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2006年7月2日 - 2006年7月8日

トライネイションズ2006開幕

海外ラグビーファンには嬉しい夏である。いよいよトライネイションズ2006が始まる。南半球三強国にによって、1996年から始まったこの大会は、今年初めてそれぞれが3試合行う拡大バージョンとなる。第一戦は、IRB(国際ラグビーボード)の世界ランキング1位のニュージーランド代表オールブラックスと、4位のオーストラリア代表ワラビーズが激突する。3位の南アフリカ代表スプリングボクスは、来週(7月15日)、ブリスベンでのワラビーズ戦がスタートだ。

4位とはいえ、ワラビーズは、6月にアイルランド、イングランドを破り、実力を見せつけている。オールブラックスのほうは、39名のスコッドをすべて出場させながら、アイルランド、アルゼンチンと戦い、トライネイションズのメンバーを選んできた。来年のワールドカップの前哨戦としてもこの大会は見逃せない。

メンバーも豪華である。僕が注目するのは、ゲームをコントロールするHB団対決。ワラビーズのSHグレーガン、SOラーカム、オールブラックスのSHケラハー、SOカーター。カーターとラーカムはテストマッチで初SO対決となる。2004年に2人が対決したときは、スペンサーがSOでカーターはCTBだったんだな。これ、興味深いなぁ。ケラハーとグレーガンも、ガツガツと絶対やりあうね。メンバーをながめると、ワラビーズのほうが力強い。オールブラックスはスピードで勝負だ。

今回、僕は解説ではないので、楽しんで見たいと思います。海外ラグビーにはこれまで興味がなかった人も、ぜひ一度見てみてください。好き嫌いあるかもしれないけど、一見の価値はありますよ。

◆トライネイションズ2006第一戦放送予定
7月8日 (土) オールブラックス対オーストラリア (16:20~18:30 JSPORTS1にて生放送)

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視点

きょうは東芝ブレイブルーパスの大野選手とオト選手の取材に行ってきた。自分が写っている写真を確認する2人。これはメンバーズクラブの会報誌などに掲載されるインタビューだ。

Onooto

2人は、日本代表選手としてこの春フル回転の活躍だったのだが、7月1日のフィジー戦終了後、チームに合流。東芝は、フィジー戦前の1週間はオフだったようだが、7月4日から練習を再開。両選手もフルメニューをこなしたようだ。「僕らは、ちょっと違うメニューとかあるのかと思ったら、そんな雰囲気はまったくなかったですねぇ」(大野選手)。休む間もなく、8日からはオーストラリア遠征に出発。こんなタフな日程なのだが、2人とも怪我もなく、好調を持続しているようだ。

取材時に、右足首の大怪我で戦線離脱した立川選手に会ったが、足首になまなましい傷跡が残っているものの、もう70%くらいのスピードで走り始めているようだ。9月のシーズンインに間に合うほどの回復ぶりである。夏合宿では、トップスピードで走る立川選手が見られるかもしれない。あの怪我の瞬間を見た人には信じられない回復力だ。

きょうはもう一つ取材があって、サントリーサンゴリアスの清宮克幸監督にインタビューした。こちらは、7月25日発売のラグビークリニックに掲載されるものだ。ラグビーのゲームをどういう視点で見ているのかを聞いたのだが、毎度、清宮監督の話は説得力があって新たな発見がある。お楽しみに。

清宮監督の見方は、相手をどう攻略していくかということを考えているので非常に高度なのだけど、ラグビーを楽しんで見ている人は、それぞれ独自の見方があるはず。僕は、試合レポートを書くときやテレビで解説をするときは、何が勝敗を分けるポイントになるかを懸命に見ているのだけど、仕事でないときは全体を漠然と見る。それでもいいプレーは目に飛び込んでくる。観客席で思わず声を出してしまう時も。

先日、ラジオ関西の番組に出たときに「ラグビーはどこを見たら楽しいですか」と聞かれたので、「ラグビーは基本的にボールを持っている人が先頭にいなければいけないスポーツなので、ボールを持っている人が進めばチームが進んでいるということ。そこだけ追っていれば楽しいし、感情移入できますよ」という主旨のことを話した。観戦歴の浅い人はこれが一番いいと思う。要するに、ボールを相手陣地にいかにして運ぶかというゲームだから、そこに各チームの特色が出る。パスをたくさんするチーム、パワフルな縦突進が多いチーム、何を好むかは人によって違うわけだ。

9月のシーズンインは、あっという間にやってくる。それぞれの視点で楽しんでくださいね。

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トップリーグ情報0705

今朝は健康診断に行ってきた。僕が住んでいる区で定期的に行われているものだ。一番最初に身長と体重を測ったのだが、精一杯首を伸ばして、178.5㎝だった。僕はよく180㎝くらいあるように見られるのだけど、実はちょっと足りない。過去最高が179.4㎝である。あのときは、かかとがちょっと浮いていたかも。憧れの180㎝にはなかなか届かない。次回、再チャレンジである。その後は、ずっとパソコンに向かいつつ、北朝鮮のミサイルのニュースをテレビで見たり、ラジオで聞いたりしていた。たくさんの評論家の方が意見を述べていたが、いろんな解釈があるものだ。評論家はラジオのほうが過激に話すなぁ。

書くのが遅くなってしまったが、7月1日のプレスリリースで、リコーブラックラムズの新外国人選手情報が流れてきた。4名の選手が加入しているのだが、豪華なメンバーである。元NZ代表NO8のスコット・ロバートソンは、スーパー12のクルセーダーズでも活躍した選手。フランスのクラブ、ペルピニャンでプレーしたのちの来日である。このほか、元NZマオリ代表のウェイン・マクエンティー(FL、NO8)、元南ア代表のアントン・ピトゥー(CTB、WTB、FB)、ディーン・ホール(CTB、WTB)の名前も。ホールは、185㎝、104㎏、南ア代表キャップ13のパワフル・ランナーだ。三洋電機ワイルドナイツにも、トンガ代表のエペリ・タイオネ(194㎝、120㎏)が加入。この選手はCTB、WTB、FLとなんでもできる万能選手で、イングランドのプレミアシップのニューカッスル・ファルコンズ、セール・シャークスなどでプレーしていた。突破役として活躍間違いなし。3年目を迎えるトップリーグは、9月1日開幕だから、これからはトップリーグの話題がどんどん出てくることになる。

7月8日(土)は、NEC我孫子事業場ラグビーグラウンドにて第8回となる「あびこラグビーフェスタ2006」が開催される(主催:NECグリーンロケッツ)。15:30より受付開始で、16:30~19:40まで(雨天中止の場合は、翌日9日へ順延)。詳細はグリーンロケッツのHPをご覧いただきたいのだが、先着3000名にグリーンロケッツのオリジナルうちわがプレゼントされる他、グリーンロケッツ選手による練習のデモンストレーションや、ショータイム、高校生の7人制大会、ラグビースクール交流大会、300インチ大画面を使った大ビンゴ大会などなど。新しいクラブハウスも完成している。毎年、笑顔がいっぱいのフェスタになるので、参加しみてはどうだろう。(※コメントにご質問ありましたが、僕は私用でどうしても参加できないんです。昨年まで毎年行っていたのでとても残念なのですが、みなさん楽しんでくださいね)

追記◎以前、この日記でも紹介した日本ラグビーを応援している人たちの自主制作による【We love Rugby~いつも心にラグビーを~】というラグビー応援歌のことですが、何人かの方に、どうすれば買えるのかという質問を受けていました。以下の要領で一般の方も買えるようです。一般に向けた販売用は、「ア・カペラ」、「オルゴールVersion」を含む4曲が収録されています。

①問い合わせ先=nayaheart@excite.co.jp
②入手可能な店=「Disco Pants」渋谷区千駄ヶ谷2-32-1松任谷ビルB2
http://www.geocities.jp/discopan2/map.htm

定価は¥1,000(税込)で、お店で直接買うか、問い合わせ先に住所・氏名を明記の上「We love Rugby希望」と書いて送信すると、購入方法が返信されるようです。

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神戸のフェスティバル

きょうはひたすらパソコンに向かう日である。先週の金、土、日は、ずっと神戸、大阪にいた。金曜日は、ラジオ関西の「fls 宇宙人の声」という番組の収録があった。7月16日の午後4時45分から15分間放送される短めのトーク番組だ。神戸のとあるスタジオだったのだが、お店の中にあるガラス張りのスタジオで、道行く人に「この人誰?」みたいにジロジロ見られてかなり恥ずかしかった。パーソナリティーの荒牧さんにラグビーの魅力を問われて、短い時間で説明するのが難しくて悪戦苦闘。ラジオ関西558KHz 広島から静岡あたりまでは届いているらしい。もし、時間あったら聞いてみてください。

Nagaihana

土曜日のフィジー戦の長居では、こんな花壇を見つけた。最近、花の写真がなかったので、和んでください。

Kobe

Kobe2

そして日曜日はコベルコラグビーフェスティバル2006である。毎年、その規模の大きさに驚かされるのだが、今年も2面のグラウンドを使ってオープン参加のタッチフット大会や、 清水秀司の“スクラム男塾”、ロイス・ウィリスの“オーバーザ六甲山(ラインアウト)”、今村友基のハイパント“勇気を出して初めてのキャッチ”などなど、盛りだくさん。最後は選手のお宝がゲットできるチャリティーオークション。神戸製鋼のファンのみなさんには、たまらない一日だったろうなぁ。

Horao

僕は、午後2時からのトークイベントに、平尾誠二さん、司会の高田百歩さんと一緒に出演。増保監督が選んだ春のMVPロイス・ウィリス選手、FW賞の村上正幸選手、BK賞の小笠原仁選手、そしてテストマッチのトライ記録を打ち立てた大畑大介選手らと楽しいラグビー談義をした。これ、爆笑トークになった。甘いマスクの小笠原選手は「オガサワラと呼ばれるのも、ジンと呼ばれるのも、好きではありません。オガジンと呼んでください」と挨拶。このオガジンに僕がBK賞の感想を投げかけたら、なぜか平尾さんが真面目に答え始めた。「いやいや、オガジンに聞いてるんですよ!」。お客さんは爆笑。伝説のスーパースター平尾さんの天然ボケで一気に場が和んだ。

Kobe3

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たくさんの選手とも言葉がかわせたのだけど、ベテランの元木由記雄選手は「春、じっくりトレーニングできたから絶好調ですよ」とのこと。この春は代表から離れていたので、怪我も治しながら充実したトレーニングができたようだ。体も筋肉が分厚くなった上に引き締まった感じがした。シーズンの活躍が楽しみ。足を痛めて日本代表のNZ遠征から外れた大畑選手は、この機会に、ずっと脱臼したままになっていたという右手の指の手術に踏切り、「9月からは万全の状態で臨みたい」と話していた。新人選手の台頭もあって、今年の神戸製鋼コベルコスティーラーズは、大いに期待できそうだ。本日掲載の写真は、複数の方にお借りしました。ありがとうございます。

Kobe1

帰り道、大学時代のラグビー部仲間でクリエイティブ・デザイナーの志賀くんが、車で神戸空港まで送ってくれた。空港の売店でお土産まで買ってくれたのだけど、神戸空港のおみやげ物屋さんの手提げ袋、ビニール袋のデザインは、この志賀くんによるものだった。いい仕事してるやん。友人として誇らしかった。

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日本代表総括会見

月曜日の午後2時から、日本ラグビー協会で、日本代表春・夏シーズン総括会見が行われた。出席したのは、太田治GM、ジャンピエール・エリサルドHC。

「70日間にわたる日本代表強化の上半期が終了しました。パシフィックファイブネイションズは、全敗という厳しい結果になりましたが、ディフェンスについては向上し、たった一つのミスが失点につながるというテストマッチの厳しさを若い選手達が体験できた。そういう収穫はあったと思います」(太田GM)

「約9週間の春・夏シーズンを振り返って、秋のW杯予選、来年のW杯本大会に向けての基礎は作れたと思います。パシフィックファイブネイションズについては、結果はまことに不満足です。トライを簡単に与え、攻撃面も有効にできなかった。シリーズ全体を通して、試合を追うごとに悪い点が少なくなり、良い面がどんどん増えた大会だったと思います」(エリサルドHC)

良い点としてあげられたのは「スクラム、タックル、ボールを動かそうとする姿勢」。悪かった点は「ラインアウト」だった。タックルについては、トンガ、サモア戦でタックルの成功率が70%だったのが、ジュニアオールブラックス、フィジー戦では、85%に向上したという。

11月のアジア予選は、基本的に春・夏シーズンのメンバーが軸になるが、トップリーグ序盤戦の出来でベテラン選手などが復帰する可能性もありあそう。「W杯で2勝するために必要な選手だと思えば呼びます」(エリサルドHC)。9月からのトップリーグで、どのポジションを重点的に探すか? という質問には、「詳しいことは申し上げられませんが、プロップ(PR)、センター(CTB)が見つかった、とは言えます」と、春・夏の代表シリーズで計算できるPR、CTBの選手が出てきたことを喜んだ。

会見では、報道陣からエリサルドHCの指導力について厳しい質問も出たが、HCは「強化は着実に進んでいる」と言い切った。現状、ディフェンスに強化の重点が置かれていることについては「タックルだけができればいいということではないが、これがスタート地点であり、来年の春に次のステージに行けることを希望しています。攻撃面を来年の試合で練り上げ、本大会に挑む」と自信を見せた。

今後の日本代表の予定だが、10月下旬に再招集され、11月4日の壮行試合を経て、11月19日(日本対香港)、21日(韓国対香港)、25日(日本対韓国)というアジア最終予選に臨むことになる(訂正=当初、22日と書き間違えていました。失礼しました)。最終予選はスリランカで予定されているが変更の可能性もあるようだ。

とり急ぎ、こんなところで。きのうは、コベルコラグビーフェスティバル2006に参加したので、それはまた明日にでも書きますね。

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フィジー戦結果

いま、神戸のホテルでこれを書いている。コベルコラグビーフェスティバル2006に向かうためだ。僕は午後2時からのトークイベントに出演する予定である。楽しみ。

土曜日は、夜7時から大阪の長居スタジアムで行われた日本代表対フィジー代表戦を、JSPORTSで解説をした。最終スコアは、29-15のフィジー勝利だから、内容的には拮抗していた。後半31分にゴール前ラインアウトのこぼれ球を拾ったオライリーが同点トライをあげて、15-15。インジュリータイムに入った後半48分にだめ押しトライを奪われるまでは、15-22と、1トライ、1ゴール差に食い下がった。最後まで勝利の期待感にスタジアムが揺れたのは、今大会初だった。選手の健闘は称えたい。観衆の温かい拍手に偽りはなかった。

サモア、ジュニア・オールブラックス、フィジーと試合を追うごとに、スクラムもよくなり、ディフェンスにも安定感が出た。前半32分、激しく低いタックルで脳しんとうに倒れたCTB守屋の献身に涙腺がゆるんだ。ここから日本代表の闘志に火がついたような気がした。右足首をひねりながら、最後まで戦い抜いたFB三宅、ジュニア戦で試合に出られなかった悔しさをぶつけて、何度も大幅ゲインを勝ち取った途中出場のCTB今村、トライを奪った武井など、賞賛したい選手は多い。ただ、選手自身も感じているはずだが、もどかしい感覚は試合を通して、消えることがなかった。

「勝てる試合でした。ボールを簡単に失い、タックルを外された」と、エリサルド・ヘッドコーチ(HC)。大野キャプテンは、「みんなで気合いを入れて臨んだ試合だったので、残念です。与えなくてもいいトライを与え、トライを獲りきれなかったことが敗因」と悔しさをにじませた。ミスの多かったフィジーを追いつめきれなかったのは、攻撃の形が作られていなかったことに他ならない。この日記でも何度か選手の頑張りだけでは限界があると書いたが、点を取る形はコーチが作ってあげなければ。特に気になるのは、「素速い攻撃」がないことだった。モールを押すために、ほぼすべての選手を動員する戦い方にも違和感がある。

いずれにしても、春、夏の日本代表強化は一区切り。いろいろ思うところはあるけれど、この試合のマッチレポートを、ラグマガ9月号(7月25日発売)に書くので、詳しくはそこで書きたい。タフなテストマッチシリーズを戦い抜いた選手達、そして、日本代表を応援し続けたみなさんも、お疲れさまでした。

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