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2006年1月8日 - 2006年1月14日

バタバタの金曜日

13日の金曜日は、取材、ミーティング、お世話になっている会社の新年会などで都内を動き回っていた。まずはラグマガのトップリーグ総括座談会。ラグマガ森本さんの進行で、藤島大さん、大友信彦さんとお話しした。みんな、よ~くしゃべる。あっという間の2時間だった。なぜ東芝は強いのか、なぜ神戸製鋼は印象に残るゲームが多いのか、話題は多岐にわたった。大友さんはいつも記録をきちっと調べてくれるので、とても助かる。ありがとうございます。

いろんな意見が出たのだが、何かにつけて伏見工業の話題になったのは笑ってしまった。それだけ、いいチームだったってことなのだけど。マイクロソフトカップ前夜祭でトップリーグ関係者と話しているときも、伏見工業の素晴らしさはよく話題になっていた。パスでボールを運び続けた優勝は、社会人の選手達にもけっこうインパクトあったみたいだ。発奮してくれるといいなぁ。

この座談会が終了すると、今度は上井草へ。こちらもラグマガの仕事で、早稲田の優勝記念対談。佐々木キャプテンと五郎丸選手に話を聞いた。前日、大友さんはトップリーグ優勝対談で、東芝府中の冨岡キャプテン、ホルテン選手の取材をしたようだ。上記の座談会を含めて詳細は、1月25日発売のラグマガを読んでいただきたいのだが、撮影風景をちょこっと紹介しますね。

waseda

ポーズをつけて撮影中の五郎丸選手を佐々木選手がデジカメで撮影しているところ。とても仲の良さげな2人だった。決勝戦の夜、佐々木選手は4年生で集まって何度も「荒ぶる」を歌ったらしい。五郎丸選手は、翌朝成人式で故郷に帰るため、はじけなかったとか。佐々木選手のほうは「僕は成人式の日が大学の決勝戦だったから、行けなかったんですよね」とのこと。注目の進路は「まだ決めていません」という返事。今は日本選手権に集中したいだろうから、深くは聞かなかった。待ちましょう。

取材というのは優勝したチームに集中するもので、僕も2年前は関東学院の取材によく行ったし、最近は東芝やNECの取材も多い。それが勝つということなんだろうなぁ。ラグマガにいつかインタビューされたいと思っている選手達は多いし、そういうのがモチベーションになる。僕も大学の頃は写真名鑑に載るのが夢で、2年生の時にギリギリ入れなくてめちゃくちゃ悔しかった思い出がある。だって、来年もレギュラー争いができるかどうか分からないんだから。チャンスはもうないかもしれないんだぞ~!って。3年で顔が掲載されたときは「これでラグビーやめてもいいや」と思ったものだ。実際、取材に行くと、そういうこと言う選手は少なくない。そんな選手に限って、いまトップリーガーで活躍しているのだけどね。

ありゃ、とりとめのない話になってきた。きょうはこのへんで終了。取材後のミーティングは、3月に都内で開くトークライブの件だった。僕の愛好日記のライブ版を企画してくださった方がいるのだ。嬉しいことです。詳細決まったら、この日記でも紹介しますね。

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マイクロソフト杯抽選会

12日の夜は、赤坂プリンスホテルで開かれたマイクロソフトカップ前夜祭に行ってきた。NECの箕内選手や神戸製鋼の大畑選手など参加各チームの主力選手が揃っていて壮観だった。この写真は午後7時過ぎに行われた組み合わせ抽選会の様子。トップリーグ(TL)1位の東芝府中と2位の三洋電機がトーナメント表の両端に入り、残る6チームのキャプテンが一斉にA~Fと書かれた紙の入ったカプセルを取り、TL上位チームから順に読み上げていった。東芝の相手はA、三洋の相手はFとなるわけだ。

msc

NECの浅野キャプテンは「C」を引いた。つまり、優勝候補筆頭の東芝は回避である。実は抽選の前に話を聞いたのだが、「みんなから、Aを引いて来い!って言われてきたんですよ。実はリハーサルではAだったんです」とのことだった。東芝でも良かったのかぁ。でも、本番では違ったね。

続いてマイクの前に立ったトヨタ自動車の北川キャプテンが読み上げたのは「D」。場内がざわめく。いきなり、トヨタ対NECのガチンコ対決である。TLではトヨタが勝ったが、モールではNECが圧倒した。こりゃ、凄いことになりそうだ。

そして神戸製鋼の松原キャプテン。なんと「A」。うわ~、東芝のブロックに三洋電機をのぞくTL上位が全部入っちゃった。組み合わせが決まった後は、各チームのキャプテンが抱負を一言ずつ述べたのだが、松原キャプテンは「昨年同様、(前年の)チャンピオンチームに1回戦で当たれた事を嬉しく思います」と力強くコメント。トヨタの北川キャプテンは「80分間、NECにチャレンジし続けます」と、早くも臨戦態勢である。ってな感じで、抽選会、面白かった。

トーナメント表で言うと、左から順に組み合わせは次の通り。

◆1月22日(日)
東芝府中ブレイブルーパス対神戸製鋼コベルコスティーラーズ(秩父宮 14:00)
トヨタ自動車対NECグリーンロケッツ(花園 14:00)
サントリーサンゴリアス対ヤマハ発動機ジュビロ(花園 12:00)
クボタスピアーズ対三洋電機ワイルドナイツ(秩父宮 12:00)

この様子は、日曜日夜、JSPORTSのラグビープラネットでハイライトとして放送されます。各チームの監督(ヘッドコーチ)、キャプテンが全員出てくるので興味深いですよ。

このパーティーには俳優の高橋克典さんも来ていた。「チケットもらえるかと思って」とジョークを飛ばしていたが、彼が青山学院で高校1年までラグビー部だったことはけっこう有名である。WTBだったらしい。高橋さんのコメントもプラネットに少し入るかな? しかし、顔がめちゃくちゃかっこいいというか、シャープだ。僕は、ものすごい丸顔なので、シャープな顔に憧れる。子供の頃好きだった俳優さんも、藤竜也とか岩城滉一だもんなぁ。何を告白してるんだ、俺は。

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伏見工と野洲の共通点

毎度書いているが、水曜日はジャーナリスト専門学校で講師をしている。2006年の初授業は僕的に今が旬の高校ラグビーのことを話した。いい大会だったよ~ってね。伏見工業の決勝戦前のジャージー授与式のことや試合の内容なんかを話していたのだが、いま一つピンとこないようなので、用意していた決勝戦のビデオを見せた。

やはり多くの学生が食い入るように見てくれた。大会ハイライトの映像には「かっこいい」という声も聞こえた。ライター講座の中には、こんな文章を書いてくれた学生もいた。

「パスワーク。今年の全国高校選手権、ラグビーとサッカーの優勝校に共通する特徴である。ラグビーの伏見工、サッカーの野洲、ともに公立高校で体格的には他校に劣っていた。(中略)ラグビーにしろサッカーにしろ、華麗なパスワークは観客から見て美しいものである…」

同じようにこんなふうに書く学生も。

「伏見工が後半最後に見せたウイングによるトライは、繰り返し練習してきた形だった。高校サッカーの決勝でも同様のシーンが見られた。鹿児島実業と野洲は、同点のまま延長戦を戦っていた。その後半に見せた野洲のゴールは、テクニックとパスを重視してきた結果だった…」

僕はラグビー側からサッカーを見る。多くの学生がサッカー側からラグビーを見る。共通点を見いだしてくれたのは嬉しい限りだった。若い者には教えられますよ、まったく。

ラグマガに原稿を書く関係で決勝戦のビデオを見返したのだが、やっぱり両チームとも質の高いプレーをしている。互いに相手のミスを切り返し、瞬時に攻撃に移っていた。社会人になるとどうしてもフィジカル面が強調される。高校時代にハンドリングに磨きをかけるのは、とても大切なことのように思える。

そして、どうしても気になるのが、伏見工業の杉本キャプテンだ。僕はずっと東芝の冨岡キャプテンとだぶらせて見ていた。そんな感覚は僕だけかと思ったら、あるジャーナリストの人も同じ思いだった。ともに、人並み外れた責任感が自分のプレーすらも向上させていく選手だと思う。特別驚くようなプレーはしないのだが、単純なミスは絶対にしない。それに、いい表情してるんだよなぁ。

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得点王

やっと全国大会が一段落したから一休みといきたいところなのだけど、試合が終われば原稿書きがある。月曜日はずっと原稿を書いていた。トップリーグ最終節のビデオも少し見たのだが、神戸製鋼もトヨタ自動車も調子を上げている感じで、これはマイクロソフトカップも面白くなりそうだ。マイクロソフトカップの組み合わせは、12日の前夜祭で決まる。1回戦から注目の好カード目白押しという感じだろう。

トップリーグが終了し、得点王はトヨタ自動車の廣瀬佳司選手ということになった。日曜日のビデオを見ていても思ったが足を痛めてもPGを狙い、外して心から悔しがっていた。なんとも逞しい選手だと再認識した。解説の梶原さんが、こんな主旨のことを言っていた。
「廣瀬選手に、プレースキックが決まるように高校生に教えるのはどうすればいいか?と聞いたら、とにかく蹴り込ませてください、と言われましたね」

得点の内訳が、3T、50G、22PGの181点。昨季の152得点をはるかに上回っての2年連続得点王である。1年目からトヨタがトップリーグ入りしていたら、3年連続ってことになったのかもしれない。驚くのは、トヨタがあげたトライが「53」でゴールが「50」だということ。これって、ものすごいよ。結局、今季のトップリーグではトヨタの全プレースキックを廣瀬選手が決めている。恐れ入りました。

トライ王は、クボタスピアーズのダミアン・マクイナリ、セコム・ラガッツのセネ・タアラが、ともに10個で初受賞ということになった。ベストフィフティーンなども含め、表彰式は2月上旬に行われるようだ。

ここ数日、コメントでもみなさんが話題にされている秩父宮ラグビー場の芝生の件は、僕もひどいと感じている。トップリーグ最終節のJSPORTSの実況解説陣も、触れざるを得ない感じで、芝生をなんとかすべきだという発言をしていた。秩父宮ラグビー場は国立競技場の施設だから芝生の管理も国立競技場が行うのでラグビー協会は対処をお願いする立場になる。それにしても、芝生の不備で選手が怪我をするのは避けなければ。試合過多も要因だと思うが、ここまでひどいのはあまり記憶にない。スケジューリングも要再考だけど、目前に試合は予定されており、部分的な応急処置でもいいから少しでも改善されることを望む。ほんと、お願いしますよ。 

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マッチ箱

各種大会が一段落したら、マッチ箱が届いた。でかっ。アナログ盤からの初CD化となるシングル43作品に、DVD付きである。嬉しいのだが、43枚順番に聴くのはしんどいでっせ。でも、頑張って一枚ずつMDにダビングしていこう。しかし、このマッチ箱、上の部分がザラザラしていて、よくできてる。ヨコハマ・チークは、2曲目だったのかぁ。忘れてるなぁ、順番とか。

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というわけで、花園の高校大会レポートなど、年末年始の試合ラッシュで更新を夕方にしてましたが、また、元の深夜更新に戻ります。

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トップリーグ最終節結果

きょうは秩父宮ラグビー場でトップリーグの最終節を見た。高校決勝、大学決勝、そしてトップリーグ最終節と3日連続でJSPORTSの解説をして、それぞれいい試合だったが、東芝府中とNECの試合は、言葉は悪いけど、「ヘビー級のどつき合い」という感じの凄まじい試合だった。

前半は圧倒的に東芝が攻め、NECが粘る展開。16分、SH吉田がラックサイドを抜け出して先制トライをあげる。倒れていたNECのFLマーシュが起きあがってディフェンスラインに並んだとき、NECの他の選手がマーシュに合わせてラインを整え直す一瞬のスキをついたトライだった。1秒でも遅れていたら、止められただろう。トライというのは、紙一重のタイミングなんだと再認識するプレーだった。

以降も東芝ペースだったのだが、マーシュ、箕内が東芝ボールを次々に奪い取ってチャンスを作り、33分、窪田、37分、向山がトライ。前半を12-5とリードで折り返す。後半、東芝が建て直すかと思われたのだが、NECはFW戦で優位に立ってさらにトライを重ね、結局、東芝を1トライに抑える快勝だった。あと1トライ、1ゴールの7点を追加していれば、勝ち点で三洋に並んだ上に得失点差も上回って2位になるところだったのだが、そこまでうまくはいかなかった。NECのチーフマネージャー橋本さんが「そこがウチらしいでしょう。みんな、スターになりきれない」とジョーク混じりに話してくれた。

NECのFW、頑張ったなぁ。東芝のモールもガッチリ受け止めて自由にさせなかったし、ブレイクダウンでも大健闘。ディフェンスもよく前に出た。東芝は、CTBマクラウドの負傷欠場もあって、アタックラインのコントロールがいまひとつ。「ラインがフラットになって、スピードをつけて走り込めていなかった」(マクラウド)というように、有効な攻めができず終いだった。

しかし、マーシュは凄かったなぁ。密集戦で眉のあたりをざっくり切って数針縫ったようだが、それでもボールに絡み続けた。FLというポジションは、密集の下敷きになったり、踏まれたり、ボロボロになってもボールにからみ続けなければならない。マーシュがそれを体現していた。恐れ入りました。

ここでトップリーグ第12節の結果をまとめておこう。

1月7日
福岡サニックスブルース●19-42 ○クボタスピアーズ
セコムラガッツ●26-56 ○三洋電機ワイルドナイツ
1月9日
サントリーサンゴリアス○47-5●ワールド ファイティングブル
NECグリーンロケッツ○20-5 ●東芝府中ブレイブルーパス
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○37-27 ●ヤマハ発動機ジュビロ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○39-17 ●リコーブラックラムズ

この結果、最終順位は次のようになった。1=東芝府中46点、2=三洋電機42点、3=NEC41点、4=トヨタ自動車37点、5=神戸製鋼33点、6=サントリー32点、7=ヤマハ発動機28点、8=クボタ23点、9=ワールド23点、10=セコム15点、11=リコー10点、12=サニックス2点

東芝の冨岡キャプテンは次のようにコメント。「勝って、応援してくれたみなさんと優勝を祝いたかったが、NECが強かったです。しかし、2年連続のチャンピオンになれたことを素直に喜びたいです。まずは次のタイトルを目指します」。トップ8チームは、1月22日から始まるマイクロソフトカップを目指す。

優勝は決めたが、東芝の選手や関係者がみんなバツが悪そうにしているのが、なんだか可愛かった。でも、課題を持って次に進めるのはいいことだ。「これがリーグ戦で良かった。トーナメントなら終わっていた」(薫田監督)

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大学決勝後

早稲田強かったなぁ。きょうは3つの局が試合を中継したので、内容はご存知の方が多いと思う。両チームがこだわっているブレイクダウン(ボール争奪局面)で早稲田が優位に立ち、WTB首藤の決定力を生かした。41-5の快勝。ほんと、清宮監督がやってきたラグビーが見事に表現できた感じだったなぁ。あんなに号泣する清宮監督は初めて見た。やはり最後だということなのかな。点差は開いたけど、僕は試合を楽しんだ。

関東学院の有賀キャプテンも「完敗」を認めていた。彼の涙もまた、ここまでチームを率いてきた想いが伝わってきて、こっちも泣けた。キャプテンとして、いろいろあったろう。お疲れさまでした。

試合後、JSPORTSのラグビープラネットの取材で、早稲田の選手達に優勝コメントを聞いた。曽我部選手が試合後に着ていた「ありがとう、久木元さん」のTシャツは、自分で書いて、トレーナーの人に頼み、「もし勝ったら渡してください」と言っておいたそうだ。自分を支えてくれた先輩への感謝である。内橋選手は、仲間のメッセージが書き込まれたジャージーを大事そうに持っていた。

――それは何ですか?
「諸岡組がメッセージを書いて試合前に渡してくれたんです。ロッカールームでしみじみ見ました」

去年のメンバーが、留年した当初は「プレーをしない」と言っていた彼が、最終的にプレーを続けたことに対して「お前の判断は正しかった」とメッセージを送っていた。このあたりのことは、本日24時にJSPORTSで放送されるラグビープラネットに出てくるので、ぜひご覧ください(リピート放送あり)。

1年生で大活躍だったFL豊田選手は、まだ身長が伸びているそうで、将来性、めちゃくちゃ豊かである。彼と、関東学院のNO8土佐とのライバルストーリーも始まったな。

早稲田の佐々木キャプテンは、「実感がわかない」と言っていた。清宮監督も「過去のキャプテンもみんなそうですよ」と言っていた。そんなものなのかもしれない。佐々木組、強かった。おめでとう。

僕は佐々木、有賀の両キャプテン、春口、清宮の両監督とも、対談などで取材してきた。互いに相手を認め合う、とてもいい関係だと思っていた。試合前に、両監督にインタビューしたのだが、そのとき顔を合わせた二人は、がっちり握手して「試合が終わったら、ゆっくり話そう」と話していた。5年にわたる戦いを取材者として楽しませてもらった。お二人にも感謝したい。

追記◎マッチ箱が届かない。予約していたのに。やっぱり人気があったってことなのかなぁ。

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