« 2006年1月22日 - 2006年1月28日 | トップページ | 2006年2月5日 - 2006年2月11日 »

2006年1月29日 - 2006年2月4日

お薦めマッチ_0204

シーズンが終わりに近づくとだんだん試合数が減ってくるから、ちょっと寂しくなるのだけど、今週末は楽しみな試合が続く。土曜日は大学トップ2の早稲田と関東学院が登場する。早稲田とタマリバはFW戦で早稲田が優位に立ちそうだが、タマリバも工夫した攻撃を仕掛けてくれそうだ。コカ・コーラと関東学院は関東学院が健闘すると見る。コカ・コーラのCTBラウペペ、NO8ミドルトンあたりの突破力を関東学院が封じられるか。

次はマイクロソフト杯決勝を話したいところだが、土曜日の深夜は北半球6か国対抗「シックスネイションズ」が開幕する。イングランド代表復帰を果たしたベテランNO8ダラーリオはリザーブスタートだ。昨年は、ウエールズがホームでイングランドを破っている。ウエールズは攻めまくりますよ~。期待大。

そして、日曜日はマイクロソフト杯決勝戦だ。トップリーグでの対戦では完敗したサントリーだが、その時とはチーム状況がまったく違う。SO菅藤とニコラス、アラティニのCTBコンビが機能しているし、日本人選手だけで編成するFWもまとまってきた。ブレイクダウンでのボール出しも改善されている。東芝優位は動かないが、東芝のマクラウドをサントリーのCTBコンビが止めきれば面白くなる。

日本選手権1回戦◆2月4日(土) 秩父宮ラグビー場
12:00 コカ・コーラWJ対関東学院大(11:55~JSPORTS3生放送)
14:00 早稲田大対タマリバクラブ(13:55~JSPORTS3生放送)

シックスネイションズ◆2月4日(土)トゥイッケナム
イングランド対ウエールズ(24:15~JSPORTS3生放送)

マイクロソフト杯決勝◆2月5日(日)秩父宮ラグビー場
14:00 東芝府中ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス(13:55~JSPORTS3生放送)

◎石塚武生さん、常総学院へ
「炎のタックルマン」こと、元日本代表FL石塚さんが、茨城の常総学院高校ラグビー部監督に就任することが、2月3日付けの各紙に掲載された。学校職員として採用され、日本協会職員として行ってきたタグラグビーなどの普及活動は今後も継続していく。同時に教員資格の取得も目指すという。僕は、石塚さんの著書「炎をタックルマン」を編集させてもらったのだが、石塚さんというのは本当にラグビーに対して純粋な人だ。53歳にして再び現場の指導ができるようになったこと、心から祝福します。
 金曜日に日本協会に行った際、少し話が聞けた。
「いま部員が15人しかいないんですよ。茗渓学園や清真学園に追いつけ追い越せという気持ちもあるけど、同時に、ラグビーをやった経験を、その後の人生に生かせるような土台を作ってあげたい。長くラグビーに関わってきて、人として大事なこと、当たり前のことができないチームは、心をひとつにできないことは痛感してきました。日常生活も真剣勝負。それを指導していきたいです」

| | コメント (8) | トラックバック (4)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ブラウン先生

きのうの日記にたくさんのコメントをありがとうございます。きのうは、授業で熱くしゃべりまくったせいで、夜もテンションが高く、日記も熱くなってしまいました。でも、モラルということに多くの人が関心があったこと、嬉しかったです。

さて、木曜日、僕は自家用車を太田へ走らせた。三洋電機のグラウンドに向かうためである。インタビューする選手は、トニー・ブラウン。三洋の頭脳であり、元オールブラックスのスタンドオフ(SO)である。もっとも、NZでは背番号10は、ファーストファイブエイスと呼ばれる。このあたりのことは、バックナンバーの昨年3月17日付けの日記に書いた。古っ。それにこの日記には、僕の現役時代の写真もある。笑えます(※ごめんなさい、よく見たら僕の写真は3月12日でした)。

ブラウン選手の記事は、2月25日発売の『ラグビークリニック』に掲載されるもので、SOの役割、各種キックの蹴り方などを聞いた。ゲームメイクやディフェンスの原則など、興味深い話が続いた。タックルが強いのは、もともとCTBだったからなんだね。SOになったのは、州代表になってかららしい。内容を詳しく言うと編集長に叱られてしまうけど、スーパー14のシャークス入りすることについて尋ねると、

「妻にも相談したけど、短期間ですからね」
「すると、5月に終わったら日本に帰ってくるのですか?」
「三洋に戻ってプレーする予定です」
「引退まで日本でプレーしてくれますか?」

最後の答えは、ラグビークリニックには書きます。思わせぶりだ~。でも、帰ってきてくれるんだね。良かった。

ブラウン選手にいろんなキックの蹴り方を披露してもらったのだが、新鮮だったのは「バナナグラバー」というキックだ。グラバーキックというのは地面を転がっていくキックで、SOやCTBの選手がディフェンダーの間を狙って蹴り、上手く跳ね上がったボールがWTBの胸にすっぽり入ってトライというシーンを見たことがある人も多いだろう。このキック、普通は真っ直ぐ転がすのだが、ブラウン選手は左右に曲げて見せてくれた。たとえば、右に曲げたい場合、ボールを斜め横にして(右側をやや高く)、右足で右上部を蹴って円盤のような回転をかけると地面を扇型に這うのである。文字で書いても伝わらないかもしれないけど、自由自在にボールをコントロールする様子はかっこよかった。さすがに世界トップレベルのSOである。

各種キックを解説を交えて蹴り分ける姿は「ブラウン先生」と呼びたくなった。臨時キック講座、勉強になりました。
あまりに感心してしまって、ブログ用の写真撮るの、忘れちまった。残念。

| | コメント (7) | トラックバック (6)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フェアに、生きよう。

雨が降り続き、夜には地震が。そんな水曜日、例のごとく専門学校で教壇に立っていた。1年生のライター講座は来週もあるのだが、2年生の授業は今期最終日だった。「スポーツ文化論」という授業で、学生にいろんなスポーツを調べて発表してもらうのが大半であり、それ以外は僕がラグビーの現場で感じたことや、海外と日本のスポーツ文化の違いなどを話したりしてきた。2003年ワールドカップの時は、ひたすらラグビーの話をし続けていたなぁ。諸事情あって今期限りで学校を離れることになった。せっかくの機会だし、最後に僕が伝えたいことを話さなければと考えた。

結局、モラルの話をした。難しい話ではない。先日お伝えした「立教ラグビー宣言」にも書いてある「ルールで禁じられていなくても、フェアの精神で自らを律してプレーする」という考え方を今一度伝えたかった。もちろん、ラグビーに限った話ではなく、スポーツにはそういう精神を磨く要素が詰まっている。命がけの真剣勝負の場でも、自分を律することが求められる。審判に見えないところで、相手の頭を踏んでみたり、目に指を突っ込んだり、もしそういうことをして勝ったときに本当の喜びはあるのか。喜ぶのはおかしいのではないか。そう感じることのできる人間を育てる要素が間違いなくある。

話しているうちに、すっかり熱くなってしまったのだけど、僕がモラルが大事だと話すことで、一人でも何かを感じてこれからの人生に生かしてくれればいいと思った。結局僕が言いたかったのは、スポーツは素晴らしいということではない。スポーツをやっている人にも罪を犯す人はいるし、スポーツをやっていなくてもフェアの精神やモラルを見事に身につけている人もいる。モラルとは何か? 何がフェアなのか? そう問いかけても、誰かが正しい答えを提示してくれるわけではない。結局は自分で線を引いていくしかないのだと思う。気付けるかどうかなのだ。とにかく、社会に出てもフェアな生き方をしてくれ。自分が正しいと思うことを貫いてくれ。最後はお願いだった。

人に何かを教えるというのは本当に難しい。20くらい年下の学生達に、僕自身が教えられることが多かった。僕は週1回しか学校に行かない。それでは、彼らの人間性まで理解することはできないし、どうしても技術的な指導になる。それすら僕の場合は危なっかしい。ほんと、いい経験をさせてもらった。

木曜日は楽しみにしていた選手のインタビューがある。それが誰かは明日の日記にて。

| | コメント (14) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

清宮・記虎対談

国内シーズンも残すところ、マイクロソフトカップ決勝と日本選手権となった。2月4日=日本選手権1回戦、5日=マイクロソフトカップ決勝戦、そして6日には、トップリーグアウォードがある。得点王、トライ王などはすでに決まっているが、記者投票によるベストフィフティーン、MVPなどの各賞が発表される予定だ。お楽しみに。

月曜日は、以前から楽しみにしていた取材があった。早稲田大学・清宮監督と龍谷大学・記虎監督の対談の進行役である。記虎さんは監督として啓光学園を3連覇に導いた名将である。V3のあと龍谷大学ラグビー部の監督に就任したが、周囲の慰留もあって総監督の立場として啓光学園V4にも関わった。常勝チームを作り上げたお二人の話は、共通する部分が多く、非常に興味深かった。

清宮監督が高校時代オール大阪に選ばれた際に記虎さんはコーチだった。その印象を清宮さんは「怖かった。今みたいな笑顔の印象はないですよ」、記虎さんは「僕らが何も言わなくてもミーティングなどどんどん進めてくれて楽でした」と語っていた。清宮監督は高校時代からしっかり者だったわけだ。「佐々木隆道(早大主将、啓光OB)に似てるかな。いや、清宮君のほうがもっとしっかりしてるかな」とも。

僕が印象に残ったのは、お二人とも練習方法の多くがオリジナルである点だ。教則本に書いてあるような練習も確かに役立つのだが、実際には、選手の能力にはチームごとに差があり、また、戦術も異なる。お二人とも「今いる戦力でどうすれば勝てるかを考えて、練習を工夫していく」という趣旨のことを言っていた。早稲田がやっている練習を真似すれば、同じように強くなるわけではない。それぞれのチームが勝つために必要な練習は、それぞれ違うはずなのである。だからこそ、優秀なコーチは、たとえ世界最先端の練習といえども、海外の模倣を拒むわけだ。

私生活がグラウンドに出るという話もあった。私生活で自分を律することができない選手は、大事な時にミスをするなどの傾向があるという。話は多岐に渡ったが、とにかく勉強になった。細部に徹底的にこだわる面と、選手の自主性を伸ばす太っ腹な面、両面をバランス良く持ち合わせるのが、勝つチームを作る人なんだなぁ。納得。

この対談の様子は、2月25日発売の『ラグビークリニック』に掲載される。かなり長い原稿になるけれど、ラグビーファンのみなさんには、ぜひじっくり読んでいただきたい。

◎愛好情報
元日本代表SOで長らく怪我に苦しんでいた岩渕健輔選手がサニックスで復活を果たしていることは何度かお伝えしてきた。2月1日より、NZ航空スタッフによるブログ「ニュージーランド便り」のなかに「岩渕健輔が語る キーウィ的ラグビー論」というページが開設されることになった。今後は月に一度、岩渕選手自身が、NZについて、ラグビーについて、自分自身の現状、今後の予定などを知らせてくれる。
☆アクセス方法→NZ航空ページで、2月1日以降、画面左側に表示される「ラグビー」をクリック。
http://blogs.yahoo.co.jp/airnz_blog


| | コメント (5) | トラックバック (2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東芝対NEC、DVD観戦

マイクロソフト杯準決勝、東芝府中対NEC戦を録画で観戦した。闘志むき出しの凄まじい試合だと感じた。互いに接点にはこだわっており、小競り合いが頻繁に起きていた。互いに手の内も知り尽くしているし、普段は仲のいい選手が多いから、プレッシャーのかけあいというところだろう。

NECはSO安藤、FB武井が何度もロングタッチキックで陣地を進めていたが、東芝のほうがボールキープ力では勝っており、仕掛けるシーンも多かった。トップリーグ最終節の敗戦から、苦しんだブレイクダウンも修正してきていた。ターンオーバーの名人であるNECのマーシュに対するチェックが素早い。マーシュが持ち味を出せなかった。たしか数年前のオーストラリアとイングランドのテストマッチだったと記憶しているが、オーストラリアのジャッカル名人ジョージ・スミスがブレイクダウンのたびに厳しいチェックで全然ボールに絡めなかったのを思い出した。タックル後に東芝ボールに絡もうとするNECの選手達を押し込んだり、はがしたり、そういう接点での攻防で東芝がやや上回っていた。オトや冨岡などBKの選手も密集戦で有効に働くところを見ていると、厳しい練習の成果を感じる。

前半24分、互角の攻防のなかで、自陣10mラインあたりから抜け出した立川のトライは見事。後半11分、20-3と突き放すSH吉田のトライも好判断だったけど、NECの防御ラインがギャップを作ってしまっていた。このトライで勝負あった感じだ。

ただし、NECも十分に対抗できる能力はあり、日本選手権で再び戦うことになれば結果は分からない。スピード抜群でキック力もあるFB武井の復帰、SO安藤の成長は非常に大きい気がする。途中出場のセミシ・サウカワが、オトからボールをもぎ取ったシーンには、うなってしまった。すごっ。注目のヤコ・ファンデルヴェストハイゼンは、NECのスタッフの方にうかがったところ、いまだ怪我のリハビリ中とのこと。南アのチームでプレーする可能性などが海外で報道されているが、近く日本に戻る予定で、そのときの体調次第で日本選手権に出場できるか判断することになるようだ。勝ち進めば間に合うかもしれない。

東芝にとっては立川の怪我は痛手だ。ベテラン松田が控えていて、大きな戦力ダウンというわけではないが、彼はゲームの均衡を破る選手だけに攻撃面では戦略の修正が必要だろう。立川選手には、じっくり怪我を治してほしいし、来季からの完全復活を祈りたい。

日本選手権は、1回戦の組み合わせだけが決まった。いずれも4日に秩父宮で行われる。関東学大対コカ・コーラWJ、早稲田大対タマリバである。コカ・コーラには、山口キャプテンや淵上選手など関東学院の卒業生が多く、タマリバには早稲田の卒業生が多い。興味深い組み合わせになった。コカ・コーラの淵上選手は「挑戦」という言葉を使った。9年連続大学選手権決勝進出の母校を敬ってのことだろう。後輩達相手にどんなプレーを見せてくれるのかも楽しみだ。


| | コメント (3) | トラックバック (5)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マイクロソフト杯準決勝結果

日曜日の花園ラグビー場は、前日のようは強風もなく、気温10度を超える観戦日和となった。立ち上がりは、クボタが圧倒的に攻撃を仕掛け、1回戦に続き絶好調のマクイナリのトライと、SO伊藤のPGで13-0とリードする。マクイナリのステップは、サントリーの田中キャプテン曰く「初体験です。ストライドもワイドで止めにくい」というほど強烈だったようだ。

しかし、前半15分、FWの波状攻撃からクボタゴール前でPKを得ると、CTBアラティニがスピードでディフェンダーを振り切りながらWTB瓜生へラストパス。22分にCTBニコラスがPGを決めた後の33分にも、SH田中の好判断からWTB小野澤にボールが渡って逆転トライ。以降は着々とスコアしてクボタを突き放した。サントリーはスクラムで優位に立ち、BKもSO菅藤を軸に攻守に前に出てクボタにプレッシャーを与え続けた。

敗れたクボタの荻窪監督は、これでシーズン終了とあって感慨深げ。「大舞台を経験できて幸せでした」と語り、トップリーグ終盤戦から調子を上げて今大会準決勝まで駒を進めた選手達を称えていた。

これで、決勝戦はサントリーと東芝府中の対戦となった。東芝府中対NECについては、これから録画を見るので明日にでも感想を書きますね。立川選手の怪我については、手術をするということを伝え聞いています。日本代表FBとしても期待していただけに、長引くような怪我だと残念です。

◆マイクロフトカップ準決勝結果
東芝府中ブレイブルーパス○23-10●NECグリーンロケッツ
サントリーサンゴリアス○44-25●クボタスピアーズ

◎ジョー・ロフ選手現役引退
試合後の記者会見に荻窪監督、山口主将とともにロフ選手も出席。試合の総括のあと、荻窪監督から「残念なお知らせです」と前置きがあって、ロフ選手の引退が明らかにされた。ロフ選手からは荻窪監督に大会前に打診があったそうだ。豪州代表で86キャップを保持するロフ選手は、今季よりクボタ入りし、活躍が期待されていたが、膝の怪我のリハビリなどで本調子に戻るのが遅れていた。ただし現状は練習も試合もこなせるように怪我は回復しており、本人は「怪我は引退の直接的要因ではない。ケフ、マクイナリという選手のパフォーマンスが素晴らしく、自分がそこに割って入れなかったことが原因」と語った。ロフ選手は生真面目な性格で、チームに貢献できないままクボタに所属することを潔しとしなかったようだ。荻窪監督は目を潤ませてこう言った。「ロフ選手が最後に愛したチームがクボタであったことを誇りに思います」。ロフ選手は「現役引退後の進路は未定」としつつ、オックスフォード大学に進学する意向であることを明かした。

◎お詫びと訂正
JSPORTSでこの試合を解説したのですが、ジョー・ロフ選手の現役引退の速報が入った際、トータイ・ケフ選手もクボタでプレーするのは今季限りであるという誤った話をしてしまいました。ケフ選手の契約期間は来季までです。ケフ選手ご本人、クボタスピアーズの関係者のみなさん、視聴者のみなさん、申し訳ありませんでした。

| | コメント (5) | トラックバック (7)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

トップチャレンジ最終節結果

花園ラグビー場で行われたトップチャレンジ最終節に行ってきた。スタジアムに到着してすぐにスタンドに上がったが、まあ、風が冷たかったこと。高校大会の準決勝を思い出すような強風がスコアボード方向から吹き抜けていた。

第1試合は、トップチャレンジ2のホンダヒートと九州電力の戦い。僅差勝負が予想されたが、序盤はホンダペース。CTBトゥプアイレイと三木がBKの要として機能し、三木が縦に行ってポイントを作り、トゥプアイレイが移動攻撃を仕掛けて先制トライ。その後も2トライをたたみかけて19-0とし、主導権を握った。九州電力もLO吉上、CTB吉岡のトライなどで追い上げたが届かなかった。九州電力CTBの元豪州代表グレイが三木にものすごいタックルを見舞ったシーンは、思わず声が出た。意地だね。この結果、チャレンジ2の順位は、1位=ホンダ、2位=九州電力、3位=NTT東日本ということになった。ホンダは、いいチームに仕上がっている。入替戦ではリコーと対戦するが、面白い試合をしてくれそうだ。九州電力はセコムとの対戦。

注目の第2試合は予想通りタフな試合となった。4トライ以上獲得しての勝利を目指す近鉄は、FW戦にこだわりつつ徹底して攻めたが、コカ・コーラの執拗なボールへの絡みもあってテンポ良く攻めることが出来なかった。一方のコカ・コーラは、トライ数より勝利が重要。FB原留のPGで先制すると、近鉄の攻撃を前に出る防御で食い止め、SO淵上のロングパスなどでBKを走らせた。この試合は内容うんぬんより魂を感じる壮絶な試合だったが、4トライ取らなければならないプレッシャーが近鉄にあったのは確か。前半30分過ぎ、簡単に決められる位置のPGチャンスもスクラムを選択して攻め、攻めきれずにコカ・コーラに逆襲されてトライされたところは、勝敗の分岐点だった気がする。

コカ・コーラの向井監督は涙も見せたが、終了後は会心の笑顔。監督就任2年目の快挙だった。そして、SO淵上の涙には胸が熱くなった。関東学院で大学ラグビーのスターとなりながらトップチームには入らず、本格強化を始めたコカ・コーラ入りして6年目である。「変わったのは選手の意識。いろんなラグビーを経験できて勉強になりました」。試合後のコメントも冷静だった。意識改革から始まったコカ・コーラの強化は、トップリーグ入りしてさらに推し進められることになるわけだ。その前に、日本選手権で関東学院との対戦だね。

敗れた近鉄は、1年でトップリーグ返り咲きを目指し、あえてトップウエストのチームとは練習試合を組まず、トヨタ自動車などと合同練習するなど、トップリーグの感触を忘れないように強化してきた。中谷監督も無念の表情だったが、まだチャンスはある。サニックスとの入替戦でいい試合が出来ることを祈りたい。

この試合の様子は日曜日深夜放送の「ラグビープラネット」で特集されます。コカ・コーラの選手達のコメントもたくさんありますよ。

◎トップチャレンジシ最終節結果
ホンダヒート ○39-26● 九州電力
近鉄ライナーズ ●12-15○ コカ・コーラウエストジャパン

この結果、チャレンジ1の順位は、コカ・コーラWJ=1位、日本IBM=2位、近鉄=3位。入替戦の組み合わせは以下の通り。

◎トップリーグ入替戦 2月11日開催
■秩父宮ラグビー場
12:00 リコーブラックラムズ(TL11位) 対 ホンダヒート
14:00 セコムラガッツ(TL10位)    対 九州電力
■近鉄花園ラグビー場
13:00 ワールド ファイティングブル(TL9位)対 NTT東日本
■東平尾公園博多の森球技場
13:00 福岡サニックスブルース(TL12位)対 近鉄ライナーズ

ここで気になる情報を。この日記によくコメントをくれる韓国ラグビー広報マンの見明さんによると、1月28日、リコーのグラウンドでサニックスとリコーの練習試合が行われ、34-7でサニックスが勝利した。序盤はリコーペースも後半サニックスが突き刺さるタックルを連発。サニックスのSO岩渕も活躍したようだ。入替戦にどう影響するかな。

| | コメント (11) | トラックバック (3)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2006年1月22日 - 2006年1月28日 | トップページ | 2006年2月5日 - 2006年2月11日 »