかというと2回戦で荒尾に苦しんだ啓光学園の杉本監督のほうが、課題が多く渋い表情だった。しかし、内容は啓光学園のゲーム運びの上手さが際だった。高鍋ボールのキックオフからモールを押し込み、キックを深く蹴りこんでプレッシャーをかける。そこで得たスクラムからはサインプレーで一気にトライ。WTB森田の力強いランニングと、NO8亀山の好サポートも光った。高鍋も最後に意地を見せて1トライ。39-5で啓光勝利。

全試合終了後、組み合わせ抽選会が行われ、1月3日の準々決勝組み合わせが決まった。

第1試合 茗渓学園対桐蔭学園
第2試合 大阪工大高対啓光学園
第3試合 長崎北陽台対伏見工
第4試合 東海大仰星対大分舞鶴

今大会を見ていると、上位校の力がかなり拮抗している。どの戦いも予想しにくい好カードだ。北陽台、茗渓が上り調子なのがさらに予想を難しくしている。みんないいチームだ。試合が待ち遠しいなぁ。組み合わせ決定の際、啓光学園の選手が少し嬉しそうだった。大阪工大高とやりたかったのかな? そう問いかけると、啓光学園の杉本監督が言った。

「ここまでくれば、どこがやりやすい、やりにくいは関係ない。選手が喜んだとすれば、よく知っているチームだからと思います。大阪工大高は個人的な力を出してくるチーム。ディフェンスがキーになるでしょう」

追記◎今朝、こんなおせち料理を食べた。母の手料理だが、正月っぽい写真がないので紹介してみました。お雑煮は白みそです。いま、大学選手権準決勝に向けて東京に戻る「のぞみ」でこれを書いている。乗客が多くて驚いた。例年、もっと少なかった気がするけれど。

osechi


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