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2006年6月4日 - 2006年6月10日

前日練習

日本代表とイタリア代表の試合前日練習を取材した。午前10時半からは日本代表が約1時間、コンビネーションなどを合わせた。FWでは、LO熊谷、FL中居、NO8木曽ら先週のトンガ戦には先発しなかった選手が気合いの入った表情を見せる。BKでは、インサイドCTBの今村が抜群の飛距離で陣地を挽回するキックを飛ばしていた。

「先週は代表として悔いの残る、課題の多い試合をしてしまった。強い気持ちを持って戦いたい。この1週間、選手同士のミーティング、スタッフを交えてのミーティングで思っていることを言い合えた」(浅野キャプテン)

これまではエリサルドHCの実現したいプレーに選手達がチャレンジしてきたが、日本の選手達がやってきたラグビーとのギャップもあり、日本のやり方のほうがいい部分は元に戻すなど、互いに理解し合った上で、そのあたりのすり合わせが行われたようだ。選手が意見を言えない雰囲気になっている状況が一番危険だ。代表を強くするための建設的な議論は大いにあっていいと思う。それがチームの一体感につながってくれることを祈る。

Italia

午後からは、イタリア代表が約1時間の調整練習。公開されたのは最初の15分のみ。一緒に見ていた関係者の女性はそのかっこよさに惚れ惚れ、僕はサイズの大きさに圧倒された。ラインアウトもめちゃくちゃ高かった。

Bel

ベルビジェ監督は、フランス代表56キャップを誇る名SHであり貫禄たっぷり。「15人で80分間、走り回るラグビーをお見せしたい」。会見中は、ときおり報道陣を笑わせ、最後は全員と握手するなど名選手としてのオーラを出しまくっていた。

イタリア代表は、来年のワールドカップで決勝トーナメント進出を目指しており、着々と実力を上げている。今回は、日本のあとフィジーに遠征する予定で、シックスネイションズの主力メンバーを軸に強化を継続させ、代表キャップを持たない選手を数名加えて新しい力も試す。明日の試合に出場する選手の中では、196㎝のデヤーゲルが初キャップだが、なんといっても注目は、23歳のCTBミルコ・ベルガマスコ。シックスネイションズで大活躍し、今やイタリアラグビー界最高のスターだ。ミルコの兄であるマウロ・べルガマスコも経験豊富なFLであり、この兄弟からは目が離せない。FWは、シックスネイションズでイングランドにも押し勝つ力強さを持つ。質の高いプレーをじっくり観察したい。


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U23先発メンバーとP5N結果

ただいま金曜日の深夜である。JSPORTSで、サモア対ジュニア・オールブラックスの試合を見終えたところだ。結果を知りたくない方は、一段落飛ばしてお読みください。


フィジー戦では大苦戦のジュニア・オールブラックスはスキのないプレーを見せて、サモアを圧倒した。NO8ニック・ウィリアムズの突進力は際立っていたが、何より全選手のリアクション・スピードに感心させられた。組織的にも2試合目にしてまとまりがでてきているところを見ると、トンガ戦、日本戦にはさらにレベルアップしたプレーを見せるだろう。スーパー14では、そう目立たない選手がサモア相手に素晴らしい個人技を見せつける。つまり、ジュニア・オールブラックスは、今大会での実力が図抜けているということだ。最終スコアは、56-12である。しかし、サモアも最後まで攻める姿勢を失わなかった。ここがいい。最後の10分も敗色濃厚の中で激しく攻めた。この頑張りは次週の日本戦につながる。日本代表も、もちろん勝利を目指すべきだが、まずはイタリア相手に力を出し切ることが次につながるはず。そういう試合が見たい。

11日の日本代表対イタリア代表戦前に行われるU23日本選抜とU23外国人選抜の先発メンバーが発表になった。早稲田の豊田選手、明治の濱島選手らが怪我で不参加となったが、魅力的なメンバーであることには変わりない。有賀と五郎丸をどうやって出場させるのかと思っていたら、並べましたか。やるね。
(追記=土曜日になって五郎丸選手が怪我で欠場することになった。残念! 代わって、WTBに中央大の長友泰憲選手が入り、有賀選手がFBへ)


◆U23日本選抜”YAMATO”◆1前田航平、2湯原祐希、3楢岡善幸、4鈴木学、5篠塚公史、⑥佐々木隆道、7北川忠資、8土佐誠、9吉田朋生、10曽我部佳憲、11藤原丈嗣、12 野村直矢、13重見彰洋、14有賀剛、15五郎丸歩、16谷地村政幸、17畠山健介、18三根秀敏、19吉岡宏樹、20矢富勇毅、21有田啓介、22 登録なし

◆U23外国人選抜”SOUL”◆1大橋幸平、2 伊勢田彬人、3成昴徳、4シクエア・ミルトン、5ミロ・デビット・キングスランド、6 マナセ・フォラウ、⑦タウファ・トーエツ、8ソイサイア・タウファ・フィフィタ、9ブラッド・エリー、10ネイサン・アンダーソン 、11ビリアミ・ファカトゥ、12カトニ・オツコロ、13シュウペリ・ペパ・ロコツイ、14ロアマヌ・クリスチャン、15 ジェームズ・リチャーズ、16シオアペ・ホラニ、17山際明信、18 イノケ・モリテタ、19シリベヌシ・ナウラギ、20金喆元、21レポロ・テビタ、22シリバ・アヒオ

◎愛好情報
6月11日に、日本ラグビー協会と東京ヤクルトスワローズのコラボレーション企画第2弾が行われます。4月の実施でも観客増に貢献した秩父宮ラグビー場での日本代表戦と神宮球場でのプロ野球公式戦の相互交流に続き、日本代表対イタリア代表戦でも、チケットの半券で6月13日~15日のプロ野球公式戦「ヤクルトスワローズ対日本ハムファイターズ」の外野自由席が500円割引きに。また、この3日間の前売りチケットを持参すると、自由席一般で無料でイタリア戦を観戦できます。詳細は、日本協会HPにて。

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イタリア戦メンバー

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梅雨といえば紫陽花である。最近、花の写真がなかったので、ご近所のやつを携帯電話のカメラで撮影してみた。画像もうひとつですが、どうぞ。

日曜日(6月11日)の日本代表対イタリア代表の日本代表出場予定メンバーが発表になった。大畑選手はふくらはぎの負傷で欠場。早期復帰は難しく痛手ではあるが、ここはチームの一体感で乗り切ってもらいたい。トンガ戦の完敗で選手達は危機感を持っているはずだ。見る者を熱くさせるような試合を期待したい。

1相馬、2松原、3山村、4熊谷、5谷口、6中居、7浅野、8木曽、9池田、10大西、11オト、12今村、13守屋、14遠藤、15武井、16山岡、17久富、18大野、19菊谷、20伊藤、21吉田、22水野

イタリア代表のメンバーも発表になったが、PRオンガロの53キャップを筆頭にキャップ数の多い経験豊富な選手が並んでいる。イタリアは、今年のシックスネイションズで1勝もできなかったのだが、3月11日にウエールズと引き分けている。その先発メンバーが日曜日の試合には8名含まれる。初キャップは、WTBベンジャミン・デ・ヤーゲルだけだ。この選手、196㎝、91㎏というサイズ。デカっ。

1ロチチェロ、2オンガロ、3ニエート、4デラペ、5ボルトラーミ、6オルランド、7マウロ・ベルガマスコ、8ソール、9グリフィン、10ペズ、11ダラン、12ミルコ・ベルガマスコ、13マージィ、14デ・ヤーゲル、15カナヴォーシオ、16ギラルディーニ、17サタイバーノ、18デル・ファーバ、19バルビエーリ、20ピコーネ、21マルカート、22セーペ

この試合は、6月11日 13:45~ JSPORTS PLUSで生放送されます。また、この日のハーフタイムには、平原綾香さんがヒット曲「Jupiter」を歌ってくれるようだ。

◎テストマッチ情報
6月10日 南アフリカ対スコットランド 21:45~ JSPORTS2 生放送
6月11日 オーストラリア対イングランド 18:45~ JSPORTS ESPN 生放送

◎サントリーサンゴリアスに新外国人選手加入
ジャッキー・タラント選手(26歳)。193㎝、95㎏。CTB/WTB/FB。U19ワイカト州代表(1998年)、NZ7人制トライアルスコッド(2003年)などの代表歴を持つユーティリティーBK。僕は見たことがないのだけど、このサイズと7人制が得意という特徴だけでも楽しみになる選手だ。

 

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関西ラグビーまつり収録

きょうは都内のスタジオで、関西ラグビーまつり(5月21日)のハイライト番組の収録をした。2時間番組なので、けっこう時間がかかった。僕はこのイベントのナビゲーターとして登場するのだが、名前の下に(大体大ラグビー部出身)と入っていたのには笑った。関西出身者猛アピールである。全体的に大会の模様をお伝えしているのだが、トヨタ自動車や神戸製鋼の新戦力紹介もある。神戸製鋼の小笠原仁選手はかなりのイケメンだ。大畑選手とのイケメンWTBコンビになると人気出るかも。トヨタ自動車の正面健司選手のインタビューも興味深い。希望のポジションをしゃべってます。

近鉄と同志社の試合では、大学に進学した高校ラグビーのスター選手たちが大活躍。天理高校時代はFBで昨年も大学1年でFBを務めた宮本がSOに入り、啓光学園の森田(CTB)、伏見工の南(CTB)、東海大仰星の宇薄(WTB)らのBKラインを操る。なかなか魅力的なラインだった。高校時代を思い出しながら見ると楽しい。そして、どうでもいい話だが、僕の花園ラグビーまん大食い競争は、かなり恥ずかしい。必死でやってしまっているところが大人げない。参加各チームの選手もコーチもこのイベントを歓迎している。関西ラグビーの活性化につながればいいなぁ。メインの試合はたっぷり見られます。

初回放送=6月13日(火)22:55~24:55 JSPORTS 1にて。

その前に、9日(金)22:00~JSPORTS PLUSで、パシフィックファイブネイションズのサモア対ジュニア・オールブラックスの試合がある。今年の大会の優勝を占う戦いだ。必見です。
 
きょうのプレスリリースは、2006年度高校日本代表強化合宿の日程。6月9日~12日まで、兵庫県太子町で行われる。これは、7月24日~8月4日の日程で行われる高校日本代表オーストラリア遠征の準備のため。2003年W杯で日本代表が本拠地としたタウンズビルでも試合が行われる予定だ。遠征メンバー26名は、日本協会HPでご覧いただきたいのだが、僕も一度取材した東京の成蹊高校LO、192㎝の中田英里(なかたえいり)選手も入っている。確か中学時代は野球部だったかな。健闘、祈ります。

◎愛好的観劇日記【恋愛戯曲】観ました。池袋サンシャイン劇場にて。作・演出=鴻上尚史、出演=牧瀬里穂、渡部建、斉藤慶太、大和田美帆、安原義人。この芝居は、2001年に初演された。僕はそれも観たのだけど、今回はキャストを変え、少し分かりやすくなっていた。というのは、この話、ちょっと分かりにくいのだ。女性脚本家(牧瀬)とテレビのプロデューサー(渡部)がいる現実世界と、脚本の中の世界、その脚本の脚本の世界と、3つのレベルで話が進んでいく。たぶん初演の時は分かりにくいという声が大きかったのだと思う。今回は理解しやすく、しかもより感動的になっていた。「恋愛」について核心をつくシーンがいっぱいあった。なんて、別に恋愛通ではないんだけど。お笑いコンビ、アンジャッシュの渡部くん、良かったよ~。今後が楽しみだ。

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巨大お面

Ohnishi

北九州の本城陸上競技場にたくさんのラグビーファンのみなさんが集まってくれたことは、いろんな場所で書かれている。JSPORTSの中継では紹介されたのだけど、こんな応援もあった。ヤマハ発動機ジュビロの選手たちである。中央手前は村田亙選手だ。前日、サニックスブルースとの試合があったので、九州遠征メンバーで日本代表を応援に来てくれたのだ。サプライズとして、遠征メンバーが日本代表入りした4人の顔写真を引き伸ばしてお面を作成したのだとか。チームメイトになったばかりの大西将太郎選手の顔もある。このメイキングビデオもあるらしい。チームスタッフの方に写真を送ってもらったので掲載! 心が温まりました。ありがとうございます。

6月11日の日本代表対イタリア代表戦の先発メンバーはまだ発表されていないけど、イタリアの来日メンバーを眺めていて、いい選手来てるなぁって、思わずつぶやいた。来日した選手は、その多くがシックスネイションズの代表スコッドだし、主力として試合に出ていた。経験豊富なHOオンガロ、LOボルトラーミ、FLベルガマスコ、SHグリフィン、SOペス、万能BKミルコ・ベルガマスコ、など。サイズもあるし、スピードもある。でも、強いチームで来てくれたことは喜ぶべきこと。このチームと拮抗した試合をすることで自信を取り戻してもらいたいし、ファンを喜ばせてほしいと思う。

さて、NZの友人からコネタが送られてきたのでご紹介します。
『スーパー14ファイナルあけの翌朝のマソイの事件はご存知でした? パブで足を引っかけられたかで(マソイはわざと、やられたと思って)相手にパンチしようとしたのですが、これをタナ・ウマンガが止めて、相手から引き離して、近くにいた女性のバックでマソイの頭を殴ったら、その中の携帯がこわれてしまったのです。なんと、その女性のバック(元値は$50)がインターネットのオークションで$22,800で取り引きされたんですよー。先週はずーっとそのバックの話ばっかりでした。タナの影響力ってそれだけすごいってことですね』

ホンマかいなって話だが、これが話題になるところがさすがにラグビー王国。そしてウマンガの人気やね。

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U23メンバー発表

6日の夕方、6月11日の日本代表対イタリア代表戦の前に行われるU23日本選抜対U23外国人選抜のメンバーが発表になった。非常に楽しみなメンバー編成になっている。

YAMATOと名付けられた日本選抜は、早稲田と関東学院でしのぎを削った佐々木隆道(サントリーサンゴリアス)と北川忠資(ホンダヒート)が同じFLで選出されているほか、FBは、五郎丸歩(早稲田)、有賀剛(サントリーサンゴリアス)、NO8は昨季のスーパールーキーだった豊田将万(早稲田)、土佐誠(関東学院)という豪華な顔ぶれ。この選手達が次代の日本ラグビーを背負っていくのだから、内容のある試合を期待したい。

月曜日に吉田朋生選手を取材したとき、U23のNZ遠征ではキャプテンを務めた佐々木隆道選手が、年齢的には上の選手も多い中で抜群のリーダーシップを発揮していたと聞いた。急造チームでも、リーダーがいいとチームはまとまるものだ。期待がふくらむ。

◎U23日本選抜
PR谷地村、前田、樽岡、畠山、HO湯原、鈴木、篠塚、三根、FL吉岡、北川、佐々木、NO8土佐、豊田、SH吉田、矢富、SO曽我部、CTB野村、重見、有田、WTB藤原、濱島、FB有賀、五郎丸

そして、SOULと名付けられたU23外国人選抜もフロントローに日本人選手を加えている以外は、外国籍選手で日本チームに所属しているおなじみの選手ばかり。ネイサン・アンダーソンや日本代表経験者のカトニ・オツコロ、ロアマヌ・クリスチャンや注目のタプオシ・ポンギなど能力の高い選手が揃っている。セコム・ラガッツのFBリチャーズは、南アフリカのセブンズ代表のスコッドでもあった。どんなプレーを見せてくれるか楽しみ。見逃せませんね、これは。

◎U23外国人選抜
PRシオアペ・ホラニ、山内、成、笹倉、HO竹野、LOシクエア・ミルトン、ミロ・デビッド・キングスランド、ソイサイア・タウファ・フィフィタ、FLタウファ・トーエツ、イノケ・モリテカ、シリベヌシ・ナウラギ、NO8マナセ・フォラウ、SH金、ブラッド・エリー、SOネイサン・アンダーソン、CTBカトニ・オツコロ、レポロ・テビタ、シュウペリ・ペパ・ロツコイ、WTBタプオシ・ポンギ、ビリアミ・ファカトゥ、ロアマヌ・クリスチャン、FBジェームズ・リチャーズ、シリア・アヒオ

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イタリア戦前座

日曜日の試合のあと、東京に戻り、パシフィックファイブネーションズの開幕戦となったフィジー対ジュニア・オールブラックス戦の録画を見た。両者ともに攻守の反応がいい。フィジーは当初参戦が難しいと言われていた、切り札WTBザウザウが出ていたし、ジュニアには、HOフリン、NO8ウイリアムス、WTBラルフ、FBアネシなど、スーパー14のスター選手がずらりと揃っていた。みなさんのコメントにもある通り、しっかりタックルできる選手を揃えて、気持ちを一つにして挑まなければ粉砕されてしまう。今回の大会は各国のテレビでも放送されている。日本対トンガ戦もNZでは生放送された。この大会は国内人気だけでなく、日本の国際的評価にも大きな影響を与える。危機感を持って臨まなければ。まずは11日のイタリア戦で名誉挽回といきたい。

そのイタリア戦の前にU23日本人選抜対U23外国人選抜の試合が11時30分キックオフにて行われる。この試合は、2011プロジェクト強化試合として企画され、日本人選抜は、先頃行われたU23NZ遠征メンバーが軸。また外国人選抜は、当該世代の在日外国人選手の中から、日本での実績や母国でのキャリアが重視されるという。メンバーは6日に発表されるが、日本人選抜には、NZ遠征の佐々木隆道キャプテンら主力選手が出場濃厚で、外国人選抜も編成的に難しければ日本人が加わる可能性もありそうだ。この世代のオールスター的な試合になりそう。なんかこれ、楽しみである。この世代が、2011年W杯の軸になるのだから、なおさらだ。

さて、月曜日は、U23日本人選抜で出場濃厚のSH吉田朋生選手(東芝府中ブレイブルーパス)の取材に行ってきた。6月24日発売のラグマガ8月号の【解体心書】のインタビューである。仙波、マクラウド、バツベイ、立川の各選手や、引退した日原くんの顔も見ることができた。みんな元気だった。吉田選手は昨シーズン、先輩SH伊藤護選手の負傷のあとを見事に埋めて東芝の三冠に貢献した。ものすごい筋肉だと聞いていたので見せてもらったのだが、ギリシャ神話の彫刻を想像させるような無駄のない筋肉だった。ラグマガにも写真が出ると思うのでお楽しみに。インタビューは吉田選手の誠実な人柄がにじみでるものになった。詳しくは8月号にてぜひご覧ください。

彼は京都出身なので、同郷の僕としては懐かしい地名がたくさん出てきて嬉しかった。「墨染」、「黄檗」、「吉祥院」。ものすごく気分良く取材した後で気づいた。「あっ、ブログ用の写真撮るの忘れた」。吉田選手、今度ぜひお願いしま~す。

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ジャパン完敗

いま北九州から羽田に向かうスターフライヤーの機内でこれを書いている。アップするのは家に帰ってからかな。座席間隔をゆったりとり、全席黒の本革張りは、なかなか快適だ。本日、パシフィックファイブネーションズの日本代表とトンガ代表の試合が行われた本城陸上競技場でも、スターフライヤーのプロモーションが盛んに行われていた。北九州での開催に疑問符が打たれた今回の試合だったが、結果的にはほぼ満員の8,100人の観衆が集い、九州協会関係者の努力は実を結んだ。関係者の尽力には頭が下がる。だからこそ、その努力に報いる試合が見たかった。残念。

最終スコアは、57-16。8トライを奪ったトンガの快勝だった。キックオフ直後、トンガ代表の執拗な密集サイド突破を止めきれずにトライを奪われたシーンがきょうのすべてだった気がする。トンガ代表が真っ向勝負で縦突進を繰り返すのは分かり切っていたことであり、それを止めれば勝てるし、止められなければ負け、という簡単な図式だったにもかかわらず、日本代表はそれができなかった。

前半こそ、13-15と食い下がったが、後半は甘いタックルもあって、やすやすとゴールラインを明け渡した。スクラムで押し込まれ、マイボール・ラインアウトでもミスがあり、タックルが決まらないのでは勝ち目はない。日本代表はモールに関しては優位に立ち、これを起点にWTBオトがチーム唯一のトライをあげたが、これ以外ではワイドに展開してはターンオーバーを許すもどかしい展開だった。最後に集中力とスタミナが切れたところも気になる。最後まで戦い抜くのがジャパンだと思うけどなぁ。

「前半は、お休み、後半は、悪夢」。エリサルドHCは記者会見でこう切り出し、「ラグビーの根本は一対一の戦い。原点に立ち返りたい」と続けた。また「チームの本当の力が白日の下にさらされた。真摯に受け止めたい」とも。日本代表は、トンガ戦から5週連続でテストマッチが続くので、多くのメンバーに経験を積ませたい気持ちは分かるのだが、トンガに対してベストメンバーで挑まないのは首をかしげさるを得ない。毎試合、真剣勝負の場で経験を積むことこそ重要だと思う。経験のある選手を休ませた時点で、言い訳ができてしまう。これでは本当の日本の力は分からないのだ。

イタリア戦からは現状のベストメンバーで勝つために最善の努力をする。そして、どんな大きな相手にも低いタックルのできる選手を優先して並べる。イタリア戦は結果にこだわってほしいと思う。そうでなければ、選手のいい経験にはならない。ファンの期待に応えなきゃ。

本日の愛好的最優秀選手は、ナタニエラ・オト選手だ。低いタックルに、パワフルな突進。日本国籍を取得したオト選手は母国相手に並々ならぬ決意だった。勝利への執念が見るものの胸に伝わったのはオト選手のがんばりだった。あと1週間ある。他の選手も奮起を。

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