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2006年8月13日 - 2006年8月19日

東芝対サントリー

18日の夜は、府中の東芝グラウンドに東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアスの試合を見に行ってきた。報道陣、お客さん多くてびっくり。清宮監督というのはメディアの関心を集める人だということを再確認。もちろん、東芝とサントリーが今季の鍵を握る試合だからこそ。報道陣が集まることはトップリーグとして歓迎すべき事だと思う。

キックオフ直後から激しいコンタクトプレーが随所にあり、グラウンドレベルで見てド迫力の試合だった。僕は前の仕事があって試合開始直前に到着したのだが、まずは東芝のFBとして立川選手が出場していることを確認。まだ試運転という感じではあるけど、昨季の負傷以来の復帰が嬉しかった。ホルテン、マクラウド、バツベイ、冨岡主将らの主力は欠場していたが、LO石澤、FL望月ら若手選手が出場。NO8大野、仙波、オトの両CTBという新鮮な布陣も。特に両CTBは強烈なタックルを連発していた。サントリーのほうも山下主将、LO大久保直弥、FB有賀らは欠場。代わって、HO青木、FL篠塚、竹本、NO8佐々木、WTB藤原、FB野村など、1年目の新戦力が活き活きと動き回っていた。

試合内容は白熱したが、サントリーがスクラムでプレッシャーをかけ、ラインアウトも安定。効率よく陣地も獲得して終始押し気味だった。前半21分(村上の時計で)、東芝ゴールラインに迫ったスクラムでサントリーがプッシュ。東芝がオフサイドでサントリーにペナルティトライが与えられた。36分、サントリーがターンオーバーでボールを奪うとCTBニコラスがゲイン、WTB小野澤につないで12-0。前半終了間際にも、サントリーはスクラムからNO8佐々木がサイドアタックでチャンスを作り、SH澤木がトライ。17-0として前半を折り返した。

後半開始早々、東芝はWTBオトが相手のミスボールを拾い、50m以上の独走トライ。以降も素速く前に出るプレッシャーで粘ったが、トライはオトの一本に留まった。逆にサントリーは、一対一の勝負でよく前に出て、小野澤らがトライを重ね、29-7と快勝した。スクラム、モールで再三押し込み、ライン・ブレイクの回数に関してもサントリーが上回っていた。現時点では、サントリー側にチームの一体感を感じた。

サントリーの清宮監督は、淡々と試合を振り返った。
「一つ一つの積み重ねであり、きょうに向けて何かを特別にやったわけではありません。東芝対策を練るのではなく、今の力で戦うことが大事でした。結果が出たことがチームにとって何よりいいことです。ここまではベース作り。これからチームプレーに手を付けていきます」
個々の選手がディフェンスと一対一のシチュエーションでいかに前に出るか。「サンゴリアス・ベース」と名付ける約束事を積み上げてきての快勝である。荒削りだったWTB藤原が安定感あるプレーをしていたのも印象に残った。ここにすべてが表れている気がした。この勝利は現状の強化に自信を持てたという点で今後のチーム作りに好影響をもたらすだろう。

一方の東芝にとっては、ほろ苦い敗北だったが、コーチ陣は謙虚にこの負けを受け入れていた。チーム内にチャンピオンとしての過信もあり、鼻をへし折られたことで選手に緊張感が生まれるだろうという主旨のことを話していた。東芝としては、この結果を前向きなものとしてシーズンに生かしたい。生かせる底力は間違いなくあるのだから。


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カナダ、W杯本大会へ

Operaza

知り合いからパリで6月に撮影したラグビーワールドカップ2007の広告の写真が送られてきた。ありがとうございます。広告は大会オフィシャルパートナーのSOCIETE GENERALE(ソシエテジェネラル)のもの。国内シーズン開幕前で気持ちが完全にそっちに行ってしまっていたのだけど、来年の9月は、ワールドカップである。ラグビーファンのみなさんは、さらに気持ちが昂ぶっていることだろう。

Partner

そのフランス大会の予選が世界各地で行われているのだが、8月12日、アメリカ地区予選でカナダ代表がアメリカ代表を56-7で破り、アメリカ地区2位で本大会出場を決めた。カナダは、オーストラリア、ウエールズ、フィジー、アジア1位と同じプールBに入る。この11月のアジア地区予選で、日本代表が順当にアジア地区の1位通過を決めた場合は、カナダとも戦うことになるわけだ。

日本代表は本大会での2勝を目指している。普通に考えれば、ターゲットはフィジーとカナダ。最低限、この2か国に勝てるチームを作り、オーストラリアとウエールズにチャレンジである。現在の世界ランキングでは、オーストラリア3位、ウエールズ9位、フィジー11位、カナダ13位、日本20位だ。あと1年、急ピッチの強化をしなければ。

フランスのワールドカップは参加20チームを5チームずつ4組に分け、各組の総当たりで上位2位までが決勝トーナメント(準々決勝)に進む。2007年9月7日、フランス対アルゼンチン戦で開幕し、決勝戦は10月20日だ。

というわけで、フランスの写真を見て、急にワールドカップ・モードに入った村上の報告でした。

追記◎オーストラリア合宿中のヤマハ発動機ジュビロは、8月16日、ウエスタンフォースアカデミーと試合し、5-19で惜敗した。前半のブニバカの同点トライのみで、後半は完封されたようだ。ラストゲームは19日。相手は第1戦と同じ、ウエスタンフォース・ゴールドとなる。

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お薦めマッチ_0817

みなさん、コメントありがとうございます。お盆休みが明けたからか、また元のアクセス件数に戻りました。なんだか心強いです。みんながどこかへ行ってしまったかと思うと、けっこう心細かったりしてね。怪我人情報では、僕の聞いた範囲では、サントリーの山下キャプテンは序盤戦は難しそうですね。

今週は、18日の午後18:00より、府中にある東芝のグラウンドで東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアスの試合が行われる。プレイベントがあるようで、これは午後5時10分から。トップリーグの優勝を占う上でも重要な一戦。もちろん、この試合の勝敗がそのままシーズンに直結するわけではないけど、両者の力関係がだいたい分かる内容になるだろう。

トライネイションズも一週休んでいたが、今週末から再開される。ニュージーランド(NZ)代表オールブラックス対オーストラリア代表ワラビーズのこの夏3戦目だ。すでにオールブラックスが2勝しているので、伝統の「ブレディスローカップ」はオールブラックスにわたっているが、トライネイションズの優勝争いという意味では、ワラビーズにもまだチャンスがある。ここで勝利し、次週からのNZ対南アフリカ代表スプリングボクスの結果を待ちたいところ。

予定メンバーを見ると、ワラビーズはミスター・ジャッカルのFLジョージ・スミスが控えで、先発FLはフィル・ウォー。実は僕はウォーのほうが、やや好きである。スミスのジャッカルはほんとうに素晴らしいけれど、ウォーのほうが泥臭くて好きなのだ。あの冷蔵庫みたいな長方形の体型にも好感を持っている。マコウとの勝負も楽しみだ。オールブラックスは、FBマクドナルドを控えに下げ、ムリアイナをFBに据える。そしてアウトサイドCTBにトエアヴァを入れてきた。レオンちゃんが出ないのは寂しいが、ムリアイナも安定しているし、トエアヴァのスピードも楽しみ。

■トライネイションズ第6節放送予定
8月19日(土)オールブラックス対ワラビーズ 14:15~ J sports 2  ※生中継

追記◎網走のラグビーフェスティバルがJSPORTSでリピート放送中です。17日は13:30~15:30までJSPORTS1にて。20日の朝5時からも放送されます。トップリーグ14チーム中、11チームのキャプテンが出演していて、楽しいので、ぜひご覧ください。

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サンゴリアスの4人

サントリーサンゴリアスのグラウンドに行ってきた。佐々木隆道選手はじめ黄金ルーキーがなにかと話題だが、この4人も夏合宿で活躍していた。今回の取材はラグビーマガジン10月号(8月25日発売)に掲載されるものだ。4人の初々しい座談会になった。お楽しみに。

Rookies

左から、野村(法大卒、SO/CTB)、竹本(慶大卒、FL/NO8)、篠塚(法大卒、LO/FL)、藤原(日大卒、WTB)の各選手。

ブログ用の写真を撮らせてもらったときの様子。

「野村選手、目をつぶった。もう一枚」

確認。

「あれ? 野村くん、また目をつぶってる」

「そういう目なんですよ!(笑)」(篠塚)

そして野村選手が目を見開いたこの写真をよく見てみたら、篠塚選手が目をつぶっていた。ごめ~ん。ちなみに、この2人は、高校、大学、社会人と同じコースを歩んでいる。

4人の話を聞いていて感じたのは、いま彼らがとてもラグビーを楽しんでいるということだ。これまでやってきたラグビーももちろん楽しんできたのだと思うけど、日本最高峰のリーグで能力の高い選手達と力を合わせて優勝を狙っていくという楽しさは、また格別なのだろう。この4人の選手たちは、まだ日本一というものを経験していない。なにかこう、まだ体験したことのない領域にチャレンジしていく心意気って、なんかいいなぁ。

彼らの取材前後にたくさんの選手と挨拶を交わした。山下キャプテン、長谷川、小野澤、栗原、菅藤、山口、川村、元、上村、佐々木、有賀、前田、青木…といった選手たち。タレント集団を再認識した。ああ、林コーチも会いましたね(笑)。すみません。

「調子はどうですか? 怪我はない?」

「万全ですよ。全然大丈夫です」

そう言ってくれたのは佐々木隆道選手だ。新人選手達のリーダーである。開幕戦、いったいどんなメンバーになっているのか。興味津々である。

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猛暑の神戸にて

Ohataa

「きのう39度の熱を出した大畑です。って書いといてください。こんなの久しぶりですよ。きのうはダウンしました」

というわけで、月曜日は神戸製鋼の灘浜グラウンドに行ってきた。大畑選手は寝苦しい夜にクーラーで夏風邪をひいてしまったようだ。もう大丈夫みたい。

髪の毛、伸びましたね?

「切るのは簡単なんで、いっぺん伸ばしてみようかなと思って」

手術した指の状態は?

「もうちょっとですね。シーズン開幕には間に合わせますよ」

今年の神戸製鋼はどう?

「初戦の入りが大事ですよね。そこで波に乗れれば」

Ohatab

この日は、テストマッチのトライ世界記録記念のゴールドのジャージーを身にまとった大畑大介選手が、日本ラグビー協会の機関誌の表紙撮影(8月下旬発行)に臨んだ。抽選で選ばれた子供達と、終始なごやかに撮影。サインにも気軽に応じていた。現在の記録は「65」。秋のW杯予選からはさらに伸ばしてほしい。

グラウンドでは松原キャプテンが黙々とトレーニング。まだ怪我から完全復活ではないようだけど、シーズン間近な感じがひしひしと伝わってきた。

クラブハウスの駐車場をながめていて気付いたのだけど、背番号をナンバーに入れている選手が多い。面白いなあって思っていたら、「16」が。ん? と思ったら、あるスタッフのものでした。これは選手が自主的にやっている場合と、ディーラーの方が気を使ってくれる場合があるらしい。

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お盆休み

土曜日、アクセス件数がガクンと減ってお盆休みだと気づいた。僕は仕事のついでに京都の実家に帰り、またすぐ東京に戻る。ヤマハ発動機ジュビロは、ウエスタンフォース・ゴールドに7-66で敗れたようだ。やっぱり強かったか。田井中選手が完全復活を果たしたようだ。でも、東芝もNECもオーストラリアで負けて、そこで課題を見つけてチーム作りを加速させていくのだから、シーズン前に負けることは悪いことじゃない。

京都に帰る「のぞみ」の中で、後ればせながら『オシムの言葉』(木村元彦著 集英社インターナショナル)を読んだ。僕はこの愛好日記に他のスポーツのことはあまり書かない。もちろん、見ることもあるし、他のスポーツの本も読むのだが、ラグビー愛好日記だから書かないでいる。オシム監督のことは興味があった。子供っぽい言い方だけど、めちゃくちゃ感動した。詳しくない分野のことを書くとボロが出るから、あまり書かないけど、ラグビーとも共通する刺激的な言葉が並んでいた。

走る選手を試合に出し、動き続ける選手を作っていく。選手自身に考えさせながら、チーム作りの方向にぶれはない。スター選手はチームにたくさんいらない。ラグビー界の名将・大西鐵之祐さんも同じことを言っていたなぁ。

内容的なことはさておき、嬉しい文章があった。オシム監督をジェフ市原に誘った祖母井GMについての記述である。彼の熱意が、極東Jリーグの最も年間予算が低いクラブにやってくることを、オシム氏に決断させたとのこと。祖母井さんは、僕が大阪体育大学時代にサッカー部をコーチしていた。僕が1年生時のサッカーの授業は祖母井先生が担当だった。すごく優しい人だったから印象に残っている。小さくて可愛い感じの先生だったけど、でっかいことやりましたね。ラグビーのウインドブレーカーを着てサッカーの授業を受けていた僕のこと、覚えてるかなぁ。覚えてないか。

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