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2006年11月26日 - 2006年12月2日

関西大学リーグの結果

土曜日は早朝の新幹線のぞみで、花園ラグビー場へ。今朝も「柔らかカツサンド」を食べた。クセになっているなぁ。JSPORTS中継スタッフのみなさんとの打ち合わせ後、12時から関西大学ジュニアリーグ決勝戦の解説。Aリーグ所属チームのいわゆる2軍リーグなのだが、発足は1980年と古く、今季はリーグ戦のトップ4がプレイオフを行うことになって、ジュニアリーグ1位の大体大と3位の同志社が決勝に勝ち進んだ。

同志社は、同志社香里などの系列高校出身者が多く、4年生の先発が7名。今季のリーグ戦は成績がふるわず、中尾監督が途中で4年生主体に切り替えたらしい。その4年生の結束が好成績に結びつき、結果的には1軍の力も押し上げることになったのだとか。1軍で出場できないけど、懸命に頑張る4年生の姿はチームをまとめるものだ。試合もまさにそういう展開。愚直に前へ前へ突進し、ボールをつなぎ続ける同大が常に先手をとる形で試合は進んだ。後半は、SH伊藤(伏見工)、SO米田(東海大仰星)の1年生HB団を軸に、大体大も追い上げたが届かず、49-38で同大が優勝した。ひたむきなプレーが続く、とてもいい優勝だったと思う。

第2試合は、関西大学Aリーグの最終戦。全勝の大体大と、1敗の同大が関西制覇をかけて戦った。試合直前から強い雨が降りしきる悪コンディションになったこともあり、互いに激しいコンタクトプレーでぶつかりあった。前半は同大がしつこく密集サイドをついてLO前川、CTB大橋がトライし、14-0とリード。快勝の雰囲気も漂ったが、後半は一転して大体大がドライビングモールを20m、30m押し込む力強さを見せ、3連続トライで逆転。後半40分にもLO松岡がダメ押しトライをあげた。大体大の関西リーグ制覇は、15年ぶり5度目。好タックルを連発したCTB平瀬キャプテンはこう話す。「本当はボールを動かしたかったのですが、雨になったのでシンプルに切り替えました。今年は監督が指導者になって30周年。僕らを信頼してくれる監督に何かを返したかったし、他にも多くの人にお世話になった一年だったから、恩返しがしたかったんです」。

表彰式後、いいシーンを見た。坂田監督はロッカールームへの通路で報道陣に囲まれていた。「最初うまくいかなかったのは僕の指示ミス。選手がよくやってくれた。今年のチームの良さは、まとまりです。選手に感謝したい」。そう話しているところに長崎コーチがやってきて、「監督、学生が待ってます」と、グラウンドで監督を胴上げしようと待ちかまえる選手のほうを指さした。「そんなん、いいわ」と恥ずかしがる坂田監督。しばらくすると、今度はしっかり者の平瀬キャプテンがやって来て、「監督、みんな待ってます」と穏やかに言った。報道陣も「行ってください」と促す。グラウンドでは、選手達が笑顔と拍手で監督を待っていた。微笑ましい胴上げだった。

僕は母校の試合でも、職業上、冷静に見ることができる。ただ、終わってからはやっぱり嬉しかった。粘り強く戦った選手たちが頼もしく見えた。15年ぶりかぁ。僕が3年の時の初優勝(85年)から、87年、89年、91年と優勝し、今回で5度目。時間かかりましたね。みんな、おめでとう。

これで大体大は関西1位で大学選手権に出場する。京産大が2位、同大は3位ということになったが、この3チームの実力は拮抗している。選手権までにもうひとのびすれば、関東の上位チームともいい試合ができると思う。

◎愛好情報
花園ラグビー場の新名物「ラグビーカステラ」が本日より発売に。1個150円、3個セットで350円。つぶあん入り。できたては温かい。これから花園開催の試合がある時は発売されるようなので、ぜひお試しください。

Kasutera

また、「花園体感! 3つのおトクでラグビー体感!」と銘打つチラシが配られており、明日のトップリーグから、このチラシを持って毎週行われる各キャンペーンに参加し、はんこを押してもらうと、提携店での飲食や買い物が割引になったり、プレゼントがもらえる特典がある。挑戦してみては?

土曜日は、トップリーグも再開された。ヤマハ発動機は逆転勝ち。タフな試合だったようだ。そのあたりのことは、また録画を見てから書きたい。

◆トップリーグ第8節結果(12月2日)
セコムラガッツ●17-59○クボタスピアーズ(前半3-33)
リコーブラックラムズ●14-50○東芝ブレイブルーパス(前半7-19)
ヤマハ発動機ジュビロ○25-23●三洋電機ワイルドナイツ(前半10-17)

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皆さんは何処へ?

まずはお詫びからです。きのうの日記のことです。箕内選手が出場する世界選抜チームが試合する会場が、100年前に南ア代表が試合した場所と書いたのは間違っていました。レスターで試合をしたのですが、このグラウンドではありません。申し訳ありませんでした。

さて、香港から帰ってから大学ラグビー試合を録画したものを少しずつ見ているのだけど、面白い試合が多い。早稲田と慶応の試合も思っていたより拮抗していたし、関東学院と法政は結果を知って見ていても興奮した。土佐選手は逞しくなったなぁ。成田選手、キレてるなぁ。なんて思いつつ。明治もほんと原点回帰という感じで、それぞれの大学が持ち味を出している。大学ラグビーの魅力の一つは、未成熟だけれど信じた道を突き進む点にあると僕は感じている。今週末も面白そう。

ちなみに僕は花園と国立。土曜日は、花園で関西大学ジュニアリーグの決勝戦の解説である。Aリーグの最終戦である大体大対同大の前座であり、JSPORTSでも放送されるという史上初の試み。いわゆる2本目リーグの選手達の晴れ舞台だ。僕も大学時代は、ジュニアリーグに出場してから認められたので感慨深い。まだ、どの選手にも大学選手権出場のチャンスは残されており、そのセレクションの意味もあるからめちゃくちゃ頑張るだろう。この日は、大体大と同大が2軍、1軍と続けて関西NO1を争うことになるわけだ。

トップリーグ後半戦も開幕する。きょうは日本協会から山のようにプレスリリースが送られてきた。各チームの首脳陣のコメントも送られてきたのだが、どのチームも11月にいい調整ができているようだ。また、各グラウンドで各種のファンサービスも行われるので、トップリーグのオフィシャルHPをご覧ください。

◎サントリー・清宮監督=「この1か月間、厳しいトレーニングをやりました。その成果を出せれば素晴らしいラグビーが出来ると思います。リーディングジャパンラグビーを実践します」
◎東芝・薫田監督=「ウインドマンスの期間中に、鹿児島の素晴らしい環境のもと、後半戦に向けて充実した合宿を行えました。12月2日から開催されますトップリーグでは、グラウンドを大きく使った皆様に楽しんでいただけるラグビーをお魅せします。東芝ブレイブルーパスへの厚いご声援、よろしくお願いします」

では、今週末のJSPORTSの生放送予定をご紹介しておきます。

◆JSPORTSの生放送予定
※詳細はJSPORTSのHPにてどうぞ。

・12月2日(土)
関西大学 ジュニアリーグ決勝
11:50 - 13:50 大阪体育大学 vs. 同志社大学 JSPORTS ESPN
関西大学Aリーグ
13:50 - 16:00 大阪体育大学 vs. 同志社大学 JSPORTS ESPN

トップリーグ第8節
13:50 - 16:00 ヤマハ発動機 vs. 三洋電機 JSPORTS PLUS

トップリーグ第8節
11:50 - 13:50 セコム vs. クボタ JSPORTS2
13:50 - 15:50 リコー vs. 東芝 JSPORTS2

・12月3日 (日)
関東大学対抗戦A
13:50 - 16:00  早稲田大学 vs. 明治大学 JSPORTS1

◎お知らせ
現在、フランスのコロミエクラブに所属してプレー中の岩渕健輔選手が一時帰国します。そこでトークイベントが企画されました。僕が進行しつつ、岩渕選手と彼の近況、フランスラグビーや来年のW杯について語り合います。以下、内容と募集要項です。

◆「岩渕健輔・村上晃一 クリスマストークイベント委員会」からのお知らせ◆
岩渕健輔・村上晃一 クリスマストークイベント
「フランスラグビーとフランスW杯」
日時:2006年12月25日(月)午後6時~8時
場所:芝パークホテル「フィフティーン」
会費:5,000円(*当日、受付でお支払いください)
募集人数:40名様

2007年フランスW杯を前にして、岩渕健輔選手ともにフランスラグビーの魅力について、フランスW杯の見所(日本代表に限らず)について、クリスマスの夜に大いに語り合います。軽食と素敵なシャンパンもご用意して、皆様のご来場を心よりお待ちしております。クリスマスの夜に、ご一緒に、ラグビーを語り合いませんか。思い出に残るお土産も用意してお待ちしています。
参加希望の方は、1)お名前 2)連絡先メールアドレス 3)連絡先電話番号 を必ず明記の上、以下のメールアドレスの「岩渕健輔・村上晃一 クリスマストークイベント委員会」まで、メールをお送りいただきますよう、お願い申し上げます。メディアの方々の参加も、お待ちしております。申し込み受付開始は、12月1日正午より。申し込み完了の方にはメールを返信させていただきます。
《メールアドレス》
OfficeSlavia10@aol.com
「岩渕健輔・村上晃一 クリスマストークイベント委員会」

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世界選抜とラグマガ1月号

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きょう通りかかった秩父宮ラグビー場裏の銀杏並木。携帯カメラなのでイマイチ画像である。雰囲気だけでも、どうぞ。さて、朗報。箕内拓郎選手が出場する「南アフリカ×世界選抜」の試合をJSPORTSが放送することが決まった。ようやく放映権がとれたようだが、急なことでもあり、録画放送となる。それでも映像が見られるのはありがたい。もっとも、箕内選手は「放送しなくていいですよ~」と恥ずかしがっていたのだけど。

■南アフリカ代表海外遠征100周年記念試合
1月6日(土)20:00~22:00 J sports Plus

この試合は南ア代表の海外遠征100周年を記念するもの。ラグビーにあまり詳しくない方には「世界選抜」の価値がわかりにくいようだけど、ラグビーでは、NZ協会100周年とか、このあいだの日本協会80周年など、記念試合を組むときにホストチームに対して選抜チームを対戦させることが伝統になっている。お客さんにたくさん来てもらわないといけないので、記念試合の価値が高ければ高いほど選抜チームには世界のスーパースターが揃う。今回の南ア代表海外遠征100周年に対する世界選抜も超豪華版。箕内選手の世界選抜選出は、プレーすることで報酬を得ることが解禁された1995年以降のプロ時代では日本人として初の快挙になる。

※トラックバックでご指摘いただいた点(南アが100年前に試合したグラウンドではないという点)、思い込みで書いていましたので削除させていただきました。誤った表現をして失礼しました。ご指摘ありがとうございます。

さて、11月29日は「ラグビーマガジン1月号」の発売日だった。今回は、日本代表のW杯アジア予選突破の報を入れるために発売日がずらされた(通常は25日)。巻頭カラーは、僕と香港で美食生活を送っていた森本さんによる日韓戦のレポートだ。試合の夜に書かれたもので、もちろん、森本さんは夕食を食べなかった。それくらいの緊急レポートなわけである。

そして箕内拓郎選手のインタビュー。ほとんどは日本代表のことを話しているのだが、2003年W杯キャプテンの言葉は、ひとつひとつ重い。いま日本代表がいい方向に向かっていることについて「これが3年前だったら良かったんでしょうけど、今それを言ってもしょうがない。大会まで1年を切ったけど、どういうラグビーをするか、はっきり決めれば戦える力は十分ある…」と言っている。最後に「W杯への思いは」という質問の答えが…、いいなぁ、これ。

続いて、ジョン・カーワン(JK)次期ヘッドコーチのインタビューも。例によって、歯切れ良く日本の課題と今後の強化を語っている。「W杯まで時間がありません」という質問に「W杯に参加する中で、ここからの伸び率が一番大きいチームにする」など前向きな発言が続く。最後の決意表明は、泣かせる。これまで取材してきて思うのだけど、JKは日本代表のコーチに向いているのではなく、コーチとして一流だから、イタリアでも成果をあげたし、日本でも期待感を抱かせるのだ。おそらく世界中、どこへ行ってもある程度の実績を残すだろう。手放しに賞賛することは控えたいし、その動向を慎重に見ていくつもりだけど、僕もクリスマスまでは「カーワンで良かった~」と思っていたいなぁ。

他にもいろいろと興味深い記事があるのだが、やはり早慶戦レポートはじめ大学ラグビー情報が多い。もちろん、後半戦が始まるトップリーグ各チームの情報も。12月15日に神戸で行われる東芝対神戸製鋼戦では、先着千名に特製座布団がプレゼントされるようだ。トヨタは長らく怪我をしていたアイイとアストンが復帰。ワールドの新しいヘッドコーチも決まった。深緑郎さんの連載「トライライン」はアルゼンチンの強さについて書いている。海外ラグビーの写真を見ると、フランス代表対NZ代表戦で、フランス代表がトラディショナルなジャージーを着用。必見。巻末インタビューは、ラグビー経験者のプロボクサーのお話。日本フェザー級王者なんだなぁ。

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太ってない!

香港では完全に食べ過ぎだった。間違いなく増量しているはず。体重計に乗りたくないなぁと思っていたのだが、本日朝、思い切って乗ってみた。??? 太っていない。むしろ減っている! プーアール茶飲みまくったのが良かったのか? お茶効果、恐るべしである。太ったと感じたのは、毎晩の食べ過ぎで顔がむくんでいただけなのか…。

先週末の話になるけど、パシフィックアイランダーズに大勝したアイルランド代表で19歳のWTBルーク・フィッツジェラルドがデビューした。この選手、JSPORTS視聴者の方は覚えているかもしれないけれど、2005年春のサニックスワールドラグビーユース大会に出場していた選手だ。アイルランドのブラックロック高校のCTBだったのだが、とにかく攻守に安定感があり、相手をかわす技術も高く、なにより精神的な強さが印象に残っていた。父は元アイルランド代表主将も務めたHOという血筋。「彼は、将来代表になるかもしれませんね」と深緑郎さんと話して、JSPORTSでインタビューもした。それがこんなに早く代表になるとは。オドリスコルの後継者になれるかな? ワールドユース大会は継続して見ていくと面白い。

さて、きょうはお知らせ。愛好日記トークライブの第6弾の詳細が決まりました。隔月で行ってきたシリーズはいったんここで一区切り。新企画も含めて再考するつもりです。もちろん、ラグビーファンのみなさんとの交流、そしてラグビーのさまざまな魅力を発信する作業は、これからも続けたいと思っています。

◎「愛好日記トークライブ・第6弾」
【ゼロからの挑戦・熱血先生の夢】
ゲスト=下村大介(四日市農芸高校ラグビー部監督)

今回のゲストは高校ラグビーの指導者である下村大介さんです。四日市農芸を花園常連校に仕立て上げるまでのエピソードは、三重県版スクールウォーズとも言われるほど壮絶で感動的。早稲田大学の今村雄太選手も下村先生が発掘し育てた選手です。現場の指導者がどんなアプローチで高校生を育てているのか。いいお話が聞けると思います。参加希望の方は下記の要領にてお申し込みを。トークのあとは、懇親会もあり。席に限りがありますので定員になり次第締切りとなります。
◆日時  1月27日(土) 午後5時開演(4時半開場)~7時 
◆場所  『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777  Fax:0422-79-3777
bunchou@parkcity.ne.jp
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/
◆入場料 2,000円 定員約50名
◆懇親会 3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)
※ご予約開始は、11月30日(木)午後3時より、メール、FAX、電話で。HPで座席の確認ができます。

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怒りのJK

11日間香港に行っていたので編集者としての仕事はたまりまくりである。休む間もなく月曜日はとある会社で写真選びなどしていた。そんなわけで、香港に行っていたあいだに録画しておいた試合もなかなか見られず。週末までには見なきゃ、大学ラグビーにもついていけなくなるよ~。なんて、忙しがってますが、ラグビーのことだから楽しくやってます。

ところで、韓国に勝ってW杯本大会を決めた後の記者会見でカーワン次期ヘッドコーチ(JK)がW杯のスケジュールについて苦言を呈した。JKは僕が予選前にインタビューしたときからスケジュールに対する不満を述べており、「予選を突破しないと何も言えない。突破したら文句を言いたい」と話していた。その通り、記者会見でコメントしてくれたわけだが、改めてスケジュールを眺めると日本が目指す2勝が高いハードルであることが分かる。

日本は、初戦のオーストラリア戦(9月8日)から中3日でフィジー戦(9月12日)を迎え、次のウエールズ戦(9月20日)までは中7日あるのだが、カナダ戦(9月25日)はまた中4日で戦わなければならない。つまり、日本にとって世界ランキングの近い相手とは、リカバリーが難しい間隔で戦わなければいけないわけだ。逆にフィジーは日本戦が最初の試合、カナダは日本戦の前に8日間ある。日本側から見れば圧倒的に不利である。結局は、日本がこれまでW杯で1勝しかしていないために、アジアの地位が低くなっているわけだし、勝って実力を証明するしかないわけだが、それにしても苦しい。

9月7日~10月20日の開催期間の中で全48試合を時間をずらしつつ組み合わせるのは、難しいのは分かる。ただ、前大会のトップ8チームは、予選4試合で中3日という間隔はない。その他の12チームは、それぞれ最低1回は中3日がある。これでは上位国崩しは至難の業だ。いまから日程を変えるのは難しいと思うけど、今後のことを考えても、日本が不満を表明することは意味がある。そしてW杯招致を目指す日本協会には「日本でW杯を開催した場合はこうした不平等はなくしたい」と公言してほしいところだ。

JKが怒るのは前大会(2003年)のことも影響している。JKが率いたイタリア代表が厳しい日程になり、その時もJKは「上位国有利」と不満を表明していたのだが、変更はなく、来年のフランス大会でも同じ事が起きている。日本も2003年大会では、2試合目のフランス戦から3試合目のフィジー戦まで中4日、4試合目のアメリカ戦は中3日という短い間隔で戦い、アメリカ戦での動きは鈍かった。ただし、JK率いるイタリアは頑張った。10月11日の初戦こそ、NZに7-70で大敗したが、中3日で臨んだトンガ戦に36-12で勝利。続いて中5日で戦ったカナダを19-14と撃破。そして、中3日で迎えたウエールズに対して、15-27と食い下がった。2週間で4試合という強行日程で実力を示したのである。もし、ウエールズとコンディションを整えて戦っていたら、2003年大会ベスト8もあり得たかもしれない。そういうコーチだからこそ、不満表明には説得力があるし、影響力も大きい。

この日程は、JKの反骨精神に火をつけている。JKは言っていた。「日本のシーズンが終了したあと、さらにフィットネスを高めることが必要になる。フィットネステストに合格できない選手に言い訳は許されない」。タフなチームを作るため、来季の日本代表強化はかつてないほど厳しいものになるだろう。そうあってもらいたいよね。

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帰国しました。

日本に帰ってきました。寒いっすね。香港最後の朝、まだ薄暗い5時半に起床してホテルのロビーに降りると、日本代表選手達がバスに乗り込んでいるところだった。数名の日本の報道陣が取材に訪れていた。みなさん、熱心である。箕内選手は世界選抜チームに合流のため、そのままロンドンへ。九州に帰るPR西浦選手と永田コーチは、午後の便とのことで、その他の選手、スタッフは空港に向かい、帰国の途についた。

僕と深緑郎さんの帰国便は日本代表と15分ほどずれていたのだが、先に成田に到着すると、日本協会の事務局の方々が日本代表を迎えにきていた。みなさんの表情も明るい。「良かったですね」。「きのう、テレビ見ていましたよ。ありがとう」。そんな言葉を交わし、僕と深緑郎さんとJSPORTSのカンちゃんは解散した。さすがに3人とも疲れていた。

リムジンバスに乗り込み、久しぶりの日本の風景を見ながら、きのうの試合を思い返した。僕が一番しびれたトライは、前半16分、有賀選手が爆発的なスピードで奪った2つめのトライだ。まだ試合の行く末が分からない時間帯に相手のミスボールを拾ってすぐにボールを散らし、有賀選手がディフェンダーを置き去りにした。この試合、行けそうだと思えた瞬間だった。大一番で力を出す有賀選手には彼の持つ星のようなものを感じる。練習の取材中も、有賀選手が動けば記者も動くというシーンを何度も見かけた。まだ完調ではない膝を一刻も早く万全にして、さらなる成長を遂げてほしい。

PR西浦選手のアグレッシブなプレーも印象に残ったし、HO山本選手もどんどん良くなっている気がする。何度も書いているような気がするが、CTB吉田選手の安定感は心強い。ボールつなぎがバタバタした感じになると、必ず彼がボールを落ち着かせる。また、ベテランSH伊藤選手もよく声を出してチームを鼓舞していたし、ボールさばきも素速かった。木曽選手の空中戦の強さはインターナショナルレベル。FWの総合力も日本代表史上屈指だと思う。

選手達は、帰国後すぐに各チームに合流する。トップリーガーはタフでないと務まらない。トップリーグの後半戦は12月2日に始まる。カーワン次期ヘッドコーチは言っていた。「選手達は、まず各チームでいいパフォーマンスをすることです。自分もそれを見に行きます。日本のシーズン終了後、人数はまだ未定ですが、35名~45名のスコッドを選び、正当な競争をしながらチームを作っていきます」。カーワン次期ヘッドコーチは、正式には1月からの就任。今後は、家族を残しているイタリアへ引っ越し準備のために戻るなどしつつ、12月の試合をできるかぎり見る意向のようだ。JKが試合に来れば、選手のモチベーションがさらに高まるという現象が、これから起きるのだろう。

15人制の日本代表チームはこれで一段落なのだが、7人制の日本代表は、12月10日、11日にドーハで行われるアジア競技大会に臨む。すでに発表されているメンバーは以下の通り。

7人制日本代表メンバー◆平浩二、桑水流裕策、奥薗裕基、山本英児、佐藤貴志、小吹祐介、山田章仁、四宮洋平、鈴木貴士、北川智規、吉田大樹、築城昌拓

また、日本に敗れた韓国代表は来年、トンガ代表とW杯出場をかけて戦うことになるのだが、今回のアジア予選を戦ったスコッドのなかから7人制代表を編成してドーハに入る。俊敏なSHイ・ミョングン、俊足WTBカク・チュルウン、キック力抜群のFBチェ・ジェヨン、も入っている。優勝すれば、現在学生の2人は、兵役免除とのこと。15人制の雪辱を期す韓国代表は、金メダルを狙う日本代表にとって最大のライバルとなる。

7人制韓国代表メンバー◆ヨン・グォンウ、ユ・ヨンナム、イ・グァンムン、イ・ミョングン、ヤン・ヨンフン、ユ・ミンヒョン、キム・ジョンス、カク・チュルン、チェ・ジェヨン、チョン・ジョンマン、ユン・ヒス、キム・ヒョンギ

◎愛好的美食日記
香港最後の夜は、火鍋に舌鼓を打ちつつ祝杯をあげた。試合会場の最寄り駅「コーズウェイベイ」近くの「小肥羊」という人気店だった。2つのスープを選び、好きな具を選んでいくのだが、今回は時間もなく、6人前のセットを注文。ビールやジュース、デザートもセット料金に含まれていた。7人で食べたのだけど量は十分。一人200香港ドル以下だったので日本円では3000円弱。スープがなんとも美味しい。

Hinabe

今回の香港ではほんとうによく食べた。いろんなレストランに行ったけど、もっとも印象に残っているのは、実は味ではなく、上海ガニを食べた時に深緑郎さんが「マイ手袋」を持っていたことだ。大笑いである。そんなわけで、美食日記はひとまず終了。ご愛読、ありがとうございました。村上は、質素な食生活に戻ります。

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