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2006年5月7日 - 2006年5月13日

NZ代表キャプテン

前任のタナ・ウマンガの代表引退で注目されていたNZ代表オールブラックスキャプテンは、13日、正式にリッチー・マコウと発表された。マコウはすでに2004年11月のウエールズ戦と2005年のアイルランド戦でキャプテンを務めていたが、これで正式にキャプテン就任である。グラハム・ヘンリー監督はマコウがテストマッチシリーズのスタートとなる、6月10日のハミルトンでのアイルランド戦に出場することも明言した。

マコウは、2001年のアイルランド戦でオールブラックスデビューして以来、36テストを経験。NPCのカンタベリーや、スーパー14のクルセイダーズでもキャプテンを務めており、順当な選出だった。

きのうNZの友人からメールが届いたのだが、確実視されたキャプテン就任ではあったけど現地は盛り上がっているらしく、新聞でも、歴代の主将18人をピックアップして並べて、全部正解したらレプリカジャージーが当たる!なんていう企画もあったのだとか。ラグビー王国ならではである。ちなみに、マコウはオールブラックスの60代目のテストマッチキャプテン。

さて、明日は日本代表のグルジア戦だけど、スーパー14もいよいよ最終週。プレイオフ進出のかかるチームの試合は、特にお見逃しなく。


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グルジア戦の日本代表

グルジア戦(14日)の日本代表メンバーが発表になった。

1久富、2松原、3山村、4大野、5佐藤、6菊谷、7浅野、8木曽、9池田、10安藤、11 遠藤、12吉田、13今村、14大畑、15武井、16山岡、17相馬、18中居、19熊谷、20伊藤、21大西、22水野

注目のSOは安藤栄次選手。韓国戦でいい動きをした大西選手に負けないように、いいゲームメイクを見せてほしい。大西選手は控えだが、後半投入もあるだろうし、SO、CTBどちらの可能性もある。今村雄太選手は実力をしっかり認められている気がする。テストマッチのトライ世界タイ記録にあと「2」と迫る大畑選手にアシストのパスを。LOの大野、佐藤両選手は、エリサルドHCが期待するコンビ。正ポジションを確かなものにしたいところだ。菊谷選手には、突破役としてグルジア防御を切り裂いてもらいたい。グルジアはキックも多用してくると思われるので、FB武井選手のフィールディングも重要になる。

おそらくほぼ全員が出場することになるはず。パシフィックファイブネイションズのメンバー入りに向けて、最後のアピールだ。キックオフ直後から飛ばしてほしい。

コメント、TBにもあった通り、矢富選手の辞退は僕も残念。今回発表されたメンバーを見ても、22名の中に入る可能性は低かったわけだが、日本Aでのパフォーマンスが評価されての選出だけに辞退するべきではなかったと思う。日本Aの試合後、14日にスライドする選手に残ったことを聞いて困惑の表情を浮かべる矢富選手に遭遇した。すでに代表には2人のSHがいるので選ばれないと思い、早稲田での出場を心に決めていたようだった。でも、選ばれなかった選手や日本代表を目指す若い選手たちのことを思えば、代表に残ってほしかった。個人の価値観では片付けられない立場にいるということに思いが至らなかったのかもしれない。周囲が助言できなかったものか。ただ、このことによって日本代表のステイタスが揺らぐとは考えたくない。矢富選手も日本代表に憧れを持ってきたのだし、今後も代表を目指すだろう。今回は特殊な例として、二度と起こらないことを祈るばかりだ。

ここからは、京都出身ラグビーマンの戯言である。僕は京都のラグビースクール、高校でプレーしていたので、今回の矢富選手の気持ちが少し分かる。京都のラグビー選手にとっては、京都ラグビー祭に参加して西京極で試合するのは目標だし、同志社大学ラグビー部は英雄的存在。高校時代は全国的に無名だった選手が早稲田でレギュラーを獲得して、地元・西京極で同志社と対戦するというのは、もう、ほとんど夢物語である。加えて最後の学年だ。もしも僕が大学生で同じ立場だったら、そんなことあり得ないけど、悩むなぁ、きっと。日本代表と天秤にかけるなんて、おかしいのだが、それが若いってことなのかもしれない。

追記◎NZでは、オールブラックスのキャプテンは、リッチー・マコウになると報道されているようだ。当然かな。


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1番E席

きのうのレポートに追記で書こうとしたのだけど忘れていたことがある。最近僕は新幹線の切符を「エクスプレス予約」というやつでとっている。エクスプレスカードの会員になって携帯電話から予約するんだけど、これ、めちゃくちゃ便利である。切符を受け取る前なら何度でも変更できるのがいい。一昨日の京都行きをE席指定で予約すると、「○号車1番E席」だった。なんか、めちゃくちゃいいことありそうな席やんか、これ。しかし、隣に美女は来なかった。僕は予約したときに席が「15番」だと嬉しくなる。ちなみに東京への戻りは「15番E席」だった。

グルジア代表が11日の練習をキャンセルした。フランスのクラブでプレーする選手が多く、試合前日にようやく来日した選手が半数以上の上に、初戦が豪雨では体調を整えたくもなるだろう。14日は、少なくとも10日より数段上のパフォーマンスを見せるはずだから、ジャパンも侮らずに戦いたい。攻撃はパワープレー主体でシンプルだから、前に出るタックルさえしっかり決めていけばそれほど怖い相手ではないはずだ。キックオフ直後から身体張ってほしいなぁ。

きのうのレポートに対する、N山さんのコメントにもあったけど、女子ラグビーは遠征も自己負担がほとんどだし、何から何まで自分たちでやっていかなければいけない。それを思えば男子のほうは恵まれているのだから、ほんと頑張ってもらいたい。

日本Aから、14日の試合にスライドした選手達は、事前合宿も含めて個々のパフォーマンスを評価されてのことだが、すでに選出されていた14日のメンバーとのポジションのバランスもあるはず。またグルジア戦までのパフォーマンスで、パシフィックファイブネイションズのメンバーを決めるということだから、NZUとのU23日本代表、グルジアに対する日本A、日本代表の3試合を考慮に入れて、6月以降のメンバーは固められるはずだ。また、そうであってほしいと思う。

いま、啓光学園を常勝チームに作り上げた記虎敏和さん(現・龍谷大学ラグビー部監督)の本の編集をしているのだが、あれだけ緻密なプレーを見せる啓光学園でも、記虎さんが口を酸っぱくして言っているのは戦う気持ちの問題である。どんなに高度な戦術・戦略を持っていても、気持ちが入っていなければ勝つことはできない。理屈ではない部分が大きいのが、ラグビーのひとつの魅力だと思う。記虎さんの本のタイトルになっている「紅蓮たれ」の「紅蓮」は、佐々木隆道選手が、早稲田の大事な試合前の寄せ書きにいつも書いていた。元は記虎さんが啓光学園の選手達を鼓舞するために使っていた言葉だ。その意味については、ぜひ本を読んでください。5月末あたりに発売になると思うので、またお知らせします。

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日本A対グルジア戦結果

Jasumin

朝、隣の庭から我が家に進出してきているジャスミンを撮影。いい香り。午後、日本A対グルジア戦取材のため、京都へ向かう。東京は晴れていたのに京都は雨だった。

Nisikyougoku

西京極陸上競技場は降りしきる雨にもやっていた。試合のほうだけど、前半はガッカリ、後半はちょっとスッキリ、という内容。ここから数名が14日の日本代表に入るとか、ワールドカップに出場するためのサバイバルマッチだとか、そういうことは感じない前半が淡々と過ぎていった。豪雨だったから、ハンドリングエラーはある程度仕方ないとして、ミスタックルが多いのは気になった。グルジアは、負傷によって今遠征を辞退した選手が多く、ベストから10名ほどのメンバーが抜けているのだが、それでも大半がフランスのクラブでプレーしており、縦突進にスピードがあるし、前半は悪天候のなかミスも少なかった。FW周辺の縦突破とハイパントを多用したシンプルな攻めは雨の中で有効だった。

エリサルドHCは、前半、パフォーマンスが今ひとつだったSO曽我部とFB五郎丸を交代させたが、試合後、こう説明した。
「2人だけが悪かったわけではありません。もし、10名の交代が許されるなら、そうしていたでしょう。ディフェンスは上がらない、タックルもない。私はラグビー選手にとって最重要なこととして、戦う気持ち、根性を見ています。しかし、後半は一転して闘志も見られたし、素晴らしい試合になりました。2つ目のトライは特に素晴らしい」

エリサルドHCが「緊急事態」と表現した後半スタートの交代は、なんとSO矢富の起用だった。FBにはWTBから三宅が下がり、WTBには久住が入る。結果的にはこれが当たった。矢富は「高校1年生以来」というSOを難なくこなし、SH後藤とのコンビでボールをテンポ良く動かした。「曽我部と後藤さんが入替と聞いたので、え?と思ったのですが、自由にやってこい、と言われて。今回は前後半出られて良かったです。地元の西京極でプレーできて、めちゃくちゃ嬉しかったです」。突然のSOは、冷静にプレーできたし、スタンドから友達の声援も聞こえたらしい。その度胸と、ラグビーフットボーラーとしての能力の高さには恐れ入る。

雨が小降りになったことも日本Aには幸いした。後半17分、後藤がPGを決めると、22分にはゴール前のラインアウトモールからHO中林がトライ。直後のキックオフから、エリサルドHC絶賛のトライが生まれる。グルジアのキックオフのボールをキャッチした日本Aは、すぐにボールを左オープンへ。矢富がディフェンスラインに思い切って近づきつつ、タイミングのいいロングパス。これを受けたCTB守屋(後半交代出場)がダミーパスで一人かわして、FB三宅へパス。最後は快足を飛ばした久住がインゴール中央に回り込んだ。思わず拍手の見事なボールつなぎだった。

後藤のコンバージョンも決まって逆転。以降は、グルジアFWの猛攻にあったが、ハードタックラーの中居も投入され、一人一人が懸命にタックルを続けて逃げ切った。矢富も低く足首にタックルしていたし、小堀の思い切りのいいタックルも光っていた。FBに入った三宅の責任感あるプレーも印象に残った。日本のプレーのなかで最も安定していたのは、HO中林のスローイングによるラインアウト。キックの多い試合だったが、このセットプレーの安定が前半の劣勢をなんとかしのいだ要因だったかもしれない。

ゲームキャプテンのCTB向山は「前半は頭でラグビーをしようとしてしまった」と反省していたが、ゲーム中、グラウンドからはたくさんの怒鳴り声が聞こえていた。意識の高い選手とそうでない選手の差があったということだろう。14日のテストマッチの先発メンバーはまだ発表されていないが、すでに発表されているグルジア戦の日本代表18名に加えて、日本Aから、相馬、山岡、谷口、熊谷、矢富、安藤、水野が合流することになった。日本Aが勝ったのだから、日本代表は快勝といきたい。

◆試合結果
日本A○15-14●グルジア(前半0-14)

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スーパー14【13節】

Akabara

庭の薔薇が一輪咲いた。まもなく白も咲く。例年より遅い気がするなぁ。

スーパー14が今週末に最終節を迎える。13節の試合で、僕は「シャークス対ストーマーズ」、「キャッツ対ブルーズ」の試合を解説したのだが、シャークスとストーマーズのフィジカル対決は見ているだけで力が入る。激しいコンタクトプレーが好みの人はお薦めである。僕はストーマーズのFLルーク・ワトソンの仕事人ぶりに惚れ込んでいるのだが、シャークスのベテランNO8、AJ・フェンターが意地を見せた。いいよ、この試合。キャッツはCTBジャック・フーリー、ブルーズではPRジョン・アフォアが魅せる。

プレイオフ進出の4チームはほぼ絞られてきた。クルセイダーズ、ワラタス、ハリケーンズ、ブランビーズ。シャークスとブルズも可能性を残す。ワラタスのホーム(シドニー)で試合が行われると、8万人の大観衆が集まるらしいから、それも見てみたい。スーパー14のクライマックスをお見逃しなく。

5月10日 (水) 17:00 ~17:30初回放送の「トータルラグビー」(JSPORTS ESPN)は、日本代表特集があるようだ。中心はエリサルドHCのインタビューだけど、坂田好弘さんや、元木由記雄選手のインタビューもあり、大畑選手のトライ記録にも触れられているとか。

きょう、プレスリリースで、NECグリーンロケッツの新体制が発表になった。高岩映善ヘッドコーチの肩書きが「監督」となり、青木聡史、岡村要両コーチは留任。現役を引退したばかりの肥後隆之さんがアシスタントコーチに就任。主将=浅野良太、副将=熊谷皇紀、向山昌利。この体制で、日本選手権3連覇、トップリーグ初制覇を目指す。

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グルジア戦の日本A

グルジア代表来日シリーズが5月10日から始まる。まずは、日本A代表が対戦するのだが、月曜日にそのメンバーが発表になった(京都市・西京極陸上競技場 19:00キックオフ)。矢富、曽我部、五郎丸の早稲田トリオが揃い踏みである。メンバーをながめると京都にゆかりのある選手が多いような。フランス人のエリサルドHCがそんなこと考えるわけもないのだが、京都のラグビーファンは嬉しいかも。矢富選手は京都成章高校、北川、三宅両選手は伏見工業高校出身だし、龍谷大学、同志社大学、立命館大学の選手が計5人。

1高木、2 中林、3笠井、4北川、5谷口、6山口、7熊谷、8相、9矢富、10曽我部、11小堀、12向山、13榎本、14三宅、15五郎丸、16山岡、17相馬、18大野、19中居、20後藤、21守屋、22久住

このメンバーの中から数名が日曜日に花園ラグビー場で行われる対グルジア戦の日本代表メンバーに入る。エリサルドHCは、U23日本代表対NZU戦も現地で見ており、U23から選手が入る可能性もあり。選手達にとってはチャンスが与えられているわけだ。いま、多くの選手が目標としているのは、2007年ワールドカップ出場である。この春のテストマッチシリーズに出場して実力を見せなければ、来年のワールドカップ・スコッドに残ることはできない。夢をかけて戦う選手達の姿を、できるだけ多くのファンのみなさんに現場で見守ってもらいたい。京都のみなさんは特に見に行ってくださいね。よろしく。

さて、ここで大切なお知らせ。
5月21日、花園ラグビー場で「関西ラグビーまつり」が行われることは、すでにこの日記でもお伝えした。その中で、デフラグビー10周年記念試合が行われるのだが、お客さんに【ホイッスル・ボード】が配られることになった。レフリーが笛を吹いた時に、選手に知らせるために観客席でボードを掲げるのである。試合は第2グラウンド(12:30キックオフ)で行われるのだけど、できるだけ多くの方がボードを掲げないと選手に伝わらない。ぜひ、デフラグビーに参加してみてください。写真は、2002年ジャパンセブンズでのもの(長田耕治氏提供)。

Flag

そういえば、関西協会のHPの関西ラグビーまつりの告知に笑ってしまった。「交流イベント=シャンプーハット、なかやまきんに君、村上晃一が応援参加!」とある。大笑いしつつ、なんで俺は呼び捨てやんねん!と心の中で突っ込んだのだが、「きんに君」は、これで呼び捨てなんやね。「村上晃一君」と書いてあったら、もっと笑えたのになぁ。

追記◎帝京大学で活躍した柏原歩選手の進路に対する質問ありましたが、現在、秋田ノーザンブレッツRFCに所属しているようです。現在発売中のラグマガの部員名簿に載っていますよ。なお、画面左上のスケジュール欄に、5月28日と、6月3日のイベントの紹介をしています。ラグビーファンのみなさん、ラグビーをあまり知らないようなお友達も一緒にぜひ参加してください。ラグビーを好きになるような話が聞けると思いますよ。

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愛好日記トークライブ 2

ワールドユース大会が終了した夜、東京に戻った。そして、翌日の夜は【第2回愛好日記トークライブ】を開催した。今回も楽しい会になった。参加者のみなさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。

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5月6日、午後5時より三鷹駅近くの文鳥舎にて。今回のゲストは、ラグビー博士の小林深緑郎さんである。今回も満席。深緑郎さんの底知れぬ知識に驚いたり、笑ったりの濃い~2時間のトークはあっという間に終了した。僕は、時折突っ込みを入れる程度で、ひたすら聞き役に徹していた。深緑郎さんと初めて会ったのは、1987年のワールドカップの後だったかなぁ。僕がラグマガ編集部の新入社員の頃だったと思う。以前、ラグマガにワールドニュースを寄稿されていた宮原さんという東大ラグビー部OBの方に紹介された。小林さんもこの頃からラグビーの研究に没頭していくのだが、今回のトークライブでは、海外の新聞各種を読み、短波ラジオを聴き、海外へ出向いてさらに知識を深めていく様子を、例の独特のリズムでゆったりと話してくれた。

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深緑郎さんとは、長い付き合いなので彼の持っているエピソードはたいてい知っているつもりだったが、2時間もたっぷり聞いたのは新鮮だった。南アやアルゼンチンの話はけっこう長い時間を割いたのだけど、そのまま2時間いっぱいしゃべっちゃうのではないかと思えるほど、いくらでも話が出てきた。とめました。かないません、深緑郎さんには。

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今回も四日市農芸高校の下村監督が教え子である関東学院大学2年の吉田高大選手(SO)を伴って来てくれた。吉田選手は、今村雄太先輩と対戦したいから関東学院に進学したらしく、今年レギュラーにならなければ戦えないから頑張る、と話していた。トークのあとは懇親会。スポーツジャーナリストの生島淳さんが来てくれたり、後半は藤島大さんも合流してくれて、参加者のみなさんとの会話も弾んだ。

愛好日記トークライブ版の2回目も無事終了できた。これからも「ラグビー好き」を増やすイベントとしてコツコツ続けます。次回は、7月9日を予定。申し込み開始日など、詳細は改めてお伝えします。

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