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2006年1月22日 - 2006年1月28日

お薦めマッチ_0128

さあ、28日の土曜日は、トップチャレンジ最終節である。来シーズンのトップリーグ自動昇格チームと、入替戦の組み合わせが確定する。そして、日曜日はマイクロソフト杯の準決勝だ。僕は両日とも花園でJSPORTSの解説をすることになった。また、トップチャレンジ最終節の結果は、昇格を決めたチームのインタビューも含めて日曜深夜初回放送の「ラグビープラネット」でもお送りすることになっている。お楽しみに。

この2日間を楽しむために、トップチャレンジの勝ち点計算をおさらいしておこう。

「トップチャレンジ1」は2節までの結果から以下のような勝ち点になっている。日本IBM=6、コカ・コーラウエストジャパン=4、近鉄ライナーズ=0。IBMはすでに試合を終えて2位以上を確定させ、来季からのトップリーグ昇格が決まっている。28日は、コカ・コーラと近鉄の直接対決。どちらかが自動昇格になり、どちらかがサニックスとの入替戦に回る。コカ・コーラは勝てば文句なしの1位通過で、自動昇格プラス日本選手権出場も決まる。もし負けても、ボーナス点を取って勝ち点「5」になれば、リーグ内の得失点差で2位になれる可能性が高い。その場合は、IBMが1位通過で日本選手権出場だ。一方、近鉄は4トライ以上の勝利で勝ち点「5」となるが、コカ・コーラに4トライ与えず、7点以上突き放し、ボーナス点を与えずに勝たないと単独2位にはなれない可能性が高くなる。初戦でIBMに0-39の完封負けを喫したのが痛恨である。

九州で第2節を見た関係者によれば、コカ・コーラがIBMの出鼻を挫いて3トライをたたみかけた勝利の中で、SO淵上が攻守に獅子奮迅の活躍だったらしい。近鉄も崖っぷち。リザーブには、今季はなかなか活躍できなかったが、スーパー12でも活躍していたフィジー代表WTBトゥイレブも入っている。魂のこもった試合になりそうだ。

「トップチャレンジ2」は、九州電力=5、ホンダヒート=5、NTT東日本=1。ホンダと、九州電力の順位争い。勝った方が、入替戦でリコーブラックラムズと、負けたチームは、セコムラガッツと戦うことになる。引き分けの場合は得失点差になる。

◆トップチャレンジ◆1月28日 花園ラグビー場
12:00 ホンダヒート - 九州電力
14:00 近鉄ライナーズ - コカ・コーラWJ(13:55~JSPORTS3生放送)

日曜日もまったく予断を許さない戦いだ。トップリーグ6位のサントリーと8位のクボタは、ともに上り調子だ。序盤で勢いに乗れるかどうかがカギだろう。サントリーとしては、クボタのNO8ケフとFBマクイナリをどう封じるか。この二人に防御を乱されれば勝利は遠のく。クボタは、絶好調の小野澤にスペースを与えないことだろう。ともに1回戦では、ボールを大きく動かして攻めた。準決勝でも思い切って展開できるかどうか。クボタ伊藤、サントリー菅藤の明大SO対決も見ものだ。この試合、かなり面白そうなので関西方面のみなさん、ぜひ会場へ。

東芝府中対NECはトップリーグ最終節でNECが快勝したが、すでに優勝を決めていた東芝府中にはモチベーションの点で問題があったし、BKの軸マクラウドもいなかった。今回が本当のガチンコ対決である。ただし、NECもマーシュ、箕内を筆頭に選手の集中力は高まっている。箕内選手には、1回戦でトヨタを破った試合後に話を聞いたが、表情が澄み切っていた。東芝相手にも凄まじいプレーを見せてくれそうな気がする。

またまた緊張してきたよ~。

◆マイクロソフトカップ準決勝◆1月29日
14:00 花園ラグビー場
サントリーサンゴリアス - クボタスピアーズ(13:55~JSPORTS2生放送)
14:00 秩父宮ラグビー場
東芝府中ブレイブルーパス - NECグリーンロケッツ(13:55~JSPORTS3生放送)

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立教ラグビー宣言

 立教ラグビー宣言について、コメントをいただきました。ありがとうございます。立教大ラグビー部の、この宣言については関係者の方からメールをいただいたりして知っていました。メディアに出るというより、関係者の中でジワリジワリと広がってきていた感じですね。昔のラグビーマンが実践してきたことが薄れていくなかで、現在のコーチや選手達がラグビー文化を再確認して実践しようという試みは尊いものだと感じています。詳細は日本協会のホームページをご覧いただきたいのですが、宣言の部分だけ紹介して、僕の感想を添えたいと思います。

【立教ラグビー宣言】
1)立教は、たとえルールで禁じられていないことでも、フェアの精神で自らを律してプレーします。 
2)レフリーの存在意義を正しく理解し、心から尊重します。意見があるときは必ずキャプテンを通します。
3)ノーサイドの精神を具体的行動に移し、相手への敬意を示します。
4)アフターマッチファンクションでは、決して自チームで固まらず、相手と積極的に交流します。
5)ホームでは、たとえどんなに小さな練習試合でも、必ず簡易式アフターマッチファンクションを行います。
6)生涯、これらの精神を遵守します。

この宣言については、ラグビーに直接携わっている人達からの評価が高いようだ。年配の関係者ほど、ラグビー文化を残したい気持ちも強いはず。だからこそ、日本協会のホームページにも掲載されることになったのだろう。「フェアの精神で自らを律してプレーします」、「レフリーの存在意義を正しく理解し、心から尊重します」など、僕も共感するモノばかり。なぜこの宣言ができたのか、その宣言を1シーズン実践した結果、周囲がどんな反応を示し、部員達がどう感じたのか。立教大ラグビー部コーチの松山吾朗さんが、レポートを書いた。それが現在、日本協会のホームページに掲載されている。多くのチームの指導者、選手がラグビー文化について考える機会になっているはずだ。松山さんはじめ、立教大学のみなさんに敬意を表します。

グラウンド上に限って言えば、僕は、フェアプレイの精神が最も大切な気がしている。フェアの基準を説明するのはとても難しい。このあたりのことは、大西鐵之祐著「闘争の倫理」(中央公論新社)に詳しいのだが、フェアとは、互いを認め合い、同じ条件で戦うことが絶対的な条件である。すべては互いを認め合うところから始まる、と、僕は思う。認め合っていれば、相手を故意に傷つけたり、卑怯なプレーはできないはずだからだ。

フェアに、激しく。残りの国内シーズン、そんな試合にたくさん出会いたい。

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己を知る。

きのう告知したトークライブの件、予想以上の反響ですでに満席となりました。たくさんの方が申し込んでくださったようで、心よりお礼申し上げます。とっても嬉しかったです。今回参加できなかったみなさん、ごめんなさい。この「ライブ版愛好日記」は隔月でさまざまなゲストの方を招きながら継続していく予定です。次回は5月。よろしくお願いします。この他にもいろんな場所に出かけていってトークライブをやる別企画もあります。お楽しみに。

20年ほど前に「たかがラグビー、されどラグビー」というラグビーの日仏交流を追ったドキュメンタリーがテレビ放送されたことがある。水曜日、そのビデオを久しぶりに見返した。当時はよく、ラグビーのドキュメンタリーがあって名作も多かった。この「たかがラグビー、されどラグビー」は、両国のラグビー文化をセンス良く対比させていて、素晴らしい作品だと思う。

1984年に来日したフランス代表チームを事前取材するために渡仏し、現地のラグビー文化も伝えている。後に村田亙選手がプレーすることになった「バイヨンヌ」も出てくる。人口4万人ほどの都市なのだが、全部で16種類のスポーツを楽しむことができ、人口の4分の1が会員という総合スポーツクラブがある。城壁に囲まれた芝生のグラウンドで、少年から大人までがラグビーを楽しむ。その風景を見るだけで、スポーツ文化の豊かさを実感させられるのだ。クラブの英雄的存在であるフランス代表プロップ、ドスピタル選手が取り上げられている。バスク地方で歌手としても知られる名物男は、こんなことを言った。

「ラグビーを通じて得た最も大切なことは、己を知ることができたということだ。小さな農家の息子が、人を知り、世界を知り、再び己を知る。素晴らしいことだと思う」

大好きな言葉だ。村田選手がバイヨンヌでプレーしている時、取材に行ってJALの機内誌に原稿を書いた。この言葉を引用させてもらった。村田選手も同じ経験をしていると感じたのだ。世界を知るということは、己を知るということなんだよなぁ。

◎愛好的観劇日記
【クラウディアからの手紙】観ました。世田谷パブリックシアターにて。脚本・演出=鐘下辰男、テーマソング=溝口肇、出演=佐々木蔵之介、斉藤由貴、高橋惠子ほか。「他人の不幸の上に自分の幸せを築くことは、私にはできません」。無実の罪でロシアに抑留された1人の男。50年間、夫を信じ待ち続けた妻。37年間連れ添った夫を祖国に送り返した、もう一人の妻。…とチラシにはある。実話である。こんな悲惨なことがあったなんて。そして生き抜いたなんて。驚きの連続だった。戦争中のことだから昔話のイメージがあったけど、主人公は今も生きている。芝居のラストシーンで思い切り頬を濡らした。真実の奇跡の愛だ。役者さんの熱を感じた。お薦めです。それにしても、高橋惠子さんはほんとに美しい。

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ラグマガ発売日

毎月25日は、ラグビーマガジンの発売日である。今月号は各全国大会特集。マイクロソフトカップ、日本選手権が残ってるので、メインの記事は大学選手権と高校大会だ。伏見工業の高崎監督には藤島大さんがインタビュー。高崎監督がいかに「パスで抜く」ラグビーを作り上げたのかが語られていて興味深い。たとえば、こんな感じ。「サイズのない分、ひとつのスペースを複数で攻める。いまディフェンスが内側を固めてくるんで、どうしても外に流される。伏見は内からの圧力に向かっていくことを徹底した」。いいこといっぱい言ってるなぁ。

早稲田大学の佐々木キャプテン、五郎丸選手の対談は僕がやったのだが、佐々木キャプテン、かなりいいこと言ってます。敗れた関東学院の有賀キャプテンのインタビューもあり、あの涙について答えている。社会人のほうも、トップリーグを制した東芝府中の冨岡キャプテン、ホルテン選手が登場し、強さの理由を語っている。日本代表エリサルド氏のインタビューは小林深緑郎さん。世界のラグビーニュースは、スーパー14や今年のテストマッチ日程など、あらゆる情報が盛りだくさんだ。というわけで、思いっきり宣伝みたいになってますが、全国大会に賭けた多くのラグビーマンの想いが詰まった一冊なので、どうぞご一読を。

最近、たくさんのコメントをもらっていますが、なんかバタバタしていて、あまり答えられなくて申し訳ありません。きのうのコメントに「いい外国人選手がたくさん来ているのに、なぜ差が出るのか」という趣旨の質問がありました。取材していて感じるのは、チームの戦術に確固としたものがあって、そこに加えられた外国人選手が多くの場合活躍するということ。東芝のホルテン選手、マクラウド選手、NECのマーシュ選手などはそういうタイプだと思います。日本の文化を理解し、謙虚に適応しようとする選手は力が出るのも早いのですが、少し上から見る感じの選手は難しいですね。それから、怪我を抱えて来る選手も多い。トップリーグもレベルは高くなっており、海外のトッププレーヤーといえども、万全の体調でないと活躍することはできません。期待はずれに終わる選手の多くは、怪我が治りきっていない選手です。クボタのケフ選手は、2007年のワールドカップでオーストラリア代表復帰が言われているくらいだから、体調も万全ですからね。凄いワケです。日本に来る心構えの問題は、大きいと思いますね。だからビッグネームより、骨惜しみせず頑張る選手に来てもらいたいなって、僕は思います。

◎愛好日記トークライブのお知らせ
1月25日発売のラグマガ3月号57ページにも告知されていますが、愛好日記ライブ版の開催が決まりました。題して【村上晃一「ラグビー愛好日記」Page.1】。場所はJR三鷹駅至近です。ご予約は、下記のメール、FAX、電話(17時以降)にて。会場になる文鳥舎さんのHPで座席の確認ができます。第1回のゲストはみなさんご存じ、スポーツライターの藤島大さんです。二人でラグビーの魅力を語ります。どんな話になるか、僕も楽しみ。ラグビー文化を表すエピソードがたくさん聞けると思いますよ。お時間のある方は、ぜひどうぞ。終演後、懇親会もありますので、ご希望の方はお申し込みください。観戦初心者の方も大歓迎です。

◆日時 3月11日(土) 午後5時開演(4時半開場)~7時 
◆場所 『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777
Fax:0422-79-3777
bunchou@parkcity.ne.jp
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/
◆入場料 2,000円 定員約50名
◆懇親会 3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)


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涙腺が緩んだ

マイクロソフトカップ1回戦の秩父宮開催分を録画で見た。両方とも、いい試合だと思った。点差は開いても、その中に選手の意地とか質の高いプレーがあると、僕は嬉しくなる。両方ともそういう試合だった。

まずはクボタスピアーズ対三洋電機ワイルドナイツ。今季好調のクボタWTB小堀の先制トライ。三洋のオライリーがモールからトライを返す。前半17分には、FBマクイナリの鋭いステップワークから、ケフにつないで最後はCTB吉田へ。14-7とクボタリードも、23分、三洋のSOブラウンがまたまたトライを返す。この試合、面白い! 27分、ケフがブラウンを抜き去って小堀につないで、クボタがリード。以降は逆転されることなくクボタが点差を開けていった。

JSPORTSで実況していた矢野さんが試合後トイレで荻窪監督に会ったらしいが、「開き直っちゃいました!」と笑顔で話していたらしい。ほんと、クボタはミスなく攻め続けた。小堀くんは、JSPORTS主催のシーズン前のトークイベントに出演してもらい、参加していた女子からイケメンということで人気があった。頭角を現してきたのは嬉しいなぁ。

三洋も後半にはモールから24-33に迫るなど、意地は見せた。だけどディフェンスが崩れているのが気になる。クボタのいい選手をあげるとキリがないが、ケフとマクイナリは出色。SO伊藤も随所に好プレーを見せた。FL山口キャプテンもよくタックルしていた。終了間際の伊藤のトライの際、交替出場のロフ、ケフがボールをつないだ一連の動きに元オーストラリア代表の質の高さがあった。実に柔らかく、ディフェンスを引きつけてスペースにパスを送る。何気ないプレーが上手いんだよなぁ。

目立ちまくっていたマクイナリは今季ずっと調子がいいのだが、あのランニングスキルは素晴らしい。感心するのは足を取られやすいグラウンドコンディションの中で鋭角的なステップを切ることだ。これ、昔から感じているのだが、日本選手は慣れない芝生とか、緩いグラウンドでやると足を取られてコケることが多い。でも、海外の一流選手には、あまりそういうことがない。足腰の柔軟性が影響しているように思う。

話がちょこっとそれたが、東芝府中ブレイブルーパス対神戸製鋼コベルコスティーラーズの試合もじっくり見た。最終的には東芝の大勝だったし、地力は東芝が上。それは確かなのだが、この試合に関して言えば、神戸が流れを変えられる瞬間はいくつかあった。そこでミスがあったり、微妙なオフサイドがあったり、なかなかチャンスをつかめなかった。ゲインラインを切っていくという意味では、クリブが怪我で不在だったのは痛かった。

前半19分、東芝はオトのターンオーバーからSH吉田が先制トライ。吉田、スピードあるね。25分には、スクラムからのサインプレーでマクラウドがタッチライン際を快走した。マクラウドって、今でもオールブラックス行けるかも。後半3分、東芝がモールからトライを奪ったところで勝負あった感じがした。神戸製鋼の選手がダウンボールしたボールを、東芝が逆に乗り越えていくラックの力強さは凄まじかった。東芝の選手はほんとに骨惜しみしないし、よく動く。感心しきりである。

神戸製鋼もウィリスの意地のトライ、元木の懸命の頑張りには、ぐっときた。前半32分あたりだったか、交替出場のFL野澤が陣川のパントキックのあとに身を投げ出してボールを確保した動きには涙腺が緩んだ。ああいうのを見ると、彼のこれまでの努力が見えてきて感動する。日々の鍛錬はああいうプレーに出るものだ。いいもの見せてもらいました。野澤くん、ありがとう。

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マイクロソフトカップ1回戦結果

早朝4時半に起床し、凍った道路を慎重に歩いて最寄り駅に向かった。手袋、マフラー、マスクで防寒していたが、寒かった~。東京駅、6時20分の「のぞみ」で花園へ。出発して、しばらく窓の外は雪景色だった。まもなく1時間ほど眠ってしまったのだが目覚めると快晴だった。窓の外に雪もない。時間通りに新大阪に到着。花園ラグビー場のコンディションも上々だった。

第1試合はサントリーとヤマハの対戦。ヤマハは、WTB辻井、CTBウィリアムズなどBKに負傷者が多い。FLセワブを先発させて、前半はFW勝負に出たが、なかなかサントリーのディフェンスを崩せなかった。一方、PR長谷川、WTB瓜生が復帰してほぼベストの布陣で臨んだサントリーは、ブレイクダウンでFWが次々にいいボールを出し、豪華BK陣をSO菅藤が見事に走らせた。菅藤の出来は非常に良かったと思う。スピードをつけて走り込みながらボールをもらい、素速くパスを振り分けるのでライン全体にスピードが出るのだ。陣地をとるキックもよく伸びていた。CTBアラティニのトライ、ニコラスのPG、そして小野澤のトライで前半を17-0としたサントリーが終始優位に試合を進めた。

後半は、ヤマハもCTB守屋、NO8木曽、WTBヴニバカのトライで追撃したが、途中出場のサントリーFLトンプソンのトライで突き放された。ヤマハは前半にややFWにこだわりすぎたかもしれない。SH村田、アゴの骨折以降の初先発で頑張ったんだけどなぁ。サントリーは着実に調子を上げている。菅藤は足を痛めて後半沢木に代わったが大事には至らなかったようだ。田中キャプテンは「今調子が上がっているチームを終わらせたくなかった」と明るい表情で語った。準決勝進出決定。

第2試合は予想に違わぬタフな戦いになった。僕は第1試合、JSPORTSで解説だったのでこの試合はじっくり見させてもらった。力の入った攻防が多く、何度も声が出てしまった。立ち上がりは、NECのFWがモールを軸に攻め込んでいく。これをトヨタがLOフラベル、NO8ティアティアを中心にしのぐのだが、そのあとのトヨタ陣22m付近右のラインアウトからの攻撃で、NECが一気をトライを奪う。左オープン展開でFB武井のライン参加。タックルされたポイントでのSH辻のパス捌きは見事だった。タッチライン際をWTB窪田が走りきる。結局、前半は17-3とリードするのだが、NECのNO8箕内、マーシュはやっぱり凄かった。特に箕内だ。体勢を崩しながら片手でボールを鷲づかみでターンオーバーしたプレーには、思わずうなった。この二人だけでなく、FL大東もボール争奪に身体を張っていた。

後半は、トヨタが猛反撃。26分時点でSO廣瀬の3PG、DGで12-17まで点差を詰め、なおもボールを動かし続けた。FB水野が抜ける。マーシュがジャッカル。そんなシーンが連続する。昨年の日本選手権を思い出した。あの時は試合終了間際、残り4分の猛攻に耐えたが、今回は約18分間である。誰一人休まずにタックルし続ける。NECの伝統となった「あきらめない心」に脱帽である。最後はPKでトヨタがスクラムを選択。FW戦で獲りきれずにBKに展開したところでミスが起き、NECにボールを奪われた。後半は9割方トヨタが攻めていたのだが、ちょっと単調だったかなぁ。結果論だが、この日の展開ならNEC陣のPKはすべて廣瀬がPGを狙ったほうが良かったかもしれない。前半最後にフラベルがインゴールに飛び込んだときに「オブストラクション」をとられたのも惜しかったが、あの判定は正しいと思うし仕方ない。でも、力のこもった好ゲームだった。

東京に戻って、この日記を書いている。秩父宮ラグビー場の試合も含め、結果は以下の通り。準決勝は、東芝府中対NEC(秩父宮)、サントリー対クボタ(花園)になった。東京の2試合はこれからビデオを見るので明日にでも感想を書きたい。

◎マイクロソフトカップ1回戦結果
【花園ラグビー場】
サントリーサンゴリアス○35-17●ヤマハ発動機ジュビロ
トヨタ自動車ヴェルブリッツ●12-17○NECグリーンロケッツ
【秩父宮ラグビー場】         
クボタスピアーズ○40-24●三洋電機ワイルドナイツ
東芝府中ブレイブルーパス○38-7●神戸製鋼コベルコスティーラーズ

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トップチャレンジ第2節結果

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土曜日の朝9時、門柱に積もった雪。このあともどんどん積もった。庭の雪も撮影しようとしたら、椿が一輪咲いていた。ほっとする。

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夕方、トップチャレンジ第2節の結果を聞いて少し驚いた。前節の試合ぶりからして日本IBMが勝つのではないかと思っていたからだ。向井さん、ごめんなさい。

◎トップチャレンジ第2節結果
チャレンジ2=九州電力○31-15●NTT東日本
チャレンジ1=コカ・コーラウエストジャパン○21-17●日本IBMビッグブルー

ただし、IBMは7点差以内の負けなので、ボーナス点「1」をゲット。勝ち点を計「6」として2位以上を確定させた。つまり、来季からのトップリーグ昇格を決めたわけだ。コカ・コーラは、現在勝ち点「4」、近鉄は「0」。28日の直接対決で自動昇格をどちらかが決めることになるわけだ。コカ・コーラは勝てば文句なしの1位でトップリーグへ昇格するだけでなく、日本選手権出場も決めることになる。引き分けてIBMとの勝ち点が並んだ場合は、リーグ内全試合の得失点差で順位を決める。そうなれば初戦で近鉄に大差勝ちしたIBMが有利になる。一方、近鉄は4トライ以上の勝利で勝ち点「5」となるが、その場合、コカ・コーラに4トライ与えず、7点以上突き放し、ボーナス点を与えずに勝たないと単独2位にはなれない。自動昇格は厳しい条件になった。

チャレンジ2のほうは九州電力が勝利して勝ち点「5」をゲット。ホンダヒートも「5」、NTT東日本は「1」。こちらも、28日の九州電力とホンダの試合で順位が確定する。チャレンジ1、チャレンジ2ともに混戦だが、トップリーグ下位との入替戦出場順位はNTT東日本のチャレンジ2の3位が確定。トップリーグ9位のワールドファイティングブルとの試合が決まった。

■2月11日(土)近鉄花園ラグビー場
13:00 ワールドファイティングブル(TL9位) vs NTT東日本(トップチャレンジ2の3位)

さあ、22日の日曜日はマイクロソフトカップ開幕だ。見どころは昨日書いたが、当日深夜(24時~)の「ラグビープラネット」は1回戦の結果をハイライトでお送りする予定です。

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