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2006年4月2日 - 2006年4月8日

高校選抜大会準決勝

きょうは全国高校選抜大会の準決勝を見に熊谷ラグビー場に行ってきた。朝、湘南新宿ラインで行こうとしたのだが、車両点検か何かで遅れていて、めちゃくちゃ時間がかかってしまった。きょうの熊谷は寒かったなぁ。コートが必要だった。

準決勝第一試合は、東福岡対桐蔭学園。前半は、桐蔭学園の粘りもあって5-5の同点だったが、後半は東福岡の攻撃力が爆発した。FWが前に出て防御を集め、BKが次々にゲインラインを切っていった。NO8の有田のパワフルな突進、後半登場したCTB森山のしなやかなステップとスピードに目を奪われた。最終スコアは、57-5。いい選手が揃ってるなぁ。まだまだ組織プレーが完成していないなかでのこの強さは、末恐ろしい。

第二試合は、東海大仰星対國學院久我山。こちらは、前半2分にドライビングモールからのトライで先制した仰星が、そのまま5連続トライをあげ、一方的になるかと思われたが、後半は、久我山が意地を見せて2トライを返した。仰星は後半、ゲームメイカーSO山中の負傷退場もあって、HB団を入れ替えたが、ここからやや攻撃のリズムが悪くなった。それでも、1年生からレギュラーで出場するNO8前川の激しいプレーや、WTB渡辺のトリッキーなステップは魅力的。最終スコアは、44-19でも、選手の表情は曇っており、目標の高さが垣間見えた。

決勝戦は、9日の日曜日に行われるが、今大会では図抜けた実力を見せた両者の一騎打ちで僅差勝負になりそう。ともに機動力のある大型FWで、BKのスピードもある。仰星の土井さん、東福岡の谷崎さん、両監督ともに「相手のほうが個々の選手の能力は上」と評価するあたりも面白い。日曜日は、おそらく、今季の高校ラグビーを引っ張る両校の戦いをじっくり見させてもらおうと思う。聞くところによると、両校の3年生は、中学時代に全国大会で、九州スクール選抜と大阪中学選抜で戦った選手が多い。選手の能力が高いわけである。決勝戦は、JSPORTSでも放送される。僕は解説。楽しみです。

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アスリート

Yachiyo

きょうは京成線「八千代台」駅近くにある日本IBMビッグブルーのグラウンドに行ってきた。これは人工芝のグラウンドで、もう一面天然芝のグラウンドもある。でかい。はじめて行ったので驚いた。

Suramu

今回の取材は、4月25日発売のラグビークリニックに掲載されるもの。入部5年目になる小嶋信哉選手(写真左)と、長澤晃一選手のインタビューである。この2人の共通点は、能代工業高校から専修大学に進んだバスケットボール選手だったことだ。ともに社会人からラグビーを始めているので、その面白さやバスケットとラグビーの違いなどを聞いた。入社5年目の小嶋選手は190㎝、102㎏。すでにロックとして試合に出場していて、トップリーグにも出てくるはず。長澤選手は、196㎝、125㎏の巨漢だが、まだラグビーに転向して1年なのでもう少し時間がかかりそう。

しかし、2人とも僕がこれまで取材したラグビー選手では聞いたことがないほどのアスリートである。小嶋選手は中学時代、バスケットの合間にやっていた陸上競技の三種競技で秋田県1位。名門能代工業ではセンターとして活躍し高校のタイトルを総ナメし、高校ジャパンにも選出されている。この能代工業は、漫画スラムダンクの山王工業のモデルで、小嶋選手は同時期にプレーしており、なんと山王工業の河田のモデルと言われているのだとか。長澤選手も中学時代はバスケットの合間にやっていた三種競技で東北チャンピオンに。高校ジャパン、学生日本代表と将来を嘱望されるセンタープレーヤーだった。

その二人がなぜラグビーに転向したのかは、クリニックをお楽しみに! 少し実演をしてもらたのだが、2人ともめちゃくちゃ器用だ。大西一平ヘッドコーチによれば、運動能力はラグビー選手としてはずば抜けており、飲み込みも早いとか。身体もどんどん大きくなっている。そして、2人とも今、ラグビーが面白くて仕方ないようだ。トップリーグでの活躍がほんとうに楽しみ。小嶋選手、長澤選手、頑張ってください。

こういう素材はきっとたくさんいる。ラグビーは、社会人から始めても遅くないという好例だし、この記事が他競技のトップアスリートがラグビー転向を考えるきっかけになるといいなぁ。バスケットだとプロになるのが難しくても、ラグビーならトップリーグで活躍できる選手はいると思う。ちょっと嬉しくなって、八千代台から帰ってきた。

◎愛好情報
1)4月5日、フランス【STADE de U.S St.Paul DAX】 にて行われた「日本代表フランス合宿 練習マッチ第3戦」の試合結果。
日本代表○25-15●バスク選抜(前半8-5)

2)4月5日からUAEドバイで開催されている「U19世界選手権大会(IRB Under19 World Championship Dubai 2006)」のU19日本代表の第1戦目(4月5日)の試合結果。
U19日本代表○30-17●U19ルーマニア代表(前半8-10)

3)4月6日の全国高校選抜大会準々決勝の結果
國學院久我山○10-7●仙台育英
東海大仰星○56-5●大分舞鶴
東福岡○60-22●大阪工大高
桐蔭学園○21-17●長崎北
※明日の準決勝の組み合わせは、國學院久我山対東海大仰星、東福岡対桐蔭学園ということになった。

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マイクロソフトカップ

4月5日の午後、日本ラグビー協会にてジャパンラグビートップリーグの記者会見があった。トップリーグは、来季からシステムが変わる。チーム数は2つ増えて14チームのリーグ戦となり、最後に上位4チームによるプレイオフトーナメントによって王者を決定することになる。会見で発表されたのは、マイクロソフト株式会社がトップリーグのオフィシャルパートナーになることだった。最後のプレイオフトーナメントが「マイクロソフトカップ」となり、14チームによるリーグ戦中は、各チームが開催するラグビー・カーニバルやフェスタのなどへの協力、MSNホームページでの試合レポート配信など全面的なサポート体制をとる。

とりあえず単年契約のようだが、マイクロソフト社はラグビーの普及活動の支援に積極的であり、ダレン・ヒューストン代表執行役社長は「マイクロソフトカップの発展を見守り続けていきたい」と末永いパートナーシップを希望した。日本協会の森喜朗会長も「ヒューストンさんは、深いレベルの関係構築という話をされた」と、関係は永く続くことを強調し、だからこそ「我々に大きな責任がある」と期待に応えなければならないことを付け加えた。

14チームのリーグ戦後に、プレイオフを行うというのは、南半球のスーパー14と同じスタイルとなる。スーパー14の場合は、1位対4位、2位対3位で上位チームの本拠地で試合が行われる。つまり、リーグ戦の上位にアドバンテージがあるわけだ。このあたり、ホーム&アウェイのスタイルが根付いていないトップリーグでは、4チーム横一線の王者争いということになりそうだ。組み合わせなどの詳細はまだ決まっていないが、僕は、せめてスーパー14と同じ組み合わせにするのが妥当だと思う。

また入替戦についても最終決定は下されていないが、関係者の発言を総合すると、13位、14位が自動降格、11位、12位が入替戦というスタイルの可能性が高そうだ。これはまだ確定ではないが、僕は自動入替は1チームでいいのではないかと思っている。というわけで、来季はマイクロソフトカップと日本選手権の2大タイトルになるわけだが、日本選手権については出場枠の拡大を希望したい。プレイオフを戦った4チームがそのまま日本選手権では新鮮味に欠けるし、できるだけたくさんのトップリーグのチームにレベルの高い試合の機会を与えてほしい。それが日本代表の強化につながるはずだから。

◎愛好情報
日本代表フランス合宿練習マッチ第2戦【STADE de U.S Cognac】
日本代表●17-35○コニャック選抜(前半0-17)

追記◎kiyomiさん、U23の日程はまだ発表されていないんです。

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高校選抜大会

2

熊谷ラグビー場で第7回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会を見てきた。写真は、Bグラウンド。Aグラウンドとの間に立つと両方が見られるので、そうしている人が多かった。僕も基本はここ。大東大のラトゥ監督や立正大の堀越監督など、各大学の監督・コーチのみなさんが選手を見に来ていた。玉川大の川合レオさんや、龍谷大の記虎監督も来ていて、しばらく立ち話。あっちこっちでラグビー談義しつつ、楽しい一日だったなぁ。試合結果などは日本協会のHPにてご確認ください。

選抜大会は、まだ春ということもあってチームが未成熟なところが面白い。僕が見たところでは前評判通り東海大仰星と東福岡が強かった。サイズもあるし、ボールをパスで動かす展開力もある。手に汗握ったのは大分舞鶴対茗溪学園。大分がモールを押し込んでトライすれば、茗溪がスピーディーなパスワークで防御を崩す。最後までもつれる面白い試合だった。最終的には、32-26で大分舞鶴の勝利。江の川もしつこいタックルで大阪工大高を最後まで苦しめた。長崎北と啓光学園は、長崎北が終始押し気味に試合を進め、防御裏へのパントなど効率よく得点して、20-14で昨年の王者を破った。啓光の杉本監督は「ボール回しが2テンポほど遅い」と仕上がりの遅さを嘆きつつ、「でも長崎北はいいチームですねぇ」と相手を賞賛した。この両チームに言えることだが、サイズはないが、ディフェンスで粘るし、相手の隙をつく攻撃が上手い。ただし、やはり仰星とか東福岡と戦うにはまだ力強さが足りないかなぁ。

Fukuoka

初日に負けたチーム同士の試合も行われたのだが、思わず見入ったのが、チャレンジ枠で出場した福岡(赤いジャージー)と三本木農業の試合だった。初日は地元の深谷に逆転負けを喫した福岡が、大型FWの三本木農業を一発必中の低いタックルで食い止め、素速いパスでボールを動かして健闘していた。福岡の監督は、元新日鐵釜石、日本代表CTBで活躍した森重隆さんである。引退後は、故郷の福岡で硝子店を営みつつ母校の指導にあたってきた。切れ味鋭いステップと猛タックルで活躍した人らしいチームだった。31-29で競り勝った後は会心の笑み。その言葉は相変わらず豪快だった。

「いいチームでしょう? 大きなFWに勝つのがいいねぇ。12年間、気合いとタックルだけ教えてきたから。今のラグビーなんて、なーんも分からんもんねぇ」

東福岡を筆頭に強豪高校ひしめく福岡県では、花園の全国大会に出場するのは至難の業だ。それでもベスト4の実力はある。BKのパス回しもいい。森さんの言葉とは裏腹にクレバーなラグビーである。今回の選抜大会は推薦枠での出場だが、花園の常連校を倒したことはこのチームの実力を飛躍的に伸ばす気がする。高校生は変わるよ。

「選抜大会の出場が決まって、選手の目の色が変わった。あとは、東福岡に勝つだけだ! 慶應の松永監督が来たから言ってやったんだ。これくらいのラグビーやんなきゃって(笑)」

Mori

森さんの言葉には愛情があるから嫌な感じがまったくしない。試合後はサポーターからサインをせがまれていた。相変わらずの人気者である。

追記◎クルセイダーズの試合を見に行くという初心者さん。7番のマコウと、10番のカーターにご注目ください。瑞穂さん、ココログの不具合があってTBできないことがあったらしいですが、今は復旧しているようです。

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カイドウ2

Kaido2

4月3日、東京は強風が吹き荒れた。桜が散っている。でも、カイドウは頑張っていた。だいぶ咲きました。

熊谷ラグビー場で全国高校選抜大会が開幕した。初日は取材に行けなかったのだけど、結果を見ると、深谷と福岡が大接戦、初出場の京都成章が正智深谷を破っている。明日は、1回戦を突破したチームとシード校の対戦があり、1回戦敗退のチーム同士の試合もある。出場校全部が見られるということだ。行かなきゃ。この大会の決勝戦(9日)はJSPORTSで放送されます。

3日、神戸製鋼コベルコスティーラーズとトヨタ自動車ヴェルブリッツの新体制のプレスリリースが流れてきた。神戸製鋼は、増保監督、松原主将体制で変わらず。トヨタ自動車は、朽木英次監督は留任だが、麻田一平選手が主将になった。また、廣瀬佳司選手は、BKコーチ兼選手となる。驚いたのは、椎村公彦、鷲谷正直、渡辺哲也、鈴木孝徳、辻正樹といったまだプレーできそうな選手達の退部である。今後は仕事に専念していくということのようだ。もったいない気はするけど、第二の人生の成功を祈ろう。

トークイベントの件でコメントいただいていますね。トークイベントは、これからどんどんやっていきます。三鷹での「愛好日記トークライブ」は満席ですが、4月22日の名古屋でのトークイベントは会場が広いこともあってまだ募集中です。廣瀬選手、麻田選手、内藤選手が来てくれます。電話やファックスでも申し込めるので、どうぞ。3月28日の日記「国際交流」に詳細書いてあります。4月15日夜の銀座ダフィーズのイベントは参加自由です(日本協会主催なので協会HPをご覧ください)。また、5月下旬には神戸でもトークライブやる予定です。詳細決まり次第、紹介します。

コメントで「ラグビージャーナリストになるにはどうすれば?」という質問がありました。現在、この肩書きで仕事しているのは僕と小林深緑郎さんの2人ですが、ラグビージャーナリストとは「ラグビーを自らの評価を加えて報道する人」という意味で僕は使っています。そういう意味では、ラグビーマガジンの編集部の人達もラグビージャーナリストですね。僕はベースボール・マガジン社に入社し、ラグビーマガジンの編集部に10年にて、1年間、単行本など編集する出版局で勤務したのちフリーになりました。ラグマガの編集長時代に、スポーツアイやNHKのBSで解説しているときは「ラグビーマガジン編集長」が肩書きでした。フリーになってから、JSPORTSの解説やラグマガ他、スポーツ誌での執筆活動をはじめて肩書きが必要になったわけです。深緑郎さんの場合は、世界のラグビー専門家の中でもトップクラスの知識を独自に身につけた結果、出版社がほおっておかなかった人です。ですから、ラグビージャーナリストというのは、ラグビーを専門的に報道する立場になった時に自然についてくる肩書きだと思います。というわけで、ラグビージャーナリストになるには、ラグビーを専門的に取材できる場所(ラグビーマガジン編集部やラグビーを頻繁に報道するスポーツ紙)で経験を積むのが正攻法だと思います。1月18日の日記に「就職について考えたこと」を書いています。ご参考までに。


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ジャパン1勝

土曜日の深夜、NHKで矢沢永吉のドキュメンタリーをやっていた。56歳。かっこいい。最近は聞いていないけど、子供の頃よく聞いた。「ウイスキーコーク」や「トラベリングバス」など大好きだった。現役でライブやり続けているところがいい。ラグビーの選手でも、長くプレーを続けている選手はどんどん味が出てきて、かっこよくなる。僕はとっくに選手生活は引退しているけれど、現役選手のようにラグビーへの想いを持ち続けていきたいなぁ。永ちゃんが言ってた。

「人生一回しかないんだからさぁ。今やらなかったら、やれないじゃん」

◎愛好情報
・4月1日(土)、フランス【STADE de DAX】にて行われた「日本代表フランス合宿 練習マッチ第1戦」の試合結果。練習試合なので、日本はすべてのポジションを前後半で入れ替えた。
日本代表○36-13●DAX ESPOIRS(前半17-8)
 
・4月2日(日)、香港セブンズ3日目。7人制日本代表はプレートトーナメントに進出したが、準々決勝で7人制カナダ代表に敗れた。4月8日(土)、9日(日)に行われるシンガポールセブンズに向けて、3日にシンガポールへ移動。
7人制日本代表●12-22○7人制カナダ代表(前半7-15)

・韓国ラグビー
韓国ラグビー2006春季リーグ戦「中学・高校部」は4月1日(土)、決勝戦が行われた。高校の部は培材(ペジェ)高校が19(前半5-0)0でテグ産業を下し優勝。GW中に福岡で行われるワールドユース交流大会に韓国チャンピオンとして参加する。中学は清州南中が24(12-0)12で坪リ(ピョンリ)に勝った。

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