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2006年10月29日 - 2006年11月4日

試合前夜

いま銀座から帰宅した。そう、日本代表対オーストラリア首相フィフティーンの前夜祭である。現役選手であり、世界最多キャップ保持者のジョージ・グレーガン選手がやってくるとあって、会場の銀座Duffy'sには開場の1時間以上前から行列ができ、入場制限になる大盛況だった。入れなかったみなさん申し訳ありません。店内も立錐の余地無しで、進行役の僕としては、みなさんの熱気に圧倒されていた。過去、僕が関わったトークイベントでこれほどお客さんが積極的に前に前に出てくるものはなかった。グレーガン選手の人気のほどを思い知った次第である。

Ivent

もう一人のゲストである元日本代表SHの堀越正巳さん(立正大学ラグビー部監督)を交えたトークは笑いが絶えない楽しいものになった。堀越さんが、オチをつける役をやってくれたので僕としては助かった。SHのパスについての突っ込んだ話もあって、盛り上がったトークのあとは、歓談タイムとなり、参加者のみなさんはグレーガン選手と写真を撮ったりサインをもらったり。その後は、ジャンケン大会で、オーストラリア代表のレプリカジャージーや日本代表選手のトレーディングカードのセットなどがプレゼントされた。また、グレーガン選手が夫人とともに立ち上げた「ジョージ・グレーガン基金」のオークションも行われた。この基金は、病気などで入院している子供達のために遊技施設を作る目的の基金で、グレーガン選手のご子息が病気になった際に病院にそういった施設がなかったことから活動を始めたものだという。オーストラリア首相フィフティーンが着用する非売品のジャージーに、グレーガン選手のサイン入り。落札された参加者の方に対して、グレーガン選手は「必ず子供達のために役立てます」と感謝の意を述べた。写真は、サインの要望に応えるグレーガン選手。終始笑顔で応対していたのが印象的だった。

Sighkai

W杯アジア最終予選壮行試合であり、事実上のジョン・カーワン体制のスタートとなる日本代表対オーストラリア首相フィフティーンが明日11月4日午後1時、キックオフされる。

3日の午前中、日本代表は秩父宮ラグビー場で前日練習。メンバー表を見て、プレースキッカーは? と思われた方も多かったと思うが、先発メンバーではFB有賀選手が蹴る。練習を見る限り、なかなか正確だった。
「ディフェンス面も含めて安定したプレーをしたい。でも、カウンターアタックも思い切って仕掛けて行こうと思います」(有賀剛選手)
「キーはスピード。それをお見せできれば。ラックは世界一の低さを目指します」(太田治GM兼HC)
「短期間でチームを作るのは難しいですが、個々の選手の能力は高いチームだと思います。それが生きる試合がしたいですね。相手のことはよく分からないのですが攻撃的に行きます」(大畑大介キャプテン)
「自分たちがやりたいことを、今後実行できるような試合をしたい」(ジョン・カーワンアドバイザー)

正午には、日本協会のジャパンクラブでオーストラリア首相フィフティーンの記者会見も行われた。ボブ・ドワイヤー監督、プレーしないがチームキャプテンのジョージ・グレーガン選手、ゲームキャプテンのジョン・ロー選手が出席。ドワイヤー監督は、現在欧州遠征している豪州代表のことを引き合いに出し、「豪州代表を超える選手達であることを証明する試合にしたい」と全力で戦うことを誓った。写真は、ドワイヤー監督とグレーガン選手。

Pressc

あれっ、いつの間にか日付が変わっている。さあ、まもなく壮行試合のキックオフだ。秩父宮ラグビー場がたくさんのお客さんで埋まるといいなぁ。僕はJSPORTSで解説です。

なお、ワールドカップアジア最終予選の開催場所が、香港フットボールクラブに決まった。
11月18日 日本対香港
11月21日 香港対韓国
11月25日 韓国対日本

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ジャパンと東芝

明日からは愛好日記を書く時間がないくらい、ラグビーのイベントが目白押しである。3日の朝は日本代表の練習、記者会見、オーストラリア首相フィフティーンの記者会見、大学の試合を観て、夜はジョージ・グレーガン選手がゲストの日本代表壮行試合「前夜祭」だ。というわけで、これから3日間は、いつアップできるか分かりません。悪しからずご了承ください。なんて、いつも不定期ですけどね。

4日の日本代表メンバーが発表になった。トップリーグの現時点での上位8チームの中心選手がずらり揃った編成である。パスでボールを動かしたい日本代表の中では、パススキルに優れる霜村、赤沼の両CTBに期待したいが、彼らが数多くパスできる状況を作れるかどうか。火曜日の代表合宿レポートの時に書かなかったのだけど、練習後、一人残ってパス練習をする後藤選手の姿があった。ほんとうに練習熱心だ。その後藤選手と赤沼選手が2人でなにやら話ながらパスし合うシーンも。先日書いた「キャッチボール屋」のことをちょっと思い出した。パスしながらのコミュニケーション。試合でも2人がパスをかわすところが見られるかなぁ。

4日の日本代表予定メンバー=1久富雄一、2松原裕司、3山村亮、4大野均、5赤塚隆、6木曽一、7フィリップ・オライリー、8箕内拓郎、9後藤翔太、10沢木敬介、11小野澤宏時、12霜村誠一、13赤沼源太、14大畑大介、15有賀剛、16山本貢、17相馬朋和、18浅野良太、19菊谷崇、20伊藤護、21森田恭平、22正面健司

きょうは、東芝ブレイブルーパスのクラブハウスに行ってきた。ラグビーマガジン1月号(11月29日発売)に掲載される、チームルポの取材である。薫田監督に、チームの現状と後半戦への意気込みを聞いたのだが、前半戦の反省をもとに、この11月は合宿して選手を鍛え上げるらしい。「相当厳しいから、嫌だったら日本代表に選ばれろって言ったんですよ」と笑っていた。しんどそ~。府中で合宿してから、後半は鹿児島へ行くようだ。腰の骨を骨折したマクラウド選手はNZに帰国してリハビリ中だが、幸いにも11月中に治りそうで後半戦は復帰できる見込み。薫田監督としては、攻撃面でスペースをうまく使えていないのが気になるようだった。他にもいろいろ語ってくれたので、詳しくはラグマガに書きたい。各チーム、この11月は後半戦へ向けて立て直しを図る。12月からはさらに激しい試合を見せてくれそうだ。

Otooto

練習の前に、自主トレーニングするオト選手。なんか可愛かったので、パチリ。

追記◎きのうの夜、大阪体育大学ラグビー部OBの有志で、東京に転勤してきた仲間の歓迎会をした。久しぶりに会う後輩や先輩と語り合い、楽しい夜だった。「村上さん、こうやって飲み会しても、俺らのことは全然書いてくれへん」と突っ込まれたので書いてみた。書いたゾ~。けっこうみんな愛好日記読んでくれていて、先輩に「今週は忙しいんですよ」と言ったら、「ラグビー週間やろ?」と日記のタイトルを言われてびっくり。共通の話題が提供できて、幸いでございます。

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豪州首相XV来日会見

きのうのカマキリ、お察しの通り芝生に寝転がって撮影しました。周囲からは「その姿をブログにアップしたほうがいいんじゃないの?」との声も聞こえておりました。僕のデジカメだと、カマキリにピントを合わせるとゴールポストがぼけるし、なかなか難したっかったです。ちなみに、カマキリくんは、たまたまグラウンドの片隅で練習観戦していたので、ちょっと連れてきた次第です。

Roe

さて本題。11月1日、オーストラリア首相フィフティーンが来日し、午後3時より日本ラグビー協会にて、ボブ・ドワイヤー監督、キャプテンのNO8ジョン・ロー選手(写真)による記者会見が行われた。

ドワイヤー監督は、選手選考について「ワラビーズのセレクションとともに行われました。まずは欧州遠征のワラビーズが選考され、残りのメンバーがこのチームに選ばれました。次代を担う若い選手が多数含まれています」と説明。今後、同国代表ワラビーズに選ばれる可能性の高い選手が揃っていることを強調した。

また、この試合に臨むモチベーションについて、報道陣から質問が出たのだが、この答えがさすがだった。
「試合が終わった後に互いに友好な関係を築ければいいと思います。ただし、親善試合とはいっても選手にとっては大切な試合です。我々の評価が高まるような試合をしたい。ベストを尽くします」(ジョン・ロー選手)
「大切なのは試合ごとにベストを尽くすこと。どんな試合でも対戦相手に敬意を払うことが重要であり、それは手を抜かずに戦うということなのです」(ボブ・ドワイヤー監督)

試合内容についてロー主将は「オーストラリア的なランニングラグビーをお見せしたい」と言い、ドワイヤー監督は「冒険的なエキサイティングなプレーをお見せしたい。それはパワフルに行くことを否定するものではありません。選手の連係プレーにより、知的にボールを動かしたいと思います」と質の高い試合を約束した。

ロー選手に注目選手を聞いてみたところ、大畑選手と対面になるであろう19歳のWTBカレブ・ブラウン選手をあげてくれた。「パワフルでエネルギッシュなランナーです。ユニークな選手だからぜひ注目してください」。 186㎝、98㎏の若いウインガーとテストマッチのトライ世界記録を持つ大畑選手のマッチアップは、たしかに楽しみだ。

20061101140905

記者会見に向かう途中、ハッチ発見。携帯電話のカメラで撮ってみた。

追記◎辰巳での練習は、グラウンドの中に入れるのは関係者だけですが、柵の外からは見ることができますよ。周囲は道路と公園ですからね。

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代表合宿活気あり

火曜日の朝は、車で約2時間のドライブ。千葉の日本エアロビクスセンターに行ってきた。ワールドカップアジア最終予選に向けての日本代表合宿2日目の取材である。この11月は、太田治GMが暫定的にヘッドコーチ(HC)を兼任しているとはいえ、グラウンドでのコーチングは次期HC就任が決まっているジョン・カーワンアドバイザーが中心だった。「もう一回」「一緒に」「広く」「いいよ」「だめだめ」「戻れ」「高い」「早く」「こっちこっち」など、聞こえてきた指示はほとんど日本語。「メンバーチェンジ!」も日本語に聞こえたほどだった。それに応えて選手も機敏に動く動く。もちろん太田GMも一緒に動いていたが、次期HCを見守っている感じだった。

Earobi

午前中は防御を崩すためにアングルを変えながらボールをもらったり、デコイランナーになったりという基本的な動きが確認されていた。午後は、ディフェンスを多数つけての実戦的な攻撃練習。見ている側も流れが分かりやすいスタイルである。昨日から始まったこの合宿だが、報道陣も多数詰めかけ、コーチ陣や選手の表情も明るい。全体の雰囲気が期待感にふくらんでいるように感じた。練習中にやたらと「JK! JK!」というコールがあり、なんだろうと思っていたら、サインプレーの名前だった。もちろん、JKはジョン・カーワンの愛称である。

大畑大介キャプテンをはじめとしたベテラン勢と次代を担う若い選手達が一緒に動いているのも新鮮だった。大畑キャプテンにJKについて聞いてみた。「僕たちの話をよく聞いてくれるし、強みを分かってくれる。自分が日本でプレーしている時に日本選手にやられて嫌だったこと(低く、早いタックルなど)を話してくれました。あのJKでも『対応するのに1年かかった』と言われれば僕らの自信にもなる。説得力がありますよね。まあ、でも一番思うのは、デカイってことですよ(笑)。20年前のWTBとしては、デカすぎるでしょう。遠目に見たら、赤塚さんかと思ったくらいで」。そう、JKは頭を丸刈りしてきたので、たしかに赤塚選手のようなのだ。それはともかく、JKはすでに多くの選手と対話を重ねているようで、選手達の気持ちをつかみ始めているようだ。15人制では初代表入りの有賀選手も「(JKは)熱い男っすよ」と気持ちよく練習できている様子だった。

Torio

写真は、社会人ルーキートリオ。左から、有賀剛(サントリー)、森田恭平(神戸製鋼)、正面健司(トヨタ自動車)。もう一人のルーキー北川智規(三洋電機)は、7人制日本代表でシンガポール大会に出場してから合流する。同い年の3人だが、代表チームなどで一緒になったのは高校日本代表の候補合宿以来とのこと。森田と正面は高校のオール大阪、正面と有賀はU19日本代表、7人制日本代表などで一緒にプレーした。有賀選手が筋肉質なのは前から印象にあったが、正面選手も肩の辺りが隆起しており、逞しさを増している。社会人になって3㎏ほど増量したようだ。正面選手は大学1年の時も日本代表に選ばれているのだが、「あの時は孤独でした。(チームの集合日に)家を出るとき泣きそうになったほどです」と、年上の選手の中で精神的に苦しんだことを明かしてくれた。今回は同年代も多く、楽しげにボールを追いかけていた。この3選手は、午前の練習後、TVK(テレビ神奈川)の「ラグビーダイジェスト」のインタビューを受けていた。明日、11月1日の午後9時から放送される予定です。

最後にカーワン氏に話を聞いた。「今月は短所は気にせず、日本の長所を伸ばしてジャパニーズ・スタイルを追求したい。土曜日の試合では、日本代表としてのプライドを持って戦い、観ている人がそのプライドを感じられるようなゲームをしてほしいと思います」

お知らせ◎11月1日に来日するオーストラリア首相フィフティーンは、当日午後、辰巳で練習を予定していたが、中止になった。また、メンバー変更も。WTBヘイグ・サレが怪我のため、豪州代表経験者でもあるロイド・ヨハンソン(QLD所属)が来日する。

Kamakiri

カマキリの視点でジャパンの練習を見てみたけど…。

取材こぼれ話◎午前午後の練習の合間に、センターの敷地内にあるレストランで、「ビーフカレーライス・トマト生卵入り」を食べた。ここ、辛さが10段階あり、僕は普通の「3」。ちなみに、一緒に食べた深緑郎さんは、牡蠣フライカレーで辛さは「3」、ラグマガ田村編集長は、カレーの種類は忘れたけど、辛さ「6」と微妙な注文をしていた。まったくどうでもいい、こぼれ話でした。

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ラグビー週間

お酒は飲みますか? はい、飲みます。ただ、この日記はたくさん飲んだ後は書かないようにしています。酔っぱらって文章を書くと、配慮を欠いたり、ミスも多くなりますからね。だから、飲むときはその前に書いてます。焼酎好きですが、まずはビールで、ワインもけっこう…。実は仙台でも牛タン食べながらビール飲んでました。っていうようなことは、どうでもいいっすよね(汗)。

すでに第44回日本選手権組合せ、第43回全国大学選手権の組合せ、トップチャレンジシリーズの日程が発表になっている。これによって各リーグの順位争いへの興味は高まる。日本協会のHPにてご確認を。さて、今週の日本ラグビー界は、日本代表試合や大学の注目カードなどいろんなことあるので自分の頭を整理させていただきます。

◎10月30日(月) 
*千葉の日本エアロビクスセンターで日本代表が本格始動
◎10月31日(火)
*7人制日本代表、シンガポールクリケットセブンズ(11月4日、5日)に向けて都内で集合(メンバー/FW=平浩二、桑水流裕策、奥薗裕基、山本英児、BK=佐藤貴志、小吹祐介、四宮洋平、鈴木貴士、北川智規、岩本健一郎、築城昌拓)
◎11月1日(水)
*オーストラリア首相フィフティーン来日 辰巳で練習(31日、中止の発表) 記者会見
*7人制日本代表、シンガポールへ出発
◎11月3日(金)
*日本代表、オーストラリア首相フィフティーン、試合前日記者会見
*銀座で日本代表壮行試合「前夜祭」。ゲストにジョージ・グレーガン選手、堀越正巳さんという日豪の名SH (19:30~)
*関東大学リーグ「関東学大対東海大」(秩父宮 14:00キックオフ)
*全国高校大会地区予選決勝=富山県
◎11月4日(土)
*日本代表対オーストラリア首相フィフティーン(秩父宮 13:00キックオフ)
*試合に先立って、ジョージ・グレーガン選手によるサイン会(時間=11:15~12:15 場所=正門横テニスコート内)
*日本協会創立80周年記念式典・祝賀会
*関西大学リーグ「京産大対関西学大、大体大対近大」(宝が池 12:15~)
◎11月5日(日)
*関東大学リーグ戦「法大対大東大」、関東大学対抗戦「慶大対明大」(秩父宮 12:00~)
*全国高校大会地区予選決勝=長野県、石川県、京都府
*深夜、イングランド対ニュージーランド戦(JSPORTSで放送有り)

 この他にも、立教大対青学大、流経大対立正大(11月5日 熊谷 12:00~)など、試合は各地で行われている。全国高校大会の出場校もこれからぞくぞくと決まっていく。すべて見るのは不可能だなぁ。そして、5日夕方は愛好日記の第5回トークライブ。ゲストはシークレットになっているので開演まで内緒です。誰がゲストだったかは、月曜日、明らかに!

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仙台の早大対筑波大

日曜日の朝は、新幹線「はやて」で仙台に向かった。関東大学対抗戦Aの早大対筑波大戦をJSPORTSで解説するためだ。東京駅でいつものように弁当で悩む。思案の末「幸福弁当」に決めた。おしながき=秋田県産有機認証米あきたこまち使用、大正三年創業人形町・魚久の銀鱈粕漬け、滋賀県安土町産有機栽培の沢庵などなどに惹き付けられた。美味しかったです。

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ユアテックスタジアム仙台は、仙台市営地下鉄・泉中央駅から徒歩3分くらい。サッカーのベガルタ仙台のホームグラウンドだ。駅から近いし、なにより球技場なのがいい。周囲の木々は色づき始めていた。スタジアムに入ると、全国高校大会の宮城県予選決勝、仙台育英対仙台工業の試合をやっていた。仙台工業も立ち上がり健闘していたが、後半突き放され、58-3の大勝で仙台育英が花園切符を手にした。

早大対筑波大は午後1時キックオフ。早大の中竹監督は「テーマはコンタクトスピード」と語り、接点でのスピードアップを求めた。一方、筑波大の古川監督は「一次攻撃をなんとか止め、二次で止めきるように準備してきました」と、ディフェンスで粘り、今季取り組む攻撃的なスタイルで金星を狙った。

前半7分、早大はラックから大きく右オープンに展開し、SO曽我部のロングパスから、HO臼井、WTB松澤らがつないでLO寺廻がトライ。FB五郎丸のコンバージョンも決まって7-0と先制する。しかし早大は、WTB松澤が脚の負傷で退場(代わって体調不良で急遽リザーブに回っていた菅野が出場)、CTB須藤が空中にいる選手へのタックルでシンビン(10分間の一時退場)となり流れが悪くなる。ここで筑波は、ゴール前のラインアウトから結束よくモールを押し込み、HO高木がゴール左中間にトライ。22分にはWTB岩根がPGを決めて一時は8-7とリードを奪った。しかし、リードした時間はわずか。すぐに早大は、SO曽我部が好判断でラインブレイクして逆転トライ。以降はサポートの後れやミスでもどかしい戦いを続けながらも、CTB今村の2トライなどで47-8と勝利した。

「ボールキャリアもすぐに倒れるし、サポートも遅い。モールでトライされたのも筑波の方が低く組んでいた。東条らがタックルに入るときのスピードを見せてくれたが、チーム全体ではなかった。課題の残る試合でした」と、早大・中竹監督。

筑波の古川監督は「ある程度は我慢してくれたが、早大の流れを変えられる選手を止めきれませんでした。きょうはキックが多くなってしまったが、これからもボールを動かすラグビーをしていきたい」と語った。

「全員の気持ちが受け身になっていた。少し浮ついた雰囲気があったかもしれない。まだチームとして若い気がしました」。早大の東条キャプテンも話していたが、たしかに早大の動きには緩慢な部分があった。ただ、これから上位陣との対戦が続くことを考えれば、課題が見えて良かったのかもしれない。後半投入されたHO種本の仕事人ぶりと、FL有田のパワフルなタックルと突進は光っていた。SO曽我部も弱いとされてきたディフェンス面で積極的に動いていた。中竹監督によるとタックル数もどんどん増えているのだそうだ。11月12日は、きょう、慶應大を16-13と破った帝京大との対戦。どんな試合になるのか、楽しみになってきた。

関西の大学では、同大が龍谷大に63-17で圧勝。立命大は、天理大を27-14で破り、今季初勝利。

Sendaieki

帰りの仙台駅である。「はやて」の出発時間まで時間があったので、実況の谷口さんと牛タンを食べた。旨かった~。

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